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ディズニー映画の悪役たちの共通点、それは「死にざま」にあった。悪役たちの死にざまを考察する。

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 ディズニー映画の「悪役」には共通点があるという。

 「極悪非道な気質で、謀略を好み、いやな笑い方をし、忠実な部下がいる」といったキャラクター的なものはもちろんそうなのだが、それらは共通点というよりはむしろ「悪役であることを示す記号」である。

 ディズニー映画の悪役たちの場合、「悪役であるが故に」与えられた1つの共通点があるのだ。

 それは「死にざま」である。どんな死にざまなのかというと・・・

 「落ちて死ぬ」なのである。

落ちて死ぬのがお約束

 ”TV Tropes“(テレビの成句)というサイトがある。テレビをはじめ、映画、アニメ、小説、ゲームなど、ありとあらゆる創作物の「お約束」を収集・分析する、wikiタイプのユーザー参加サイトだ。

 このサイトに「ディズニーの悪役の死に方」というページができてしまうくらいには、悪役が「落ちて死ぬ」のはお約束なのである。

Did you ever notice that a ton of Disney Villains fall?

 ”TV Tropes” での分析によると、悪役は本当に様々なところから落ちて死ぬらしい。崖はもちろんのこと、滝や木、あるいは塔やビルといった建物の上など。

 岩などの重いものが一緒に落ちてその死を確実にするパターンや、珍しいところでは、宇宙船から放り出されて「上に向かって」落ちる例もあるとか。

 落ちた先にもまた、様々なものが待ち構えており、間違ってもヒーローのように生き延びてしまうことがないようになっている。

 地面や水のほかには、「溶岩や溶鉱炉、飢えた獣のいる穴、火、地獄そのもの、肉体を溶かす緑色の酸」などがある。

もちろん例外はある

 何事にも例外はある。他の退場の仕方をする悪役もいるし、ヒーローの側にいるキャラクターでも「落ちて死ぬ」ことはある。例えば、ライオン・キングのムファサとかがそうだ。

 ディズニー映画以外でも『落ちて死ぬ』悪役は結構多い。

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なぜ悪役たちは「落ちて死ぬ」のか?

 では、何故そんなにも「落ちて死ぬ」パターンが多いのか?

 2つの理由が考察されていた。

1.残酷な描写をしなくて済む

 まず一つの理由は、「残酷な描写をしなくて済む」ということだ。ディズニー映画の主要な客層である、小さい子どもたちを怯えさせずに済む。

 もちろん、まともに想像すれば、地面なり床なりに「叩きつけられるという死に方が他の方法に比べてマシというわけではない」のである。けれども、あえてリアルに描写する必然性もないだろう。

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2.ヒーロー・ヒロインが自分の手を汚さずに済む

 もう一つの理由は、「ヒーロー・ヒロインが手を汚さずに済む」ということだ。悪役を野放しにしておくことはできないが、さりとて、ヒーローやヒロインが自分で殺してしまうというわけにもいかない。正当防衛で傷を負わせることはあるにしても。

 そこで、悪役が自ら「落ちて」くれれば助かるのである。ヒーローは「『俺の手につかまれ!』と叫んで悪役を救おうと一緒に落ちる」ことすらできるというわけだ。

 そして、ヒーローとヒロインは「結婚して末永く幸せに暮らすなり何なり」できるのである。

 ヒーローは、「悪役を自らの手で殺す」という罪を免れて、愛と正義の象徴という立場を保てる、というわけなのだ。

via: Mirror Online / TV Tropes など / written by K.Y.K. / edited by parumo

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この記事へのコメント 81件

コメントを書く

  1. ターザンに出てくるクレイトンの最後はひどかったなあ…
    蔦に絡まった状態でパニックになってナイフを振り回す→体を支えている蔦が切れて首に絡まった蔦だけが残り…
    直接描写されずにぶら下がった影だけが映るんだけど、却ってエグかった

    • +15
  2. ああ、アメリカの国内事情による表現規制ね

    他にもディズニーでは宗教規制とかあるよね
    ただし、ギリシャ神話の神様は出演OKというのは聞いたことある

    • +14
  3. 昔の刑事ドラマでも崖は付き物だからね。こっちは自ら飛び降りるパターンが多いけど。

    • +4
  4. 地獄に落ちるとか
    暗示的な意味で
    やってるのでは
    ないでしょうか?

    日本のサスペンス
    ドラマでも断崖絶壁は
    良くある表現だし

    • +17
  5. ミスターインクレディブルで宮迫が声当ててた悪役は遠景でジェットエンジンに吸い込まれて死んだな。
    あれディズニーだっけ?

    • +4
    1. はい、ディズニーです。あの宮迫が声をした悪役ぶん殴りたかったし。

      • +1
    1. ※7
      飛び蹴りしたり、ラグビーボールぶつけないと…

      • +2
    2. ※7
      てっきり落下死すると思わせて、意外と爆発して死んだ悪い人知ってる。

      アミバ君ていうんですが。

      • +8
    3. ※7
      ※32
      爆発したくないために落下死することにした悪役もいたような
      確かシンさんだっけ

      • +3
  6. そういえばマレフィセントでも悪役の男は落ちて死んでたな…
    思い出せば確かにほとんど落下死だ

    • +4
  7. てっきり、因果応報や天罰とかさ
    こんな悪人でもバカみたいに簡単な理由で死にます、みたいな皮肉かと思ってた
    本当の理由が、きれいごと過ぎて好きじゃないわ

    • +14
    1. いやいや、まさに因果応報とか天罰それに自業自得ってやつだと思いますよディズニーヴィランは馬鹿ばっかだし。アナ雪のハンスだってアナを騙した馬鹿だし。そういう意味ではアナはハンスをぶん殴って大正解これは、暴力にならないから。ハンスは結婚詐欺したようなもんだし。

      • 評価
  8. キングダムハーツの苦労談にもあったね
    悪党含むキャラの扱いにNGやリテイクが多くて現場が混乱
    なので2からオリキャラが増えた

    • +7
    1. ※11
      キンハはファンタジーではオヤクソクの剣が「ザクッ、グサッ」ってになるからだめだよ、って注文が入って鍵になったという話。だから悪党でも刺されない。

      • +1
      1. ※69
        殴って殺せば血が出ないからOK ってのは十字軍から変わらない感覚なのか・・・。

        • +4
  9. >2.ヒーロー・ヒロインが自分の手を汚さずに済む
    『美女と野獣』とか『ターザン』だったかな…昔から幾つかの作品でこれは感じてた。
    「これは『良い人である手前、殺しはしたくない』『でも敵には死んでほしい』っていう矛盾した願望を両立させたいんだな」って。

    • +21
    1. あれ。なんかミスったみたいで他の人のコメントへの返信になってしまってる汗
      ※12は2さんへの返信ではないです、申し訳ない。

      • +1
    1. そうそう、ディズニーの作品は悪者が死ぬのが王道ってもんでっせ。

      • 評価
  10. そういや、ガストン、ジャファーは落ちてるな
    眠りの森の美女のヴィランの時のマレフィセントは王子様が剣で殺したっけ

    • +3
    1. ちなみに、ジャファーはイアーゴにランプをマグマに落とされて即死だったけどねー。

      • 評価
  11. ライオンキングのスカーもそうだったなー
    シンバと取っ組み合いからの崖から落ちてハイエナさん達にむしゃむしゃされた

    • +3
    1. そりゃそうだよ。シンバの父親を殺してその罪をシンバになすりつけたんだから。要は因果応報自業自得ってやつじゃない?

      • 評価
  12. 日本じゃゲームでもよく使われるな。
    ヒーローの手を汚させないのはもちろんだけど、もし人気が出た時に次回作で「実は生きてました」に繋げられる事情もある。

    • +31
  13. 落ちても死なないのは、ルーニートゥーンの”腹ペココヨーテ”。

    • +1
  14. サザンアイルズの13番目の王子は生きてるな

    • +1
  15. 落ちただけなら、続編を作る事になっても復活させやすいしね、

    • +9
    1. ※25
      マレフィセントはお姫様が刺したわけじゃないからセーフ。刺したのはお姫様を助け出す舞台装置だから。あの作品の王子、モブ顔だし。

      • 評価
  16. アースラー…トリトンの槍がぶっ刺さって
    クレイトン…蔦が絡まって首吊って
    ジャファー…ランプに幽閉&彼方へ飛ばされて
    ガストン…落下
    ハデス…溺れて(たぶん死んでない)
    白雪姫の母…落下
    マレフィセント…剣が刺さって
    インクレディブルの敵…マントがアレに絡まって

    …ってわりと刺されて死ぬ方が多くないか?笑

    • +4
    1. いや、刺されて死んでるより落ちて死んでいるディズニーヴィランが多いですよ。

      • +1
  17. ゴレンジャーも仮面ライダーも悪役は、爆発してたな

    • +4
  18. 逆に考えよう!モリアーティ教授はディズニーキャラだった!

    • +16
  19. ディズニー作品って、一見牧歌的な雰囲気の中でこういう「悪は主人公の手を汚さずに事故死しろ」ってのが垣間見えてどうも苦手なんだよなぁ…。元がバッドエンドの作品すらハッピーエンドに描くなら悪役にも愛の手を捧げてくれよと。

    「トイ・ストーリー」シリーズみたいに死ではなく罰で決着を付ける作品も増えてきたり、「ベイマックス」ではいかに敵を殺さずに戦うかがメインテーマになってたり、ディズニー側もこれまでの悪役の扱いに疑問を抱いていたのかなと感じる

    • +19
  20. 全ての悪役の始祖がモリアーティ教授だからだよ(断言

    • +6
    1. ※31
      えー。したら滝壺は生存フラグじゃ、、

      • 評価
  21. そう考えるとアナ雪のアナは姫の立場でありながら自分の拳で王子を殴った画期的なキャラなのか

    • +8
    1. 挙げられた理由もあるとは思うけど、物語の演出として文字通り「悪いことすると人生転落するよ」って意味なんじゃないかと思うけどなー。

      ※33
      王子は「悪魔の鏡」というか、登場人物それぞれの真っ暗な内面を写し出す役割の悪役(って言い方は正しくない気もするけど)だしね。だからこそ死ななかったんだろうし。

      • +2
  22. パルパティーン皇帝やT-1000も落下で死んだな。

    もしくはオースティンパワーズのDrイービルみたいに死なない悪役もいる。

    しかし、個人的には「ミスト」みたいな主人公の決断が時として正しいとは限らないというような終わり方する映画も現実味深くて好きだが。

    • +4
  23. 日本には落下がなぜか生存フラグになるギース・ハワードという悪役がおってな。

    • +8
    1. ※36
      アメリカマフィア的装いのロン毛イケメンから日本かぶれのむさい親爺になった、乱舞技がめんどくさいオッサンなんて知りませんなぁ

      • +4
  24. 欧米の著作にはモリアーティ教授の影響があるのかなとも考えた

    • +6
  25. 日本の作品のお約束は敵も仲間になるって話
    2番目の主人公に殺しをさせたくないって理由ならアメリカもそういう話にすれば良いのに
    向こうは勧善懲悪主義、悪は絶対撲滅って価値観だな

    • +2
  26. 日本なら川や池に落下は生存フラグなんだよな
    生存フラグも死亡フラグもお国柄が出るというわけか

    • +9
  27. 最後に自分の手を汚す必要はないって言う暗喩にも取れるよね

    • +3
  28. ムーランの敵は花火庫に突っ込んで爆死したな。
    どっちにしろディズニーの悪役は、完膚なきまでにトコトン確実に死ぬ。

    • +2
  29. ラプンツェルの魔女もそうだった。

    • 評価
  30. ディズニーのお約束として、ヒーローヒロインが直接悪役を殺さない。
    ラストバトルの背景色は赤
    っていうのは製作者にきいたことがある。

    • +5
  31. う~んと……………
    ロビンフッドのジョン王子&ヒス卿&シェリフはタツノコ系?
    ズートピアのベルウェザーも生き残ったっけ

    • 評価
    1. ※47
      一応ジョン王子って実在した人物だし。

      • 評価
  32. 例え悪人でも主人公側が手を下す形でやっつけずに自業自得のようなやり方のほうが主人公側に罪悪感もないし見る子供に「相手が嫌な奴なら56してもいい」と教えることにならないしちょうどいいんだろうな

    ここには出てないけどトイストーリー3のロッツォはなんだか可哀想だったな

    • +4
    1. いや、1番可哀想なのはダンボだよ。だって耳が大きいってだけで馬鹿にされたりのけ者にされてるんだから。

      • +1
  33. 昔見たディズニーの実写版三銃士は酷かったな
    実在の歴史人物を大悪人に仕立てあげて無惨に死なせちまったんだから

    • 評価
  34. ダイハードのハンスぐらいしか思い浮かばなかったけど結構あるあるなんだね

    • +1
  35. バイオハザードだと生き延びて後々ボスとして出てくるけどなw

    • +1
  36. 主人公「お前落ちて死んだんじゃなかったのか!?」
    悪役「残念だったなぁ、トリックだよ」(違)

    • +4
  37. タイトル見ただけで 「落ちて死ぬ」だろうなと思ったらやっぱり

    • +1
  38. 自分も最近のディズニー実写からガストンやステファンを思い出した、どっちもほぼほぼ同じような講座で落ちてるなーとは映画観ながら思ってた

    でもバルボッサは悪役じゃないもん!;;

    • +1
  39. ハン・ソロはディズニー視点では悪役に見られていたのか・・・

    • 評価
    1. ※57
      子供をネグレクトの果てに悪の道に走らせてるのはディズニー的にはアウト

      • 評価
  40. 一方ヒーローは、片手でも崖にしがみついて助かる。

    • +8
    1. ※59 そして指をギリギリ踏みつけられてるのに、フシギと落ちない!

      • +3
  41. 主人公がトドメ刺さないの好きだなー。
    クレイトンの最後は自業自得としか言えなくてスゴく良かった。自分で蔓さえ切らなかったら生きてたんだし。自分が招いた結果なのに怖くてターザンやジェーンがトドメ刺すよりよっぽど印象的だった。
    ディズニーや子供向けくらいはトドメ刺す描写少なくていいよ。

    • -1
  42. この記事を読んで「カールじいさんの空飛ぶ家」の作成秘話で悪役のおじいさん(名前忘れた…)が最期、
    足に風船が絡まって上に向かって空のかなたに消えるか、雲に向かって落下していくかで結末をどっちにするかで迷ったっていう話を思い出したな~。
    最終的に、落下する=死が確定するっていう考えになって落下していく最期になった…とかだったはず。

    • +3
  43. 007の敵役は酷い死に方する奴多いイメージ

    • 評価
  44. そういえば宮崎アニメでムスカと並ぶ悪役の一人、未来少年コナンのレプカも、主人公の乗る脱出装置に乗れず、墜落する巨大飛行機ごと・・・というのもある意味落下死だ。
    主人公(というかヒロイン)の手を汚ささせないという意味で共通するのは、某アニメのアグリッパ、ヒロインがナイフで刺そうとしたらもう一人の悪役がでてきて撃ち殺されてしまった。「ヤマトよ永遠に」でもヒロイン雪が敵役アルフォンを撃たなくて済んだ。

    • +3
  45. ベイマックスは、ベイマックスそのものが人を傷つけられないっていう設定だったし、悪役にも悪事を働く正当な理由があったってことで主人公に助命されて死んでないね。
    あれも、近代の親御さんからの意見をうまく再現した形だったのかも。

    • +2
  46. そもそもの悪役の扱いとして、アメリカの映画全般で悪役はもれなく死ぬ気がする。捕まえて警察に突き出してハッピーエンドってのはないわけではないがあんまり見ない。アクション映画だと確実に死ぬわ。

    • +1
    1. ※67
      二昔前のシリーズ化されたころの映画スーパーマンなんかは悪役死ななかった
      まんおぶすちーるの前にリメイクというか続編という扱いででたすーぱーまんりたーんずは、あっけなく悪役殺して逆に違和感湧きまくったな

      • +1
  47. ノートルダムの鐘のフロロー判事も最期は足場が崩れて落ちてたね

    • +2
  48. 絵柄的にも「これにて退場!」をハッキリ描けるのも利点か
    人生の転落という描写でもありそうだ、また転落する瞬間の悪役の表情もまた印象に残る事柄になるだろう
    こう思うと様々な意味で描きやすいんだろうな

    • +1
  49. ル・シャッコ「アンタは人間の屑だな…!」

    カン・ユー大尉「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

    • 評価
  50. そういえば、アラジンのジャファーもイアーゴにランプをマグマに落とされて死んだような気がするけど?

    • 評価

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