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「クールでかっこよくなきゃいけない」というプレッシャーは子供に有害。現代の消費文化の悪影響を懸念(英研究)

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  クールであれ、格好良くあれ、流行りのアイテムを所有せよというプレッシャーは多くの子供やティーンエイジャーにとって有害である、と英サセックス大学の心理学者が主張している。

 彼らの研究によれば、大勢の若者が自分に自信を持ったり、友人を作ったりするために消費文化に巻き込まれていくが、しばしばその逆のことが起きるという。その結果は負のスパイラルだ。低い幸福感によってさらに商業主義的な価値観に陥り、それがまた心の状態に影響することになる。

 イギリスで実施された8~14歳の子供1,000人を対象にした3年間の調査では、不良っぽいこと、イカした物を所有していること、格好良く見えることは、仲間内で人気者になるうえで最も優れた方法であるとみなされることが多かった。

 しかし、こうした行為に傾倒すると実際には逆の効果があることが判明した。すなわち、次第に仲間との人間関係が悪化し、その結果さらに消費文化へ傾倒するようになるのだ。

 また、少年と少女では興味深い違いもあった。少年における抑鬱症状が物質主義の強まりを示唆する傾向にあったのに対して、少女における抑鬱症状は内面化された容姿への関心を示唆する傾向にあった。

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via:.medicalnewstoday・written hiroching

 サセックス大学のマシュー・イースターブルック博士は、「研究結果は、幸福レベルの低い子供たちが特に消費文化に傾倒し、負のスパイラルに陥ることを示唆しています。脆弱な子供は消費文化を対処メカニズムとして認識しているのかもしれません。ですが、それは子供たちの幸福にとって有害なものです」と説明する。

 「消費文化的価値観は、子供時代における社会的成功のイメージと結びつけられています」と話すのは、同じくサセックス大学のロビン・バネルジー教授だ。

 「フレンドリーで、親切な子供が最終的には人気者になるのですが、子供たちは勘違いして、不良っぽい、イカした物を所有している、格好良く見えるという評判こそが他人から好かれる方法だと思っています。また負のスパイラルの別の例として、仲間に拒絶された子供たちは消費文化に傾倒するようになり、これがさらに人間関係を悪化させることが判明しています」

 なお、消費文化はどんな女性にとっても破壊的でありながらも、ファッションモデルは他の女性よりも、完璧な容姿の追求から受ける影響に対してより回復力に富んでいるそうだ。彼女たちの幸福感への影響は、強い帰属意識によって幾分緩和されているそうだ。

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この記事へのコメント 56件

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  1. まわりから浮いたファッションで人気を得ようとする⇒友達から引かれる⇒
    孤独なる⇒抑うつ状態⇒買い物依存⇒消費に傾倒するってこと?

    • -11
  2. 研究はされてこなかったけど、これは昔から分かっていることじゃないかな。
    子ども向けの絵本やアニメでも、珍しいものを見せびらかしたり気前よく振る舞って人気者になるキャラが最後の惨めな思いをするって定番のストーリーだし。

    • 評価
  3. 同調圧力に屈しているのにも関わらず、優位性を示したいというジレンマ
    そんなストレスが様々な問題行動を引き起こす
    子供でも大人でもね
    そのストレスを解消するのは、他者への攻撃という形をとらないでほしいもんだ
    たまの買い物でストレス解消するなら、安いもんだよ

    • 評価
  4. 小中高と、こうゆうことを考えさせる授業があればいいなと思った

    • +18
    1. ※4
      子供であればあるほど、
      「自分に魅力があるのか、ものに魅力があるのか。」
      分からなくなって倒錯しちゃうんだろうね。

      • +9
      1. ※20
        ファッションだけでなく、いろんなものの境目がなくなってきてるなーと感じる。
        この傾向でまた有益なこととそうでないことが変わっていくんだろね・・・

        • +13
      2. ※20
        スポーツ選手とか芸能人でも「休みの日はゲームしてて・・・」みたいな感じの人増えてきたよね。
        ポピュラーな趣味になったというか。

        • 評価
  5. 子供も大人もスケールが違うだけで世界は一緒
    そもそも学校生活を送る上で子供達が感受するプレッシャーの類で、この手の心の負荷はまだ温い方だと思う。
    本能のまま買い物をして失敗する経験は貴重だし

    • +38
  6. 二重拘束になってしまっているからですね

    • +12
    1. ※7
      だね。
      ファッションは自分を見失う可能性もあるが、自分を磨く側面もある。
      こういう研究は子供へのストレスを過剰に敵視する傾向が強いけど、ストレスから遠ざける環境が必ずしも最善とは思えない。

      • 評価
  7. 高価なものを持っていることがオシャレで、そうでないと惨めだと思っている人達とは距離を置く。
    それだけでも随分心が豊かで自由になれる。

    • +7
  8. 子供が自分からそういう格好をしたい!って形でしてんのなら別にいいと思うけど、親が着せ替え人形的な感じでやってるのを見るとなんだかなーって思う。

    • +40
  9. 幸せは各個人違う物
    幸せは自分で手に入れるもの
    と言う事か
    他人に評価されるよりも
    自分で肯定して認めて満足するほうが
    幸せなんて事もあるしね
    まあ他人に評価されるのも嬉しいけど
    各ケースそれぞれだけど
    大人になっても子供でもそれは変わらないのかもね

    • +11
    1. ※11
      ファッションによって磨かれたもの、プロや専門家の手によって磨かれているんだろうと思えるものを優れていると考える価値観を見直す時に来てるんだろうな

      • +1
  10. 正直ファッションセンスなんか後から育てりゃいいと本気で思う
    身だしなみは口で言う以上に親見て覚えるし、最低限以上飾りたければ子ども自身が稼いだ金でやるべきだ
    歳食った肌誤魔化す為にするはずの化粧で態々若いピチピチの肌痛めつけてるのとか何で誰も止めないのか理解できん
    そんな物に貴重な子供時代の時間を費やすなんて本当に勿体無い
    生きていく為に覚えるべき事教えるべき事は他に山ほどあると思うんだ

    • +15
  11. 子供の頃、貧乏すぎて自分が何を着ていたのか全く覚えてない。食べ物の事ばかり考えていたからだと思う。

    • +6
  12. この場合「自分を磨くファッション」とは大きく異なると思うな…

    • +6
  13. なんかわかるわ
    服のブランドだとか流行り物にやたら拘る奴は大抵キョロ充

    • +8
  14. フレンドリーで親切になるのは、フレンドリーで親切じゃない人間にとって
    もっとも難しく感じる
    それも一種、素質才能の様な気がするのだが
    それの反射的な代替行為とも言えるのだろうか

    • +19
  15. 耳が痛いけど今更今の状況を捨てられるわけじゃなし
    例え無理やり社会全体を質素な状態にしたとしても、その中で比べ合うだけだと思うんだよなぁ

    • +9
  16. 最近の日本てクールでかっこよくなきゃって風潮少し減ってきた気がする
    あとワイルドとかも オタクっぽい人とか可愛い系を目指してる人のほうが多い気がする。
    ファッションはカオスだけどね

    • +7
  17. 子供の頃から物質的なものばかり意識してると嫌な奴に育ちそうではあるw
    それに子供のファッションなんて親次第だし、それで優劣つけるのは封建的だよね
    実際は親がオシャレでいい子もいるんだろうけど

    • +3
  18. ファッションに倒錯するのと身だしなみは別だかんな!
    ちゃんと清潔にしろよ!

    • 評価
  19. 布は硬くて肌が痛い。動きにくい(デニム)
    なんかちくちくする(おろしたての服、糊の効いた夏服)
    暑くなって自分で脱ごうとして怒られる(冬服と空調の寒暖差)
    紐だらけの靴が履きやすいなんて大人は頭がおかしい。(スニーカー)
    全部私が5歳の時に“よそ行き服”で泣きわめいたヤツ。

    • +9
  20. 本文によれば、子供たちが晒されてるのは正確には「クールでかっこよくなきゃいけない」って圧力じゃなくて「注目される人気者じゃなきゃいけない」って圧力だな。クール云々はその手段と結果のミスマッチだ。
    楽しく生きれば誰にも注目されない孤高でもいいんだ、という赦しが必要だよ。

    • +19
  21. ノビタがドラえもんに頼んで恰好良いファッションに身を包んだら
    シズカちゃんは「ノビタさんかっこいいね!」って言ってくれるだろうけど
    それでノビタがモテるようになるわけではない、と。
    結局シズカちゃんに普通に親切に接しているデキスギ君のほうがモテる、と。
    その後のノビタの展開は色々想像できるけど、ドラえもんがツッこんでくれなけりゃ
    ノビタはますますエスカレートしてすさむ、っていうそういう感じかな?

    • +7
  22. こういうのを聞くと 制服も悪くないな~と、思います。服なんて一番経済力を表すから

    • +10
  23. 流行の服とか、着たい奴が着るのは、いいと思うけど、
    そうしない奴を、ダサイとか言って、責めるのは、良くないと思う。
    そして、テレビって、そういう傾向を、助長していないか?
    こういうことを、発信する人が、たくさん出てきて欲しい。
    こういうことは、テレビでは、取り上げないだろうか・・・
    スポンサーである、服のメーカーに、反するから、無理か・・・

    • +29
  24. 偉人の何人かは毎日のコーデが面倒で自分の生涯の
    ユニフォームを決めて毎日それを着ていた。超合理的。
    それを許さないのは偉人になれない凡人層という皮肉。

    • +8
  25. インスタなどのSNSが普及したせいもあるんじゃないかな〜
    カウントの数がステータスになったり、デビューさせたり、自分の子供を見た目で世界一にしようとする親が多い

    • +16
  26. 人間中身が肝心、外見だけ上塗りされた空っぽの人間にはなりたくないな

    • +11
  27. 最低限の清潔感があって本人に似合ってたら服なんかどーでもいいよ

    • +4
  28. 子供に限らずだろ。中身空っぽな大人はしょうもないブランド品買いあさって自分を飾ってるじゃないか

    • +1
  29. すべての人は世界で一つだけの花
    中身が大事なんだからファッションにこだわって他人の評価を気にすることないよ
    自分らしさが一番!服も丈夫なら安物でいいし化粧なんて一切不要
    …と、世間から逃げてチェック柄しか着ないオタクにはならないでね

    • +3
  30. 同調圧力や強迫観念からファッションに没入している人は不幸だけど、ファッションに全く無頓着な大人の人も、同じくらいどうかと思う。気持ちのよい上質な素材を着たい、というのは生活する上での感性の繊細さの表われだし、それなりに洗練した雰囲気を纏いたいっていうのは、社会人として備えるべき心構えだと思うし、自分の装いのセンスを人に見せる、というのは自分のセンスへの自信がなければできないこと。よくある批判のように、服のことばかり考えているのではなくて、逆に自己管理や自己研鑽が行き届いているからこそ素敵な装いをしているということ。服が無頓着だと、それだけで、いろいろと行き届かないところがある人なんだろうなと察されてしまう。

    • +1
  31. ティーンが突飛な格好するのは自己表現というより
    既存世間に対する攻撃だよね
    「自分は汚い大人の世界には属してないぜ」だから
    あまりファッションにこだわり過ぎると人間性歪むかもね

    • +1
  32. みんなと同じものを持とう
    みんなよりいい物を持とう
    って思うもん
    ブームとか特にそうじゃない?
    大人になると自分のお金で買える分、本当に好きなものを買えるようになった気がする。
    お金の価値を知らないと、あるだけ使っちゃうよ。

    • +11
  33. 子供の頃から同調圧力に屈したり疲れたりしてきた人間としては
    なんとなくわかるような気がしなくもないです。

    • +5
  34. これって120%親の問題では?子供がどんなにイカした格好をしようと思っても、彼ら自身がシマムラを襲撃して小洒落た革ジャンを強奪して来る事など出来ないのだから。

    • +4
    1. ※39
      「~の癖に」という言い方、大嫌いなので使わないよ。
      すげー上から目線だよな。

      • 評価
  35. ブランド依存みたいなものなのかな
    それ無しでは自尊心を保てなくなると

    • +1
  36. フレンドリーで親切な性格でない者は、
    服装や見た目だけでもフレンドリーで親切に見えるようにすれば、
    多少は効果がある気がするんだけど、
    どんな服装がフレンドリーで親切なのかは分からん。

    • +2
  37. 自己評価や幸福の実感なんてのは主観的なものなのに、
    ファッションや持ち物でそれらを高めようなんて
    考えるのがそもそもの矛盾で間違いだったね。
    客観的な評価のために外側を補強したって、
    それを褒めるのは他人であって、自分じゃない。
    自分で自分を好きになれなきゃ幸せじゃないよ。

    • +1
  38. あとさ、
    ファッションショーでスーパーモデルたちが
    カッコつけて無表情だったり、むしろ高慢さを表現したりする慣習になってるのはなんでなの?
    あれが、
    ファッションの文化にの本質は、
    フレンドリーとか親切さじゃなくてクールさや高慢さとかだ、みたいな文化の根源だと思う。

    • +2
  39. 子供なんぞ汚すのが仕事なのに、ON/OFFやTPOをわきまえずとりあえず着飾らせていきがってる残念な親はいる。
    服なんぞ選べるしいつでも着替えられるんだけど、彼らの中ではそれこそが世界の中心なんだろうな、と話してて寂しくなる時は多々ある

    • +1
  40. ファッションて商売でしょ。「この服が今年の流行りですよ、これ着てないとダサいですよ。」という強迫観念の刷りこみでしょ。商業主義のフィクションに乗せられて、流行の恰好してドヤ顔してる奴が滑稽でしょうがない。ただの消費させられる奴隷階級なんだよなあ。知性って大切だよなあと劣化する社会の中でつくづく思う。

    • 評価
    1. ※47
      本当にそう思う。
      自分に合うものを身に付けたり、地に足を付けた生き方をしたいものだ。これは消費社会の価値観だけでは得られない。
      イケてるあたし、デキるあたし、ファッショナブルなあたし、最先端のあたし…
      そういう人に限って、自信があり過ぎるか無さ過ぎるか極端で、常に満たされていない人が多い。

      • +1
  41. この傾向の弊害は、他人をダサイと言って、見下すことだと思う。
    テレビを筆頭とするメディアも、この傾向を、大いに助長している。
    上の世代も、この傾向を、放置しているか、あるいは、認識すら、していない。
    そして、人をダサイと言って見下す奴は、相手がどんな人かを、見なくなる。

    • +2
  42. 消費文化の悪影響の病気をこじららせて
    男は物質主義に走り、女は外見に執着する。
    モデル女子は受容されてるのでややダメージは少ないけど
    モデル男子は?やはり物質主義?
    闇金ウシジマでやってることまんまだね

    • 評価
  43. 人を思いやる事が一番クールでカッコイイぞ!
    自分磨きになるし誰からも好かれる!

    • 評価
  44. > 内面化された容姿への関心を示唆する傾向
    だれかこれ簡単な言葉に訳して(白目

    • +4
  45. こういった価値観には染まらず、毎日同じ服を着て済ませられるのもユニクロさんのお陰ですww

    • +2
  46. つかとっくにそんなの分かってたこと
    イケてないと駄目
    これは世界中どこにでもある価値観だけど相当なストレスにもなる

    • +7

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