中国の動物園で、ネズミが仲間を救うために毒ヘビにタックルし、無事自由にさせたという珍しいシーンがあったそうだ。
この2匹のネズミは、中国東部の淅江省杭州動物園で、ヘビの生餌として投入されたネズミだそうで、ヘビの囲いの中に入れると、いつもならヘビからできるだけ離れて隠れようとするのに、片方のネズミが食べられそうになると、もう一方がヘビを攻撃し、頭に噛みついて大きなダメージを与えたという。
飼育員のオン・シャオは、「毎日のようにヘビに生き餌を与えていたがこのような光景を見たのははじめてだ。」と話す。「ヘビが最初に1匹のネズミを食べようとしたら、もう1匹のネズミが果敢にヘビに向かっていき、頭にかじりついたんだ。」
この勇敢な攻撃のおかげで友を救ったネズミは自由の身となった。残念なことに、助けられた方のネズミの方は既に致命傷を負ってしまっており、死んでしまい食べられてしまったという。
via:orange・原文翻訳:konohazuku
「窮鼠猫を噛む」という故事があるが、まさにそんな感じだったのだろうか?でもこの場合、危機に瀕したのは自分ではなく仲間のネズミである。アメリカの研究で、ネズミは困っている仲間を助けようとするという
論文も発表になっている。また、台湾では逆に
ヘビを食べちゃったネズミもいたし、日本では生き餌として与えたハムスターがなぜかヘビと仲良くなっちゃったという
ケースもある。
これまであまりこういった研究が進んでいなかっただけで、もしかしたら動物は我々が考えているよりももっと複雑で、多様化がすすんでおり、個体によって様々な個性があるのかもしれないね。
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コメント
1. 名無し
人間的な感情を貼りつけたくはなるが
しかしこれは唯一攻撃可能な瞬間を逃さないという、自然がもつ合理性だな
2. 匿名処理班
ネズミは予想以上に凄いのかもしれない。
3. 匿名処理班
故事っぽすぎる
4. 中
動物にも連帯感が有るからね
5. 匿名処理班
YouTubeで蛇に絞め殺されようとしている仲間をたすけようとするヤモリの動画をみたことがある。動物にはそのような本能があるのかも?
6. 匿名処理班
頭がいい生き物がイルカ、くじらだけっていう白人様の定義がそもそもおかしいんだよw
「カニ、魚類は痛みを感じない」ってのも呆れるほかないねww
家畜にしろネズミにしろ等しく知能を持ってるわけでさ
日本人はそれを承知のうえでくじらをくってるわけだ
各地に鯨塚っていう神社作って鎮魂と感謝の念を忘れずにな
7. 匿名処理班
ネズミは種類によっては真社会性を持ってるので
8. 匿名処理班
結局食べられちゃったのか・・・でも、蛇は致命傷を負わなかったのだろうか
9. 匿名処理班
ネズミは連携の意思が強いからな
だから増える
人と同じ
10. 匿名処理班
蛇などの爬虫類を飼おうとしていたが、この勇敢な命と亡くなった命のために、爬虫類を含めた生き物たち(ペット)を飼うことをやめるわ。
いずれにせよ、人間が干渉していい世界ではないはず。
11. ネズニー
助けたネズミさんのその後は…
12. 匿名処理班
サイクルの早い個体数の多い動物は怖いな
13. 匿名処理班
きっと尻尾を立てて白イタチと戦ったりするんでしょうね
14. 匿名処理班
蛇の頭がごはんに見えただけじゃないの?
15. 王立書士隊
ヘビは大丈夫だったのだろうか・・・
16. 名無し
蛇にネズミやるときは
ちゃんと歯折らないと駄目だよ
17. 匿名処理班
成体のマウスは暴れたり反撃するよ。
ちゃんと飼ってるとこは冷凍マウスやピンクマウスを使う。
18. 匿名処理班
ネズミも種類によっては攻撃的な種類いるじゃない
クマネズミとか追い詰められると飛びかかってくるし運が悪いと大怪我するよ
19. q
酷い話だ。飼育員失格だ。下手したらヘビが死んでたぞ。
そうでなくても拒食になったらどうするんだ。
プロなら自分が飼育している生物にもっと責任をもて。
20. 匿名処理班
へびかわいそう
21. 匿名処理班
お前のその頑張り・・・
「まさか」って感じだがグッと来たぜッ!!
22. 匿名処理班
ネズミに対する蛇くらいの大きさの怪物に襲われたとして、友人の為に闘えるかなぁ俺
23. 匿名処理班
他者を助けないのは駄目な人間だけ
24. 匿名処理班
人間的というが、人間もまた動物。「人間だけが」というのはおこがましい。
25. オーレギオン
ネズミ2匹とも食われたらえーねん(笑
26. 匿名処理班
>>日本では生き餌として与えたハムスターがなぜかヘビと仲良くなっちゃったというケースもある
なにそれくわしくw