この画像を大きなサイズで見るマシュー・アルバネーゼは普段の生活で使用するありふれた材料を使い、細部まで入念に作り込んだ野外の情景や風景のジオラマ模型を創り上げ、それをカメラのレンズ越しに超リアルな眺めに変えてしまう、いわば風景のマジシャンだ。
香辛料やコットン、色紙、インク、スチールウールやコップといった日常的なアイテムが、彼にかかると、美しい自然の情景へと変貌する。
ある日キッチンで仕事をしていたマシュー・アルバネーゼは、偶然”異世界(Strange Worlds)”のアイデアを思いついた。「私が作った最初の奇妙な世界はパプリカ・マーズでした。」と、マシューは語る。「私はキッチンにパプリカをばらまいてしまい、片付ける代わりにそれで遊んでいました。その色彩と質感から、火星を創造するインスピレーションを得たんです。」
その後彼は、ミニチュアジオラマに取り憑かれ始めた。マシューは昼間はファッションフォトグラファーとして働く一方、夜間は小さな自然の大きなジオラマを制作し、それらを撮影している。
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この画像を大きなサイズで見るマシュー・アルバネーゼは2008年より「異世界(Strange Worlds)」プロジェクトに取り組み、それ以来人々の注目を集めるような模型を十作以上も創作した。
最初は彼の父親の古い倉庫の裏で作品を作っていた。その後彼は異世界の作業場を自分のリビングに移した。一つの異世界を作るのには3ヶ月から7ヶ月ほどの時間がかかる。その間彼は何千もの写真を撮り、その制作過程を記録する。そして最後の写真を撮り終えた後は、たいていそのジオラマを壊してしまう。なぜならその模型自体に耐久性が無いからだ。
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この画像を大きなサイズで見るジオラマはクルミ、型取りしたキャンドルのろう、ワイヤー、グリッターやピーナツの殻、羊毛などの毛くずや石膏、ヒトデの死骸、圧縮した苔、ジェリービーンズ(イソギンチャク)、海綿、ロウでコーティングした貝殻、歯磨き粉、泥、イチジク、羽毛、綿棒、砂糖菓子が利用されている。
水の表面はビニールのシャワーカーテンやアクリル樹脂、そして透明なエポキシ樹脂でこしらえた。太陽の反射光は、作り物の霧にプロジェクターの光を当てて表現した。ホワイトバランスについてはタングステンライトをセットすることで太陽の光を明るくクリアにさせ、補助光源のストロボが光を深い青色に見せるような効果をもたらした。レンズは伸縮性のある青色の透明シートで覆い、風景に微妙な歪みを持たせている。この作品にはプロジェクターを含め、合計11ヶ所の光源が使用された。
この画像を大きなサイズで見る塗装されたベーキングシート、糸、手で染めたダチョウの羽、曲がったチョコレート、ワイヤー、ラフィア、マスキングテープ、コーヒー、陶器でつくった苔と綿を使って作られた、夕日の当たる木
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この画像を大きなサイズで見る綿、塩、砂糖、加工した砂糖、アルミホイル、羽毛とキャンバスで作られた波打つ浜辺
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どうやってそれらしく見せるか、という点で絵画と通じるところが。
そんな意味で最後のキャンバス使うのは個人的にはもうちょい考えたほうが良かったかも、とも思う。背景を写実系(スーパーリアリズム系)の絵にして写真に写せば写真に錯覚させてしまうことができるからです。
説明読んでもどうやって作ったのかさっぱりわからん・・・
てかリアル過ぎて逆にどう感心したらいいのかわからん
ミニチュアも好きだし、映画の裏側的なものを見るのも好きだから、凄い興味深かった。
しかも身近な素材でできてるとか、どれがどこかな~って観点で見直すのも面白い!
スモールライト使って行ってみたいお!(´・ω・`)
本物っぽく撮ろうとした写真より作業風景のジオラマそのものを撮った写真のが好きかな
素材とか見ると確かに耐久性ないし壊すしかないんだろうけど、ちょっとだけ勿体ない
一度肉眼で間近で見てみたいな
「身近な」って要素が抜けている。
身近なもので作ったら材料費も浮くし、人と違う発想で面白いし、みんな驚くと思う。
ある種のやり込みなんじゃないかな?
たぶんこの人が考えているのは
「どうやったらこの場面を再現できるか」じゃなくて
「この場面を再現するにはどういう材料が必要か」だと思う。
コレは勝手な推測だけど、キッチンで仕事をしていたときに常に「小さな世界」が見えてたんじゃないかな。
すごいね。
写真家が造形家でもあるってのが凄い。
ジオラマって光源次第でかなり見栄えが変わるのだけれど、造形家が写真撮っても真正直過ぎて嘘を付けないんだよね。
アルバネーゼ氏、造形家としては多分素人なんだと思うけど、それを補うだけの写真技術があるよね。
一方で日本の特撮&SFXの映像屋さんって、どうしてああも撮影がショボいんだろう、と常々思っております。制作風景のモデル見る限りは遜色ないのにね。昨今のCG技術で、多少マシにはなってきたと思いますけど。
物撮りとか広告の撮影とかだと結構日本でもある。
ただ、日本だとそういうところにピックアップされていないのが残念だ。
日本の職人気質な面がそうさせるのだろうけど、やる人は居ると思う。
でも、この人の場合、これがアートである事、やりたい事がちゃんとしていて良いと思う。
写真家としては間違っているところもあるかもしれないが、これはこれで正解なんだよね。