この画像を大きなサイズで見るアメリカでは1910年まで、埋葬する前に遺体を保存する為、ヒ素が普通に使われていた。1990年になって給水施設の調査を始めた大学教授たちが、近くの南北戦争当時の墓から安全基準値を超えた量の砒素がまわりの土壌に漏れ出しているのを発見した。
同様に水道設備にも砒素が入り込んでいることがわかった。どうすることもできないが、1910年にヒ素の使用が禁止になる前から、これが人体に有害なことはわかっていた。1844年、英国の医学専門誌『ランセット』が中毒死した遺体の体内に残されたヒ素についての記事を発表し、まわりの土壌を汚染しているのが発覚したのだ。
ヒ素は長年、さまざまな使い方をされてきた化学物質のひとつで、今なら致命的な有害物質であることは誰でも知っている。命の危険性をはらんでいることは、かなり早くからわかっていたのに、それを我々が認識するのは現代になってしまった。
アメリカでの遺体埋葬とヒ素の関係
ヒ素は長い間、1910年まで遺体の防腐処理のために使われてきた。かつては、通夜や埋葬の間、遺体を新鮮に保っておく手段はほとんどなかった。
防腐処理のニーズが急増したのは、遺体の数が一気に増えた南北戦争のときだった。そこで、好ましい方法として浮上したのがヒ素だった。ヒ素は体の組織を分解する体内のあらゆる細菌や微生物を殺す。少なくとも6オンスのヒ素があれば、遺体一体の保存が可能だ(遺体によってその量は違う)。遺体で満杯の墓地は、言うまでもなく大量のヒ素も埋まっているということになる。
こうした遺体が最終的に分解されたとき、ヒ素が地中に漏れ出る。1990年、北アイオワ大学のジョン・コネフェス教授がちょっとした調査を始めた。南北戦争時代の墓地近くにある井戸から、水のサンプルをとってみると、飲み水としては危険なレベルの量のヒ素が検出された。現代のホルムアルデヒドなどの防腐液も有毒だが、かなり早い割合で分解する。
だがヒ素の分解は時間がかかるため、その環境にそのまま残る。南北戦争時代の遺体からゆっくりしみ出したヒ素は、地下水の循環に乗って、川を下り、給水設備に入ってくる。
オハイオ州トレド大学の研究では、19世紀半ばから後半にかけての墓地の土を採取して調べた。すると、土から高濃度の鉛、鉄、銅、亜鉛が検出された。これらは腐った棺の残骸から土中に解き放たれたものだ。10エーカーの墓地に、40軒以上の家を建てられるほどの建材物質が含まれていることを考えると、分解しなくてはならない物質が相当多いということになる。
アイルランドの遺体埋葬とヒ素
古い墓地の状態を懸念しているのは、アメリカだけの話ではない。北アイルランドでは、高い地下水の水位と度重なる洪水が原因で、遺体を洗ったりしたヒ素が分解せずにそのまま給水設備に入り込んでいる。
多くのアイルランドの墓地は、町の中心の湿地帯で不安定な場所にあり、発ガン性物質が地下水にしみ出て、致死量レベルまで少しずつ蓄積していく大きな懸念がある。
アイルランドの墓堀人がおぞましい話をしている。洪水になりそうなほどひどい雨の日に、遺体を埋葬しようとしたら、埋める前に墓穴に水がたまり、遺体がプカリプカリ。また、ほかの墓地では、墓穴が洪水状態になり、地表まであがってきた水の表面が脂のようなものでてらてらしていたり、腐敗と化学物質の混ざった悪臭がしたという。
こうした不安は目新しいことではない。1844年に『ランセット』は、地中へのヒ素や遺体からの水分のしみ出しに関する記事で問題提起した。これは、妻をヒ素中毒で亡くした夫の報告がきっかけだった。ヒ素が分解しないことはわかっていたため、遺体が分解されたときに地中がヒ素で汚染されることを心配したのだ。ヒ素中毒で死んだ人が埋められた墓のまわりを調べ、実際に土壌が汚染されていたことを発見した。
via:utne・eponline・knowledgenuts
ヒ素は生物に対する毒性が強いことで知られているが、毒以外にも医学用途で何世紀も使われてきた。また、遺体にヒ素と水銀を注入することで、ほぼ完璧な状態が保たれることからミイラの保存にも使用されていた。
かつて大量に使用されていたヒ素はまだ土壌中に残留したままだ。謎の死を遂げた遺体からヒ素が発見されるケースは、もしかしたらこういった、かつて使用されていたヒ素がなんらかの経緯によって体内に入り込んでいたのかもしれない。古い墓地が恐ろしいのは、幽霊やゾンビだけじゃないってことだ。













西行法師の反魂の術でも砒霜使ってますね、そういえば。
ヒ素入りコーヒーを飲んでも死ななかった
怪僧ラスプーチンを思い出した
※2
間違えた
ラスプーチンが飲んだのは青酸カリだったwwwww
※2
ラスプーチンは青酸カリじゃなかったっけ?
それともヒ素を盛られたこともあるの?
やっぱ後腐れなく火葬に限るな
※3
そういった処理をするまで保存しとく為に使われてたんじゃないの?
それとも燃やすと無毒化すんの?ヒ素って
エジプトのミイラ作りにも、ヒ素を使っている例が有ると読んだ事が有る。まさに「王の眠りを妨げる者は死の翼に触れるべし」だな。
遺体から滲み出た砒素が水に溶けて口に・・・
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
ほんと、火葬が一番だね
これは……どうするんだ?
まさか墓掘り起こして処理てわけにもいかんだろうし相当な難題だな
やっぱり 火葬が一番だね 火はすべてを浄化してくれる。亡くなるまでの絶望や悲しみも真っ白になった遺灰を見ると少しづつ整理されてくる。遺体の成分が気化して風になって地球を巡るって 頑丈な棺桶のなかで腐っていくより なんぼかいいや。そのままの体を深い森の木の下なんかに埋めてくれるならそれはそれで いいけどね。
最後の審判のときに体がないと困るから火葬できない。だっけ?
腐ってしまうんだから、どっちにしろ無くなるし、火葬で天に返す(神様に預ける)
という考えにはできないのかなぁ?
ゲーム『State of Decay』ネタじゃなかったか(汗)。
>だがヒ素の分解は時間がかかるため
ヒ素は、元素であるため「分解」するには、原子結合から分解しなければならず
基本的に無理!
時間が解決するみたいな記事の書き方してるけどさ、時間は解決してくれないからね。
ヒ素化合物の事を言ってるのかなぁと思ったけど、記事では「ヒ素」しか出てこないから
ヒ素単体なんだろうな。
ヒ素を分解するのは、水素から金を作るくらいのレベルの装置が必要になるよ。
元素を分解して、再構成するわけだし。
世界的にみれば、バングラデシュのヒ素土壌汚染が有名だけどね。
ヒ素(砒素、ヒそ、英: arsenic、羅: arsenicum)は、原子番号33の元素。元素記号は As。第15族元素(窒素族元素)の一つ。
元素なので時間が経てば分解するということはない。
梟先生とその仲間は名誉棄損で告訴
ゴミ屑は窃盗とストーキングで告訴
けじめはきっちりつけてもらう
火葬の習慣は衛生的にもいいことなんだねえ
アメリカもこの頃火葬が増えてるとか、こうゆう問題を考えると確かにな
関係ないけど以前カラパイアにヒ素耐性の強い遺伝子の村人が多い村ってあったな
アルゼンチンだったけ?人間って強いな
ファイトレメディエーションという植物を使った土壌浄化技術があると知って、
汚染された土からヒ素を取り出せる植物はないのか調べたら
モエジマシダという植物が現在の所一番有効だという研究結果を見つけた。
こういう研究はもっと発展してほしいな。
DASH村でもヒマワリを使った放射性物質の除去実験をやってるそうな。
CSI:NYだったと思うけど、
埋葬された死体から高級な服を盗み、古着屋に売る、するとそれを買って着た人が衣服に染み込んだ防腐剤のせいで死ぬ、
って話があったんだけど今現在使われてる防腐剤は問題ないのかな?
ヒ素と違って時間が経てば分解されるから大丈夫ってこと?
溶けた遺体も水道設備に・・・
たぶん「終末が訪れた時に敬虔な信者だけが復活して~」っていう宗教的発想で
とにかく遺体を保存することが何より重要で毒性が分かっていてもかまわずヒ素で保存してたんだろうな
日本は宗教面で解釈すると仏教の開祖である釈迦が火葬されたってのが強いかな
本格的に火葬で統一されるのは結構最近だけど葬儀取り仕切る坊主的には火葬が望ましいと
まぁ本当は仏教伝来前から火葬もしてたらしいが一部特権階級くらいらしいし
ヒ素は分解しないけど、有機物とヒ素が結合すれば毒性は低下するよ。海草中のヒ素含有量高くてもわりかし平気な理由
これ、どうすんだろうなぁ。深刻な土壌汚染だからと墓を暴いてまで浄化作業をやれるか、そもそも既に広範囲に汚染が広がってるとなったら今更対策できるのか。
もっとも、今でも防腐処理に他の薬品は色々使ってそうだなぁ、土葬が続いているんだと。宗教的に容認し難いんだろうけれど、やっぱり火葬に誘導する方向がいいんじゃないかなぁ。
後世の描き方(アニメのフランダースの犬とか)のせいで誤解があるけど、キリスト教では死んですぐ天に召されるわけじゃなくて最後の審判でようやく復活(善人も悪人も)して天国か地獄へ、が基本だから復活する体を無くしてしまう火葬はなかなか受け入れ難いんだろうな。
魔女裁判なんかで罪人が火刑にされるのだって、そもそも「火にかけて体を失わせることで審判を受ける権利を剥奪する」という意味合いが強いんだし。日本で言ったら晒し首くらいのイメージの悪さだよ。
日本人だって「墓に入れずに自然に返す方が環境に優しいので明日から鳥葬か風葬にしてください」って言われてもすぐには受け入れ難いのと同じだろうな。
潜む砒素