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度胸試しに最適すぎた!墓地の横にあるピエロで埋め尽くされたホテル「クラウン・モーテル」(米ネバダ州)

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(著)

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 まるでスティーヴン・キングのホラー小説の舞台みたいな設定のホテルが存在するようだ。アメリカ、ネバダ州の元炭坑の町、トノパーの道路沿いに設置されている看板にはピエロの絵と共に「クラウン・モーテル」と書かれており、文字通りそのホテルはクラウン(ピエロ)がテーマの、大量にピエロの潜むホテルなのである。

 さらに不気味さをアップさせている要因は、このホテルが墓地の真横にあることだ。

Clown Motel Tonopah Nevada

 不敵な笑いを見せるピエロの看板に導かれ、ホテルに入りロビーに一歩足を踏み入れると、椅子に座っている人間と等身大のピエロに出くわす。その膝の上には小さなピエロの人形が乗っている。ピエロ恐怖症なら、ここで踵を返してはい、退場だ。

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 フロントの棚という棚にピエロの人形が飾られているだけでなく、客室もすべてピエロだらけだ。入り口のドアのところでピエロが出迎えるかと思うと、壁にも有名なピエロの肖像が掛かっている。

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 これだけでも十分インパクトがあるのだが、更に落ち着かない夜を過ごすことになるであろう理由はそのロケーションにある。隣が古くからある大きな墓地なのだ。

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 トノパーの現在の人口は2500人以下となってしまったが、かつて銀炭坑の町として栄えていた頃は5万人が住んでいて、ネバダ州で2番目に裕福な町だった。もちろん、この町の炭坑労働者や開拓者たちが永遠に生きるわけもなく、まとまった墓地が1901年に作られ、その後10年間、300人ほどの人がこの砂漠の土地に埋葬された。

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 それぞれの墓にはブリキに名前を記したプレートのついた傾いた木の十字架が立てられている。ここに眠る者たちは、鉱山探しの者はもちろん、1902年の謎めいた疫病で死んだ市民、1911年に炭坑火災で死んだ労働者などだ。今日、風雨にさらされた朽ちた木のフェンスに囲まれた墓地は『フロム・ダスク・ティル・ドーン』の風景のように見える。まるで、頑なに墓地への出入りを拒むかのようだ。

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 もしあなたに勇気があるなら、クラウン・モーテルに泊まった夜、部屋の窓から墓地のほうを覗いて見てみるといい。

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 奇妙なことに、クラウン・モーテルや隣の墓地に幽霊が出るという証言はほとんどない。ネット上にクラウン・モーテル滞在中に起こった奇妙な話が投稿されることがあっても、ちょっとした朝食を出し、インターネットがただで使えるちょっと変わったホテルという話ししか出てこない。

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 このホテルの不気味さがネットで話題となってからは、「アメリカでもっとも怖いモーテル」で夜を過ごすためにわざわざトノピーに出向いてくる若者たちも増えたという。

 こんなにも有名になったのに浮いた話が出てこないという方がおかしい気もするのだが、もしかして何かを見てしまった人は既に消され・・・おっと誰か来たようだ。

 ということでアメリカでガクブルの体験をしたいのなら、ネバダのクラウン・モーテルへGOだ。


Roadsideamerica・odditycentralfox10phoenix

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この記事へのコメント 38件

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  1. なんつうおあつらえ向きなロケーション…。
    これだけで一本映画が作れそうだ!

    • +7
  2. そのピエロがシャベルで墓穴を掘って待っているんだろ?

    • +3
  3. この記事を掲載した後の管理人の行方を知る者はいない・・・

    • +1
  4. アメリカの墓地って基本芝生になってて墓石も綺麗だからあんまり怖くないけどここは……

    • +1
  5. 朝食はきっとトマトだな
    真っ赤で丸い鼻を喰ってやるぞ

    • 評価
  6. この中にドナルドがいても分からないだろうな。

    • +5
  7. 映画「ポルターガイスト」は確実にピエロ恐怖症の増加に貢献したんだろうなぁ。
    あれさえなければ俺もドナルドとお友達になれたのに…。

    • +1
  8. 「おはようございます、昨夜はよく眠れましたか?」
    「ちょいと寝不足かな。ピエロのルームサービスとはなかなか気が利いてるよねえ、夜食にスリルが必要かどうかはともかく」
    「…えっ?」
    「えっ」
    なんてな。

    • +9
  9. パ、パルモたん ピエロ恐怖症のわたくしになんという記事を・・・・・・

    • 評価
  10. ピエロとゾンビ、夢の競演が見られるのはこのホテルだけ!
    アポカリプスを過ごすのに最適だね!
    斧さえあれば。

    • +5
  11. 海外の怖い系探索ゲームは、ピエロと精神病院が出てくることが多い…

    • 評価
  12. >こんなにも有名になったのに浮いた話が出てこないという方がおかしい気もするのだが
    うーむ、1911年と言えば100年以上前だし、成仏したか、いいかげん出て来るのに疲れたか、恥ずかしがり屋なのか、そこら辺の理由だろう

    • +4
  13. 墓地だ墓地だってみんな普通に生きて死んだ人たちだぞ。
    俺らもいずれ同じような墓地で普通に眠るんだけど、怖がられたら気分悪いよね。

    • +2
    1. ※17
      逆説的な言い方だけど、だからあの世って有るのかもね?
      みんな同じ感じなら、怖がられないし、嫌な思いしなくて済むじゃん?

      • 評価
    2. ※17
      そうかな
      肝試しで墓地に来た悪ガキ達をびっくりさせるのはきっと楽しいと思うぞ
      それに周りには死者仲間がたくさんいるから友達作ってエンジョイ墓地ライフ

      • +6
  14. ここでデッドライジングやったら難易度上がりそう

    • 評価
  15. ピエロ恐怖症のおっつぁんにとって地獄。
    何が出ようと出まいと関係なく地獄。

    • 評価
  16. >1902年の謎めいた疫病で死んだ市民
    これも不安を煽るな……

    • +2
  17. 坑道は結構ホラー要素多いしね。
    日本でも昭和以降も生き埋めになった話聞くし。

    • 評価
  18. 従業員はピエロの格好してないのか…

    • 評価
  19. い、一枚目のピエロは左手に何を持っているんだ?

    • 評価
  20. 映画『IT』のペニー・ワイズが恐すぎた…

    • +1
  21. うわあ、ピエロ恐怖症の私には拷問でしかないわ。怖すぎる😱

    • 評価
  22. もしかしてこれCODAWのDLCマップの元ネタ…?

    • +1
  23. なんか出来すぎな舞台だけど現実なんだよなあ

    • 評価
  24. ファンタジー的ホラーとリアル系ホラーの良いとこ取りしすぎ

    • 評価
  25. むしろ人が大勢いた方が死んだ人も寂しくないのかも
    何年も忘れさられた墓地とかはヤバそう

    • 評価
  26. キラークラウンだ。
    いよいよ地球に住み始めたか

    • 評価
  27. これ…COD:AWのボーナスマップの舞台じゃないか…?

    • 評価

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