
犬の名はソフィーといい、不安になった一家は総出で捜索を開始、愛犬の失踪を周囲に連絡し、ネット上の人々にも助けを求めながらひたすら愛犬を探し続けた。
外は雪深く氷点下を下回る寒さ。数日たっても手がかりすらなく、絶望しかけた一家だが、5日目の朝に信じられない奇跡を目にする。
なんと家のそばの雪の中から、ソフィーが頭をのぞかせていたのだ。
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Dog missing for five days found buried in snow; alive
家族総出で雪かき中に忽然と姿を消したソフィー
ソフィーが消えたのは今年1月4日のことだった。その日彼らはメイン州ブライアント・ポンドの家の外で全員雪かきをしていたという。シルバー家の愛犬ソフィー

image credit:youtube
雪かきがひと段落した夕方5時。ソフィーの姿が見当たらない。その日はそのまま帰ってこなかった。翌朝になっても姿をみせなかった。カナダにほど近いメイン州の冬は厳しく、夜になると-10℃を下回る日も珍しくない。いくら外に慣れてるとはいえ、一晩も家に戻らないのはおかしい。心配になった一家は、すぐに全員で捜索を始めた。
あらゆる手段を使って愛犬を探し求めるシルバー一家
彼らは周辺を徒歩で歩き回るだけでなく、スノーモービルでも彼女を探し続けた。それでも彼女が見当たらないため動物管理局などにも問い合わせ、ご近所にも知らせた。しかし、なんの情報も得られなかった一家はフェイスブックを利用し、ネット上で愛犬に関する情報提供を呼び掛けた。
一家がフェイスブックでシェアしたソフィーの画像
すると、ありがたいことに見知らぬ善意の人たちが捜索に加わってくれた。だがなんの手がかりも得られない。必ず見つかると信じていた一家だが、不安の影が忍び寄る。もしかしたら永遠の別れとなってしまうのでは・・・
あのかわいいソフィーは今どこに?

image credit:youtube
季節は冬、外は氷点下の気温、そして雪だ。最悪の事態が頭をよぎる。ずっと考えないようにしてきたけれどソフィーはどこかで亡くなっているのかもしれない。もう二度と会えないのかもしれない・・・
5日後、雪の中に埋もれているソフィーを発見!
そんな覚悟を決め始めた5日目の朝10時ごろ、一家は思いもよらない形でソフィーを発見する。家につながる道路に近い雪の吹きだまりから犬の頭のようなものがのぞいていたのだ。彼らは思わず目を疑った。そこは何度も探した場所だったが、雪の上にのぞいているのは確かにソフィーの顔だった。大慌てで駆け寄ると彼女はちゃんと生きていた!
ソフィーが埋まっていたらしき現場

image credit:youtube
よかった!生きてた!大喜びした一家はご近所の助力を得ながら懸命に雪をかき出し、彼女を救出した。すっかり埋もれていたにもかかわらずソフィーは元気そうだった。すぐに動物病院に連れていき、入念な検査を受けた。彼女の体調は特に問題がないことがわかった。
失踪前に比べると2キロほど体重が落ち、さすがに疲れている様子はあったが、幸いなことに重傷も凍傷もなかったため、家族はようやく胸をなでおろした。
寒さに耐えてがんばったソフィー
冷たい雪に埋もれたまま頑張っていたソフィー。どういう経緯でこうなったかはわからないが、落雪で身動きが取れなくなっていたのかもしれない。どこかの時点で家族の気配を感じて待ち続けていた可能性もある。
ともあれ失踪から5日間、孤独と不安を抱えたまま寒さを乗り切った彼女の忍耐強さと生命力は驚異的なものだった。
奇跡の生還で家族に迎えられ元気に
かくして奇跡の生還を果たしたソフィーは涙と歓喜で家族に迎えられた。たくさんのハグやお気に入りのおやつをふるまわれ、あらん限りのもてなしを受け、現在は暖かい我が家で元気に暮らしている。一家の少年アルバート君もケーキをプレゼント!

image credit:youtube
1月9日にシェアされたソフィーの姿
また一家は捜索に協力してくれたすべての人々に感謝を述べ、ソフィーの身を案じていたたくさんの人々から生還を喜ぶメッセージを受け取っている。
via:viralnova / newscentermaine / wgme / newscentermaine / youtube / facebook / など / translated by D/ edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
ソフィー(遊ぶのに夢中になってただけなんて言えない…黙っとこ)
2. 匿名処理班
ただ、ただ、良かったなあ
3. 匿名処理班
よかった
凍傷にもならずに元気で
家族に愛されている犬だね
4. 匿名処理班
雪に生き埋め状態だったから逆に助かったんだろうね
周囲の雪を舐める事で水分が取れたのと、雪に完全に包まれる事で-10℃っていう外気温に晒されずに済んだんだろう、多分
5. 匿名処理班
本当に無事でなにより。
ソフィーの元気そうな写真にも安心したけど
アルバートくんの笑顔がすばらしい。
6. 匿名処理班
寒い地方の狼も雪に穴掘って寝るというし
野生の感が目覚めて自分で穴に潜ってたのかな
7. 匿名処理班
何度も探した場所ってなら5日間埋まってたんじゃなくてたまたまそこで埋まった後に見つかったのかもしれないね。なんにせよ良かったけど。
8. 匿名処理班
エスキモー犬とか雪の中で眠ったりするから
ソフィーも野生の本能で耐えられたのかな
なんにしても無事に家族の元に戻れてよかったね!
9. 匿名処理班
犬ってどんだけの寒さに耐えられるんだろうな
シベリアの極寒地なんかでも犬と馬だけは普通にうろついてるような映像見るけど
10. 匿名処理班
無事で良かった!
しかも13歳と高齢なのに五日も生き延びられたってのがすごい、家族の元に帰れて本当に良かったねえ。
11. 匿名処理班
凄い生命力だ
天然毛皮って防御力高いんだな
肉球や鼻先が凍傷になりそうだけどそうもならず無事で良かったね
12. 匿名処理班
犬は基本寒さに強いとはいえよく…
13. 匿名処理班
犬の生命力凄い
大型犬の13歳て婆ちゃんでしょ
14. 匿名処理班
雪洞みたいになってたのかな
無事でよかった U^ェ^U ワン!
15. 匿名処理班
とにかく無事でよかったよ
犬が行方不明だなんて生きた心地しなかっただろうなぁ
16. 匿名処理班
ソフィーって名前からして女の子かな?
可愛い顔してるねえ。本当に無事で良かったよ。
17. 匿名処理班
多分だけど、家族とはぐれてウロウロしていたところ力尽きて伏せてしまっていたところに落雪があって埋まってしまったんじゃないかな。
あと一日、それか数時間発見が遅かったら最悪の事態になってたかもしれない。
とにかく無事でよかった!
18. 匿名処理班
雪かきする時は家にいれときなさいよ。
ワンコが雪で遊んでる所に、飼い主がそちらをみずに雪撒いて埋まっていったとしか思えん。
19.
20. 匿名処理班
何日か経ってから埋もれたってことはないのかな?そんなに生命力あるものなのかな?
21. 匿名処理班
ラブは寒さに強いからなんとかなったってのもあるだろうね
何せメイン州から更に北のラブラドル地方原産だからね
22. 匿名処理班
※18
除雪車動かしてた訳じゃないんだから、ちょっとやそっとで大型犬が生き埋めにされる訳ないでしょうが…
とにかく文句言わないと気が済まないのかね、あなたは。
23. 匿名処理班
※18に同意かな
雪かき目的なら、ワンコのこと見ていられないよね
人間も雪かき、雪下ろしで誤って亡くなる人いるし
今回はラッキーで助かったから良かったけど、実際埋まっちゃってるしさ
24. 匿名処理班
ラブ系はダブルコートだから寒さにも耐えれたんだよ
小型犬のシングルコートだったら凍死してたかも
よく小型犬に服着せることに批判的な人がいるが
日本は冬は寒いから服着せないと小型犬は寒さで辛いんだよ
小型犬買ってる人は服着せてやって
25. 匿名処理班
ケーキはあげないよね?
遭難よりも体にダメージいきそう><