この画像を大きなサイズで見る天候に関わらず、路上生活はホームレスの人たちにとってとても厳しいものだが、特に寒い冬や激しい雨の日に薄着のまま過ごさなければならいとなると、より辛さは増すことだろう。
彼らの中には、支援団体が提供する一時的宿泊施設(シェルター)を利用する人もいるが、欧米では年々増加するホームレスの数に宿泊所の空きが追い付いていないという事実がある。
そこで、厳しい路上生活を過ごさなければならないホームレスたちに少しでも暖かくなってもらおうと、6年前に開発されたのが「シェルタースーツ」だ。
友人の父親が凍死したことがきっかけ
オランダ人バス・ティマーさん(29歳)は、16歳の頃からファッションに興味を持ち、自分で服をデザインし始めた。
その熱意は開花し、ファッションスクールを卒業したティマーさんは、24歳の時に若手デザイナーとして歩み始めた。
しかし、その頃ホームレスだった友人の父親が、シェルター(ホームレス支援宿泊施設)の空きを待っている間に路上で凍死するという痛ましい出来事が起こった。
彼が亡くなった場所は、ティマーさんのスタジオからほんの500メートルほどの距離だった。
それを知ったティマーさんは、ホームレスの人たちが路上で寒く辛い思いをしない解決策を見つけなければと思い立ち、2014年に自身のブランドとは別に『Sheltersuit Foundation』を立ち上げ、シェルタースーツと呼ばれる防寒着兼寝袋を開発した。
暖かいジャケットが寝袋に早変わりするシェルタースーツ
ファッション業界では30%の衣類が常に売れ残り、結果的には埋め立て地へ廃棄されてしまう。また、キャンプ用品などを製造する会社でも、ミスによって使用不可能となったテントや寝袋なども再利用されずに廃棄されることも少なくないそうだ。
そこでティマーさんは、これらの企業から生地や部品を寄付してもらい、アップサイクルしてシェルタースーツを作り出した。
ファスナー付きの温かい防水ジャケットは、夜間にはセットとなっている部分をジャケットの底部のファスナーに取り付ければ寝袋に変身する。
大きなフードは、路上で眠る際に街灯の光を避けるのに役立ち、口元にはスカーフ、袖部分には手袋が縫い付けられてある。
ポケット部分も大きいので持ち物を保管しやすく、折りたたむとバックパックに収まり、日中は持ち運びが簡単だ。
最初、このシェルタースーツをオランダのホームレスの1人に提供してみたところ、かなり好評で、知り合いのホームレスと共有している話を聞き、「それなら100着作ってみよう」とティマーさんに意欲が湧いた。
大好評のシェルタースーツは世界中のホームレスへ
当初、自身の駆け出しのブランドに戻ることを予定していたティマーさんだったが、シェルタースーツの評判はたちまち拡散し、需要は増え続けた。
オランダを始め、他のヨーロッパ地域にも出向いて路上にいるホームレスの人たちにシェルタースーツを提供した。
サラエボ難民やギリシャのレスボス島のキャンプにいる難民らにもシェルタースーツを配った。
2019年には、既に1万着を超えるシェルタースーツが、世界中のホームレスの人たちの手に渡った。
シェルタースーツは、ボランティアチームとオランダに移住してきた労働権利を得ているシリア難民たちの協力のもと、オランダにあるティマーさんのスタジオで作られている。
子供から大人まで幅広く支援できるようにと、サイズもXXXSからXXXLまで取り揃えているという。
「世界中のホームレスの人たちに暖かくなってほしい」
ティマーさんは、2019年3月にアメリカのテキサス州オースティンで毎年開催されているSXSWフェスに参加し、改めてオースティンにいるホームレスの多さを目の当たりにした。
そして7日間ほどの滞在中だったにも関わらず、オースティンのホームレスたちを支援しようと、地元の支援団体に掛け合い、土地の気候を配慮した通気性のいい防水性の軽量な寝袋をデザインした。
また今年3月には、ニューヨーク・ファッションウィーク中にニューヨークを訪れ、活動の場を広げることに成功。
今年も世界中に1万着のシェルタースーツを提供したいと計画しているティマーさんは、その意欲を次のように語っている。
シェルタースーツを配っているうちに、ホームレスの人たちとの信頼関係も生まれてきます。
様々な事情でホームレスになった人たちがいますが、彼らを知ることで住む場所や仕事といった次の支援へとまた繋げることも可能になります。
今後も、より多くのシェルタースーツを生産するためにも、たくさんの企業の生地や部品の寄付を得て、世界中のホームレスの人たちに暖かくなってもらいたい。それが私の最終目標です。
References:Fast Companyなど / written by Scarlet / edited by parumo














シェルタースーツよりも、仕事を与えろ
※1
※14
Sheltersuit Foundationのサイトを見ればわかりますが、ただ単に服を作って配るだけでなく、その作業を通じて雇用創出まで視野に入れています。
もとの素材がアウトドア用品であれば生地は丈夫で新品同様、縫製さえしっかりしていれば、古着などと比較してもかなり価値のあるものだと思います。
こういうのどうなんだろうな。実際ホームレス避けするために夜間水撒きするビルや陸橋下なんかあるしな。収容できる施設の拡充が急務なんだろうけど。
※2
収容してどうすんのさ(乞食は軽犯罪だけどそういう意味以外で)
税金で養うとか多分無理だぞ
>>16
一時的に置いて、仕事を身につけさせて出て行ってもらう。
※2
動画に登場する施設の様子では必要だねこれ
国や地域にもよるのだけど施設は暴力と薬物汚染があって近寄れないって選択もあると思う
しかし厚手物縫製がからむ海外記事はジューキ登場するね
>>20
縫製工場の動画は高確率で
JUKIのミシンが登場する
ホームレスはともかく
登山とかのアウトドアや被災地支給にいいんじゃない
月面着陸ごっこができるヤツだぁ~っ‼
>>5
秘密結社ブランケット
非常時にも使えると思う
けど耐久性とかコストとかバランス取れないかな
いや、こういうのよりは、衣食住と生活できる職を与えるべきじゃない?
家をなくす人はいるし飢えて死ぬ人もいるけど、裸で死ぬ人はそう多くないから
住を兼ねるまではなくても片足突っ込んでるこの援助はいいかもね
衣食住の中の「衣」と「住」をその場しのぎでも用意できるのは凄く良いな
普通にほしいな。
もしものために車に1着積んでおきたい
アウトドアや防災の為に購入できる人は購入してその資金をまた家無き人の為に使ってほしい
これ災害時用に買えないかな
災害の時に使えないかな、という発想が災害多発地域の日本らしくて納得。
実際、東日本震災の時はまだ3月で寒かったから、着れる服を重ね着したなあ。
(根本的解決にはなっていない、という批判の気持ちをこらえて)
良いんじゃないかな?ひとまずの処置としては。
災害にも使えそう
ホームレスからの復帰支援にもなって、良いことだと思う。
私も普段使いで欲しいかも。
ホームレスじゃないけど冬は寒いし。
エアコンで乾燥して喉痛いから
この人はまず自分の携わる分野で出来ること、役立つことをしているのだから、ホームレスには先に職を与えろというのは的外れでしょ。失業問題も家も一足飛びに解決できることではないし、まずこういう支援からネットワークがひろがって、他の支援につながっていけばいい。すごいことだと思う。
たしかに災害用の備蓄にいいな
しかし欧米のホームレス増えてるんかい
一応向こうって経済成長し続けてるはずなんだがなんでそうなる
※32
基本的にアメリカには正社員雇用じゃないと生活保護や企業保険が無いから
病気や失業で一気に宿無しなる可能性がある
ドイツには失業保険と生活保護があるが難民が優先的に受けれるから
定職に着いていて失業した自国民は後回しになる
EU全部がどうかは知らないけどね
そう比べると日本はまだマシだよ 税金が高いけど、、
以前にもなかったっけ?アウトドア商品だった?
「これよりあれをしろ」と言っている人たちは、
現実世界の中でできることをやっている人を叩いて、
実現不能な理想を言うことに、なんの生産性を見出しているのでしょう。
俺も欲しい
顔だけ出して歩いてる寝袋思い出した人いる?