普通のサンタクロースじゃいやん！という人のためのクトゥルフなクリスマス

　いつものようなクリスマス休暇の飾りつけや習慣を、Ｈ．Ｐ．ラブクラフトの恐ろしげな旧神クトゥルフと合体させるのが好きな人たちがいる。

　クトゥルフは、人間、ドラゴン、タコが合体したような姿で描かれるが、いかにもちぐはぐなその姿は普通のクリスマスに物足りない家族にとって、たまらないものがある。このクトゥルフとクリスマスという一見ミスマッチな取り合わせに注目する人、これをクトゥルフクリスマスと言う人、さまざまだ。

1.サンタ・クトゥルフのクリスマスカード

　クリスマスカードはもう送っただろうか？　サイン・Ｃｏ．グラフィックスは、おどろおどろしいサンタ・クトゥルフのカードを呼び物にしている。 Making the Santa Cthulhu Yule card

　エルドリッチ・ホラーにも、これほどのものはない。このサンタクロースとクトゥルフのコラボはなにが起源になっているのかはわからないが、おそらくクトゥルフのテレパシー力と、常にあなたを見守っているサンタの超自然力を合わせたものからだろう。

2.クトゥルフのクリスマスツリー

　マイカ・ケーベンが、触手のようなオーナメント、ぐりぐり動く目、ブルーライト、手作りの羽を使って、クトゥルフツリーを作ったそうだ。

3. クトゥルフのリース

さらにケーベンは、今年はクトゥルフリース作りにも忙しい。華やかな触手と、キラキラの赤いティンセルとのコントラストに注目して欲しい。完成版はこちら。

別バージョンもある

4. サンタ・クトゥルフ

アーティストのエイミー・Ｌ・ローソンは、ニードルフェルトのクトゥルフサンタの作品をずっと作っている。やはりアーティストのブライアン・イーストとのコラボも多く、そのデザインは毎年変わる。この写真は2013年の作品だ。これまでのプロジェクトでは、ストッキングを詰めた海のクリーチャーが、ミセス・クトゥルフとおやつを楽しんだりする場面をこしらえて、小さな子供たちを怖がらせている。

5. クトゥルフのオーナメント

　自分で作るのはめんどくさいという人でも、ツリーに飾るクトゥルフオーナメントはたくさん手に入る。グーグルで画像検索すると、多くのオーナメントが出てくるが、在庫があるかどうか確認したほうがいい。エイミー・ローソンもEtsyに自分のショップをもっている。

6. おどろおどろしいクリスマスキャロル

　ラブクラフト歴史協会は、クトゥルフファンのためにクリスマスキャロルのアルバムを何枚か出している。“It's the Most Horrible Time of the Year”や“ママがヨグ＝ソトースにキッスした”の入った「A Very Scary Solstice」は2003年にリリースされ、2006年には第二弾の「An Even Scarier Solstice」が出た。

7.陽気なクトゥルフセーター

　みんな、ださいクリスマスセーターは持っているが、クールなクトゥルフのクリスマスセーターを持っている人は少ない。ミドル・オブ・ビヨンドは、いろいろな色のクトゥルフ・ラブクラフトのニットセーターを売っていて、どんなクリスマスパーティでももうけること間違いなしだ。家族や同僚は怪訝な顔をするかもしれないが、だからこそ価値があるのだ。

8. クトゥルフ料理

　どんなクリスマスパーティも、ごちそうがなくては始まらない。これは、テキサス州ラボックにあるラスティ・ユルベルグの考案したクトゥルフ・クリスマスディナー。

　ユルベルグは妻のジェニファーと共に、友人とのクリスマスディナーになにかユニークなものを作ろうと思った。ジェニファーがクトゥルフの大ファンなので、カニの足とタコ、ベーコンをそれぞれ別々に料理し、ワンプレートに盛りつけたのがこれ。その次の年は、タコやチキンの代わりにイカを使って同じようなものを作ったという。それぞれはごく普通に調理してあり、盛り付けをクトゥルフ風にした。味もグッドだ。

via:mentalfloss・原文翻訳：konohazuku

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