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自分だけの理想の町を、自分だけのプラネタリウムを、夢を夢で終わらせず実現させた男性たちの物語(アメリカ)

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(著) (編集)

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夢を実現、自分たちのユートピアを pixabay
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 子供の頃にアメリカのドラマによく登場した「樹の上の家」を見て、憧れたことがある人もいるだろう。

 時に仲良しの友達が集まり、時に自分だけがゆっくりと寛ぐことのできる、ルールも束縛もない自分だけのユートピア。

 自由でハッピーな場所をどこかに持つことは多くの人の夢であり、大人になってもその夢を持ち続けているという人も決して少なくない。

 サイト『Ever Widening Circles』では、そんな夢を夢で終わらせずに実現させた2人の男性を紹介している。

The Old West Cowtown Built by One Man

自分の町を建設した男性

 アメリカのアリゾナ州南東部ツーソンから65kmほどの場所にある砂漠地帯に、『Cowtown Keeylocko(カウタウン・キーロッコ)』という小さな町がある。

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image credit: youtube

 この町を建てたのは、エド・キーロッコさんという人物だ。

 黒人の母親と白人の父親の間に生まれたキーロッコさんは、若くして孤児となり、辛い幼少期を過ごした。

 少年期には、孤児だったことから同年代の子供たちにいじめられたりもし、ますます孤独に陥ったという。

 しかし、その孤独が逆にキーロッコさんの独立への強さを促すきっかけになった。

 キーロッコさんは、自分だけのユートピア作りを目指し、小さなトラックで少しずつ必要なものを運び込み、全て手作業で町を建設した。

 そこには、教会もあれば銀行もあり、給水塔もお酒を飲みながら寛ぐことができるサロンもある。

 いわば、キーロッコさんの望んでいた幸福の場所だ。

 40年経った現在も、キーロッコさんのユートピアは健在だ。ここを訪れる人には差別意識も暴力や嫌悪もない。ただそこで互いを受け入れ、楽しみや幸せを感じるだけだ。

 毎日カウボーイブーツを履き、砂漠地帯のユートピアで幸せに過ごしていたキーロッコさんは、2019年1月にその生涯を閉じた。

 彼の町には、追悼の大きな十字架が建立された。

 当時、夢を叶えた喜びをキーロッコさんはこのように語っていた。

しょせん、夢は夢という人もいますが、それを実現させることも可能なのです。私のことをクレイジーだという人もいますが、確かにそうかもしれません。

 キーロッコさんの想いは、きっと彼の町を愛する人たちによって今後も受け継がれていくことだろう。

裏庭にプラネタリウムを建てた男性

Planetarium built in Backyard – COOLEST THING I’VE EVER MADE EP10

 ウィスコンシン州北部モニコに住むフランク・コヴァックさんも、子供の頃からの夢を実現させた1人だ。

 コヴァックさんは、子供の頃から星を見ることが大好きで、13歳の時父親に買ってもらった望遠鏡で初めて月を見ることができた時、宇宙の虜になった。

 16歳になると、合板で大きな望遠鏡を手作りした。

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image credit: youtube

 そして、宇宙への夢を更に広げたコヴァックさんは、裏庭にプラネタリウムを作る決意をした。

 地元の製紙工場で貯めたお金を資金にして建設されたプラネタリウムは、完成までに10年の年月を要したという。

 回転するドーム全体のメカニズム設計から5000個の星の描画まで、全てコヴァックさん1人で仕上げた。

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image credit: youtube

 特に星を描く作業には、小さなブラシで1日8時間を費やし、5か月ほどかかって仕上げたそうだ。

 地元住民らは、裏庭にプラネタリウムを造り始めたコヴァックさんを最初は変り者扱いした。しかし、コヴァックさんは夢の実現のために建設を完成させた。

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image credit: youtube

 最大25人が集客できる『Kovac Planetarium』と名付けられた小さなプラネタリウムで、コヴァックさんは自らナレーションをして訪問客らを歓迎した。

 その後、できることならプラネタリウム運営で生計を立てて行きたかったコヴァックさんだったが、運営費を払い続ける資金が尽きてしまったことで、残念ながら2018年2月にプラネタリウムは閉鎖となってしまった。

 閉鎖になった当初、コヴァックさんは今後のプラネタリウムについて、天文学の知識のある人に購入してもらい運営を続けてほしいという希望をメディアの取材で明かしていたようだ。

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image credit: youtube

 この先、もしかしたらコヴァックさんの願いを誰かが引き継ぐことになるかもしれない。

 いずれにせよ、父親に買ってもらった望遠鏡から始まった宇宙への思いを形にしたプラネタリウムを自ら創り上げたコヴァックさんは、夢を実現させることができたと言えるだろう。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 8件

コメントを書く

  1. 何年もかけて夢を叶えるのは素晴らしいよ。
    クレイジーでもなんでもない。

    • +15
    1. やってみたいけど、日本だと土地が狭いし物価も高いし
      色々としがらみがあるから難しいだろなぁ・・・(´・ω・`)

      ※1
      ちょっと違うけど、ニコ動で言う
      『誰がここまでやれと言った』みたいな
      賞賛(と少しの呆れ)を含んだニュアンスなんじゃないかしら

      • +5
      1. ※2
        >賞賛(と少しの呆れ)
        あと羨ましさも入ってると思う。

        • +2
      2. >>2
        過疎地は田舎にたくさんあるんだから日本でだって別にやってやれない事は無い
        結局そこで出来ない言い訳を探さず諦めない人がこういう事をやってのけるんだと思う

        • +4
  2. 日本にも個人制作のプラネタリウム装置
    「アストロライナー」がら始まって、
    事業化させた大平貴之さんという方が。

    • +8
  3. ターミネーターがガソリン入れに来そうな町が
    まだ残ってるのかよ。

    • +2

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