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内向性と外向性の違いってなに?科学的に検証する

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(著)

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 あなたは内向的か、それとも外向的か。人の性格の核を成す一つの側面として、多くの性格テストがあなたを内向的か外向的のいずれかに分類しようとする。しかし実際のところ、内向性と外向性とは何なのだろう。これまでに発表された、いくつかの学説や科学的事実を見ていこう。

カール・ユングのタイプ論

 内向型/外向型という概念を初めて提唱したのは、分析心理学の祖であるスイス人心理学者カール・ユングだとされる(1921年の著書『心理学的類型』)。ユングのタイプ論の基本にあるのは心のエネルギーの在り方だ。外向型の人が社交することで活力を得るのに対して、内向型の人は社交によって消耗する。したがって、内向型の人がパーティなど人の多いところに出かけたあとは、“再充電”して元気になるために孤独な時間が必要となる。

 また、内向型から外向型までは一種のスペクトラムで、人はそのどちらかにはっきり分類されるものではなく、その中間に位置する人をユングは「両向型」と呼んだ。

ハンス・アイゼンクの覚醒理論

 ドイツの心理学者ハンス・アイゼンクは、内向型/外向型の差は、大脳皮質の覚醒水準(脳の活動の速度と容量)の違いによるものだと提唱した。外向的な人に比べると、内向的な人のほうが大脳皮質の覚醒水準が高く、1秒あたりにより多くの情報を処理することができるという。

 つまり、内向的な人は、たとえば賑やかなレストランなど刺激の多い場所に出かけると、すぐにキャパシティオーバーになるため、過剰な情報から自らをシャットダウンしようとする傾向がある。対照的に、外向的な人はすぐには覚醒しないため、より刺激的な環境に身を置こうとするのだという。

脳の違い

 1999年、米アイオワ大学の研究者らが、内向的な人と外向的な人の脳の血流量をPETスキャンを使って検査した。その結果、内向的な人は前頭葉と視床前核の血流量が多いことがわかった。これらは、過去の出来事を思い出そうとしたり、計画を練ったり、問題を解決したりするときに活発になる部位である。一方、外向的な人は、前帯状回と側頭葉、視床後核の血流量が多かったが、これらの部位は感覚の処理を司っている。このデータは、ユングのタイプ論を裏付けるものだ。

 また別の研究では、内向的な人のほうが、学習や運動制御、覚醒制御を司る脳の部位が活発で、前運動野が外部刺激を処理する速度が早いことがわかっており、アイゼンクの覚醒理論を裏付けている。

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 その他、無数に行われている内向性/外向性の研究から、次のようなことがわかっている。

・外向的な人の脳のほうが、内向的な人よりも「人の顔」に強く反応する。内向的な人の脳は、人の顔でも花の写真でも同じような反応を示す。つまり外向的な人にとっては、人の顔ひいては人間そのものがより重要な位置を占めているということである。

・物事を説明する際、外向的な人は抽象的、内向的な人はより詳細で具体的な物言いをする。

・外向的な人のほうが装飾的なファッションを好み、内向的な人は実用性を重視する。

・外向的な人のほうが概して幸福感が強く、一度覚えた幸福感が長続きするとされる。しかしそのはっきりとした理由はわかっておらず、何をもって幸福とするかはもちろん人によって異なるため、単に外向的な人のほうが幸福感を外に向かって表現しているからそう見えるだけという説もある。

via:io9・written mallika

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この記事へのコメント 32件

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  1. バッチリ内向的 (・・)ノ
    大人数のバーベキューとか苦手。一人・二人で釣りとかしてる方が好き。

    • +2
  2. 要はギターアンプのハイ/ロー入力やらと同じかな
    >>外向的な人のほうが概して幸福感が強く
    以前記事になったランナーズハイと関係ありそう、そうするとノイズゲートに近いのかな

    • +17
  3. 今まで外交的と思っていたし言われてきたけれど、この記事見る限り私は内向的だったびっくり
    勿論両極端に分ける必要はないんだけど、どうしてそうなってくのか不思議

    • -2
  4. 人間って苦痛が標準で、感覚が鈍くなればなるほど幸福を感じるようにできてるのかね?
    設計ミスやんこんなの。

    • +36
  5. 内向型・外向型についてはスーザン・ケインの本やTEDを見るとわかりやすい
    本によると刺激に対して強い反応を示す人は内向型になりやすく、刺激に対して鈍感な人は外向型になりやすいらしい。
    あと内向型・外向型だけでなく安定・不安定もあるらしく、大まかに分けて安定外向型、不安定外向型、安定内向型、不安定内向型の4タイプが有るとのこと(外向型のふりをした隠れ内向型も多く存在)
    みんなと一緒に行動することが自然にできる=安定外向型
    みんなと一緒でなければいけないといつも考えている=不安定外向型
    一人のほうが作業効率がよく孤独を感じていない=安定外向型
    人付き合いが苦手だが一人が嫌=不安定内向型

    • +2
  6. 外交的なのが内向的より優れているとは限らない。
    外交的な人は他人に関わらないとやっていけなくなるから、周囲に迷惑をかける存在になるのも外交的なタイプ。 内向的なのは新たな刺激がなくとも維持管理に優れている平和なタイプ。 ちょうど戦争を避けられないアメリカと平和な日本みたいな関係かな。
    「過ぎたるは及ばざるが如し」というところだね。

    • +14
  7. 日本人は他の民族より不完全な物に不安になりやすいんだと。
    その不完全な不安感を補完として繕う為に、詫び錆びという美的センスが生まれたとか。
    形がいびつな楽焼茶碗とかは西洋美的センスだと土くれだからね。

    • +11
    1. 自分は、誰と一緒にいるかによるなあ
      知り合い程度の人たちといる時間は疲れる場合が多くて、長いといっそ孤独にさせてって思うけど
      気心の知れた仲間たちといる時間なら活力になる場合が多い
      孤独の時は10回復、仲間といる時間は平均40回復って感じ
      これだと内向型に近そうだけど、気心の知れた仲間でも人数は多いほうが楽しいんだよな
      むしろ2人きりは苦手な傾向があって、2人きりでいても楽しめる相手は3人くらいしかいない
      >>8の「不安定外向型」に近いんかなー

      • +5
  8. 星占いとか言っちゃうオカルトな人は現実を生きてないのかな?

    • +12
  9. 外に出た時、テンション高すぎて迷惑行為にまで及ぶような人に遭遇したら、一気に消耗するな

    • 評価
  10. でも外交的な人のほうが繁殖率が高そうなんだよな

    • 評価
  11. もちろん内向的脳していて、無理して外向的な付き合いしてると自分の内面がズタズタに傷付くイメージが付きまとうようになる。
    仕事終わりに同僚と夕食なんてもっての他。
    家帰って金魚に餌でもやってたほうがおちつく。
    根暗で悪かったな。

    • 評価
  12. もろ内向です
    三日休みがあって三日とも人と過ごさなきゃならないとかなら仕事と変わらん

    • -5
  13. 今まで一度も孤独とか淋しいという感情になったことない。自分でも変かなとは思うど。
    飲み会とか大好きでよく参加するけど、基本は一人がいいな。
    風邪ひいた時も、一人で部屋に篭って自分で治したい。お見舞いとか逆に嫌だ。

    • +3
  14. 内向的な方が頭良さそうだから、自分は内向的って設定にしとくわ

    • -1
  15. ほんまでっかTV、でもやってたけど、「矢田部ギルフォード性格検査」で外向、内向、安定、不安定の要素から5つのタイプに分類するテストがあるね。

    • 評価
  16. 他者と接しなきゃいけない状況ではちゃんと向き合うことが出来るが、その状況を抜けた後疲弊感と動悸が半端じゃなくなる…ので私は内向的なんだろう
    外向的な人は他者が何を欲しているかをよく汲み取れ、その人が望むものを実現しようと活動ができる、内向的な人は他者がどう感じているかよく汲み取れ、その人が望む方向へ促してあげられるんじゃないかな?どちらも他者をよく見られていると思うよ。それと内向的な人は内・家に籠りやすいいけど、それは自身の快不快をよくわかっているんだろうし、過度な接触は自分と他者には良くないってこともわかってるってことじゃないかな?まあ私はメンドクサイ・ほかの生き物や物を眺めてるのが好きなだけですけどね

    • +1
  17. 一人でいるのが好きなのは 人と対面で付き合うと 相手の感情に合わせるのに疲れてしまうというのも大きい キャパ以上にはしゃいでも怒っても後でどっと疲れる 感情のパワーが少ないのか 感じていることはあっても外側に向けて感情表現するのが面倒で最小限になる こうしてみると 感情労働が苦になるかならないかも 外交的内向的の指標になるかな 

    • +9
  18. >外向型の人は社交することで活力を得る
    >内向型の人は社交によって消耗する
    外向型の人はおそらく、「すべての人が活力を得られて良いことだ」と思って飲み会を開いている。
    内向型の人は、「なぜわざわざ活力を失うイベントを・・」と思っている。

    • +18
  19. そもそも内向的の意味勘違いしてる人多そう
    心理学的意味としては、
    他人の気持ちになって考える→外交的
    自分の気持ち中心で考える→内向的
    って某精神科の本で読んだよ
    思考がどこに向いてるか、ということらしい

    • +13
  20. 私の外向的な友達は、大はしゃぎした後1人で部屋で落ち込んで反省すると言ってたから
    たぶん内向的だったのだろう

    • +3
  21. つくづく内向型なんだなと理解した
    しかしアレだ、せっかく人間社会に生まれたんだから、外向型の方が人生楽しいのではないか?
    内向型から外向型に変化させるのは無理な話なのかね

    • +2
  22. 内向型だけど、割と騒いでる知人たちに聞いても騒いだ後に充電しないと駄目らしいから、
    世の中意外と外交的なフリをした人が多いのかもね

    • +7
  23. ポジティブで鈍くて幸せな脳になりたい
    人と関わったり外で活発に動き回るのに疲労や苦痛を感じにくければ人生もっと楽だろうなあっていつも思う

    • 評価
  24. マターリすること、一人でチマチマ何か作って熱中することが幸せなので、
    興奮的な幸せというか幸せの絶頂のようなダイナミックな幸福感は確かに薄いね。
    ダイナミックではないだけで、本人は幸せだよ。

    • +20
  25. 僕は自分が内向的な人間だと自覚してるし、またあまりそのことを悪いことだとは考えていないので普通に「僕は内向的で~」と言うことがある。多分一般的には内向的なことが良くないとされていると思うけど。戦後、アメリカ文化が流入した影響なのかな。
    大勢の人が集まって自由にお話しするような場面は本当に苦手。電源オフになって周囲を完全にシャットアウトしてしまう。またそのことを周囲の人が気にして声をかけてくるのも辛い。

    • +3

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