ロシアが猫めき立ってきた。正教会の司祭が愛猫を抱いたカレンダーが大人気、市長選では猫が圧勝

　ホリデーシーズンとなるこの時期、町はクリスマスムードで湧きたっているわけだが、ロシアでは今、猫めき立っているらしい。

　ロシア正教会の司祭たちが、自分の飼っている愛猫を抱っこしてポージングしたカレンダーが販売され話題となった。そしてまた、シベリア地方の都市、バルナウルでは非公式の市長選が行われ、生後18か月の猫（スコティッシュフォールド）のバルシクさんが、人間立候補らに圧倒的大差をつけた。 2016年ロシア正教会カレンダー「プリーストと猫」 　12名の現職の司祭たちが、実際に飼っているペットの猫と共に撮影したというこのカレンダー。仕掛け人は、バチカンの若くてイケメンな司教たちのカレンダーや、ローマのフォトジェニックな猫のカレンダーを作り上げたゼニア・ラウチェンコ氏。 　ロシア正教会は、その保守主義で知られており、一部信者や関係者からこのカレンダーに批判的な声もあったために公式とはならなかったが、それでも大人気となり1部990ルーブル（約1700円）でネット販売され、多大なる売り上げ貢献をもたらしたという。 via:nbc・thestar・abcロシア地方市長選で猫が圧勝、得票の90％を猫がゲット 　今月、ロシア、西シベリア・バルナウルの非公式市長選のオンライン投票が行われた。その結果、6人の人間候補者と圧倒的大差をつけ、生後18か月のオス猫、スコティッシュフォールドのバルシクさんが選ばれたという。15日までに投じられた5400票以上のうち、にゃんと91.2％の票を集めた。 　この投票はロシアのSNSサイト、「アルタイオンライン」で実施されたもので、政治家の汚職や縁故主義へのうっぷんが吐き出された形となったようだ。ちなみに過去5年間、バルナウルの市長はすべて中央政府から任命されており、事実上選挙は行われていない。

　また、バルシクさんの支援者は、クラウドファウンディグを通じて、バルナウル市内の中心部に「バルシクに投票しないのはネズミだけ！」と書いた看板を設置する資金を集めているという。 via:dailymail・bbc

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