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高さ9mまでジャンプできるロボット、ボストン・ダイナミクス社が発明

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(著)

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 ワクワク楽しい、だけどちょっと切ないロボットを次々と世に送り出しているボストン・ダイナミクス社(Boston Dynamics)が、また新たなロボットを公開した。家猫ぐらいの重さ(5キロ)の四輪駆動のロボットが、なんと最大9メートルの高いところまでハイジャンプできるという。

 その狙いを定めてピョコンと飛んでいく様がなんともかわいくてユーモラス。

 ちゃんと障害物を確認して、「よしいける!」と決意を固めて飛んでいく。着地したらまた体勢を建て直して再び走行できるそうだ。機体にはカメラを搭載しており、これにより人間の足では踏み込めない場所の撮影が可能となる。

 例のごとく、米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)からの資金提供を受けているそうで、軍事目的で利用されるわけだが、ぐっすり眠っている間にこいつに侵入されて毒ガスでも撒かれたらかなりヤバイな。

 DARPA関連でもうひとつニュースが。

米軍は現在、8mの距離や厚さ20cmの壁越しに、隠れている人物の心拍や呼吸を検知できる技術を利用しているが、これをさらに進め、心拍パターンから個人の識別を行うセンサーの開発を目指しているそうだ。

心拍パターンで「壁の向こうにいる人間」を個人識別 – MSN産経ニュース

 DARPAはが現在開発中のプログラムは、「遠隔バイオメトリクス(Biometrics-at-a-distance)」と呼ばれるもので、このプログラムの目標は、群衆の中にいる個人を遠隔から識別できるセンサーの開発だ。

 指紋や虹彩、さらには静脈パターンのように、心拍パターンは群衆の中で個人を識別する生体情報となりうる。DARPAは心電図(心臓の電気的活動の分析)等の心拍情報をセンサーが利用して、最高10人の識別・追跡を行えるようにしたいと考えている。

  米軍は、あなたの呼吸を壁越しにとらえることができる。心臓の鼓動さえ、彼らには把握できる。群衆にまぎれれば大丈夫と思うかもしれないが、米軍のセンサーはあなたの「鼓動のパターン」であなたを識別しようとしている。

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 こうした技術は軍事だけではなく、例えば地震災害などの救援活動でも利用できると期待されている。

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この記事へのコメント 18件

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  1. 何にしてもこれは凄い!
    応用範囲広いだろうね。

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  2. やっぱり軍事利用か・・・・・儲かるもんな政府から契約取れればさ

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  3. へへっ、この上にまで登れば追ってこれないはずだz
    \ピョーン/
    なん…だと…?

    • 評価
  4. 映像がないってのはやはりカメラ壊れたから?

    • 評価
  5. アメリカは何よりも耐久性とか実用性とかを
    重視してるのがよくわかる

    • 評価
  6. 砂ノミって飛び跳ねるの?
    検索しても皮膚に寄生するとかしか出てこないんだけど。

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  7. この ‘sand flea’ は、端脚類のハマトビムシの仲間のことだろうね。
    波打ち際の海藻とかめくると、ピンピン跳ねる細長い丸っこいやつ。

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  8. すっご!
    着地の衝撃結構なものだと思うけど壊れないのか。すっご

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  9. なんかフルスイングで叩き落としたくなる奴だな。

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  10. あの「ドッグ」シリーズを小型にしてジャンプ機能つけたらすごいぜ。
    まちがいなく空缶さんにフルスイングで叩き落とされるけど、
    すぐ起き上がってくるぜ。

    • +1

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