
英オックスフォード大学の最新の研究によると、身長な性格のオス鳥は、同じような性格同士で群れを作る傾向があることがわかったという。
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人間と同じように、どんな動物にも個性がある。研究チームの一員、ジュリー・モランド・フェロン氏は、「一貫した行動が性格を表すとすれば、脊椎動物や昆虫などのすべての動物にあてはまる。」 と語る。生物学や行動生態学の世界では、個体の性格と社会行動の関連性は発展著しい新しい研究分野なのだそうだ。

「慎重な性格の個体は行動が非常に注意深く、木々を行き来して飛ぶ頻度も少ない。一方、大胆なシジュウカラは非常に活発に動き、飛ぶ動作も素早い」
行動が記録された後、すべての個体は解放され、ウィザムの森に放って野生での行動が観察されることとなった。

すると、捕獲時に慎重な性格に分類されたオスは比較的長期間、同じ性格の個体同士で群れる傾向があった。一方、大胆な性格の個体は、複数の群れを転々としがちだったという。
大規模な社会的ネットワークを持つ鳥類ほど、より多くの食糧を得られることは以前から知られている。群れを作る傾向が強いと、生き抜いていくうえで有利になるのだ。
モランド・フェロン氏のチームは以前の論文で、大胆な性格に分類されたシジュウカラのような鳥は、大規模な社会的ネットワークを形成する傾向を示し、より多くの情報が手に入るため、迅速にエサを見つけられると結論付けている。
しかしその一方で、慎重な性格のオスが似た者同士で小さな群れを長く維持することに、どのような進化生物学上のメリットがあるのかはまだわかっていない。
研究チームは、「慎重なオスのシジュウカラは大胆なオスを避ける傾向がある。」 という仮説を立てているが、モランド・フェロン氏はさらなる調査が必要だと強調する。

慎重で“消極的”な性格の鳥は探索行動が遅いため、多くの食糧は得られないが危険を伴うリスクが低い。大胆で“積極的”な性格の鳥は危険を伴うリスクは高いが得られる食糧も多い。
積極的な鳥が、より高い効率性を求め、複数の群れを渡り歩くのに対し、消極的な鳥は、小さな群れをつくってそこからなかなか出ない。もしかしてそこには人間と同じような「価値観の相違」が発生しているのだろうか?
鳥社会も、石橋を叩いて渡る派と、当たって砕けろ派が存在しているようだね。両者が混在することで生産性があがるようなきがするんだけど、消極派はあんまり積極派を好きになれないとか、まるで人間社会みたいでなかなか面白いや。今後の研究結果がまたれるところだ。
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コメント
1. 匿名処理班
それでも群れられるだけマシだよな…
2. 匿名処理班
常に危険に晒されてる生き物を大胆だからリア充、身長だから非リアっていうのは違うと思う
3. 匿名処理班
そりゃ野生の中では、軽率な奴が嫌われるってだけの話だろ
4. 匿名処理班
真ん中の2枚はエナガですね。あとイギリスのシジュウカラは色鮮やかだのう
5. 匿名処理班
同じ種類でも本当に性格違うよね
オス2羽メス三羽でインコを飼っていた時があったけど
メス三羽はみんな同じオスに惚れていて、もう一羽のオスはぼっちでかわいそうだった
もてるオスは確かに活発で歌や物まねも上手かった
反対に非もてのオスは口数も動きも少ない物静かな子だった
飼い主にしてみたらどちらも可愛いんだけどね
6. 匿名処理班
性質の違いだけで、
「リア充」「not リア充」のどちらかにカテゴライズするのは、
不適当なうえ誤解の原因になりかねません。と思います。
原文になかったのなら、このタイトルは不適当では?
7. 匿名処理班
4羽インコ飼ってるけどそれぞれ全く性格が違うよ
インコにしみても好きな子苦手な子ってのは確実にあると思う
8. 匿名処理班
確かにリア充とかそういう感じでは無いけど、言いたい意味は解るわ。
自分のやりたい事に素直に直進する奴と、保守的で一般的にこうだからとか多勢の威を借りて表沙汰にならないとこで愚痴言ってる奴らとの違いみたいなやつやろ。
9. 匿名処理班
全くタイプの違う相手と常に過ごすのはけっこうストレスだからなあ
こういう小さい生き物には命取りなのかもしれない
10. fajro Dio
不適当なうえ誤解の原因になりかねません。と思います。
統合失調症は非リアどころじゃないから可哀想〜。と思います。
病院行けバカ。