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史上最大のウサギの化石が発見される(スペイン)

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 言われる前に先に言わせてもらうよ。「ありがとウサギ」。でもって地球の歴史上最も大きなウサギ種の化石が発見されたそうだ。発掘されたのは、スペインのメノルカ島で、外見的にはウサギというよりは、カピバラテイストを醸し出しているのだけれど、およそ300万~500万年前に生息していたウサギの一種と判明。「メノルカのウサギの王」を意味する「ヌララグス・レックス(Nuralagus rex、Nレックス)」の学名を授かった。

ソース:
Giant Rabbit Fossil Found: Biggest Bunny Was “Roly-Poly”
Giant Bunny Fossils Discovered Off Spain

 体重はいくつかの骨を分析した結果、約12キロと推定されている。ヨーロッパなどに広く生息する現生アナウサギの6倍の大きさだ。

 真ん中が今回発掘された巨大ウサギ、ヌララグス・レックスの骨。一番下が、ヨーロッパに原生するアナウサギ、一番上がBalearic cave got

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 研究チームのリーダーでスペインのバルセロナにあるカタルーニャ古生物学研究所の古生物学者ジョゼップ・キンタナ氏は、「見つけたのは随分前だったのだが、その価値がわかったのはつい最近のこと。当時は巨大なカメの骨ぐらいに思っていた」。

 その後の調査で、およそ300万~500万年前に生息していたウサギの一種と判明した。ただし、現存種・絶滅種を問わずあらゆるウサギ種と異なる風変わりな特徴を持っていることもわかった。

 ヌララグス・レックス予想図

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 例えばヌララグス・レックスの脊柱(せきちゅう)は短くて曲がらない。つまりピョンピョン跳ねる“ウサギ跳び”ができないのだ。また、頭蓋骨を分析した結果、感覚に関係する領域が比較的小さいと判明した。眼は小さく、耳も太くて短かったと考えられる。現生のウサギの耳からはほど遠い。

 キンタナ氏は、「ヨタヨタ歩いていたと考えられる。水から上がったビーバーを想像してほしい」と述べる。

 アメリカのカリフォルニア州ポモナにある健康科学ウェスタン大学の解剖学者でウサギの進化を専門とするブライアン・クラーツ氏は、「風変わりな点がたくさんあるが、頭蓋骨や歯にはウサギの特徴が多く、間違いなくヌララグス・レックスはウサギだ。実際のところ体の様子は大分違うが、頭部は割と典型的なウサギだったんじゃないかな」。さらに、「体型はずんぐりむっくり、風変わりな体組織。この特徴はノーストレスのライフスタイルから生まれたと考えられる」。と話す。

 同氏によると、メノルカ島には天敵が存在していなかったという。快適な暮らしの中で、体が大きくなり、動きが鈍いウサギに進化していったようだ。現生のウサギは天敵から逃れるため、小柄ですばしっこく、鋭い視覚を備えている。

「進化のエアポケットにはまり込んだのかもしれない。まるで離島の浜辺で日がな一日遊び暮らすリゾート生活者だね」とクラーツ氏は説明する。「不安や心配事に縁はない暮らしだったが、あまりにくつろぎすぎて一巻の終わり。結局は絶滅してしまった」。

 ということで、グレートありがとウサギは実在したってことなんだね。天敵も存在せず「のほほほーん」と暮らしていたら、うっかり絶滅しちゃったとかいう、そんな終わり方もあるんだね。

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この記事へのコメント 16件

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  1. ウサギのイメージが…w くつろぎすぎてww

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  2. カメと競走したのはコイツだったのか!。

    • +3
  3. くつろぎすぎてwww
    敵がいなくても絶滅ってするんだな

    • 評価
  4. ウサギか…
    ウナギだと思って開いたから衝撃があまりない

    • 評価
  5. 震災の影響で仕事失ったけど、
    暇過ぎると死にたくなるからね・・・

    • 評価
  6. ヨタヨタ歩いていたってのが面白いw
    会いたかったな…

    • +1
  7. 生きてたらきっと動物園の人気者だったろうにな~

    • +3
  8. 12キロ・・・。中型犬ぐらいだな。
    カンガルーぐらい大きいなら驚くけど

    • -1
  9. そういやアイヌの神話集に兎の話が載ってるんだけど、
    「前には兎は鹿ほども体の大きなものであった」って書いてあったよ

    • +2
  10. 「見つけたのは随分前だったのだが」
    ウサギ年までネタとしてとっといたんだね、先生

    • 評価
  11. 馬鹿でかかったら怖いけど絵を見ると大型犬ぐらいなのか
    頭なでなでしてもふりたい

    • +1

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