この画像を大きなサイズで見るドイツ南部で約1億8000万年前の地層から、ほぼ完全な状態のプレシオサウルス類(首長竜)の新種「プレシオプテリス・ウィルディ(Plesiopterys wildi)」の全身化石が発見された。
プレシオサウルス類は長い首を持つ肉食性の海生爬虫類で、ジュラ紀から白亜紀(約2億年前から6600万年前)にかけて生息していた。
今回発見された標本は全長約3mの亜成体(まだ成長過程にある個体)であった。
ジュラ紀前期にヨーロッパの海でプレシオサウルスたちは独自にそれぞれの進化を遂げていたのだ。
今回の発見は、地理的な隔たりの中でプレシオサウルス類がどのように多様化していったのかを示す重要な手がかりとなるという。
全身が残されたプレシオサウルス類の新種の化石
2025年、ドイツ南部・バーデン=ヴュルテンベルク州のホルツマーデン近郊で、保存状態の非常に良い首長竜、プレシオサウルスの化石が発見された。
標本番号は「MH 7」で、体長は約3mほどで成長過程にあった若い「亜成体」であったことが分かっている。
この地域に広がる「ポシドニア頁岩」は、ジュラ紀前期の海洋生物の化石が多く見つかることで知られている。
これまでこの地層では、魚竜(イクチオサウルス)や海棲ワニ類の化石が多く見つかっていたが、首長竜の完全な化石は珍しい。そのため、MH 7の発見は古代の生物多様性を探る上で重要な資料となっている。
発見された種は「プレシオプテリス・ウィルディ(Plesiopterys wildi)」と名付けられた。

プレシオサウルス類の進化の手がかり
この研究を主導したスウェーデン・ルンド大学の古生物学者ミゲル・マルクス博士によると、「プレシオプテリス・ウィルディ」はプレシオサウルス類の中でも比較的原始的な系統に属するという。
また、後に進化して「クリプトクリディド科(Cryptoclididae、クリプトクリドゥスなどを含む分類群)」に繋がる可能性があるという。
さらに今回の標本により、すでに知られている「フランコニアサウルス・ブレビスピヌス(Franconiasaurus brevispinus)」というプレシオサウルス類の一種と近縁であることも判明した。
この発見は、ジュラ紀前期のヨーロッパにおいて、地域ごとに異なるプレシオサウルスのグループが進化していた可能性を示している。
この画像を大きなサイズで見る海の中で進化した地域独自の生態系
研究チームの一員で、ドイツの古爬虫類学者スヴェン・ザックス氏は、「プレシオサウルスたちはすでにジュラ紀前期には、それぞれの地域に適応した独自の特徴を持っていた」と語る。
これは、彼らがヨーロッパの内海で隔離された状態で進化していたことを意味する。
このような地域ごとの隔たりが、プレシオサウルスたちの多様化や特殊化を促し、その後の時代に海洋を支配する爬虫類の基礎を築いたと考えられる。
MH7の発見により、これまで断片的だった首長竜の進化のパズルに新たなピースが加わった。
従来、ジュラ紀後期以降に大きく進化したとされていたプレシオサウルスが、実はもっと早い時期から進化の兆しを見せていたのだ。このことは、海洋生物の進化史に新たな視点を与えてくれるだろう。
研究チームは今後も、ヨーロッパ各地で発見された標本と比較することで、首長竜の系統樹や生態のさらなる解明を目指すという。
この研究成果は、科学誌『PeerJ Life and Environment』(2025年3月31日付)に掲載された。
追記:(2025/04/07)本文を一部訂正しました。
編集長パルモのコメント

プレシオサウルスとか首長竜ってネッシーの元ネタみたいな感じだよね。ここまで完璧な化石が発見されると、ネッシーはいなくても本当に首長竜が存在したという事実を改めて実感できるね。すごいや。
References: New plesiosaur discovery sheds light on early Jurassic evolution and plausible endemism / Peerj














トカゲの祖先みたいな生き物だな
これが今でも生き庭でこいつが歩き回ってた日には
とりあえず逃げる
各部位がバラバラで発見されつなぎ合わされた復元骨格だと「すこし組み合わせが違ったら別の形になるのでは」と素人感覚だと疑念もわいちゃうけど、こんなのみせられたらぐうの音もでません。
こういう生き物が居たんだ!って改めて古代に想いを巡らせちゃう。
すげえー!ヒレの指が完璧に残ってるし外側の輪郭も見える!
肋骨の本数が多くて鎧みたい
化石になるのは1種目で1体あればいいほうなんだろうなあ、と思うよ。化石にもならず忘れさられてしまう生物の種類のほうが多いだろうし。だから今回みたいな全身の化石が発掘されれば新種の確率が高いわけで。
三葉虫やアンモナイトは特殊な例だしね。
なんか亀っぽい。
のび太が育てたアイツか。
ピー助はフタバスズキリュウだよ。
復元予想図が下手くそでかわよ
ど、どこが下手くそなの…?
各パーツの比率も合ってるしヒレの形も歯もちゃんと描いてあるし遠近も表現してるけど……
下手くそっていうかヘタウマ?なんかゆるめの
復元予想図ってもっとリアルなのをよく見るからちょっと意外なタッチでンフってなった
福島のフタバスズキ竜の発掘現場を見に行ったことあるが、
普通の田舎の小川だった、、児童向けの漫画ではもっとすごい
山奥のイメージだったので拍子抜けした記憶、、
学研まんが 地球や生物のなぞをとく 化石のひみつ
懐かしい、あれ読んでそこらの石を片っ端からハンマーでぶったたいてた時期あったな
今思うとよく怪我せんかったな
陸生のも海生のもだけど、首の長いタイプの恐竜の直系子孫はもちろん、収斂進化した哺乳類も居ないのが残念。キリンはそうなんだろうけど。
ゾウや海生の肉食だとヒョウアザラシもある意味ではそうなのかな?
哺乳類は原則として首の骨7つ縛りがあるから
長く伸ばしにくいのかもね
鳥類だとツルとかフラミンゴとか首が長いのも結構いるけど
シロカツオドリは首が長いし潜れるよ
水中を泳ぎ回りながら長い首で魚を捕らえる、
という点ではカツオドリや鵜なんかは首長竜に通ずる部分がありそう
のちの妖怪、ろくろっ首である。
プレ塩とんこつサウルスが見つかったら呼んでくれ
遠い海から来たCOO
恐竜怪鳥の伝説
懐かしいなぁ、
子供の頃、夏休みの昼~夕方辺りに東宝怪獣映画が何本かTV放送されるシリーズががあったけど、何故か最後に放送される作品がコレ、ってことが何回かあったな。
そもそもが子供向けじゃないB級モンスターパニック系映画で、人がグロい死に方したりパッピーエンドとは言い難いラスト等、観ていてミビョーな気分になった思い出。
プレシオサウルスと共に登場する怪鳥(翼竜)がメジャーなプテラノドンじゃなくてランフォリンクスだったのは新鮮だった(レーザーメスを撃たないギャオスみたいなキャラになっていたけど)
バーデン=ヴュルテンベルク州、暖かい料理がある州
プレシオプテリス・ウィルディは以前に別の標本から設立された種で、この標本から新種として設立されたわけではない。ただ、その以前の標本はこの標本より幼い個体で、また、独自の属ではなく他の属に含まれるという意見があり、この研究ではその意見に対しプレシオプテリスは独自の属であるとしているので、属として確立するのに貢献しているということはできる。
すごい!ほんとにこんな生き物がいたんだなぁ
骨盤や顎の欠片からの想像図ですとかじゃなくて、全身なんならうっすら輪郭まで残ってるのすごい。
補完なしでここまで揃っとんのすごくないか?!
これ世紀の大発見なんじゃないか?!
うん、ものすごい大発見だと思う。
全身骨格がここまで見事に残ってるのはめっちゃ貴重。
昔TOKIOが化石掘ってたなあ
よく食われずに残ったな。頁岩なら長期間海中だっただろうし洪水や火山の噴火でもあったんだろうか。
再現画像かわいいな
お腹のあたりの紐みたいなのが何重にもなってるのなんだろ
あれはおもに腹肋骨。クビナガリュウの仲間は、背骨側から伸びる肋骨のほかに、腹側を覆うように肋骨状の骨が発達している。胴体が上下から骨で保護されているような構造なんよ。つまりこの標本は仰向けになっていて私たちはお腹がわを見ている。
ところでドイツにはネッシー的な UMA はいないの?
頭ちっちゃくね?
クジラの手みたいだね
なんで一億年前のモノが崩壊せず残ってるの?
プレシオサウルスといえば遠い海から来たCOOが大好きで大好きで
頭がバラバラ…でもオモチャみたいにきれいに丸ごととはならないからワンセットになってるだけ超SSRなんだろうね