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子供用ボードゲームのタイトルをホラー映画風ポスターにしてみた

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(著) (編集)

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image credit:instagram
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 最近ずっと映画「貞子」の「きっと来る~、きっと来る~」ってメロディが頭にこびりついて離れないんだけど、ハロウィンが近づいてきたからなの?何かに呪われてるの?とりあえず上のリンク先に飛ぶと聞けるので、仲間を増やしてみるよ。

 という前振りは置いといて、昔ハマったゲームを見かけてなつかしい気分にひたった経験は誰にでもありそうだが、アメリカではキッズゲームをホラー映画のポスター風に仕上げた作品が脚光を浴びている。

 ハロウインせまるこの時期にタイムリーなこの企画はインスタグラムで注目を集め、明るく楽しいボードゲームのイメージをすがすがしいほどくつがえしたパロディ作品としてかなりウケているという。

なつかしのボードゲームをホラー映画のポスターに

 無邪気な子どもの楽しみであるボードゲームに恐怖のアレンジを加えたのはテネシー州ナッシュビル在住のアーティスト、ジャスティン・ブライアントさん。彼は自身がかつて作ったポスターをヒントにこのアイデアをひらめいた。

 一見どれもが実在するホラー映画のポスターにしか見えないが、実はこれすべてボードゲーム名をタイトルにした架空のホラー映画風ポスターデザインなのだ。

1. Candyland

ティムバートン風ホラーシリーズ。

巨大スネークと化したリコリス菓子があなたを襲う

※元ネタ:お菓子の国キャンディランドが舞台のボードゲーム。お城に着いたらゴール!

2. Chutes and Ladders

チャイルドプレイの監督の奇作?

愚かな選択の先にある阿鼻叫喚。流血の惨事を避けるには…

元ネタ:古くからあるボードゲーム「蛇と梯子(Snakes and ladders)」

3. Mouse Trap

捕らえられたらすべてが終わるー
Syfyオリジナルめいた新感覚SFホラームービー近日公開!

※元ネタ:ネズミになったつもりで罠を避けながらチーズを集めるボードゲーム

4. Don’t Break The Ice

瞬時に凍りついた海。パニックに陥る船員たち

分厚い氷の下には巨大な触手の悪魔が…

※元ネタ:ペンギンが落ちないよう氷のブロックを落としていくゲーム

5. Cooties

刺咬、吸血、寄生生物の侵略ホラー!

ーやつらは恐怖を嗅ぎつける…

※元ネタ:シラミなどの寄生虫被害から派生した感染予防ゲーム

6. Hungry Hippos

気をつけろ!あれはただのカバじゃねえ…

底なしの胃袋でいくらでも喰いやがるんだ

※元ネタ:4匹の腹ペコなカバに餌を食べさせて競うボードゲーム

7. Guess Who

究極の選択に賭けたチーム

向こうにいるのは誰?ねえ当ててみてよ。その正体を…

※元ネタ:相手の手元のカードに描かれた人物の特徴を質問してその人物を当てていくゲーム。英語教材としても人気

8. Don’t Wake Daddy

いい?何があってもあれを起こさないで!

あれはもうあなたが知ってるパパじゃないのよ…

※元ネタ:夜に寝てる父親(ばね仕掛けのおもちゃ)を起こさないよう冷蔵庫に近づく子どもの黒ひげ系ボードゲーム

過去のポスターがヒントになって作品が続々完成

 よりによって子どもが仲良く遊ぶボードゲームを不気味ダークなホラー調にしてしまうとはずいぶん大胆なアイデアだが、ヒントになったのは過去の自分の作品だったという。

 ジャスティンさんは最近までフリーの商品デザイナーとして働いていたが、コロナの影響で仕事が無くなってしまった。

 そこで有り余る時間を昔の作品チェックに費やしていたところ、Hungry Hippos(腹ペコなカバ)のボードゲームをテーマにしたポスターのデザインを発見。そこからこれらの作品が生まれたという。

 始めた当初は、昔より上達したPhotoshopのスキルを確認するつもりだった。しかしいつのまにやら没頭し、自分が作業を楽しんでいることに気づいた。

 そこから次々アイデアが浮かんで、できあがった作品はインスタグラムで話題に。今ではちょっとした気晴らしどころかたくさんのファンに喜ばれるシリーズになったことをうれしく思っている。

ポップカルチャーに救われたジャスティンさんアート業界を語る

 ジャスティンさんはもとからポップカルチャー愛好家で、映画も漫画もゲーム大好きだ。過去には実際に映画のポスターデザインを手がけたこともある。

 今回の件ではその経験がこんなところで役に立つとは、と彼自身も驚き、昔から自分の想像力の原動力になっていたポップカルチャーの重要性をあらためて感じたそうだ。

 またアート業界でフリーで働くことについて、ジャスティンさんは以下のように話している。

個人的に気に入ってる点はクライアントなしで自由に好きなように仕上げられることです。あれこれ口出しする人もいないし、自分でコントロールできますから。

逆に嫌なのはネット上の評価に気分が影響されてしまうことです。今の時代、私たちは成功や価値を「いいね」に基づいて評価します。自分の作品を他の誰かのものと比較するのもたやすいので「自分はまだまだなんだ」という気持ちがいつまでも残ってしまいます

ポスターはフォトショのみで制作。反響が心の支えに

 なお今回の作品はすべてPhotoshopで作ったという。ラフなスケッチを描き、作業用の画像を見つけてメイン画像を決めて全体にとりかかる。また1枚にかかる時間はコンセプトによりけりで3~12時間と、かなりばらつきがある。

Hungry Hipposのメイキング動画

 振り返ればコロナでかなり落ち込んでいたジャスティンさん。それでもポスターへの反響が支えになって立ち上がることができたと語り、今は作品を愛してくれるたくさんの人に心から感謝しているそうだ。

 今後もテーマにしたいゲーム候補がたくさんあるという彼の作品に興味がある人はジャスティンさんのアカウントをチェックだ。

References:designyoutrust / boredpandaなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 11件

コメントを書く

  1. 黒ヒゲ危機一髪とかどうなるんでしょう(汗

    真面目な話、カバさんはアフリカではライオンよりも恐れられていると
    何かで読んだ気がする。ので、このポスターでまさかの映画化…

    • +3
  2. 人生ゲームも同じようにホラー系でやったら
    ものすごく怖いことになるだろうな

    • +6
  3. 比較するために元ネタのボードゲームの画像もほしかった。

    • +14
  4. こういうのすごく好きだしこのままほんとにパッケージにできそなレベル

    • +2
  5. 「蛇と梯子」のリンクをクリックしたら、
    このページに戻ってくる循環参照になってるんだけど

    • 評価
  6. 欧米の子供向けのアナログゲームなのか知らないの多い

    • +1
  7. 元ネタがワカランのでただのB級ホラー映画のポスターにしか見えない

    • +2
  8. タイトルからして既にホラーっぽいのがあるね

    しかし
    >※元ネタ:シラミなどの寄生虫被害から派生した感染予防ゲーム
    これどういうゲームなんだろw

    • +3
  9. ぜひアサイラムあたりに映像化していただきたい。

    • 評価
  10. 5のCootiesてやつ、「ンボボボボボォ!」のポスターを思い出してしまった……

    • 評価

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