
Image by EvgeniyShkolenko/iStock
文明が興って以来、傭兵たちは戦場の帰趨(きすう)を決める重要な役割を担ってきた。アレクサンダー大王の遠征から米軍によるイラク侵攻まで、しばしば戦争はいずれの陣営にも心からの忠誠心を持たないであろう雇われの兵士たちの手に委ねられていることがある。
だが、最も手強い戦闘力であるにも関わらず、彼らの存在が歴史の中で語られることは稀である。
さて、現在の傭兵は歴史的な存在とは少々変質しているようだ。
かつては傭兵は、報酬目当ての荒くれもの集団というイメージがあったが、現在では洗練され、組織化された戦闘集団となっており、機動性を生かした少数精鋭の特殊部隊として、世界各地の紛争地に派遣されている。
それでは、世界的にその名を知られる軍事企業10社を見てみることにしよう。
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10. ダインコープ(DynCorp):アメリカ
DynCorp International: Our History and Future
アメリカの戦いというと、愛国心の強い米兵たちが主役というイメージがある。しかしこれは映画などで作られたもので、実際には民間の軍事企業が請け負うことも相当に多い。
そうした軍事企業は、アメリカがいくつもの紛争に関与していることもあって大きく成長した。中でも有名なのがダインコープだ。
イラク、アフガニスタン、ボスニア、スリランカ、クウェート、ボリビアなど、各国で米軍の屋台骨として活躍。
同社のサイトでは法の遵守を旨とする警備会社ということになっているが、ボスニアでの未成年への性的虐待などいくつもの人権を侵害を犯したかどで批判されている。
9. ガルダワールド(GardaWorld):カナダ
GardaWorld Federal Services - Training
軍事企業だからといって悪だと決めつけるのはフェアではない。中には崇高な理念を持ち、人道支援や復旧支援に携わる民間軍事企業だってある。
しかし、残念ながら一番成功しているのはそうした企業ではない。最大手とされる民間軍事・警備企業は常に批判が寄せられている存在だ。
もしかしたら、それはそうした企業がきちんと監視されていないことや、大量の武器を所有していることと関係があるかもしれない。
もっとも物議をかもす企業のひとつが、カナダのガルダワールドだ。9万人の社員を抱える大企業で、世界でも有数の軍事企業をたくさん所有する。
だが2015年に買収したイギリスのイージスは、シエラレオネで少年兵を採用してイラクで戦わせたとして批判を浴びている。
また2012年には、アフガニスタンでガルダワールドの従業員が違法なAK-47(自動小銃)を利用していたというスキャンダルもあった。
8. オリーブグループ(Olive Group)
Olive Group Director of Crisis Response on shift in US hostage policy
中東は相変わらず混沌としている。イスラム国の勢力は一時より衰えたが、シリア内戦は続いており、まだしばらくは終わりそうにない。
当然、大半の企業にとって事業環境は悪化している。特に問題となっているのは、企業の私有財産をいかにして安全に守るかということだ。
オリーブグループは、自爆テロや民兵組織の襲撃などから原油関連企業を守ることに特化した民間軍事・警備企業で、2003年以来イラクで活動している。
特に重要な業務が現地の情報収集を通じたリスク評価なのだが、ここで紹介する多くの企業と違って悪い評判は少なく、どうやらいい仕事をしているようだ。
7. MPRI:アメリカ

image credit:Pixabay
民間企業から政府まで幅広い顧客を抱えるMPRI(Military Professional Resources Inc.)だが、最大のお得意様は米政府だ。イラクやパナマをはじめとする各国の軍事行動に従事してきたが、東欧で共産主義が崩壊していた時代の一件は同社にとって消すことのできない汚点である。
クロアチアで実施された嵐作戦(軍事作戦のコードネーム)では大勢が暴行や虐殺の被害者となったが、そうした凶行を働いた地元兵士たちはMPRIからの訓練を受けていた。
つまり、このジェノサイド(集団殺害)に同社は間接的ではあっても関与していたということだ。
この作戦によって同地域は不安定化し、10万人以上のセルビア人が故郷を追われることになった。
一方、MPRI側に戦争犯罪を問われた者はおらず、その後も米軍に重宝される有数の民間軍事企業であり続けている。
6. エリニェス(Erinys):イギリス
ABC Interview with Jonathan Garratt founder & CEO Erinys International, Baghdad 2004
イギリスは多国籍民間軍事企業の一大拠点へと急速に変貌を遂げているが、エリニェスもまたイギリスに本社を置く企業だ。
イラク戦争勃発以降、多国籍軍から重用されているが黒い噂もまた多い。
たとえばエリニェスの従業員が現地の法律事務所のクライアントを護衛している最中に、無実の民間人に対して発砲したという事件がある(幸いにも死者は出なかった)。またアメリカ兵の死や捕虜の虐待に関連して訴えられたこともある。
エリニスの主な業務内容は、戦争後のイラクで私企業や原油施設の警備をすることだ。
5. ブーズ・アレン・ハミルトン(Booz Allen Hamilton):アメリカ
Who are Booz Allen Hamilton, employers of whistleblower Edward Snowden? - BUSINESS BULLETIN
諜報活動というと国家の諜報機関の専売特許のようなイメージがあるが、実際のところ民間にもこれを得意とする組織が存在し、中には国家以上の能力を備えているところもある。
アメリカ・バージニア州マクリーン(政治家や政府高官が多く住んでいることで有名)に本社を置くブーズ・アレン・ハミルトンもそうした企業のひとつだ。
金はかかるが、スパイの訓練、紛争地帯の情報収集、NATO(北大西洋条約機構)向けの軍事シミュレーションなど、政府からのさまざまな依頼を請け負っている。
米国政府以外にも紛争地の市場に関する情報が欲しい民間団体など、世界中にさまざまなクライアントを抱える。
4. ユニティ・リソーシズ・グループ(Unity Resources Group):オーストラリア
Father seeks justice for Iraq death
軍事という点でオーストラリアはそれほど目立たないが、じつのところ米軍とNATOの作戦のほぼすべてで重要な役割を担っている。
そのようなアメリカの強力な同盟国であるオーストラリアで、最大手の民間軍事企業がユニティ・リソーシズ・グループだ。
アフリカ、南北アメリカ、中央アジア、中東、ヨーロッパなど、世界中で活動しており、主な業務内容はリスク評価、地元軍への助言、訓練、飛行である。
特に有名なのがバグダッドでのオーストラリア大使館防衛作戦だが、地元民兵との小競り合いも日常茶飯事で戦闘の技術にも長けている。
社員にチリ出身の元軍人を多く抱えているが、これが世に知られるようになったのは不名誉な事件がきっかけだった。ある兵士が、車を運転していたオーストリア人の教授を制止したが止まらなかったというだけの理由でその人物を殺害してしまったのだ。
3. STTEP
Mercenaries help fight Boko Haram | FT World
情勢が不安定なのは中東ばかりではなく、アフリカにもまた恐ろしいテロ組織が存在する。
たとえばボコ・ハラム(ナイジェリアのサラフィー・ジハード主義組織)は、イスラム国よりも長くナイジェリア政府と血で血を洗う内戦を続け、いくつもの民族浄化事件に関与している。
イスラム国以上に中東地域にとっての脅威であるという意見もあるが、大国の利益と直接相反しているわけではないので大きなニュースになることはない。
ナイジェリア政府は状況をコントロールできておらず、STTEPのような傭兵企業の手を借りて戦いを続けている。
その名は「特殊タスク・訓練・装備・警護(Specialized Tasks, Training, Equipment and Protection)」の頭文字をとったもの。
南アフリカに由来があり、関係者には元南ア軍の精鋭たちが多くいるらしい。
ボコ・ハラムとの直接的な戦闘も行なっているが、公式にはナイジェリア軍の訓練のみを任務としている。
ただしナイジェリア情勢には不明な点も多く、実際にSTTEPが行なっている活動もはっきりしない。
2. ガスプロム(Gazprom):ロシア
Gazprom: in the pipeline
ここで紹介する他の企業とは違い、ガスプロムはもともと傭兵企業だったわけではない。社名の通り、ロシアに拠点をおく世界最大の天然ガス企業である。
ロシア政府が株式の過半数を所有する半国営企業で、世界中に数々の子会社を抱えている。そして、その中には企業というよりも軍隊のような活動をしている組織もある。
英国や米国の企業でもそうだが、石油企業は地域の問題に対処するために私設の軍隊を所有していることがある。何を言っているのかは、最近の南米の歴史を調べてみればすぐにわかるだろう。
ガスプロムもまた私兵を抱え、最近では軍用ドローンも採用されたようだ。シリアに深く関与しており、ロシアが軍事介入して以降、同国内で急速に成長した。
1. G4S(イギリス)
G4S Ordnance Management in Mosul, Iraq
おそらく初耳だろうが、世界最大(それも圧倒的な)の民間軍事・警備企業で、アメリカ政府が掲げた対テロ戦争で驚異的な発展を遂げた。
G4Sは、120ヶ国で作戦を展開しており、従業員はじつに62万人にものぼる。あまりピンとこないなら、英軍の3倍の規模と説明すればいいだろうか。
またウォルマート、フォックスコンに次ぐ、世界第3位の民間雇用主でもある。
多くの民間軍事企業と同じくイギリスが拠点であり、世界各国のさまざまな事情を抱えたクライアントにサービスを提供している。
夜間の警備やパトロールといった業務も行なっているが、もちろん危険な紛争地帯でその規模を活かしつつあらゆる任務をこなすことができる。
以上は2019年現在で海外サイトで報じられていた傭兵部隊だが、ここには入っていないが、もう1社、世界的に有名な民間軍事企業がある。
アカデミ(アメリカ)旧ブラックウォーターUSA
アカデミ社の民間人トレーニング風景
1997年にアメリカ海軍特殊部隊SEALsを退役したエリック・プリンスによって創設された「ブラックウォーターUSA」は、2009年に『Xe Services』に改名され、会社が買収された後、2011年から『アカデミ(Academi)』社となった。株式非公開の企業で、内部情報はほとんど公開していない。
膨大な敷地に各種訓練施設があり、民間人のみならず正規軍に対しても戦闘訓練を提供することもある。
2022年のウクライナ侵攻で、2月24、25日に起きた「アントノフ国際空港の戦い」で、200人に及ぶロシア最高峰の特殊任務部隊『スペツナズ』が、アカデミの傭兵部隊によって全滅したとされている。
これは、ロシア事情に詳しい元警視庁公安部出身の北芝健氏が東京スポーツ誌に語ったもので、真偽のほどは明らかではないが、この戦いのおかげで今、キーフ(キエフ)が陥落せずに済んでいるという。
また、アカデミ社は、2014年の民主化運動後のウクライナ東部に派兵し、ロシア系住民による暴動に備えていたとされている。 アカデミ社はアメリカの政府、米軍、CIAと密接な関係をもっており、世界各地の紛争地に赴く。CIAからテロリストの暗殺などを請け負い、ドローンを駆使して敵をせん滅するなど、高度のテクノロジーを持ち合わせている。
References:Top tenzなど / written by hiroching / edited by usagi
追記(2022年3月12日):記事の一部を追記し再送します.
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コメント
1. 匿名処理班
「傭兵は命がけであなたを守ってはくれませんよ、なぜなら給料が安すぎるからです」って、ニッコロって言うイタリア人が言ってた。
2. 匿名処理班
口だけは達者なトーシローばかり、よくもまぁ揃えたもんですなぁ(謎の自信)
3. 匿名処理班
砂の薔薇は聞いたことある
4. 匿名処理班
傭兵の給料は場所や状況にもよるだろうけど
一日で10万円くらいらしい
5. 匿名処理班
民間軍事会社って漠然としたイメージしかないけど、規律のきつい軍にはなじめず、かといって普通の職業や生活には物足りなさがある、もしくはとにかく戦いの中に身を投じていないと生きていけないっていう人の行きつくところなのかなあ。
6. 匿名処理班
「企業」で「従業員」なんだねえ
「志望理由」はなんだったのかな…
7.
8. 匿名処理班
全部が実働部隊では無いのは分かるが
1社で62万人とかエゲツないな…
9. 匿名処理班
ただのカカシですな
10. 匿名処理班
日本人傭兵の死亡がニュースになった時には
たがみよしひさの漫画を思い出したってコメントがあふれかえってたな
漫画やアニメでしか存在を知らずに一生送れるという事実で
傭兵というものがどれだけ日本人にとって遠い存在かってのがよく解る
11. 匿名処理班
有名なブラックウォーター社が無いだと?
12. 匿名処理班
※8
ルクセンブルクやアイスランドの人口よりも多いし生産年齢人口で換算したらもうちょっと大きい国に相当するね
13. 匿名処理班
ストラトフォーが入ってない
14. 匿名処理班
CMCかSSSか……
15.
16. 匿名処理班
勿論です。プロですから。
17. 匿名処理班
資源開発、学術研究、人道支援
治安の悪い僻地に用事があればまぁお世話になるしかないわな
税金で雇われた軍人がやる仕事ではないし
鉱物製品を今の値段で買えるのもこういう人たちがお金で命をやり取りしてるからだし
失われた歴史や大自然の神秘を解明する傍らにも彼らがついて行ってる
好きな人は少ないかもしれないけど恩恵を受けてる人は多い
18. 匿名処理班
民間軍事会社といえばブラックウォーター(現:アカデミ)を連想してしまったが、ランクインされていないところを見ると規模は大きくないのかな?
19. 匿名処理班
>>6
自分のスキルを活かせる仕事をしたいからです‼️
20. 匿名処理班
※5※6
退役軍人の天下り先でもある
国が正規兵抱えて衣食住の面倒見るのは国庫負担になるから軍備縮小という名のリストラが起こりその再就職先
また上層の正社員は普通に母国で元将軍の肩書持ってたりするし
実質は補給線の維持とか占領地域の維持とか現地勢力の訓練とかの正規軍がやってた任務を自国民間会社に移して負担を軽くしてるわけ
21. 匿名処理班
※13
下地島迎撃基地で隕石を撃ち落とすのに
忙しいからな。
22. 匿名処理班
学割あるかな?
23. 匿名処理班
日本にも必要じゃないかね。
24. 匿名処理班
パイナップルアーミーとか先取りし過ぎたな
25. 匿名処理班
えええ、ガスプロムってそんな企業だったんか!
ブンデスのサッカーチームで胸スポやってたぞ…普通のガス会社だと思ってたわ…
26. 匿名処理班
>>11
もう名前違うからな
相変わらずグレーな仕事してるけど
27. 匿名処理班
G4Sは利益一兆円だっけ?
28. 匿名処理班
マフィアに雇われる傭兵もいるんだろうな
仕事を得るには紛争を起こすしかない
マッチポンプも思うがまま
29. 名無しよん
>オリーブグループは、自爆テロや民兵組織の襲撃などから原油関連企業を守ることに特化した民間軍事・警備企業
これって『ポパイ』の「オリーブ・オイル」(フルネーム)から来てるワケか?
まああれは本来助けを求める方だけども、しかし「オイル(原油)関連に特化した、アメリカの民間軍事企業」ってところからして。
30. 名無しよん
※5
『エリア88』の通奏低音だね。
31. 匿名処理班
※20
そういう体質なら、表ざたにしないだけで実情は政府とズブズブなんだろうな
32. 匿名処理班
>だが、最も手強い戦闘力であるにも関わらず、彼らの存在が歴史の中で語られることは稀である。
別にそんなことはないと思うがなあ
ヨーロッパには傭兵が軍隊の主軸を担ってた時代があることは誰も否定しない事実だし
まあ「最も手強い」かどうかはケースバイケースだが
33. 匿名処理班
※5
恐らくだけど、逆に実際の軍の、なぁなぁな所やお役所仕事な所、とりあえずそれっぽくしときさえすればいいってだらしない所に嫌気が刺した人が行く場合が多いと思うよ…
34. 匿名処理班
新谷かおる先生の砂の薔薇はずいぶん時代を先取りした話だったんだな
こういう企業に採用されるには、日本なら最低でも自衛隊のレンジャー徽章もたてないとむりかね
興味があるんで働いてみたいんだが
35. 匿名処理班
もう解散したからなんだろうけどエグゼクティブアウトカムズが無いのはちょっとさびしい。
※34
会社によるぞ。パートタイムな前線戦闘兵を求める会社もあれば、物資の管理と輸送をしていてエキスパートな事務員が欲しい会社もある。マンガやゲームの傭兵はだいたい前者で、後者は国内で物流センター勤務と変わらん可能性もあるw
36. 匿名処理班
アウターヘブンか
37. 匿名処理班
ロジ大事。補給がなけりゃ動けんからな。
あと情報。ドンパチやるだけじゃムダに死体が増えるだけ
後方支援の仕事なら軍隊経験者じゃなくとも出きる仕事はあるかもね
38. 匿名処理班
日本人も居るのだろうなぁ
第一空挺の出身者と最近、連絡が取れずに海外に行ったみたいなんだって
知人が言っていたが、そういうことなのかもしれん
39.
40. 匿名処理班
G4Sが日本オフィスを構えてると言うことは東京オリンピックの影の警備担当を勤めてるという事か
41. 匿名処理班
戦国時代までは雑賀一族ってのが傭兵集団でいたんだとか、平安時代から活動してたとか
42. 匿名処理班
※5
軍で戦闘技術を学んで、退役後に入社するのが一般的らしい。
理由はお金。戦地での危険手当込みだと戦闘員クラスで年収5万ドル程度、特戦出身で年収7〜8万ドル、中隊指揮官クラスで年収10万ドル以上と、軍より遥かに稼げるらしい。
まあ兵士の育成費用10万〜30万ドルが必要ないからそんな金額になるんだろうけどね。
ただ軍事訓練すら受けてない一般の民間人だと年収1〜3万ドル(フランス外人部隊等)で全く割に合わないんだとか。
43. 匿名処理班
ビアフラで傭兵部隊が斥候出さずに奇襲され壊滅して逃げ帰り、白人傭兵が失墜(ローゼン伯爵は除く)した辺りで傭兵の時代は終わってほぼ重武装警備員化してると思ってた
そうか、何でも民営化の時代だから軍が関われない非正規戦闘戦担当と、兵站やら警備やらを民間企業に押し付ける形で傭兵が復活してるのか
44. 匿名処理班
※24
同じテーマのフェダーインは三年早くスタートしてマイナーメジャーなんだから
時代の問題じゃなく面白かったかどうか
45. 匿名処理班
傭兵ってもし人を殺した証拠が見つかれば殺人罪で裁かれるものなの?
46. 匿名処理班
※34 小池一夫原作 平野仁画 で「サハラ」という女だけの精鋭外国人部隊のマンガがあるけど「砂の薔薇」より数段ドライでハードで面白いからお勧めする
47. 匿名処理班
※45
状況によってだいぶ違うけど
たとえば戦争での戦闘行為に関して言えば交戦規定に準ずる限り正規軍の兵隊と同じ扱いをする場合が多い(戦時条約の対象に傭兵も含まれるから)
つまり制服を着て、命令通りに、敵と指定された相手にたいして行った攻撃ならば個人の行為ではなくて所属組織の行為と見なされる
責任所在も命令を出した司令官や雇い主等の上流にいく
雇い主に対して相手側や第三者からの誤爆が正当性が云々はまぁ多かれ少なかれ揉めてる
大手はそういうときのために法務部の能力やコネクションが充実してるし命令違反とかじゃない限り会社が守る
仕事内容と関係なしに個人的に暴れて、バレて、悪質だと会社に尻尾切られたら個人が罪に問われるかもしれない
48. 匿名処理班
「よく来てくれた。残念だが、概要など初めからない。 騙して悪いが仕事なんでな。死んでもらおう。 」っていう傭兵なら知ってる。
49. 匿名処理班
昔「CATS」という民間対テロ会社のマンガがあったけど、マイナー誌での連載だったせいかなかなか思い出されない
それにしてもG4Sは日本法人あって草
大半は普通の警備員と事務職なんだろうなぁ…
50. 匿名処理班
人を殺した事の無い軍人に、「国を守るために敵を殺せ」と言われても簡単にはできない。
最新で最高の装備の素人軍人より、古いけど手馴れた装備の経験豊富なテロリストの方が強いから、傭兵雇った方が被害を抑える事ができるからいいんじゃない?。
51. 匿名処理班
頭上をかすめる排気音……
青く輝く誘導灯……
地獄を照らす着陸灯……
その日、悪魔は
“生きろ!”
と言った……
52.
53. 匿名処理班
G4SとかGARDAは合法的に武装できる国では合法的に武装してるだけで、
ALSOKとかと別にかわらんぞ?
54. 匿名処理班
アントノフ国際空港の戦いでスペツナズが全滅って、東スポ以外にはソースなさそうですかね?
55. 匿名処理班
スペツナズ無双したのかよ、スゲエ
56. 匿名処理班
そしてそれらを束ねる企業がある。それがアウター(ry
57. 匿名処理班
※31
ズブズブも何も、PMCのクライアントはどうやったってどこかの国の政府にしかならない。じゃないとただのテロリストだろ。
58. 匿名処理班
こちらの記事最近始めに拝見した時は10社のみで
ブラックウォーターの名前が無くて
「アレェ?」と思ったら
先程(2022 .3.12)新たに補足を加えて?11社になった記事になってました。
世界の戦争を支配者アメリカの正規軍を訓練するような会社がランク外なのは不自然だなと思ってましたが…。
ウクライナとの関連では<グレイストーン>も要チェックです。
アメリカの軍事産業恐るべし。
59. 匿名処理班
ロシア系民間軍事会社ワグナーグループも作戦規模とロシア政府との癒着ぶりで悪名高いですがこの中にリスト入りしていいPMCですよ
60.
61. 匿名処理班
>>56
???「戦争は変わった…」
62.
63. 匿名処理班
上位は政府や石油など超大企業が最大の顧客で
兵士の命の値段が高くなりすぎて政府から請け負っているって感じだな。
軍事企業で何人死のうと関係ないけど正規兵士が死んだら大騒ぎだもの。
64. 匿名処理班
>>45
正当防衛とかになるんじゃね
65. 匿名処理班
>>11
現在の名前は、アカデミアですね。
66. 匿名処理班
ある国の政府が正式に介入して軍隊を送れないという事情がある時は、政府の全面支援の元で傭兵を送って戦争に介入という事は前世紀には結構あったよね。
67. 匿名処理班
イラクなんかでも傭兵部隊が米陸軍を護衛してたしな
傭兵は将校や下士官などの退役軍人による歴戦のベテラン揃いだけど
陸軍兵は新兵で二十歳過ぎたばかりの若者
通常の兵は一回も実戦を経験せずに数年で退役して一般人に戻るので
職業として戦地に身を置く傭兵とは色々と比較にならない
68.
69. 匿名処理班
実際に傭兵部隊にいた人と会ったことあるわ
でも2年間訓練を積んで、一度も実戦には出られなかったとか…
あと男だらけの職場なので、男に触られたりシャワーで…みたいなのはあったらしい
で、結局日本に戻って来たそう
70. 匿名処理班
※5 ※6
ざっと見、他のコメントで指摘されてないようだから補足。
10年以上軍人をやったらもう他では何の役にも立たない
って言った人がいるくらい、軍人の社会復帰ってけっこうむつかしいらしいのよ。
軍隊っていう社会の構造と思考が独特なせいでもあるけど、特に実戦を経験した兵隊には、何らかの形で平和な社会に順応できなくなるケースが目立つ気がする。民間軍事企業で働く人に取材した本を読むと、軍籍を離れて普通の職業についたけど長続きしなくて、結局戦場に戻った、みたいな話がテンプレみたいになってて。
ある意味「イカれて」しまうんだろうと思われる。
たぶんこれは、欧米だけの話じゃない。
日本が経験した過去の戦争でも、広く文献を漁ってると「某は軍隊から帰って来たらまともに働かなくなった」みたいな話はぽつぽつ拾うことができる。
戦争の一側面でもあるかな、と思うわね。
71. 匿名処理班
>>1
まあ、その時代の傭兵産業はビジネス目的なので無茶はしないってスタンスだし、相手も同じ業界内なので個人的に内々で話をつけて八百長擬きの決着で茶を濁すこともしてたしな。
国土防衛に高いモチベーションを持つ市民軍が成立してからの方が戦場は悲惨になった、なんて時代をそのオッサン=マキアヴェッリは知らないまま。
72. 匿名処理班
>>25
自分も驚いた。
尤も、グループ内の警備会社の発展系だと見ればわからない話でもない。
73. 匿名処理班
少年兵を採用して…って下りで複雑な気分になった。
未成年を死ぬか殺すかって場に送り込むのはもちろん非道なんだけど、その少年兵がもはや戦場で戦闘行為に従事することにしか適応できない状態になってしまっているなら、「生活に困っている求職者に、できる範囲で仕事を斡旋した」という話でしかない。
そうやって、戦場から足を洗いきれない元少年兵が出戻るケースも多いんだろうなと。
74. 匿名処理班
>>63
簡単に首を切れない為にむやみに数を増やせない正社員の代わりに派遣社員を使い捨て…軍事の世界でも共通する話なんだな…
75. 匿名処理班
これからは、更に増えて、より一般的な会社組織や、違う畑からの参入も増えていくような、気がします。また、個人の意識も、かなり変化していくのでは、ないでしょうか。
76. 匿名処理班
>>34
公式サイトに採用窓口があるから問い合わせしてから、コメントしてはどうかな
77. 匿名処理班
>>45
うーん、君、TPOって知ってる?
まさか、戦場にでた兵士を殺人犯として裁判にかけろとか叫んでる人かな
78. 匿名処理班
>>47
たぶん、退勤後の話を含めて聞いてると思うよ、こういうコメントは逃げ道を作って聞くのがやり方だから
つまり、傭兵が仕事を終えて帰国して街中で買い物でもしているような一般社会生活をしている時に殺人を犯したという話にも持っていけるようにコメントで質問している
まあ、結論ありきで質問コメントしてるんだろうな。
79. 匿名処理班
>>49
人材派遣してるんじゃないかな
あとは仕事の依頼受付
80. 匿名処理班
>>73
他に職がないんだよ
81. 匿名処理班
DURPAとストラトフォーは?
82. 匿名処理班
ワグナー・グループが抜けてるのは流石にどうよ
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97
※81 DURPAは政府機関だぞ
83. 匿名処理班
>>22
ああ、あるよ
学生の身分だったら未経験者として経験者の給与の2割引だ
84. 匿名処理班
>>82
もしかして
アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)
のことかな
85. 匿名処理班
>>82
いちいちリンク張らなくてもいいよ
気持ち悪い
重箱の隅つつき隊かな
的を射たせっかく指摘が無意味になるから 言い方変えたほうがいいよ