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米シアトルの小児病院がガンと戦っている少女に、知らない誰かから猫のサプライズ「キャット・イマージョン・プロジェクト」

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21件のコメントを見る

(著)

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 米シアトル小児病院は、入院してがんと闘っている16歳の少女、マガ・バーザロ・ソケンチッケムちゃんを励ます為、Facebook上で見知らぬ誰かにこんな支援を呼びかけた。マガちゃんは、免疫機能低下により病室から離れることができない。彼女にとって一番つらいのが、愛猫のメリーに会えないことだった。

 愛猫に会えないことでホームシックとなり元気をなくしているマガちゃん。かといって無菌状態を保たなければならない病室に猫を連れてくることは不可能である。

 そこで病院のスタッフ達は、マガちゃんの為、猫を連れてくるための「特別な計画」を練り始めた。”マガにとって最高の日を作るためにご協力をお願いします。どうかあなたのお気に入りの猫の写真をこのページに貼ってください!”病院のフェイスブックページにマガちゃんの写真にテキスト文を加えて掲載した。

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 この書きこみを見たフェイスブックユーザーは、すぐさま、自分達のお気に入りの猫の写真に彼女の回復へのメッセージを添え、次々と投稿しはじめた。その数は3,000枚以上に達したという。

 病院スタッフは、予想を上回る数の写真を手に感激しながらも、ここから次なる準備に入る。猫の喉から出るゴロゴロ音を録音。更にシーツ数枚とプロジェクターを使ってマガちゃんのために”バーチャルな猫のテント”を作り上げたのだ。そしてついに”キャット・イマージョン・プロジェクト”が完成する。

キャット・イマージョン・プロジェクト

 突然のサプライズにマガちゃんは感激した。そして今もこの猫テントはいつもマガちゃんとともにある。「時々、自分が世界からひとりだけポツンと切り離されたような気持になるの。でも猫たちの写真を見ると、猫たちが私をみんなのいる世界へと連れ戻してくれるの。」マガちゃんはそう語ったそうだ。「みんなの暖かい励ましの言葉や回復を願ってくれる気持ちはすごく大きくて、みんなが思っているよりももっとすごく私に力を与えてくれてるの。」

 病室で猫テントに映写された猫を見るマガちゃん

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via:cbsnews

原文翻訳:R

 マガチャンは2011年にも適合性のある骨髄提供者を待ちながら7ヶ月以上もこの病院にいた。無事移植手術を終えたものの、翌年、移植後の治療のため、彼女は再びこの病院に戻ってこなければならなかった。その治療は数か月以上にも及び、マガちゃんはまたひとりで病室にこもらなければならなかった。

 この小児病院では、他にもガンを患ったこどもたちが長期にわたる治療の為、さびしさに耐えながら、また元気になれる日を信じてがんばっている。

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この記事へのコメント 21件

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  1. はよ元気になれよ。
    世の中そう捨てた物じゃないだろ。

    • +20
  2. この子がスクリーン撫でてるの見て不覚にも泣いた
    元気になって本物の飼ってる猫抱っこ出来る様になるといいな

    • +28
  3. 早く良くなって愛猫が抱けるように成ると良いね。

    • +7
  4. くそっ目から水が出るぜ
    知人も同じ病気で苦労したが、今はすっかり元気だ。
    がんばれもうすぐ

    • +15
  5. すぐに、思う存分ネコを抱けるようになることを祈っているよ。

    • +5
  6. 病院にしかいられないから素晴らしい試みだね

    • +6
  7. 最後の情報で安心した。元気になれるんだね。

    • +3
  8. 骨髄バンクとかの紹介も一緒に載せてくれ

    • +4
  9. この小児病院では、他にもガンを患ったこどもたちが長期にわたる治療の為、
    さびしさに耐えながら、また元気になれる日を信じてがんばっているのに
    なぜこの子だけ特別扱いされるのだ?

    • -15
    1. ※11
      他の子達もそれぞれ各自に合った方法で励まされているのだろうと思うよ

      • +3
  10. まったく歳はとりたくないもんだ! ToT
    がんばれ~^^

    • +1
  11. 猫のゴロゴロは身体にめちゃくちゃ良いんだよ。
    退院して猫が抱けるようになったら、もっと健康になれるよ。

    • +2
  12. 一人で戦う彼女の支えになる努力をしてくれた人たちに感謝したい、そして彼女も早く元気になって本物の猫たちとあそんでください。

    • +2
  13. 残念ながら日本ではこうはならないだろう

    • -2
  14. 日本でこんなことやったら甘えんなの大合唱だろうな

    • 評価
    1. 「猫を連れてくる」と見出しにあったのでどうするんだろうと思ったらこういうことだったのか
      早く良くなって存分に猫をモフってほしいね

      ※18
      難病 子供 支援
      のキーワードでネット検索しただけでも
      メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンを始め
      日本で難病と戦う子どもたちのためになろうとしてる人たちの団体や活動の模様がいっぱいでてくる
      なんの根拠もなしに日本だからだめと決めつけるのは正直不愉快

      • +4
  15. それでも日本は良いよ。これアメリカだもんね。
    恵まれた子は恵まれ、一方医師にも見せられず
    身体的苦痛も癒せないまま死んでいく子供の数も尋常でないんでしょう?
    幸い彼女は恵まれてるらしい。何の罪もない。
    精一杯の治療を受けて最善の人生を楽しんでもらいたいね

    • +6
  16. 猫の癒しパワーは最強だな
    早く元気になって本物の猫と遊んでほしいわ
    本物の猫は写真と比べ物にならんくらいに可愛いから

    • +2

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