12年に1度だけ開催される、マハ・クンブメーラの大祭は、最高1億人のヒンドゥー教徒達が聖なるガンジス川に入りそれぞれの罪を洗い清める、地球上最大の祝祭だと言われている。
敬虔な信者達は沐浴のために55日間にわたり、ガンジス川、ヤムナー川、そして伝説の川・サラスヴァティーの合流点、トリベニ・サンガムの岸の上で他の信者達と沐浴を行う。そこは様々なサドゥー(修行者)達で埋め尽くされる。マハ・クンブメーラは数週間前の準備を経て、今年の1月14日にいよいよ開催された。
このヒンズー教の大祭「マハ・クンブメーラ」では精神的な高揚感を体験できると言われている。、1月14日はヒンドゥー教徒にとって水浴びすると縁起が良いとされるマッカル・サンクランティの日である。会場周辺にはグル(指導者)や修行者のために用意されたテントが数多く立ち並び、ちょっとした町が出現する。巡礼者らはこの混雑の中を所狭しと進み、ガンジス川のほとりを目指す。
■1.この大祭は55日間以上続き、一億人超の人々が集まると言われている。
■2.マハ・クンブメーラの初日、ヒンドゥー教徒はサンガムの水を浴び、後方は仮設の橋を渡る人々。数百万のヒンドゥー教巡礼者達が大規模な聖なる儀式に加わるとされ、信者達が悪行や輪廻転生を洗い流すというガンジス川の水でそれぞれ身体を清める。(2013年1月14日、イラーハーバード)
■3.岸に設けられたサドゥー(男性修行者)達のテントの数々。(2013年1月7日 サンガム)
■4.インドのヒンドゥー教の僧侶と信者。夜間の祈りの儀式。(2013年1月15日 サンガム)
■5.ヒンドゥー教徒が演じる儀式。サンガムの神聖な水を浴びるために集まる。(2013年1月14日 サンガム)
■6.サンガムでは沐浴後のサリーを乾かしているヒンドゥー教徒がよく居た。(2013年1月15日 サンガム)
■7.水浴びし、祈りを捧げるインドの信者達。
(2013年1月13日 サンガム)
■8.身を清めるヒンドゥー教徒達。
(2013年1月15日 サンガム)
■9.水を浴びながら祈るヒンドゥー教の修行者、ナーガ・サドゥー。
(2013年1月14日 サンガム)
■10."力"の神、カーリーに扮した男性。儀式の行列の間は燃える樟脳の錠剤を乗せたまま演じる。(2013年1月6日、イラーハーバード)
■11.仮設の橋に使う、樽のような"浮き"を引くインド人労働者達。ガンジス川を目指す。クンブメーラの準備期間。(2012年11月21日、サンガム)
■12.浮きを使った橋の上を歩く修行者。
(2013年1月12日、サンガム)
■13.クンブメーラの前にする行進の間、信者達に花飾りを投げるヨガの導師ババ・ラームデーヴ。(2013年1月10日イラーハーバード)
■14.修行者達が岸で行なう水浴びの儀式の開始に合わせて演奏する地元のバンド。(2013年1月14日サンガム)
■15.ガンジス川の川岸沿い、三輪車でクンブメーラで使うマリーゴールドの花飾りを運ぶ男性。(2013年1月11日イラーハーバード)
■16.マハ・クンブメーラの期間中、修行者達の聖なる行進を迎えるため、花を用意して道に立つ女性達(2013年1月11日サンガム)
■17.修行者の水浴び。(2013年1月14日)
■18.ガンジス川の岸で夜間の祈りを行なう修行者達。(2013年1月15日イラーハーバード)
■19.アルティと呼ばれる夜間の祈りの最中、僧侶の隣に立つ裸の修行者(2013年1月15日サンガム)
■20.アルティが行なわれている間、水に入る修行者(2013年1月15日サンガム)
■21.祈りを捧げて水を飲む男性(2013年1月14日サンガム)
■22.水浴びに最適で、縁起の良いマッカル・サンクランティの日に、聖なるガンジス川の水を浴びる信者達。(2013年1月14日イラーハーバード)
■23.サンガムの水を浴びる裸の修行者達(2013年1月14日サンガム)
■24.サンガムの岸に沿って列をなす修行者達(2013年1月14日)
■25.マリーゴールドの花をつけた子供を肩に乗せて運ぶ修行者達。サンガムに向けて行進する(2013年1月14日サンガム)
■26.サンガムの岸のキャンプ地で火を焚き暖まりつつ、ヨガをする修行者達(2012年12月22日サンガム)
■27.水浴びして祈る信者達。(2013年1月14日サンガム)
■28.ガンジス川とヤムナー川、伝説の川・サラスヴァティーの合流地点で笑顔を見せる修行者。顔に灰を塗りつけている(2013年1月2日マハ・クンブメーラの先頭を行く男性)
■29.他の信者達と水に飛び込んだ後、刀を手に叫ぶ修行者(2013年1月14日、サンガム)
■30.濡れた髪を乾かす修行者。(2013年1月14日、サンガム)
■31.水に入る信者達(2013年1月13日サンガム)
■32.荷物を運ぶ信者達が聖なるガンジス川の岸に向かって歩く(2013年1月13日イラーハーバード)
■33..広大な場所に立つ照明の柱を直す職人。クンブメーラを祝うために集まる数百万人の信者達はその明かりを頼りにする(2013年1月13日イラーハーバード)
■34.クンブメーラの先回りをして乗客を待つボートと船頭達(2013年1月12日サンガム)
■35.ガンジス川の岸辺で夜間の祈りの後、信者達からの供物を入れた皿を運ぶヒンドゥー教の僧侶達(2013年1月12日イラーハーバード)
■36.祈る信者(2013年1月16日サンガム)
■37.火を灯しながらサンガムの下流に浮かぶキャンドル(2013年1月13日)
via:boston 原文翻訳:R
YOUTUBE動画で見る2013年のマハ・クンブメーラ
▼あわせて読みたい
魂が天上へ帰る瞬間に立ち会うことができる場所 ネパール、パシュパティナート火葬場(動画あり)
シヴァ神への残りの人生を捧げる為、38年間右手を垂直に挙げ続けている男(インド)
道路は休憩所、轢くに轢けないインドのノラ牛たちが占拠する交通事情
カラパイア無料メールマガジン購読方法
コメント
1. 匿名処理班
そんなに観たいと思わないのはなぜだろう?
2. 匿名処理班
うーん、なんかすごい
3. 匿名処理班
一億人が清めた水を飲むの?
げに、恐ろしきかな宗教
4. 匿名処理班
クンブメーラはよく分からんな
ちょっと前にハリドワール(ヨガの町リシケシュの近く)でやってた気がする
それも12年に一回とか言ってたし、2001年にインド行ったときはクンブメーラやってなかったような・・
年によって日時が違うみたいだけどヤッパ謎がおおいな
5. 匿名処理班
あの水を飲むとかインド人世界最強だな
6. 匿名処理班
見に行ったら圧倒されて感想は
「………あっ……」とかそんな感じだと思う
7. 匿名処理班
写真で部分をクローズアップされてるからまだつかめるが、現地で見てたらほんとにカオスすぎてなにがなにやらわけわからんぞ、インドの祭りは
8. 匿名処理班
写真だけでもすごく圧倒される光景だなあ
9. 匿名処理班
不潔すぎわろた
10. 匿名処理班
勝てる気がしないw
11. 匿名処理班
エネルギッシュすぎて日本人とか行ったら北斗の拳のモヒカンみたいに破裂して死にそうだ
12. 匿名処理班
祭り好きの日本人でも真似はできない(衛生的な意味で)
13. 匿名処理班
ご当地インドでもガンジス川の水質が問題にはなってはいるが
信仰心が悪い方に作用して困ってるらしいな
14. 匿名処理班
写真の撮り方センス良いな。