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元ソ連兵がUFOの攻撃により石化したという、CIAが情報公開した機密文書は本物なのか?

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(著) (編集)

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 CIAが公開した冷戦時代の機密文書が大きな話題となっている。そこに含まれる、旧ソ連の情報機関KGBが作成したとされる250ページにわたる報告書に、にわかには信じがたい事件が記されているのだ。

 1980年代末、ウクライナの軍事演習場で、ソ連兵(現ロシア)に撃墜された円盤型UFOが強烈な閃光を放ち、兵士23名を石に変えたというのだ。

 果たして本当なのか?元CIA職員トレイシー・ウォルダー氏によると、この報告書はCIAが作成した文書とは限らないという。

 一体誰が、どのような目的でこの文書を作り、なぜCIAのファイルに収められたのか?謎多きUFO文書の真相に迫る。

CIAが入手したソ連時代の機密文書

 1991年12月にソビエト連邦が崩壊すると、その混乱の中、KGBの機密文書も多く国外に流出することになった。

 CIAが当時入手したもの中に、250ページに及ぶUFOに関する文書があったという。この文書について書かれた報告書が、米政府の機密指定解除により一般に公開されることとなった。

 ところがそこに書かれていた内容は、まるでSF映画の世界のような、荒唐無稽とも言えるUFOとの遭遇劇だった。

 報告書では、この事件を「エイリアンたちによる恐ろしい復讐劇であり、血も凍るような恐怖の光景」と描写している。

 この報告書自体は、CIAのWebサイトから誰でも閲覧・DLできる。

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image credit:Pixabay

UFOと遭遇した兵士たちが石に変えられる?

 1989年から1990年頃、ウクライナで訓練中だったソ連軍のある部隊がUFOに遭遇した。

 すると兵士の誰かがUFOに向かって地対空ミサイルを発射。みごと命中して、UFOは墜落した。

 すると墜落した機体から、5体の身長1mほどのヒューマノイド型エイリアンが現れ、ブンブンと不気味な音を発しながら合体し、真っ白な光を放って爆発した。

 その光を浴びた兵士たちは、なんと一瞬にして石の柱のように固まってしまった。いわゆる石化だ。生き残ったのは、光が直接当たらない場所にいた2人の兵士だけだったという。

 報告書の中で描写されているエイリアンの姿は、大きな頭に大きな黒目で、俗に言う「グレイ」の見た目と一致する。

 KGBはこの石化した兵士たちとUFOの残骸を押収し、モスクワ近郊の秘密基地に移送したと書かれている。

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CIAが作成した文書とは限らないと元CIA職員

 だがこの文書にはおかしな面もあり、CIAが公開したからと言っても、いささか信用できない面もある。

 この文書を検証した元CIA職員で、現在ニュースメディア『ニューズネイション』で国家安全保障アドバイザーを務めるトレイシー・ウォルダー氏は、こう指摘する。

 この文書はCIAが直接書いたものではなく、「外国放送情報サービス」(Foreign Broadcast Information Service:FBIS)が作成したものだという。

 FBISという組織は、新聞や雑誌などの公開情報(オープンソース)を収集し、各国の諜報機関に提供する役割を果たしている。つまり、CIAのファイルに収められていたとしても、CIA自らが作成した文書とは限らないのだ。

 つまり、ウォルダー氏の話が本当なら、この報告書はCIAが公式に認めた調査結果ではなく、出所も含めてその真偽は不明ということになる。

 ウォルダー氏が指摘するように、このUFO事件の情報源は、1993年にカナダの週刊誌『カナディアン・ウィークリー・ワールド・ニュース』とウクライナの新聞『ホロス・ウクライニー』に掲載された記事だった。

 記事には匿名のCIA関係者が引用されており、FBISがCIAに提供した可能性が高いという。

 ソ連崩壊直後という時代背景を考えると、CIAが旧ソ連地域からのあらゆる情報を注視していたことも頷ける。

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果たしてその真相は?

 このソ連での事件に関する報告がCIAの注目を集めたのは、「エイリアンはこちらからの攻撃に対し報復する」「われわれの想像を超える武器で報復する手段を持っている」という点にあるのではないかと言われている。

 例えばどこかの国がエイリアンたちと手を結び、その武器を使って攻撃してきたとしたら? 現在の技術では、とても勝ち目はないだろう。CIAはその点を危惧し、この事件を機密としてファイルに保存したのだとも言われている。

 実はこの文書が機密解除されたのは2000年のことで、何度も各国のメディアで取り上げられ、現在も「信じるか信じないかはあなた次第」的なオカルト研究家の間で語り継がれている。

 この事件の真偽について、ウォルダー氏は慎重だ。

 「文書が存在するからといって、事件が実際に起きた証明にはならない」としながらも、「完全に否定する材料もない」と述べている。

 現在のところ、23人の兵士が石に変えられたという衝撃的な出来事を裏付ける確かな証拠はない。とはいえ、CIAが旧ソ連地域の未知の情報に関心を示したのも事実だ。

 真実は未だ謎のままだが、多くのネットユーザーの好奇心を掻き立てる格好の話題となったことは間違いない。

 特にCIAが関与したとされる情報には関心が高く、「CIAが公開しただけで真実味があるように感じてしまう」「冷戦期の情報は不気味さが倍増する」といった声がSNSで上がっている。こうした未確認情報がなぜか人を惹きつけてしまうのは、世界共通の心理かもしれない。

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モスクワ中央軍事博物館 image credit:photoAC

今後新たな資料が現れるかが事件解明のカギ

 ドナルド・トランプ大統領は、2025年初めに、UFOに関する古い政府ファイルの機密解除を行う命令に署名した。

 これにより、今後UFOやエイリアンにかかわる連邦政府の機密がさらに明らかになり、「隠蔽」のベールが剥がれる可能性がある。

 この「エイリアンの攻撃で石化された兵士たち」についても、新たな資料が見つかる可能性もゼロではないと、UFO専門家らは期待している。

 下がその文書の現物とされるものである。下に日本語訳もつけておいたので、興味のある人は読んでみてほしい。

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image credit CIA

ミハイル・ゴルバチョフが1991年にKGBを解散させた後、大量の資料が海外、特にCIAに流出した。権威のある雑誌カナディアン・ウィークリー・ワールド・ニュースの報道によると、米国情報部は、シベリアの軍部隊に対するUFOによる攻撃に関する250ページのファイルを入手した。

このファイルには、多数の記録写真や図だけでなく、その出来事の実際の関係者による証言も含まれている。CIAの代表者の一人は、この事件を「地球外生物による恐ろしい復讐劇、人の血を凍らせる光景」と呼んだ。

KGBの資料によると、円盤の形をしたかなり低空飛行の宇宙船が、通常訓練を行っていた部隊の上空に現れた。理由は不明だが、何者かが不意に地対空ミサイルを発射し、そのUFOに命中させた。円盤はそう遠くない場所に落下し、そこから「大きな頭と大きな黒い目」をした5体の背の低いヒューマノイドが現れた。

生き残った2人の兵士の証言によると、残骸から脱出した後、エイリアンたちは互いに接近し、その後「合体」して球形をした1つの物体になったという。その物体は、ブンブンと音を立て始め、それから真っ白になった。数秒後、球体はさらに大きくなり、非常に明るい光を放って爆発した。その瞬間、その現象を見ていた23人の兵士が…石柱と化した。日陰に立っていたため、爆発の光をあまり浴びなかった2人の兵士だけが生き残った。

KGBの報告書には、UFOの残骸と 「石化した兵士たち 」が、モスクワ近郊の秘密の科学研究機関に移送されたと記されている。専門家たちは、まだ地球人に知られていないエネルギー源が、兵士たちの生体組織の構造を瞬時に変化させ、分子組成を石灰岩と変わらない物質に変えたのではないかと推測している。

CIAの担当者はこう述べている。
「もしKGBのファイルが現実と一致するならば、これは極めて脅威的な事件である。エイリアンは我々の想定をはるかに超える兵器と技術を保有している。もし攻撃された場合、彼らは立ち向かうことができるのだ」

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この記事へのコメント 27件

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  1. 何が”嘘”だったのか?というので話が変わってくるわな
    ネタ元が嘘をついてCIAが真に受けて報告書にしたとなると、どの系統で流れて報告書になるかを確認するためのデスインフォメーションもあれば、CIAがソ連の情報機関を撹乱するためにわざとネタを仕込んだのも考えられる
    冷戦終結の頃だから本当にエープリルフールネタ紛いのから本当にあった嘘みたいな話までなんとでも言えるわな
    まぁ『フィラデルフィア計画』も色々とネタがあるからあらゆる意味で何でもありともいわるかもな

    • +4
  2. 宇宙人の目撃証言って、金髪の人型やこうもり型、巨人型などいろいろあったのに、ここ3-40年くらいは頭でっかちの大きな目という姿にほぼ集約されている。なんでだろう。

    • +9
  3. 石化するとかいう設定がいかにも外国人が思いつきそうなネタだねwメデューサかな?

    • +5
      1. 振り返っただけで、なにも塩の柱にしなくてもねえ

        私はエイリアンがどこに行ったか気になって眠れません

        • +5
        1. ソドムの町の痕が見つかったらしいですよ
          退廃的な港町(裕福だから)に隕石が落ちて死海の一部が蒸発
          火球を見た人は失明し、降り注いだ高温の海水蒸気が塩の柱を作ったとか
          ttps://gigazine.net/news/20210922-tall-el-hammam-sodom-gomorrah/
          ttps://www.businessinsider.jp/article/244454/

          • +5
  4. 公的機関やCIA、そういうのから出てくると真実味が増す。なんてことはないわな
    彼らだっておふざけもするし、中には薬物やPTSDなどで幻覚を見てしまうこともある
    中には、盗まれるために用意されてる機密文書もたくさんあるだろうな
    至って真面目に書かれてたらひょっとして、と相手を混乱させることができるかもしれないから

    • +3
    1. 盗まれるために用意する機密文書を執筆するという仕事も世の中にはあるのか。
      SF作家に外部委託していたりして。
      星新一とか筒井康隆とか巧そう

      • +3
  5. 石像で思い出したけど、中国に兵馬俑っていう顔の違う石像が敷き詰められた場所あったよね?
    ドクターストーンとかで毒されている感覚からすると、兵馬俑の石像って人間なのでは?……。

    • -4
    1. あれは焼き物ですよ。
      粘土で作って焼いてます。

      • +8
  6. まぁ、私らの知らない超技術で体の中の炭素をケイ素に置き換えることができたら石化したといえそう。 衣服も基本的には有機物(炭素の化合物)だからそれらもケイ素に置き換えできたら服を着たまま石化かな。 もし生体だけだったら裸の石像になっちゃう

    • +5
  7. エイリアン小暮「ふはははは!お前も石像にしてやろうか!」

    • +4
  8. どこかに 4/1 ってタイムスタンプついてない?

    • +3
  9. UFOはミサイルで堕とされ、宇宙人は五体合体して必殺技を放って爆発
    なんだか昭和の特撮臭がします!

    • +13
  10. 要するにCIAは民間の情報源(それこそ怪しげなゴシップ誌やら飛ばし記事やらの類も)も幅広く収集してて、
    その中の一つがたまたま機密情報に紛れ込んでたってだけの話。

    民間の公開情報も広く収集するのはオシント(OSINT:Open Source Intelligence)」といって諜報の基本です。

    • +8
    1. どんな情報を集めているのかも機密なんですよね
      それがわかれば、欺瞞情報を効率よく発信できることになる
      そして、この文書も欺瞞情報って考えられるわけです

      • +3
  11. 石化って言うのがおもしろいよね。
    上のコメントにもあったけど、日本には無い発想だわ。
    石の文化圏の発想なのかな?

    • +3

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