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言葉を話せなかった7歳の男の子が、猫に初めての「愛してるよ」

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(著)

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 ローカン・ディロンは7歳の男の子。自分の感情を上手に表現することができず、人前で言葉を発することができない、場面緘黙症(ばめんかんもくしょう、選択的無言症)という不安障害に苦しんでいた。

 母親のジェーンは、ローカンの助けになればと、猫を飼い始めた。猫の名は「ジェシーキャット」。この一匹の猫がローカンの閉ざされていた心の隙間に入り込み、彼の心を開いていくこととなる。ローカンは猫と接するうちに徐々に言葉を取り戻し、初めての「アイラブユー」を、自分の思っていた気持ちを猫に向けて発することができたのだ。

ソース:A Special Cat Helps A Seven-Year-Old Boy Say “I Love You” For The First Time

原文翻訳:konohazuku

 ローカンとジェシーキャットの絆は話題となり、ジェシーキャットは、猫との交流や勇敢なエピソードなど、現実に起こったことを表彰するイギリスのナショナル・キャット・アワードを受賞した。

 母親のジェーンは語る。

 ”ローカンはジェシーキャットと、人間が相手だとできなかった愛の絆で結ばれることができたんです。彼女はとても辛い時にローカンの大きな支えになってくれました。ローカンは自分の感情を表現できず、ママ、愛しているとさえ言えない子でした。

 ところが、彼女がそばにいると、ローカンは自分から抱きしめ、撫で、言葉で話しかけるようになったのです。「愛しているよ、ジェシーキャット」と。彼女はローカンにとって、初めての大切な友だちになりました。”

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 ”ジェシーキャットを飼い始めて数年たちますが、去年、ローカンは学校ですばらしい変化を見せ始めました。学校では、まったく一言も話さなかったローガンが、少しずつ話すようになったのです。そしてここ2週間は、よく知らないお友だちにも、自分から話しかけるようになり、先生の前で教科書の朗読もできるようになりました。これまでにはなかったことです”

 ジェシーキャットは猫として自然に生きているだけだが、その自然に生きることの素晴らしさを、ローカンは学び取ったのかもしれない。

場面緘黙症とは wikipedia

 場面緘黙症は一般的に、2~5歳の間に発症する。しかし多くの場合、6~8歳になるまで診断や治療はほとんど行われていない。これは、疾患に対する理解度の不足などにより、単なる引っ込み思案といった性格的原因との区別がつけにくいためである。その為、発症率は現状明確になっていないが、アメリカの精神医学誌The Journal of the American Academy of Child and Adolescent Psychiatryの2002年の調査では、その発生率は1000人中7人の割合とされた。

 また、誤解されやすい点は、話さないのではなく話せないということ。自らの意志で故意に話さないのではなく、話そうとしても、極度の不安のためにどうしても声が出ないのだ。これは脳の扁桃体と呼ばれる領域が過剰に刺激されることによると考えられている。また、場面緘黙症の原因が虐待・ネグレクト・心的外傷によるものであるとは限らない。

 場面緘黙症は、必ずしも年齢とともに自然に改善されていくわけではない。そのため、低年齢のうちに治療を受けることがとても重要である。そのままにしておくと、周りの人はその子は話さない子と考えるため、緘黙症状そのものが強化されてしまい、話すことがますます難しくなってしまうという。

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この記事へのコメント 37件

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  1. とても、とても素敵なお話だ。
    症状も良くなりながら、いつか社会人として頑張ってほしいね。
    本人が頑張ろうとする中で、ペットが一役かう話は聞くよね。
    イルカと毎日対話していたガン患者じゃ感知した話しとか。
    猫や犬その他ペットを安易に飼おうとして、すぐに放棄したり保健所に躊躇無く連れて行く人たちに読ませても、残念ながら何も感じないのだろうな…

    • +65
    1. >>1
      なにも感じないなんてとんでもない。彼らはこういう話を聞き、感動し、あこがれ、そして飼い始める。
      そして、「綺麗な話」しか聞かなかった彼らが、動物の汚い部分や、なかなか懐かなとや、あるいは「人間的な視点」でしか彼らを見ずに接した結果幻滅し、飽きて捨てる。

      • +1
  2. いい話だし、良かったなぁとは思うのだけど、
    こういった記事をきっかけに場面緘黙が妙に世間に知れ渡るのが不安。
    周りから見たら分かりにくい症状だし、うつ病みたいに自称が増えやすい。
    そうなると場面緘黙児はもっと生きづらくなる。そして誰にも助けを求められない。
    ここはちゃんと解説が入ってるから大丈夫とは思うけど……。

    • +15
  3. ジェシーキャット「ミッション・コンプリート」

    • +25
  4. 吃音に悩んだ人がアナウンサーになったりするように、彼も話すことを職業に選んだりして!

    • +2
  5. 話せなかったのか、話さなかったのか分からないけれど、
    私たちは常に、
    音楽を頭の中でボンヤリ思い出せても、口を使って音楽を伝える表現ができない、だとか・・・
    頭の中でミッキーマウスを思い出せても、手を使って描くことができなかったり・・・という事が、普通にある。

    • +7
  6. 俺も小3までこれだったわ
    治るまでマジで自殺を考えてた

    • +14
  7. 俺も3次リアル女には無理だけど
    二次元の萌え絵なら「愛してるよ」って言える
    これって、とても素敵なことだと思う

    • +1
  8. ふつー、「ママ愛してるよ」なんて言わないとおもいますw

    • -16
  9. ばかもんこんちくしょう に見えたゴメンナサイ

    • +1
  10. 純粋にいい子そうだな
    ヌコさんにはぜひ長生きしてもらってずっとお友達でいてほしいもんだ

    • +4
  11. *18 海外で家族に「愛してるよ」は、「おはよう」と同じレベルであたりまえに言うから。

    • +16
  12. これから先、間違い無くジェシーキャットが居なくなる時がくるけど
    その時この子は現実に耐えられるのかな
    ただでさえ不安障害なのに。。。
    健常者のおれですらペットロスを克服するのに3年かかった
    与えてもらえる物が大きいからこそ、心配だ。

    • +2
  13. 良い話だね。
    猫との写真で猫が良い顔してるわ(笑)

    • +17
    1. >>28
      俺も19年飼ってた犬画5年前に死んで今でも涙出る。
      この少年はどうなるんだろうか・・・

      • +2
  14. <28&<30
    犬でも猫でも、他にも飼えばいいと思う。
    その猫の代わりには決してなれないが、いるといないとではまったく違う。
    自分がそうだった。

    • -3
  15. アインシュタインも5歳まで言葉を話さなかったって言うし、この子はもしかしたら天才なのかもねw

    • +10
  16. 死んだ時がどうなるか心配だけど、でも依存はしてない気がするんだよね。

    • +2
  17. 小学校のとき、本当に仲のいい子1~2人以外には声を聞かせない女の子がいたな。
    教師は「絶対わざとだから」って見せしめのようなことしてて可哀想だったけど、こんな病気だったのかもしれん。

    • +6

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