この画像を大きなサイズで見るアメリカでは、およそ300万人の人たちが、実現しないことを願いながらも、人類滅亡、終末的災厄へ備えて食糧や装備を備蓄しているという。彼らは「ドゥームスデイ・プレッパー(プレッパーズ)」いう名で知られている。
写真家のヘンリー・ハーグリーヴスは、こうした人たちにカメラを向けた。プレッパーたちが世界の終わりの日に食べようとしている食事の数々を撮影し、ハルマゲドンメニューとしてまとめた。
プレッパーズが用意しているさまざまな食べ物は、それぞれの信仰、ライフスタイル、住んでいる場所、健康状態、そして世界がひっくり返っても生き残ることができると彼ら自身が信じているものが反映されている。
「最初は単なるきわものかと思っていたが、プレッパーたちと話すうちに、彼らの考えがとても理にかなっていることに驚いた」とハーグリーヴスは語る。ハーグリーヴスが会ったプレッパーたちは、世界の終わりを引き起こすような大災害が起こったら、まず食糧流通網が寸断されると信じていて、なにもできずにただおろおろするだけの弱者になりたくないと思っている。
ハーグリーヴスは彼らにインタビューし、最後の晩餐を作って写真を撮り、それを一緒に食べる。プレッパーたちが選択した食事からは、彼ら個人のストーリーが浮き彫りになってくるような気がするという。
1.ニューヨーク州の消防士
この画像を大きなサイズで見る氏名:ジェイソン・チャールズ
職業:消防士
居住地:ニューヨーク
911のテロのときの緊急時対応要員。再びこうした不可抗力な大災害によって、大気が汚染されるかもしれないと考えている。
備え:ニューヨークのアパートに、防空壕のように閉じこもる。災害用備蓄タンク、ウォーターボブで飲み水を貯蔵する。
備蓄食糧:MRE(軍用携行食)、ウォーターボブ、ラーメン、缶詰
地球滅亡の原因は?:火山の噴火
2.ミズーリ州の糖尿病患者
この画像を大きなサイズで見る氏名:ウィルマ・ブライアント
居住地:ミズーリ州
娘と共に糖尿病なので、インシュリンに頼っている。
備え:血糖値が上がるのを防ぐために、低炭水化物、高タンパク質の食餌をとらなくてはならない。対策として、食用にするニワトリを飼っている。インシュリンは半年分しかなく、医療機関の支給に頼っている。近くの小川でインシュリンを冷やして、悪くならないようにする。
備蓄食糧:チキン、豆、ナッツ、スープ、ピクルス類
地球滅亡の原因は?:大竜巻
3. ユタ州のモルモン教信者
この画像を大きなサイズで見る氏名:ケリーン・ビショップ
職業:自称自己防衛教育者
居住地:ユタ州
巨大パントリーをもつ食通。モルモン教信者でもあり、こうした備えを支持している。
備え:食事のレパートリーを変えたくないので、常に備蓄食糧を使い回す。ある商品をかき集めて料理するのが好き。長持ちさせるために食材を保存する工夫をする。
備蓄食糧:ワックスペーパーでくるんだチーズ、野菜のピクルス、真空パックの肉、フリーズドライ食品、パスタ
地球滅亡の原因は?:経済崩壊
4. ペンシルベニア州の市議会候補者
この画像を大きなサイズで見る氏名:ジョシュ・ワンダー
職業:市議会候補
居住地:ペンシルベニア州
生粋のユダヤ人なので、味気ないが備蓄食糧はユダヤ教にのっとった適法食品コーシャー。
備え:コーシャーの携行食。長期保存できるマツォー(種なしパン)。ユダヤ教の戒律トーラーでは、命がかかっている場合は食べ物はコーシャーでなくてもいいとしている。最悪の場合に備えてウサギを飼う。子どもたちは飼っているウサギに名前をつけてはいけないことになっている。ウサギはペットではなく食糧だから。
備蓄食糧:コーシャーの携行食、マツォー、米、ウサギ
地球滅亡の原因は?:テロ攻撃
5. アパラチア山脈に住む作家
この画像を大きなサイズで見る氏名:リック・オースティン
職業:作家
居住地:アパラチア山脈
こうした備えをした生活を始めて以来、とても健康になった。
備え:持続型農業(パーマカルチャー)”作付け一回、生涯収穫”自分の土地からの完全自給自足生活。新鮮なものと保存食を合わせて備蓄する。ハチミツ、薬のためにミツバチを飼う。
備蓄食糧:フルーツと野菜、自分の家畜(牛)の肉、ミルクとチーズ、ハチミツ、ナッツ、燻製肉
地球滅亡の原因は?:食糧システムが崩壊しつつあること
6. アイダホ州に住む種子業者
この画像を大きなサイズで見る氏名:ジョン・メージャー
職業:シード(種)ビジネス
居住地:アイダホ州
放射性物質をまき散らす汚い爆弾がアメリカ周辺で爆発することが心配。
備え:土は放射能を防ぐもっともすぐれた手段のひとつなので、150万以上の発芽種を土に埋めておく。昆虫を探して集め、料理する。ハチミツや薬のためにミツバチを飼う。
備蓄食糧:発芽種、コオロギ、ゴミムシダマシ、バッタ、パルメザンチーズ
地球滅亡の原因は?:汚い爆弾
7. テキサス州の技師
この画像を大きなサイズで見る氏名:ウェイン・マーティン
職業:顧問技師
居住地:テキサス州
備え:消費期限を伸ばすために猫用トイレの砂を入れたバケツに保存した缶詰。キャットフード。誰にも盗まれないが、いざとなったら食べられる。自家製”ウェインズワールド”ワイン。金銭の代わりに物々交換として使う。
備蓄食糧:キャンベルスープ、インゲンマメ、ウェインズワールドワイン
地球滅亡の原因は?:中国の経済崩壊
via:petapixel・lostateminor・written konohazuku / edited by parumo
アメリカでは危機的状況でも生き残れるよう、ドゥームスデイ・プレッパーのようなサバイバリストたちが数多く存在する。むろんどんなに備えていても一瞬にしてすべてを無にするような災害が起きたらアウトだが、「自分たちには万全の備えがある」という自覚と自信が困難な状況を脱する希望となるだろう。
















美味しいチャーシューラーメン(にんにくとネギたっぷり)と、おいしいチャーハンと、餃子。あとは死ぬまでお酒をたらふく飲んでいたい。
こんなに幸せな死に方って無いと思う。
最期の日に何を食べるかってより、サバイバル生活に入ったら何を食うのか、
ってカンジか。いくら彼らとて最後の晩餐がコレってこたないよね?
以外に現実的だった
地球滅亡の原因のところをを見ると、地球滅亡じゃなくてアメリカ滅亡に備えてって感じだな。
まあ、間違っちゃいないけど、こういうの見るとトランプが人気なのもわかる気がする。
滅亡の原因になりそうなのが火山の噴火ぐらい。それ以外は地球(人類だけに限定しても)滅亡に至るようなものじゃないような気がする。
撮影した翌日に「終末的災厄」が起こったら困っちゃうよね
せっかく備蓄しといた食料なのに
うちは備蓄の缶詰でパーティ
地球滅亡原因の予想や、そもそものメニューの内容など、日本人の私にとっては何だかちょっと共感しにくいものがある。
この方たちには悪いけど、つくづく日本って非常食もグルメなんだなぁと、ありがたく思えた。
天丼とお気に入りの焼酎のジンジャエール割りが理想だが滅亡の仕方次第で実現出来なさそう。
「明日の朝死ぬとすれば今晩何を食べる?」みたいなものだと思ったらちょっと違った
これはこれで興味深いけど
アパラチア山脈の作家は普通に健康食っぽくて良いね。
白飯と味噌汁(豆腐とワカメ)
シンプルかつ最強。
ウサ吉を食べるまで危機にならないように祈ります…(´Д` )
ナチュラルジオグラフィックのプレッパーズ、huluとかにあるけど面白いよ
汚い爆弾ってなんだろう・・・
地球は太陽に飲み込まれるまで恐らく大丈夫。ただ人間がどうなるかは知らん。
昆虫食が一番現実的だな
生き延びることを考えるならの話しだけど
※17
放射性物質をばらまく爆弾のことです、 「汚い爆弾」で wikipeda にもあります
備蓄かー 最後の晩餐だったら納豆と味噌汁と塩鮭の焼いたのと、沢庵かいぶりがっこ。
備蓄だったら、漬物、梅干し、米、味噌、干し肉、干し魚、醤油、乾燥させた野菜。
お金持ちの知人の家の地下には広いオーディオルームがあるんだけど、いわゆる核シェルターになってる。
完全人類全滅は巨大隕石だろう
経済崩壊や核ミサイル程度では絶滅しないだろうね
牛丼を腹いっぱい食いたいが、食いに行く途中で死亡しているな
トレマーズの夫婦者は嫌いじゃない
毎日がサバイバルって事だね
とんかつ、とんかつ
6の備蓄食料が衝撃的過ぎて二度見した。
牛肉、ベランダで定期的に栽培しやすい野菜、缶詰(加工肉、豆、果物など)辺りは欲しいところ。あとは無糖のお茶にコーラ。
なんか、テーブルが汚れてて気になる。
職業欄でわろた
私だったら、レトルトご飯とどんぶりの具を備蓄しておいて、これが本当の「ハルマゲ丼」…わーすみません。
この画像を見ていて、うちに常備してある災害用非常食の
消費期限をチェックしないといけないと気付いた。
地球滅亡クラスの何かが起こった際に下手に生き残ったらそれはそれでキツそうだな…
備蓄食料=寿命になるケースも多いだろう…
問題はこの食料備蓄をモヒカンどものヒャッハーからどうやって守るかだよな。
旅館の朝食みたいなやつ
飯、味噌汁、納豆、玉子、焼き魚、漬物
地球滅亡でなくても大規模災害への備えとしてやっといていいものだなって災害の多い国の人間は思うよ
このプレッパーズの番組見たことあるわ
食料保存の方法で生卵の殻にオリーブ油ぬっておくと日保ちするっていうのは安売りの大量に買ったら実際にやってる
未来の備えをする前に今の現状を何とかしろっていう電波な人も多かったが割りと真面目にサバイバル楽しんでたな
なんかトレマーズって空想的な滅亡論者でなんかどっかイタイな
日本人に聞いたほうがよっぽど現実的な危機的状況対応メシを答えられるってのにな
といって備蓄食べてしまったばかりだからまた買わないと
>なにもできずにただおろおろするだけの弱者になりたくないと思っている
動機はやっぱりこれだね
例えばもし日本の複数箇所が同時に大規模災害に遭ったら
手厚い救援・支援なんて望めないわけで、
限界はあるだろうけど自力で何とかしないといけない
なので通常の緊急物資の他に、道具類が入ったカバンを用意してある
中身は火種、ロープ、小型バール、小型ノコギリなど
うーん、いろいろ考えたけど、最後は抹茶味のアイスクリームをゆっくりと味わいたい
甘いものは心を和ませると言うじゃない?
すべての終わりは受け入れるつもり
多分、何も食べない
備蓄出来るやつか。
自衛隊で食った缶飯(とり飯)、牛肉の大和煮、沢庵、この三つの缶詰めが良いわ
自分が何を食べるかが問題ではない
子供たちに何を食べさせていくかが問題だ
アンチョビとケッパーのったトマトソーススパゲッティがうまそう。
モルモン教徒意外とうまそうなもん食ってんな。
熊本からなんだが(否定ではなくリアルな体験として)、今回わりと困ったのが、水とその水をわかすこと。都市ガス、止まるというか安全のために全部止めてしまうんよ。
本気で備蓄して、食事にお湯使うものを想定しているなら(1のひと、いきなりラーメンだったし・・・)、水はもちろん、ガスコンロとその燃料もな。まあその他のアウトドアグッズもあるけど。まあ電気とおってる地区ならまだいろいろ使えるけど・・・。電気ももちろん止まるからね。
でも、この30年で超高確率確率で地震起きてる日本は、これらの事は変人扱いじゃなくリアルに見習うべきだと思う。てか、政府が非常用の備品は毎年用意しても良いってくらい災害(地震)起きてるよね。世界基準でみたら異常事態だよ。
地球滅亡とまでは行かなくても、日本でも3.11以降、災害備蓄には関心は高いのではないでしょうか、現在では、半島情勢もありますしね。備えは無いよりあった方がいいのはあたりまえでしょうから。モルモン教では終末思想の教義に則って、備蓄する物の保存方法などが真面目に話し合われているそうですね。