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童顔の大成功例がここにある。猫界のピーターパン、スナネコ先輩にさらなるズームイン!

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(著)

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 幼い生き物はかわいらしい。ただ単に体が小さいというだけではなく、黒目がちな瞳や、目鼻立ちのバランス、身体に比べて大きめの頭などがそういう印象を与えるのだ。周囲の大人の庇護欲をそそり、世話をしてもらうためだといわれているね。

 なので、成長して自分の面倒が見られるようになるにつれて、幼児的なかわいらしさは減っていく。ペットの犬や猫だけではなく、野生でも、人間でも同じことだ。

 ところが、成長しても幼い頃の顔立ちを保ったままの猫がいるのだ。

 そう、猫界のピーターパンとも呼ばれる砂漠の住人、スナネコぱいせんである。

スナネコの生態

 スナネコはアフリカやアジアの砂漠に生息する小さな猫だ。主に単独で行動し、砂漠での生活に見事に適応している。

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image credit: flickr

  砂漠で暮らすために、スナネコは3つの能力を身につけた。水なしで過ごすこと、砂地を移動すること、地下の獲物を探し出すこと、だ。

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 体長は約45~60cm、尻尾は約25~35cmの長さがある。成獣になると体重は1.4kg~3.5kgほどになる。体長の半分ほどの長い尻尾には2~3本の黒い輪があり、先端も黒くなっている。

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 スナネコの生息域は、アフリカのサハラ砂漠、アラビア半島全域、そして中央アジアのトルクメニスタンからパキスタンにかけての砂漠地帯だ。

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 スナネコは緑の少ない乾燥した土地に適応している。砂地や乾燥した平原、岩だらけの荒れ谷といった、気候が極端な場所だ。地形としては、平地やなだらかな地形を好む。

 こういった場所では、地表の温度は、昼間は50℃に達し、夜間は-0.5℃まで下がる。スナネコは、気温が極端な時には巣穴に避難し、主として夜間に行動する。また、同じ巣穴を複数の個体が順番に使うということもあるらしい。

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 ねぐらや餌のために地面を掘る習性があるため、土壌の固い地域では生息できない。

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image credit: Surfingbird

スナネコの狩と大きな耳

 スナネコのエサとなるのは主に小型のげっ歯類だが、野ウサギや鳥、クモ、昆虫、爬虫類も食べる。毒ヘビですら獲物にすることがあるのだ。

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 砂漠で生きる他の動物と同じように、数週間水を飲まなくても生き残ることができる。代わりに、彼らは獲物から必要な水分を得るのである。

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 狩りの際には身を低くして忍び歩き、聴覚を利用して獲物を探す。地中から獲物が立てる音が聞こえた瞬間、スナネコは素早く砂を掘って獲物の姿を暴き、捉える。

 この能力こそ、スナネコが幼く見える理由なのである。すなわち、広大な砂漠では音が通りにくく、また、地中の音を捉える必要があり、スナネコは耳を大きく発達させた。その大きな耳が、スナネコの顔のバランスを幼くしているのだ。

 また、大きな耳は熱を発散して、体温が上がりすぎるのを防いでもくれる。

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 スナネコは荒地に暮らすため、狩のチャンスは逃がさない。捕獲した獲物を一度隠しておいて、後から食べに戻ることもある。

レッドリストと保護活動

 スナネコの天敵は人間といえるのかもしれない。実は、ついこの間まで、スナネコは「準絶滅危惧」種として、レッドリストに載っていたのだ。気候変動や環境破壊による生息地の減少に加えて、スポーツ・ハンティングの獲物にされたりもしたそうだ。

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image credit: GoodNewsAnimal

 しかし、新しくできた保護団体の活動のおかげか、2016年のレポートでは1段階下がって「低危険種」となった。よほどのことがない限り、近いうちにに絶滅する心配はないだろう、というレベルだ。とりあえずは一安心だね。

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image credit: flickr

via:DYT, Smithsonian’s National Zoo & Conservation Biology Institute, The Dodo, Bored Pandaなど/ written by どくきのこ / edited by parumo

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この記事へのコメント 81件

コメントを書く

  1. 何処となくチベスナパイセンに似ているような気がするのですが、気のせいでしょうか?

    • +35
  2. ネコ科の動物で模様の出る毛並みを持つ種類って、おでこに4本程の縦模様が現れるよね
    皮膚、筋肉のつきかたでそうなるとは思うのだけれど、毛の色分けまで発生するのは面白いなぁと思う。
    スナネコさんも縦模様でてるね

    これなんか名称でもあるのかな?

    • +9
  3. すごーい!
    君はレッドリストから外されたフレンズなんだね!
    保護活動してたフレンズ達!ありがとう!

    • +98
  4. 同じような生態のフェネックキツネも耳大きいよね。

    • +17
  5. 「ぼのぼの」では
    スナドリネコさんは大人って感じだったのに
    童顔パイセンだったのか!

    • +7
    1. ※8
      スナドリネコとスナネコは別ですな

      • +14
    2. ※8
      スナドリネコは漢字では漁猫と書く、スナネコとはまったく別の動物
      名前のとおり水辺に住んで魚やカニなどを捕る漁をする、泳ぎが得意なネコだよ

      • +9
    3. ※8
      スナドリネコさんとスナネコさんはちがう種類なの
      漢字で書くと、「漁り猫」と「砂猫」なの
      スナドリネコさんは水辺に棲んでて魚取りがうまいネコさんなの

      • +11
    4. ※8
      スナドリネコは、スナネコとは別のネコですぜ。
      スナドリネコはぼのぼので描かれているように、すらっとした大人体型。

      • +9
    5. ※8
      さ~、どんどんしまっちゃおうね~。

      • +1
    6. ※8
      ちなみに鳥羽水族館に行くとあえるぞ!!

      • 評価
  6. スナドリネコさんとスナネコさんは違うぞ

    • +18
  7. サイレント何とかではない
    前の会社の有給が切れるまで 身分証がないのだ
    故にあらゆるバイトが不可能なのであった

    つまりスーパー金欠先生と言えるだろう

    • -23
  8. こっち見んな!と突っ込みたくなるw

    • +4
  9. 同じスナでもスナネコとスナギツネぱいせん、どうして差がついたのか…慢心、環境の違い

    • +5
  10. 絶滅の心配も少なくなったし、いつか日本の動物園でも見られるといいな。

    • +3
  11. ビッグキャットレスキューに直接会いに行ったフレンズが話題になったね!

    • +5
  12. スポーツハンティングって、西洋人はこんな小さいネコもハンティングの対象にしてたのかよ…

    • +53
  13. フンフフンフフンフフンフフンフフフ~ン♪(掘り掘り掘り

    • +17
  14. そういえばけものフレンズでは砂の中にジャパリまん(けものフレンズでの主食的食べ物)を掘り出していたけど、もともと食べ物を隠しておく習性があったからなのか。
    幼いキャラ付けも元の動物通りだったんだね。
    しかしアニメみて思ったが、ジャパリまん砂だらけになってそうな気がwww

    • +23
    1. ※24
      ちゃんと袋に入っているので、だいじょうぶなのです

      • +3
  15. スナドリネコとスナネコは違う種類だぞ
    スナドリネコは漁り猫と意味らしい

    • +8
  16. 子猫と同じ顔だけど子猫の顔自体が・・・
    なんか親猫もとっつぁん坊やに見える

    • -2
  17. ハンターも可愛さに気づいたんだろうな

    • 評価
  18. じゅうぶん可愛いけど、微妙と思える部分を考えてみた。

    目尻の模様で彫りが深く見える。実際に深いかも。おおん?

    ωの部分が成猫はシュッとしている。狐みたい。にゃーじゃなくてにゅあーって言いそう。

    • +2
  19. スナネコはんの生息域が、
    過激派組織や紛争地帯と重なる中
    保護活動に尽力する方々には
    頭が下がりますね。

    • +32
  20. こんっなにかわいい動物を純粋にスポーツを楽しむ感覚で狩る人間の神経がわからん!
    鬼だ!悪魔だ!
    …でも、それが、人間なんだろうなぁ…
    でも、保護活動してくれたのも、人間であって
    このまま、末永い復興を続けてほしいな

    • +18
  21. スポーツハンティング……子供が蟻の巣に水を注ぐの一緒か

    • -3
  22. 西洋人がスポーツハンティングの対象にし狩りまくっていた頃
    日本人は美少女擬人化の対象にし愛でいてたのであった・・・。

    まあ騒ぐほどでもないか。

    • +7
  23. 生息地域が分断されてるのはなぜだろう

    • 評価
  24. こんなかわいい小さい子達をスポーツハンティング
    なんてマジで許せんわー

    • +15
  25. かわいいから良いんだけど
    スナネコの記事めっちゃあるなww

    • 評価
  26. スポーツハンティングしてる連中をハンティングしてやりたいくらいだ。

    • +10
  27. 幼く見えるのは耳がでかいせいだけじゃないよね

    メインクーンも耳でかいけど見事におっさん顔系だし

    • +2
  28. よかった、絶滅に怯えるスナネコは居なかったんだね…

    • 評価
  29. こんな可愛いのに超獰猛だそうなので、そういう所こそ動画で見たいんだけど、可愛いのしか見つからない

    • +3
  30. スナネコ関連の記事今までそんなにあったのかw

    • 評価
  31. 某アニメの影響で一部の人にも大人気なスナネコさんですね

    • +8
  32. スナネコ――それは!
    チベットスナギツネとフェネックギツネを組み合わせた全く新しい…

    ネコである。

    • 評価
  33. お揃いのバングルが戦士の証のよう
    かっこいいのね

    • 評価
  34. オーロックスで懲りてないなら他でもやるんだろうな~スポーツハンティング。
    キツネやライオンとかでもやってるじゃん、子ライオン捕まえて車に乗って逃げながら親ライオンが追いかけてくるのを撃つとかさぁ…
    手段をいくら叩いても意味が無いから、VRゲームを発展させて代替できないかね。

    • +1
    1. ※65
      VR作っても無駄に金持ってるやつは、こんなんじゃ物足りない、やっぱり本物サイコー!って現地でやると思うよ。

      • +1
  35. 日本のイエネコは、冬生まれだと耳が小さく夏生まれだと耳が大きめになる気がする

    • 評価
  36. スポーツハンティングはエゴにまみれていて、下劣で浅ましくて大嫌いだ。
    バトロワみたいにハンター同士で狩り合えばいいのに。

    害獣駆除は獲物を有効利用するなら百歩譲って仕方ないと思う。
    そもそも人間が土地を広げすぎたのと、害獣の天敵を絶滅させたせいだけど。

    • +8
  37. これは可愛らしい……

    それにしても、食用としてならともかくスポーツの為だけで狩りをするとか
    やっぱりあっちの人間はちょっとおかしいんじゃね??と思うわ…
    その癖他の国の習慣には全力で介入してくるという

    • +3
  38. 砂の中からじゃぱりまんを取り出さないとね

    • +2
  39. 可愛い!
    …でもまあ、騒ぐほどのことでもないか…

    • +1
  40. 大きくなってもヨコミミ・・・まんぞく・・・

    • +1
  41. 絶滅回避良かった。10年ほど前ちっとも懐かない絶滅危惧種となってた。
    紛争やスポーツハンティングとかふざけたことをする反面、危険を顧みず保護するのも人間。(馬鹿な連中いなけりゃ動物も保護する人たちも危険な目に遭うことないのだが)
    懐かないも人類の叡智と根気根性で解消されてくる気がw

    あと誰か遊びで狩りする連中をハントしてくれないか

    • +4
  42. 予想通りフレンズ多いw
    かわいさとワイルドさを同時に持ってるとかたまらない

    • 評価
  43. むしろスナネコちゃんに毎朝布団の上からハンティングされたい

    • -1
  44. 絶滅回避できそうなのはよかったが、かわいくない爬虫類や昆虫は保護活動の対象にならずにひっそり滅んでいるんだよな…。

    • +1
  45. いや成猫のほうが普通に可愛い
    やっぱり猫科は猫の可愛さには勝てんよ
    すべての造形のバランスが良い

    • 評価
  46. このかわいい猫に対して、スポーツハンティングするのか… ひどい。

    • 評価
  47. 「スナネコは、気温が極端な時には巣穴に避難し、主として夜間に行動する」
    けものフレンズで言ってた通りですね
    (=Φ人Φ=)

    • 評価
  48. 結論…スポーツハンティングはくそ

    • 評価

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