この画像を大きなサイズで見る南アフリカ・ケープタウンのビーチ沿いにあるレストランバーは、現在コロナの影響でロックダウン中だ。しかし、ここに珍客が現れた。1頭のオットセイが道路を横切って店の前に来ると、ヒレでドアを叩き始めたのだ。
どうやらこのオットセイ、いつもは観光客や港の人に餌をもらっていたのだが、ロックダウン中で食べ物が得られず、空腹と疲れから、お金を持たずにレストランに来店したようだ。『News24』などが伝えている。
ビーチ沿いのレストランバーにオットセイ出現
今月初め、ケープタウンにあるマリンスポーツで有名なテーブルビューという町にあるビーチ沿いのレストランバーに、1頭のオットセイが現れた。
この画像を大きなサイズで見るこの地域は、シーフロントにあるとはいえ、オットセイなど普段は出現することがなく、店側や目撃者らは珍妙な光景に驚いた。
オットセイは、ビーチから6車線もある大道路を横切り、ネオンが灯るレストランバー『Pakalolo(パカロロ)』にやって来ると、ヒレでドアを叩き始めた。
この画像を大きなサイズで見るしかし、そのドアが閉まっていることに気付くと、オットセイは開いている別のドアへ移動し、再びドアを叩いた。
現在、テイクアウトのみ営業しているこのレストランバーのスタッフ、ルカ・デ・ラ・ゲラさんは、後の地元メディアのインタビューで次のように応えている。
最初は驚いたけど、ドアを叩き続けている姿を見て『駄目だよ、君は中には入れないよ。お酒は提供できないんだよ。』なんて言って。ちょっと面白くはあったけど、明らかに助けを必要としているようだったね。
店側、SPCAにオットセイの救助を求める
オットセイが、レストランバーのドアを叩く姿を目撃した女性は、オットセイがかなり疲れて空腹そうに見えたので、食べ物を買いに走ったという。
仕事で休憩して出てきたら、目撃して驚きました。なんだかとっても疲れていて、空腹に見えたので、近くのスーパーに走ってソーセージを買って、オットセイに投げ与えたのですが、興味がなかったのか食べようとはしませんでした。きっと、ペスカタリアン(魚介類を食べる菜食主義者)だったのかも(笑)
オットセイは、長い間店の前にいたため、周りにはその光景を見物する人たちが集まり、オットセイが疲れすぎないようにと水をかけたりする配慮をする人まで出た。
口々にオットセイを心配する声があがる中、「犬ならまだ対処法がわかるけど、オットセイって…」と困惑した店のマネジャーは、SPCA(動物虐待防止協会)に助けを求めた。
その間、道路は警備員らによって一時封鎖となったが、やがて駆け付けたSPCA職員らによってオットセイは30kmほど離れたハウト湾にある保護区へ搬送された。
この画像を大きなサイズで見るロックダウン中で観光客から餌をもらえず空腹に
ハウト湾オットセイ救助・保護施設のボランティアスタッフは、店名にちなんでパカロロと名付けられたそのオットセイについて、このように話している。
憔悴し少々痩せていて、鼻に切り傷もありましたが、抗生物質を投与して治療しました。
おそらく、店の向かいの港に住んでいて、観光客や港で働く人たちから、普段は餌をたくさんもらっていたのでしょう。ですが、ロックダウンになり観光客がいなくなって、港のビジネスも閉鎖されて、餌に困り店に助けを求めたか、週末に嵐があったので、高波を受けてビーチに押し出されたのかもしれません。
いずれにしても、これまで人間から食べ物をもらっていただけに、自分で餌を見つけられず、体重も減っていたのでしょう。
現在、パカロロは保護区で人間のケアを受け快適に過ごしており、順調に回復しているということだ。
written by Scarlet / edited by parumo












奈良の鹿みたいなもんか
楽な餌の取り方して生きてて
捕り方忘れちゃったと
※1
奈良の鹿は野生化(食生活が野生の状態に近づいてる)ってニュースなってたよ。
(観光客が減って草を探して山へ移動)
※9
これをきっかけに山に帰るならいいけど
山の畑の被害が増えそうで心配だ
※15
カラスならぬ、鹿の勝手でしょ
※19
孫に一番に食べさせるのを楽しみにスイカ畑の世話をしてたら、害獣被害でおばあちゃんの畑が全滅
農業における鹿の害って凄いんだよ、簡単に畑が全滅する(ちなみにスイカ畑を全滅させたのは猪)
全滅すれば、その年の収入はゼロ、収入がゼロになったら農家やめて働くしかない、実際それが原因で農家を辞る人も多い
だから畑を荒らす鹿は駆除される、誰も幸せにならない結末が待ってる
※15
でも奈良の鹿って普通にエサが貰えて、自粛期間でもエサは貰っていて、おやつ(鹿せんべい)が手にはいなくて市中で草を喰ってたんじゃなかったけ?
※9
鹿の糞がコロコロの健康的なものに変わったらしいね
オットセイ「腹減った何か食わせろや!(ドンドンと叩くと言うよりペタペタ)」
野生動物にエサをあげちゃ駄目ってよく言われるけど
典型的な例やね・・・観光客とか注意喚起しても
平気で餌あげちゃうし
>>3
ケースバイケース、程度問題だからなあ
こいつも野生なら死んでた個体かもしれないし
人間の行動も生態系の一部とみるなら、観光名所の名物動物がエサもらうのも自然のことわりかもしれん
あと、エサ禁止の理由は人間社会に近づきすぎて糞害や危害を引き起こすことも大きいが、観光地なら目も瞑れるだろう
下手するとこの子は自力で餌取れないのかも知れないな
ダメだよオットセイ、この店完全予約制だったんだよ。次から予約忘れずに。
軽い気持ちでエサをあげてしまうとこういうことが起こり得るんだけど、
動物に頼られるとやっぱ助けてあげたくなるよなぁ…。
街中まで上がってくる気力はあるのに自分で魚取れないのか
かわいそうに。
だから野生動物を餌付けしちゃダメなのよね…。
あばらが浮いたオットセイとか初めてみた笑
港町なのにオットセイの餌が魚だと知らない人ばかりだった???
野生が……野生力が失われてく……
ウィンナーて・・・、せめてイワシやろ
もしくは缶詰
想像してしてもた。一頭だけならまだしも、大群で来られたらコワイ
良く考えたらオットセイは別に水かけなくても良くないかい?
イルカやクジラと違って毛が生えてるはず。
>>20
そうですよね
それさえ分からないんだなぁって
突然オットセイに助けを求められても何をしていいかわからんな…あげちゃ駄目なものも当然あるだろうし
なにはともあれ無事保護されてよかった
観光客や港の人から魚貰ってたのか!?
観光客はともかく、港の人も仕事しないって、皆んな魚食べないのか?
餌の取り方を忘れたわけではなく、餌をとる縄張りから弾かれたり、餌をとるのが下手な、言ってしまえば野生で生きる能力のない個体が、人間を利用することで生き残ってたってことじゃないの
では食べ物に抗生剤忍ばせてどうぞってやったらそれは拒否、ってご苦労があったようでHout Bay Seal Rescue Centreの方もたいへんですね。fbでは体調戻るまでセンターでリハビリですと書かれたままアップデートがないようですがもしやまだ療養中なのかな
エサやりについては現地でも意見立場の相違はあるようですが、動画などでみると関係の濃い個体もいるようでもしや食べ物よりも人を探しに来ったって可能性もあるのだろうか
海の犬って言われてるのはアザラシだっけ?
オットセイも人慣れしそうだし案外人恋しくなって会いに来ちゃったのかもね
都市の人間の営みが自然界の動物の食物供給の環の一部(しかも一部の動物にとって重要な)を担っているなんて、なんか不思議だ。
オットセイの存在が、観光客の来店を促す呼び物になっていたのだったとしたら、店側ももうちょっと責任感を持って欲しいもんだと思うけどねえ。
「現在、パカロロは保護区で人間のケアを受け快適に過ごしており」
もう、人間と交流をもたないと、精神の安定が保てないような人間馴れしちゃったのかもね。
奈良の鹿ならせんべいはポテチみたいなもんだぞ
美味しいけど消化にあまりよくないジャンクフード扱い
当然おやつには飢えてるのでせんべい持ってると数匹に追い掛け回される羽目になる