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偽霊媒師が作り上げた降霊の様子を写した奇妙な古写真とその種明かし

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(著)

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 19世紀末から20世紀始めにかけて、生者が死者と交信できると信じる降霊会が大流行した。これは、霊媒師を通して、死者の世界とつながり、霊と話すことができるというもの。

 霊媒師は言葉だけでなく、空中浮遊や、テーブルをたたいたり、ベルを鳴らしてみたり、エクトプラズムを体から出したりして、遺族の愛する死者からのメッセージを伝えた。

 次第に人々は、霊媒師が手のこんだ手品のような手法を使い、だましていたということに気が付くわけだが、それまでは本気で信じられていた「降霊」の現場を写した興味深い写真とその真相をいくつか見ていくことにしよう。

1.口からエクトプラズムを吹き出す霊媒師

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 エクトプラズムとは、霊媒師の体の開口部からゆっくり出てくる物質のこと。霊が具体化したものと言われ、生きている者と交信したり、サイコキネシス(念力)を見せたりすることができるという。

 だが実際は、これは紙や布、卵白、綿織物のモスリンなどに片栗粉をまぶしたもの。これを霊媒が飲み込んで、タイミングよく吐き出し、あたかも霊が現われたように見せる。

2.エクトプラズムを出してラッパを宙に浮かせる

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 エクトプラズムを出して、ラッパを宙に浮かせる霊媒師のジャック・ウェバー。ラッパが宙に浮いて、メッセージを伝える相手を指し示すはずだったが、よく見ると、ラッパはクレープ紙が巻かれた棒で支えられているのがわかる。

3.死者と会話する霊媒師

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 ユーサピア・パラディーノは、死者と会話ができると信じられていた人気の霊媒師だったが、ほとんどの国で詐欺で逮捕されたまったくのペテン師。

 その手口はとても巧妙で、その技を披露できるようになるまで相当長いこと練習を積む必要があったはずだと言われている。

4.霊媒師のトリックを明かすマジシャン

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 マジシャンで懐疑主義者のハリー・フーディーニが、どうやってインチキ霊媒師が降霊会のときにベルを鳴らしてみせるのか種明かしして見せた場面。

5.

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 毎年の命日に行う降霊会で、亡くなった夫ハリーと交信しようとするベス・フーディーニ。

 何年たっても、夫からのメッセージはなく、ついにベスは諦めた。ベス曰く、“どんな男性を待つにしても、10年は長すぎる”

6.テーブルを支える幽霊の手

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 テーブルを支えている幽霊らしき手。実は、心霊写真家ウィリアム・ホープの撮った写真が二重露出になっていただけ。

7.サイコキネシスを持つ霊媒師

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 ミナ・スティンソン・クランドンは、サー・アーサー・コナンドイルのお気に入りの霊媒師で、とても人気があった。

1924年、クランドンは『サイエンティフィック・アメリカン』誌による、サイコキネシス能力の高い霊能者に贈られる賞の候補にノミネートされた。

 だが、同雑誌の選考委員会のメンバーである、有名なマジシャン、ハリー・フーディーニが降霊会中の彼女のペテンのメカニズムを暴露した。にもかかわらず、彼女は1万ドルの賞金を手にした。

8.宙に浮く手

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 オーガスタ・ポリーティは、イタリア人時計職人で、ピアノを宙に浮かせることのできる霊媒師でもある。写真は、目隠してしてテーブルを宙に浮かせているところ。

9.宙に浮くテーブル

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 降霊会中に宙に浮くテーブル。1939年にレオン・アイザックスによって、真っ暗闇の中、赤外線ストロボで撮影されたもの。

10.宙に浮く椅子

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 降霊会で宙に浮く椅子。デンマークのカメラマンと霊媒師のスヴェン・テュルクによって撮影された。

 彼の1945年の著書『I Was Familiar With The Spirits 』の中の一枚。なんの支えもなしで、宙に浮く家具の写真が何枚かおさめられている。

11.張りぼての霊の伝道師

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 ヘレン・ダンカンはスコットランドのにせ霊媒師。1735年に制定されたイギリスの魔術禁止法によって刑務所に入れられた最後の人物。

 ダンカンが吐き出すエクトプラズムは、卵白とトイレットペーパーと混ぜ合わせたチーズクロスだということがわかり、魂の導き役であるとされる“ペギー”は、古いシーツに顔を描いただけのただの紙張子だった。

 1944年、ダンカンは霊を招くと嘘の主張をして逮捕され、有罪となり、9年の禁固刑を宣告されたが、のちに釈放された。降霊会はもうしないと約束したが、1956年に再び降霊会を行って逮捕された。

12.エクトプラズムでポートレート

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via:oddee・原文翻訳:konohazuku

 カナダの霊媒師、メアリー・アン・マーシャルと、布とティッシュと雑誌の切り抜きで作った嘘のエクトプラズム。

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この記事へのコメント 40件

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  1. 子供の頃ムーでこの手の写真見て震え上がったあわいおもひで

    • +9
  2. いくつもヘンな写真があるけど、確か1.のフ―ディ二が主張したチーズクロスとか紙や布、卵白、綿織物のモスリンなどに片栗粉をまぶしたものを飲みこんで吐き出し吹きかけるとかは実際不可能だったはず。
    2.のジャック・ウエ―バ―のはエクトプラズムが支えて、相手を示したメガホンの中から亡くなった親族の声が聞こえ、同時にジャックが両手両足をロープで拘束されているのに、瞬時に上着が脱がされて(←ココ)、また元に戻ったという時の写真じゃなかったっけ。

    • -6
    1. 正直、こんなインチキをやる知識や技術があるなら普通に手品師とかやればいいのにと思うけど、やっぱり実入りがいいのかね。
      ※2
      ソースないからそのケースに対しては確かなことは言えないけど、素人目に不可能とも思えることでもその道のプロや熟練者だったらできる、というのはオカルト系には結構ある。

      • +5
  3. 今でも、未だに、降霊術や霊媒師を信じて
    大金つぎ込んでる人いるからなー
    あれどうにかならないの?完全に詐欺じゃん。
    信じてる人が救われたら、それでいいって考えもありかなー

    • +19
  4. いかがわしい霊媒術なんかにハマったせいで、晩節を汚したアーサー・コナン・ドイル
    けど、嫌っていたシャーロック・ホームズを、いつまでも書かざるを得ない状況に追い込まれてたら、歪むのもしょうが無いわなぁ

    • +7
  5. 昔は・・・・昔はこんなんで騙せたのか!!
    そっちのほうが脅威!!(-□-)

    • +26
  6. 面白いのは、霊媒師本人がインチキだと告白した後も
    周りが納得せず、しょうがなく降霊会を続けるはめに
    なったことが結構あったとか

    • +28
  7. 偽霊媒師?
    そもそも、霊媒師とか霊能力者という人達はお金や名声のために嘘を付いたりする人や頭に疾患がある人。
    そして、結果的に人を騙す。
    だから、偽霊媒師=霊媒師でいい。

    • +4
  8. >これを霊媒が飲み込んで、タイミングよく吐き出し
    写真の女性のように、唾液の混じったそれをぶっかけられる側もたまったもんじゃないな…

    • +15
  9. 結局物が浮く写真のタネはなんなんだよ

    • +33
  10. いくら昔でもこんなひどいトリックでみんな騙されてたのかなぁ
    それとインチキを暴いてたフーディーニの奥さんが降霊会っていうのがなんとも…

    • +9
    1. ※11
      フーディニの奥さんが降霊会やってたのは、フーディニとの約束があったからだよ
      亡くなる時に「死後の世界があったら何らかの形で連絡する」ということを言ってた

      • +25
      1. ※13
        11です
        ありがとう、勉強になりました
        そうと知ったら切ない話だね

        • +11
  11. エクトプラズムのイメージを最初に作った人はだれなんだろうな

    • +3
  12. エクトプラズム、ただの悪ふざけじゃねーかw

    • +9
  13. まあ、インチキもあったんだろうけど、心霊主義は当時の一流の学者や作家が信じたというのは事実で、その主張を見ると全く根も葉もないインチキとも言えない部分もあるけどね。

    • -3
  14. 1の口から卵白、綿織物のモスリンなどに片栗粉をまぶしたものを
    吹きかけられたら泣くよ

    • +16
  15. イタコが伝統芸になっちゃってるのとの違いは何処にあるんだろうね

    • 評価
    1. ※18
      イタコと心霊うんぬんは実は全然関係ないよ
      イタコは情報屋だから
      葬式屋みたいなもん
      地域の色んな情報を集めて管理してる
      偉い人はイタコを抱えてるか、そのイタコの親族が地域の要人だったりする

      • +3
  16. 紙に筆で一言書くだけでお守りなのだから霊的なことでの詐欺は通用しない気がする

    • -3
  17. 「エクトプラズム」って映画見て!
    レンタルしてるよ
    結構面白いぞ

    • -1
  18. 最後の二枚とかひどすぎるクオリティー!

    • +4
  19. フーディーニはただの懐疑派とかでなく、亡くなったお母さんと話がしたくて本物の霊媒師を探してたんだよね。

    • +1
  20. こうやって本物が居たとしてもレッテル張られて救いたい人さえ救えなくなる。。UFOも同じでやり過ぎだなあ・・・

    • +3
  21. 降霊会と称して集まることに意味があったんだろうね。オカルトは金持ちのステータスとか。
    写真のタネはわかっても、絵面として面白いのは確かw

    • 評価
  22. 山田「お前らのやってる事は、全部スリっとまるっとお見通しだ!」

    • +1
  23. 宗教と同じで、信じたい人だけ信じればいい
    信じる人から金を巻き上げようと言うのも宗教と同じでダメなとこだよね
    本当の救いになるなら、インチキだってかまわないのだけど

    • +2
  24. この当時の降霊会や、霊媒師の相談料なんて、すごく少なかったはず。
    このときの経験の積み重ねで、英国スピリチュアル協会ができたはず。料金もちゃんと決まっているし、毎週行われる教会での降霊会などの無数の実績がある。体験もしないで詐欺とかインチキとかマジックとか、決めつけるのは残念だと思う。
    ま、自分が決めることだからいいけどね。

    • +3
  25. 真っ先に懐疑派として名をあげてたフ―ディ二―の降霊会に、本人が降りられなかったというのも、どういう人物がどんな意図で企画したかで大きく変わってくる。
    特にこの当時の、始まったばかりの降霊会は、人間と霊側の約束と、実際に現われて、物を動かすためのエネルギーの供給と邪魔する霊の排除など、用意周到な準備が必要だったはず。簡単ではなかった。

    • 評価
  26. エクトプラズムと言うと後ろの百太郎とか、恐怖新聞とかで死ぬ程怯えていた子ども時代を思い出してしまう。

    • -3
  27. 白黒写真なだけで信ぴょう性があがっちゃうわ

    • 評価
  28. 霊媒と話すことで得られるわくわく感や安寧なんかと、支払う報酬が
    釣り合っていればまあ職業としてありなんじゃないかな。
    大切な誰かを喪った人にはカウンセリングの一種になりうるだろうし。
    でもなかなか良心的には運用されなさそう・・・
    とほうもない高額料金ふっかけたり、不安感等をあおったりするほうが儲かりそうだしね。

    • +4
  29. フーディーニは本物の霊媒師を探してたのにインチキしかいないから霊媒師バスターになっちゃったのよね
    んで、遺言で死後の世界があるなら絶対に連絡するから!って奥さんに言ったけど…
    こなかった

    • +5
  30. 5の話だけど、あっちで電話を作るってどうやるんだろ。
    部品の幽霊とかいるのかな、錆びてたりひんまがったりしてそうだけど。

    あの世とこの世の時間の進み方が必ずにも同じとは限らないのにね。

    • +1
  31. 最後の画像はもう笑わせようとしているとしか思えない

    • +1

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