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脳に電極を埋め込み人工的テレパシーを実現?遠く離れたネズミの脳の情報を共有させることに成功(米研究)

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 米ノースカロライナ州のデューク大学生物学研究グループが、米ノースカロライナ州ダレム市の実験室にいるネズミと、遠く離れたブラジル北東部のナタル市の実験室にいるネズミの脳に電極を埋め込み、片方のネズミが覚えたことを別のネズミに伝えることに成功したという。

実験方法

 まずは、喉が渇いたネズミに基本訓練を施し、光がついた時にレバーを押せば水が出てくることを覚えさせた。その後、極小の電極をネズミの脳に埋め込み、細いケーブルでコンピューターにつなげた。

 ブラジルにいるネズミは「発信側」で、水が出る仕掛けを理解すると、脳から一連の電気信号が発信され、インターネットを経由して、アメリカにいる「受信側」のネズミの脳皮質にリアルタイムで届くしくみとなっている。

脳の信号を介して情報伝達に成功

 その結果、発信側のネズミから送られた信号によって、受信側のネズミもすぐに水を飲むことができたという。この実験の成功の確率は70 % 程度で、普通の訓練よりもかなり確率が高かったそうだ。

 発信側のネズミが様々なタスクを達成した際の脳信号の変動は、明確な電気信号パターンに置き換えられ、受信側のネズミに送信される。

 このパターンの有用性に受信側のネズミが気付くと、そのパターンは受信側のネズミの視覚処理や触覚処理に統合され、パターンと決定の間に関連付けを行う。

 ただ、依然として不明確なのは「皮質可塑性」と呼ばれる現象で、受信側のネズミがいかにして発信側の信号を自分の心的空間に統合しているのかはわかっていないそうだ。

 実験に携わった神経生物学者ミゲル・ニコレリス氏は、「実験で基本的に示されたことは、受信側の動物は自分の脳の中にある地図の延長として、別の動物を組み入れることができるという点だ。しかし、それがいかにして行われているのかは分かっていない」と語った。

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via:io9afpbbruvr

 また、ニコレリス氏は、こうした実験が人間ではなく実験動物でのみ行われることを強調した上で、「この実験は、脳をつなぎ合わせて、すべての脳が相互作用するような、脳のネットワークを作る可能性を示している。」つまりは人間の間でも同様の通信が可能であるということだ。

しかしこれは一方の脳が、他方によって支配される危険性もあるということであり、英ウォーリック大学のクリストファー・ジェイムズ氏は、「これが非人道目的で使われるようになることを考えれば恐ろしい」との感想を述べたそうだ。

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この記事へのコメント 36件

コメントを書く

  1. 退屈な実験生活を送る動物たちにもネットでフレとの交流、かぁ…
    PCやスマホの利用は厳しいのでより簡便に電極にしましたってことね
    次はやっぱり鯖立ててエロ画像の交感かな

    • 評価
  2. この技術が完璧になって、人間に応用できれば
    ものすごいバーチャルなアミューズメントやメディアになるだろうね。
    あと20年くらいか・・・

    • 評価
  3. また一歩攻殻機動隊の世界に近づいた

    • 評価
  4. 技術ってのはすごいけれど、諸刃の剣になりうるから怖いときもあるよね

    • +3
  5. まずサーバーを作ります
    人間の脳に送受信機を差し込みます
    差し込まれた人間に従来の知識情報だけでなく、体験、経験の共有を実現します
    人類皆均質に天才化されます
    同時に思想も共通の物になります
    おーこわ

    • 評価
  6. SFでよくある
    「経験や情報を脳にDL」が
    いずれ可能になるのか

    • 評価
  7. 遂に電脳化が現実化してきたのか!!
    あとはタチコマができれば。

    • 評価
  8. 少佐「ここを押せば水が出てくるのか...」

    • 評価
  9. こんなんテレパシーじゃないやい

    • +5
  10. 知らない間にねずみに知能抜かれるのですね…映画化ですね

    • 評価
  11. すげえええ
    けど、テレパシーってより攻殻機動隊って感じ

    • 評価
  12. これを発展させて感覚や思考を共有できたら凄いことになりそうだけど
    自分がなくなりそうで怖いな

    • +1
  13. 自分にはやられたくないだろ?だから普及しないよこれ。もっと安全な方法で伝達する方法にシフトする。そして長い臨床が必要になるから、民間に下りてくるのはずっと先さ。

    • +1
  14. すげえええこええええ
    天才の考えてることを俺にコピーしてくれ

    • 評価
  15. ついに集合無意識が具現化するな……
    “奴”が目覚めるかもしれん

    • +1
  16. タチコマ「ねーねーネズミさん、並列化しよ」

    • 評価
  17. テレパシーって聞くとキノの旅の話を思い出すよ

    • +2
  18. 双子の俺には日常なんだけどすごいの?

    • +1
  19. これは、フリンジの未来人が使ってたのと同じ技術だな。

    • +2
  20. 昔から支配者様がやってる実験ワニね、一人の超能力者の脳波を増幅させ
    電波で飛ばして人々に同じ恐怖の感情など飛ばす事が出来るというワニ
    いずれはゴ・イ・ム・達の脳を完全に操りチップとか埋め込むワニがね

    • 評価
  21. 無理に脳同士で共有させなくても
    情報を記憶媒体に保存するとか出来ればいいのに

    • +1
  22. え、もう動画削除!?
    一体何があったの・・・。

    • 評価
  23. 俗に言う神経回路網の研究をしているものですが、おもしろい論文紹介してくださってありがとうございます。
    検索したところ、natureの論文を見つけました。(最近のnatureは無料で論文の全文を見れるようになっています)
    ttp://www.nature.com/srep/2013/130228/srep01319/full/srep01319.html
    この実験は、「一方が学習した内容を脳の信号を送るだけで片方に新規に伝えた」のではなく、「ラットAから行動に伴う脳の信号を取り出し、脳の電気刺激で行動を起こすように訓練されたラットBにその電気信号を与え、ラットBに訓練した行動を起こすことができた」です
    また、以下の記述から偶然うまく行った結果だけを発表している気もします
    「発信側の脳の活動をあらかじめ記録しておき、それを受信側に送っても同じ結果が得られるかどうかだが、やってみたところ、量的にも質的にも、すべての場合でそうとは言えなかった」
    つまり、電気信号を送る側が生きていないと(?)実験はうまく行かない

    • 評価
  24. 論文の概要
    1:あらかじめ受信側のラットは、電気刺激により正しいバーを押すように訓練されている。まったく知らない行動を取るのではない。
    2:発信側は95%、受信側は78.77% ± 2.1の正解率まで訓練(電気刺激の訓練では正解率が低い)
    3:報酬の手順は、発信側が正解すると発信側に水が出て、その電気信号に対応して受信側が正解すると受信側に水が出て、さらに発信側にも水が出る。つまり、相手が正しい行動を取ると自分にも報酬が出る
    4:テレパシーテスト(?)での正解率は、発信側95.87% ± 1.83、受信側64.32 ± 1.1%。受信側は訓練よりも16%成績が落ちている。偶然正解している場合(50%)より14%高い正解率をどう見るか
    5:受信側に伝える情報はS字型関数でノイズ除去と信号増幅をしている。ほとんど1ー0のような情報に加工して送っている
    6:脳の情報と行動が一致しない場合がある(送信側がバーを押したとき1の情報が得られるとこと0の情報が得られるときがあり、受信側に1の情報を送ったときバーを押す場合と押さない場合がある)

    • 評価
  25. ディストピアの創設にまた一歩近付いたなこの人間共めw

    • 評価
  26. ケーブルを介さずに無線でできるようになれば完全なテレパシーだろう。
    記憶をメディアに保存できるようになりその記憶を受け継ぐものが出れば
    いくらでも天才が作り出せる。作り出された天才が更に何かを研究したのであれば
    その記憶をまた誰かが引き継く。進化する記憶か。

    • +2
  27. 外国語大きく覚えるのがダメダメな私に送り込んで欲しい 、英語、スペイン語、 フランス語💕
    だれかさんの有能知識だけ頂けるならこんな有難い事は無いけど、 入試制度 なんかは確実に崩れさるだろうね、資金の有る奴らだけが恩恵を受ける。カンニングなんて貧乏人のヨスガ・・・か

    • 評価

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