フェネックとはまた別の魅力をもつ大きな耳をもつキツネ、「オオミミギツネ」

　耳の大きいキツネの一種としては、お目目パッチリでかわいい顔をしたフェネックが有名だが、まだ他にも大耳のキツネは存在する。このキツネ、お笑いコンビ、オードリーの若林に見えなくもないって今書いた瞬間、若林にしか見えなくなってしまったのだが、なんとなく目鼻立ちが中央に寄った感じの、お笑い担当的なところはなきにしもあらずだ。 　オオミミギツネはケニア、ザンビア南部、スーダン南部、ソマリア、タンザニア、南アフリカ共和国などの乾燥したサバンナに生息する。80万年前からアフリカでその種が確認されており、イヌ科内でも原始的な種と考えられている。

　オオミミギツネのドヤ 　3段重ねの子どもたち 　すらっとした足をしている 　うずくまーる 　なんか困ってる？ 　大きさは約55センチくらい。砂漠の色に擬態できる黄褐色の毛皮で、頭と体の一部が黒い。住む地域によって黒の混ざり具合などが違ってくる。耳の大きさは約14センチ。この大きな耳をつかって獲物の位置を探知したり、放熱の役目を果たしている。 　食性は肉食で、獲物の約8割がシロアリや昆虫類だ。この大きな耳で巣内のシロアリの音を拾うことができるという。あとはげっ歯類や鳥や卵なんかも食べる。水分補給の為、果物を食べることもある。

　夜行性で、砂漠に巣穴を堀り、家族単位の小規模な群れで生活している。巣穴は自分で掘るか、ツチブタやトビウサギの古巣を利用することもあるそうだ。 　害虫であるシロアリを食べてくれるので現地では重宝されているが、中には家畜にちょっかいだしたり、毛皮採取の為に人間に狩られてしまうこともあるそうだ。だが絶滅の危機とかは今のところなさそうだ。 Bat-Eared Foxes 　とまあオオミミギツネの特集はカラパイアでは2度目となるわけだが、かわいいからツープッシュってことでいいよね。若林。

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