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そっちの暮らしはどうだい?寂しくないかい?大親友だったネズミのお墓から離れようとしない犬

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(著) (編集)

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 愛に形がないように、愛する対象だって、同種じゃなきゃだめなんて決まりはない。強い絆と信頼関係があれば、大親友になれるのだ。

 犬とネズミ、どちらも社会性の高い動物だ。そんな両者に友情がうまれるケースがあることは、これまでもお伝えしてきたが、海外でまた、犬とネズミの心温まるエピソードが誕生していたようだ。

 ネズミの寿命は犬よりも短い。飼い主が、先立ってしまったネズミのお墓を作ったところ、犬はそのお墓から離れようとしなかったという。

 その後も、散歩のたびに必ずネズミのお墓参りをするようになったのだそうだ。

殺処分寸前で引き取られたバーロウ

 バーロウは元保護犬で、数年前にシェルターで処分される寸前でリザ・マッケンジーさんとその家族のもとに引き取られ、家もなく孤独だった彼に新たな犬生が訪れた。

九死に一生を得たバーロウ

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image credit:Liza McKenzie

バーロウは一家と相性バッチリですぐになじんだ

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image credit:Liza McKenzie

最初からバーロウに駆け寄ったチッピー

 それから数カ月経った頃、一家は3匹のラットの赤ちゃん、チッピー、デューイ、マッドトラックを迎えた。

 ラットたちはみんな愛らしかったが、特に個性的なのはチッピーだった。彼は生まれつき無毛だったのだ。

生前のチッピー

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image credit:Liza McKenzie

 3匹のラットとバーロウを会わせると、デューイとマッドトラックはバーロウを避けた。だがチッピーだけは逆だった。彼は自分より何倍も大きなバーロウに一直線に向かって行ってちっとも恐れなかった。

チッピーとバーロウに強い絆が生まれる

 一方、バーロウは3匹に優しく接した。彼はラットたちを脅かしたりはせず、全員が動けるように場所を空けてやりながら一緒に過ごした。するとまもなく3匹全員がバーロウと仲良くなった。

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image credit:Liza McKenzie

 それでも一番バーロウに積極的なのはやっぱりチッピーだった。

 彼はいつもバーロウのそばに寄っていき、彼の大きな爪に甘噛みしてみたり、耳をつついたりして遊んだ。バーロウのほうはたいてい寝そべったままで、ちょこまかとかまってくる小さな友だちを楽しんでいたようだ。

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image credit:Liza McKenzie

 かつて友もなく、孤独に生きてきたバーロウ。そんな過去を持つ彼はチッピーの温かい気持ちに触れるうち、小さな友だちをとても可愛がるようになった。

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image credit:Liza McKenzie

 そのうち、体の大きさなどものともせず2匹は大親友になった。

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image credit:Liza McKenzie

 バーロウは丁寧にチッピーをなめてやり、母親のように慈しんだ。さらには自分がもらったおやつですらチッピーにすすめるほどだった。

短すぎる寿命で世を去ったチッピーと兄弟

 だが、悲しいことにラットの寿命は短く、わずか2年ほどで3匹は次々とこの世を去っていった。

 最初に寿命を迎えたのはデューイで、次にマッドトラックが旅立った。

 生前のチッピーは最初は他の2匹よりも元気だったが、ある時期になると少しずつ衰弱していった。それでもチッピーはバーロウを求め、安らぎを得ようとしていた。バーロウはいつでもその要求に応え、チッピーのそばに居続けた。

 チッピーはバーロウの温かいおなかの横で眠るのが大好きで、できる限り彼に寄り添って寝続けた。バーロウは徐々に弱っていくチッピーにいつも優しく接していた。

 しかしマッドトラックが亡くなった数カ月後、彼はとうとうバーロウのもとを去ってしまった。

 切ない気持ちで2匹を見守っていたリザさんは、血のつながった兄弟でもチッピーが最も長命だったのは、バーロウとのふれあいがあったからだと思っている。バーロウの献身がチッピーの寿命を延ばしたのかもしれない。

チッピーの墓石から離れようとしないバーロウ

 チッピーは頑張り屋だった。でもあまりにも早く去ってしまった。ついに3匹を失ってしまった一家はバーロウと共に悲しみに沈んだ。

 その後、バーロウとリザさんはチッピーの体を彼の兄弟のそばに埋葬した。

 だが、すべてが終わった後もバーロウはチッピーと兄弟の墓石からなかなか立ち去ろうとしなかった。この下にチッピーがいる。もうちょっと、もうちょっとだけ待てば出てきてくれるかもしれない。そう思っていたのかもしれない。

 その後もバーロウは、外出するたびに墓石に立ち寄るようになった。

大きな墓石のそばから離れないバーロウ

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image credit:Liza McKenzie

チッピーが虹の橋を渡ったことを悟りはじめたバーロウ

 だが最近、バーロウがチッピーの墓石に寄る時間は少しずつ減ってきている。もしかしたらチッピーが手の届かない場所に行ったことに気づいたのかもしれない。

 リザさんは、バーロウがチッピーの死をきちんと理解しつつあると感じている。バーロウは埋葬される前のチッピーの体を悲しそうに眺め、なめたりにおいを嗅いだりしていたからだ。

埋葬前、チッピーのにおいを嗅ぐバーロウ

 2匹の絆はいつまでも変わらない。でも時間とともにその形は少しずつ変わっていく。

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image credit:Liza McKenzie

 大切な存在の死は決して簡単に乗り越えられることではない。だが、たとえ短い寿命でも仲間を愛し愛されながら精一杯生きたチッピーの思い出は、バーロウや一家の間にいつまでも受け継がれていくにちがいない。

via:thedodoなど / written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 29件

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  1. 人間でも家族同様にかわいがってたペットに先立たれるとペットロスになったりするけど
    犬にもかけがえのない友を失った失望感はあるんだな
    バーロウさんが一日も早く立ち直りますように

    • +37
  2. バーロー‼目が霞んで何も見えねーやぃ、コンチクショウめぃ!

    • +24
  3. ただただ泣ける
    悲しみと切なさと愛おしさの感情が混ざった、寂しいけど暖かみのある泣ける話

    • +18
  4. 感動する話だし実際感動しているんだけど、どうしても名前からあの小さい死神の姿が脳裏にチラついて仕方がありません(ヽ´ω`)w

    • +2
  5. 種による寿命の差って、越えられない壁なんだけど、
    壁越しに触れあいたくなる不思議な壁なんだよなぁ。

    • +28
  6. 凄い目から汗が滝の様に出てるのだが
    本当にお互いが素敵な時間を過ごせたんだろうな

    • +13
  7. ネズミと少年の友情を描いたベンって映画があったけどネズミと犬の友情もいいものだね

    • +6
  8. また、土曜の昼間っから…
    なんか青空出てるのに雨が降ってきた。

    • +8
  9. ネズミちゃんにマッドトラックなんて超イカツイ名前つけるセンスにワロタ
    今度真似しよう

    • +8
  10. ラットは犬並みに賢くて社交的だって話だね
    その割にあまりに寿命が短く設定されすぎてるよね…

    • +7
  11. 犬は周知だけど、実はラットもかなり頭が良くて表情豊か。
    友達が飼ってるけど、人の顔も覚えるし犬みたいにじゃれついてきたりする。
    信頼してる人にはお腹を向けてなでてーってねだったりする。
    だから犬とラットが仲良くなるってのにも納得する。

    • +18
    1. ※16
      以前ここで飼い主の手を取って誘導して、
      自分の産んだ赤ちゃんを見せるフェレットの動画が
      紹介されてたよね。そのラット版を見たよ。
      すごいと思った。ラットの印象が変わったよ。

      • +3
  12. ミッキーが先になくなったらプルートも
    グーフィーも同じようにするだろうね。

    • +1
  13. どうかついでがあったらちっぴーのおはかにはなおそえてください

    • +8
  14. ねずみはあんなに小さいのに凄く親近感を感じる。死すら人間と近く感じる

    • +1
  15. 愛情もったり死を悲しむってのは人間だけの特権じゃないって思い知らされるね

    • +4
  16. うるっときてしまったと同時に、こんな穏やかで優しくていい子が殺処分寸前だったのか…と余計に涙がぼろぼろと

    • +2
  17. バーロウに新しいお友達を連れてきてあげてほしい
    例えばフェレットとかね

    • +1
  18. 一緒に住んでた生き物がいなくなるのは、なんであっても身を切られるよりつらい…わかるやで…その気持ち…悲しくても乗り越えるんやで…

    • +1
  19. ラットってたかがネズミかと思いきや本当に感情豊かで、懐いてくれて、賢くて、可愛くて、犬みたいな存在になってくれるんだよね。
    なのに寿命が3年弱…
    本当に切ないよ。
    チッピーちゃん、安らかに。
    ワンちゃんもはやく元気になりますように。

    • +3
  20. マッドトラック・・・
    随分いかつい名前だなと思ったけど、よく考えたらうちのラットもその名前くらい爆走してたわ

    • 評価

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