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数学モデルから解析すると、異星人はクマと同等の大きさであると推測(スペイン研究)

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(著)

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 太陽系外には無数の惑星が存在するが、その幾つかが生命の必要条件を満たしている可能性はかなり高い。仮に異星人が存在するとして、その姿に関して科学者は確かなことを何も言えないが、重さについてはある程度の推測ができそうだ。ある天文学者によると、多くの地球外生命体の体重は314kgだという。

異星人が居住可能な惑星の人口は約5000万人程度

 これはスペイン、バルセロナ大学のファーガス・シンプソン氏が、ベイズ統計モデルをもとに導き出した答えだ。シンプソン氏は、ある異星人文明の一般的な人口規模を計算し、5000万人以下と推定した。彼の主張では、銀河には多くの文明が存在し、人口過密でない可能性のほうが高いそうだ。

 惑星上の人口分布は、吊り鐘型分布に従うが、完全な正規分布ではない。つまり、ほとんどの文明が平均的な人口を擁する一方で、一部にかなり小さい、あるいはかなり大きい人口を持つ文明があるということだ。

 地球の人口を例に考えてみよう。任意の地球人1人を選んだとき、その人物が中国人である確率(5分の1)は、ニュージーランド人である確率(1600分の1)よりもはるかに高い。しかし、中国と同じ人口規模の国よりも、ニュージーランドと同じ人口規模の国のほうが多いため、無作為に国名を挙げた場合は、ロシア、中国、アメリカサイズよりは、スペインやモザンビークサイズの国を挙げる可能性がずっと高くなる。

 同じことが異星人にも言える。そして、地球の人口を最大級のものと仮定して、異星人が居住可能な惑星は5000万人程度を擁する、とシンプソン氏は試算した。

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異星人が住む惑星の半径は地球の1.4倍以下

 同様の論法で、地球外生命体が存在する惑星の大きさは、大抵の場合は地球よりも小さいと推測できる。同氏のモデルでは、地球の直径の約50パーセントを下限に設定してある。なぜなら、これよりも小さくなると大気や水の維持が難しくなるからだ。

 中国の例と同様、大きな惑星はそれだけ大きな人口を抱えることができるため、個々の異星人は大型惑星に住んでいる可能性のほうが高い。しかし、異星人全体としては、大きな惑星よりも小さな惑星のほうが多く存在するため、小型惑星出身の異星人を引き当てる確率が高い。シンプソン氏によれば、95パーセントの確率で、惑星の半径は地球の1.4倍以下となるそうだ。

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異星人の体重は314㎏

 そして、問題の異星人の体重だ。これは生物の身体の大きさと個体数の関係から導き出された。すなわち、地球の動物は大きさと個体数の間に相関関係があり、小さい種ほど個体数が多くなる傾向が知られている。したがって、もしある異星人が地球上で生命を探したとすると、クジラよりも蚊に遭遇する確率のほうがはるかに高いだろう。

 大きさと個体数の関係を確率の曲線上に描くと、異星人の体重の中央値はおよそ314kgであると予測される。これはクマやヘラジカと同等のサイズだ。異星人の半分はこれよりも重く、もう半分はこれよりも軽いことになる。

 小さな惑星出身の大きな生物というとどこか矛盾しても聞こえるが、そんなことはない。小さな惑星の平均人口は、地球上にいる70億の人間と比較して少ないことを思い出して欲しい。

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この説に異論・反論コール

 こうしたシンプソン氏の数学的な議論に対する反論もある。フランスのエクス=マルセイユ大学で理論生物進化学の教鞭をとるミシェル・コップ教授は、人類が知的生命体の無作為標本であるのかどうか不明であるため、今回の議論に確信が持てないと主張する。

 また、地球上の人類が全文明の中央値である可能性も高い。すなわち、人口の観点から見れば、宇宙における地球はインドや中国というより、カナダに相当するのかもしれないのだ。

 そして、ほとんどの文明の人口が5000万人以下という結論は、文明の大きさの分布が種の大きさの分布と相関関係にあるという仮定に基づいたものだが、これには根拠がない、とコップ教授は主張する。

 同教授の意見では、知的地球外生命体の身体が大きい傾向にあるという議論については問題が少ないようだ。陸生種の大きさと個体数の関係はかなり一貫していると思われるからだ。それでも、知的生命体の大きさの分布がシンプソン氏のモデルに必ずしも従うわけではない。

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via:livescience・原文翻訳:hiroching

 SETI協会のセス・ショスタク氏は、シンプソン氏の結論、特に異星人の身体の大きさがずばり正しい可能性は低いと述べている。大きな生物なら、水棲生物である可能性が高いからだ。

 また、知的生命の発達に関する問題もある。人間などの動物が賢くなった理由の1つは、食料を見つけるためだ。それほど大きな動物なら食料の確保に苦労しない。これは脳、ひいては知能の発達には不利に働くだろう。

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この記事へのコメント 60件

コメントを書く

  1. その説だと今までの宇宙人全部偽物になるんだが

    • +12
  2. 前提条件が適当すぎるような。
    とくに「地球の人口を最大級のものと仮定」は、
    かなり乱暴。

    • +30
  3. 最初の画像で飲みもの吹きかけた…
    パルモたん…なんて恐ろしい子なんだ…

    • +30
  4. こういう事を語るには、まだまだファンタジーの粋を出ないですね。
    ホーキング氏は宇宙人がいる確立はほぼゼロなんて言ってた事もあったし。
    あまりにも膨大な宇宙には、何々がどうである!みたいな決定的な判断が難しいからこそロマンがいっぱい

    • +2
  5. 宇宙の広さが無限なら正解と断言できる宇宙ヤバイ

    • +2
  6. ユリ熊嵐に出てくる百合ヶ咲 るるや百合城 銀子が
    ガブガブと出てくるのか
    まさかアニメが科学に沿っていたなんてびっくりだ

    • +4
  7. 宇宙人(大)「この地球って星はやたら重力が少なくてスイスイ動けらあ!」

    • 評価
  8. この研究に何か意味があるのだろうか
    仮定して曲線引けばそりゃそうなるだろとしか

    • +4
    1. ※8
      クリプトン星(スーパーマンの生まれた星)って地球より重力が大きかったんじゃなかったでしたっけ

      • 評価
  9. >大きさと個体数の関係を確率の曲線上に描くと、異星人の体重の中央値はおよそ314kgであると予測される
    それはいいとして、では、地球に住むプランクトンからシロナガスクジラまでの体重の中央値は一体どれくらいなんだろう?
    それがわからないとちょっと比較の仕様が無いというか。

    • +14
  10. それしか知らない以上地球を基準にするしかないのは分かるけど
    あんまりにもちっちゃすぎるぜ

    • +8
  11. こう言うユーモラスな記事好き。
    トップの熊画像で吹いたw

    • +3
  12. おすすめがチューバッカタイプなんだろう

    • +6
  13. この研究の前提条件考えたやつ頭悪すぎだろ。なんで地球が上限なんだよ・・・

    • +4
  14. タイトルから最初から最後まで、どういう根拠で何を言っているのかさっぱりわからない研究ってあるんだなあと感心した。もう宇宙人はクマーで全然かまわないです。

    • +3
  15. そもそも文明が発生する条件を地球型の惑星に
    限定する必要があるのか?
    ケイ素生物とか……。

    • +8
  16. 「机上の空論」のお手本のように無意味な理論だな

    • +8
  17. 全ての場所で生物が存在できる条件は同じなんだから
    宇宙人がいても姿形は人間と同じだろうし、住んでる星も地球と同じだと思う

    • +16
  18. 巨大生物は自分の体を維持するために大量の餌が必要で、それができなくて滅んだ種も多い。

    • 評価
    1. ※22
      >生物が存在できる条件は同じ
      地球上だけでも深海から大気の上層、地中に至るまで
      多種多様な環境に生物がいるのに何が同じなのかさっぱり分からない。
      そもそも「生物とは何か」すら定義しきれてないのに。

      • 評価
  19. 宇宙全体で見たら地球なんて小さすぎるぜ!って場合を考えていないのか?

    • -1
  20. 銀河が違ったりしたら物理法則違ったりしてもおかしくないんじゃね?
    未解明の部分が多すぎな現状で結論出せるもんじゃない。
    まあ考えてるのが楽しいんだろうけど。発表はおまけ

    • +4
  21. 地球が最大級って仮定は明らかにおかしいね
    この記事の引用元自体が何度も解説してるように地球は中央値サイズってするのが妥当な仮定じゃないの
    そもそも地球の人口も宇宙人の人口も日々変化してるだろうから人口なんて発展の度合いによるとしか言えないと思うんだけど

    • 評価
  22. 5000万人はさすがに少なすぎる気が。
    惑星の規模は小さいと仮定すると大気が薄くなっちゃうから、文明があるほど豊かなのは必然的に地球より大きい(重力が強い)ほうが多い気がする。

    • 評価
  23. 素人考えだとやっぱり母星のサイズによる気がしちゃうな
    あと重力の違いとか

    • +3
  24. そうか、すごいな
    なに言ってんだお前
    としか………。

    • +1
  25. 推測の素となるサンプルが、地球及び地球人のたった一例しか無いから
    確度の高い予測は難しいんじゃなかろうか?
    知的生命とまでいかなくとも、微生物・単細胞レベルの地球外生物が発見されれば
    もう少し推測も深められるんだが……

    • 評価
    1. ※35
      ちなみに惑星べジータも界王様の星もミスター・スポックのバルカン星もそのような設定になっていましたね。つまり地球人は身体的には弱くて当たり前!ってことにしたかったんでしょう。ちょっと悲しい・・・

      • +1
  26. なんでもいいから仮説出して注目集めようって
    自己顕示欲の強い科学者もいるんだろうな

    • +1
  27. 人類の体重が314kgだったら、トバ・カタストロフの時に食糧不足で絶滅してただろうな。
    今より小さかったら、狩りの能力と耐寒性の低下でやっぱり絶滅してただろうけど。
    危ないところだったなあ、人類。

    • +4
  28. 仮にこの銀河系の全惑星を調査して、そこに住むすべての異星人の体格・人口・惑星環境を知ることが可能だったとしても、それは一辺境銀河の傾向であるにすぎず、全銀河の傾向も同じという確証はない。
    そもそも「異星人」ってどの程度の文明があれば「人」としてカウントするの? 宇宙へ進出できるレベル? なら54年前までは地球人類も「人」じゃなくて「生命体」だよね。現在でも自由に宇宙旅行できるとはとても言えないし、有人飛行も月(衛星)止まりで隣の惑星(火星)にすら行けてないけど、そこんとこどうなの。
    逆に道具を使う程度の文明でもいいなら、お猿さんや鳥やアリも有りになるんだけど。

    • 評価
  29. 5000万人という個体数で自然淘汰というか文明の発達に必要な切磋琢磨ができるんだろうか
    江戸時代の人口が3000万人だったというからそれ+αの文明しかできない気がする

    • +1
  30.   |
      |―-∩ツイニ
      |  ヽバレテ
      | ● |シマッタカ
      |▼) _ノ
      | ̄ )
      ( ̄  /
      T ̄|

    • 評価
  31. 最初の画像ロボット・モンスターだこれー!

    • 評価
  32. クマにも小さい種からホッキョクグマまで各サイズいると思うんだが
    この理屈で言うと地球人はクマサイズでなきゃいけないんじゃないの?

    • +6
  33. 最後の大きければ知能を獲得しないでそのままたたかったのが強いってことだよね?
    でもそれって地球比率の中にいたら大きいってだけでその惑星での比率の話ではないんじゃ……

    • 評価
  34. 記事の頭に載せる画像って、どなたが作っていらっしゃるのですか?
    ワロタwww

    • 評価
  35. 地球人が平均的なのか異端なのかもわからないこの状況ではねえ。

    • 評価
  36. 体がでかいと二足歩行に進化しないような気がする。二足歩行を始めたころのアウストラロピテクスは結構小柄だったんだよね。

    • 評価
  37. 地球よりも惑星が大きいと何が起きるかと言うと
    惑星のから脱出にかかる燃料が急速に増えると言う事
    下手すると宇宙に出る事が出来ない可能性も出て来る

    • 評価
  38. …ドリームキャッチャー思い出して鼻水吹いた。

    • 評価
  39. 発見された時点によるんじゃないの?現在とたった200年前を比較しても条件はほぼ同じなのに、人口の差有りすぎんのに。

    • 評価
    1. ※53
      その星の住人が脱出できなくても、宇宙に興味持てばアクティブSETIみたいな事するかもしれないし、核爆発でも利用して金属板をむりやりはじき飛ばすかもしれない
      まあ、そんな人工衛星すら難しそうな星の住人が、星の外のことを熱心に研究する夢を持つとは思えないけど

      • 評価
  40. 統計モデルを使って推定するのはありかもしれないな
    とはいえ、地球外知的生命体を探すとなるとサンプルが少なすぎるわけだけど
    ちゃんとした論理的な理屈の上でやるんであれば、いろんな可能性を考慮したあげく、くそまじめに「宇宙人の体重は、2.8gから32トンの間に収まる確率が98%である!」とかでも、俺は価値を認めるよ

    • 評価
  41. なんとなく大きい方が優れていそうだから”341kg”
    強そうだから”クマ”
    高田順二もビックリのテキトーっぷり。

    • 評価
  42. ガンツの巨人みたいな感じなんかな
    あれはでかすぎか

    • 評価
  43. 専門家なんてそんなもんよ。知識は豊富で、イマジネーションや客観性は低い。

    • 評価

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