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ペルーで神秘的なマスクをかぶった20体の木像が埋め込まれた回廊が発見される

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(著) (編集)

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image credit:Rusty’s History Zone/YouTube
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 ペルー、チャンチャン遺跡にある壁に囲まれた建物内で、高さ70センチほどの20体の木彫り像が発見された。

 少なくとも800年前のものと思われ、Utzh Anという建造物の通路の壁に沿ってずらりと並べられていた。ひとつひとつ、少しずつ顔が違っていて、これらは守護者として祀られたものではないかという。

Documental Conjunto amurallado Utzh An – Chan Chan

保存状態の良い800年前の木像

 20体の木像は、1体を除いてあとはほぼ良好な状態だ。建物の入り口付近の壁龕(へきがん)の中におさめられている。一緒に5つの壁画も発見されている。

 「これらは守護者の役目を担っていると思う」発掘・復元プロジェクトの責任者ヘンリー・ガヨソ・ルーリエは語る。

 粘土や骨、砕いた貝殻でできたベージュ色の仮面をかぶっていて、片手に笏、もう片方の手に盾のような丸いものを持って立っているという。

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image credit:Rusty’s History Zone/YouTube

チムー文化時代の守護神的存在

 紀元1100~1300年ごろ、ペルー北西岸に栄えたチムー文化の首都、チャンチャン遺跡でもっとも古い像と考えられている。

 考古学者のアレッサンドラ・レンヒーホ・チュンガは、これらは擬人化された像だと主張する。

「片手に持っている笏は、彼らのランクや地位を表わしている。もう片方の手に持っている盾は、防衛や守護の味がある」

 壁画について、文化分権局(DDC-LL)とチャンチャン考古学建築特別プロジェクトの、マリア・エレーナ・コルドヴァブルガは語る。

「儀式を行う中庭に続く入り口からの回廊が泥のレリーフでびっしり装飾されているのが、明らかになったのはこれが初めてです」

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image credit:Rusty’s History Zone/YouTube

貴重な壁画も発見

 専門家たちにとって、これは稀有な発見だ。

 土や日干し煉瓦で覆われていた像と壁画が発見されたのは今年の7月。文化省によって開示された。

 大臣のパトリシア・バルブエナは、チムー文化時代の人々の仕事ぶりがいかに見事なものだったかがよくわかると強調する。

「壁画の装飾は33.13メートルにわたり、その年代や美的品質においても、本当に稀有な発見だ」

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image credit:Rusty’s History Zone/YouTube

 壁画には、魚網のようなものや、波らしき渦巻き、月の動物が描かれている。こうした発見は、これまでわかっているチムー建築の知識をより広げてくれるだろう。

 印象的な壁画には、チムー文化の重要なシンボルであるネコ科の「月の動物」の描写も含まれている。チムー人は月を信仰していたことが知られ、月は太陽よりも強力であると考えていた。

References:gob.pe / elcomercio/ written by konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント 34件

コメントを書く

  1. 俺は人間をやめるぞ!ジョジョーッ!!
    ていうセリフが似合いそうな仮面ですね。

    • +4
  2. 夕刻。
    若い考古学社「まだ調べたいことがあるんだ。先に帰っててくれ」
    同僚の考古学社「一人で大丈夫か ? 気をつけろよ」

    翌朝。
    同僚の考古学社「おや ? 壁の像が21体に増えたようだが・・・それにあいつはどこに行ったんだ ? 」

    • +15
  3. どこかICOやワンダの世界観を彷彿とさせる所があるね

    • +4
  4. 余計な物 触んなよって言われて
    分かった分かった言って
    もたれ掛かったら像がガコンって動いて
    触んなつっただろ言われて
    触ってないよって言って
    みんなで逃げる
    人間だもの

    • +10
  5. 片手に笏か
    葱って読んで一瞬「?」ってなったわ

    • +1
  6. この手の過去の遺物でもやっぱり作るときは現代人と同じ気持ちで作ってるんだよな。
    完成度的に、柱つくってるプロの職人と、像を作った素人(多分金持ち)の会話をつい想像しちゃう。

    • 評価
  7. この中にカーズとエシディシとワムウとサンタナは含まれますか?

    • 評価
  8. みんな違って、みんないい(保存の状態がね)

    • -1
  9. チンチョーロのやつみたいにミイラなんじゃないの

    • 評価
  10. 名前忘れたけどボリビアに行ったときラパスの近郊で似たような仮面が連なってる遺跡に行ったな

    • +2
  11. あ、これあれだ。
    絶対に仮面はずしちゃダメなヤツ。

    • +7
  12. 発掘スタッフは絶対心の奥では呪いの心配をしてると思う

    • +3
    1. ※21
      いや、木造は手に笏(しゃく)と盾(たて)を持っているのだから
      普通に考えたら、良い意味での宗教儀礼用の建築物だと思う
      少なくとも、呪い等の意味合いは薄いと思うけどね?
      中南米の遺跡には、もっと血生臭い施設も有ると思うけれど、
      ここは何か崇高な精神施設的な雰囲気を感じるよ

      • +3
  13. なんか、壁が不自然に破壊されている様に見えるんだが、例えば
    遺跡全体が丘の中に埋まっていて、自然の浸食作用で削れた…
    とかの理由でも有るのかね?(日干し煉瓦製だから浸食され易い)
    もし、埋もれた時に既に壁が破壊されていたのであれば、
    戦争によって遺跡が収奪されて、復興しない様に破壊された
    …なんて経緯が有ったのかも…なんて考えてしまった。
    実際の所はどうだったのか、専門的な調査結果を読んでみたい
    しかし、掘れば掘ったで、保存&維持も大変だと思った

    • +3
  14. 守護者だと思う

    だけで根拠が書いてないw学者さーん?

    • -1
  15. チムー文化。胎内に子供のミイラ(の一部)が内臓されていても驚かない。

    • +2
  16. >猫科の月の動物
    ぐっとくるパワーワード

    • +1
  17. レリーフのディティールが美しいね クリムトみたいだ

    • +3
    1. ※30
      本当に見事だね。
      このモチーフでセーター編んだらかっこいいだろうな、と思った。

      • +1
  18. しってる~、被ると顔が緑色になって”Somebody stop me!”って言っちゃたりするんだよね。

    • 評価
  19. アンチャーテッドかトゥームレイダーにありそう。

    • +1
  20. 不吉なものを感じますね………………。
    お面の表情から観ても、暴いた者には呪いが振りかかりそうですね………。
    色合いも不気味です。
    我に触れるべからず、なサインが出ていますね。

    • 評価

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