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うれしいニュース!85年以上前に絶滅したと考えられていた魚がインドの川で生きていた!

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(著) (編集)

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image credit: Facebook @Thackeray Wildlife Foundation
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 20世紀の前半に絶滅したと思われていた魚がインドで「再発見」された。

 この魚は雷魚の一種で、1918年から1933年の間に最後の標本が採集されて以来、一切目撃情報がなかったことから「絶滅した」と考えられていた。

 だが、2024年に入り、3匹の標本と写真が発見され、この魚が今も生きていることが証明された。

 しかもなんと、現地の人たちはこの数十年間、ずっと食用として獲り続けていたことも判明したのだ。

特定の川にしか生息していないレアな雷魚

 2025年1月31日付けの動物分類学の学術誌、「Zootaxa」に掲載された記事によると、チェル・スネークヘッドあるいはボラ・チャンと呼ばれる雷魚(ライギョ)の仲間が、約85年ぶりに生存していることが確認されたという。

 この発見は、地元の人々がこの魚を捕獲して食べているという話を聞いたことがきっかけだった。

 そこで研究者たちは、数か月にわたる探索が行い、ついにこの種が現存していることをつきとめた。

 魚の学名は「チャナ・アンフィベウス(Channa amphibeus)」。インドの西ベンガル州からブータンにかけてを流れるチェル川にしか生息していないとされる、珍しい魚である。

 ムンバイに本拠を置くサッカレー野生生物財団(TWF)は、今回の「発見」について、次のように説明している。

世界で最も希少で、最も見つけにくいライギョの一種である「Channa amphibeus」の再発見を発表できることに、私たちは胸を躍らせています。

「チェル・スネークヘッド」として知られるこの大型で鮮やかな種は、クロムイエローからオレンジの縞模様、目の下の明るいネオン色の斑点、そしてガチュア・グループのすべてのスネークヘッドの中で最も側線鱗の数が多いことで区別されます。

インドの魚類額における長年の謎が解明されたことは、継続的な調査の重要性を強調するとともに、一度は失われたと考えられていた種であっても、生物多様性が持続していることを浮き彫りにしました

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スネークヘッドとしてはかなり小型

 日本ではライギョ、あるいはタイワンドジョウなどとも呼ばれるスネークヘッドは、名前の通りの蛇に似た顔と、空気呼吸ができるのが特徴だ。種類ごとに異なる鮮やかな体色や模様から、観賞魚としても愛好家の多い魚である。

 一口にスネークヘッドと言ってもその種類はさまざまで、大きいものになると体長が1mを越えるものも。大型種はルアーフィッシングのターゲットとしても人気がある。

 今回「再発見」されたチェル・スネークヘッドは、最大でも25cm程度と、スネークヘッドとしてはかなり小型の種類である。

観光開発が進む生息地

 この魚が再発見されたカリンポン県は、紅茶で有名なダージリンの東、ブータンと国境を接する高地に位置している。

 チェル川は同県の東部を南北に流れる川で、ヒマラヤから続く山岳地帯の大自然に包まれた峡谷を下っている清流だ。

 秘境かと思えば決してそんなことはなく、カリンポン県は人口約25万人を抱える地方自治体であり、県都のカリンポン市は教育に力を入れていて、インドのみならずネパールやブータン、バングラデシュからも多くの学生が集まっている。

 この地域には土着の少数民族の他、チベットからの難民も多く定着しており、さまざまな文化や宗教が共存しているのが魅力である。

 ヒマラヤに抱かれた大自然と多様性に満ちた文化に魅せられて、最近では国内外から多くの観光客が訪れるように。

 それに伴い、カリンポン周辺ではリゾートホテルやゲストハウスが軒を連ねるようになってきた。

 現在この地域では、国や地方自治体をはじめ、先述のTWFなどの保護団体が、「インドに残る最後の野生のフロンティア」を守ろうと、野生生物の保護や研究、コミュニティサービスに力を入れて取り組んでいるそうだ。

 手つかずの森林や河川、そしてここでしか見られない生物の多様性が、人間の手で失われることがないよう、現地の取り組みを応援したい。

References: Fish species thought to be extinct for 85 years rediscovered / Mapress

本記事は、海外メディアの記事を参考に、日本の読者に適した形で補足を加えて再編集しています。

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この記事へのコメント 11件

コメントを書く

  1.  一般に暮らしをよくすると人間の周りの環境は悪くなるわけで、豊かな暮らしをしてもらいつつ現地の環境を維持するのは難しいですね。 植物と違ってタネの状態で長期間寝かせることもできないから動物って難しいな。 かといって現地の人たちにそれなりに豊かな暮らしができないことを強いるのもね。 悩ましいです。

  2. 研究者「絶滅した!幻の!」
    現地人「あ?これ?食ってたよ?」

    胸熱ですねw

  3. 縁もゆかりもないし魚類に興味もないけどやっぱり嬉しい
    不思議だな

  4. シーラカンスとか山梨のクニマスとかも学者に発見されるまでは普通に漁獲されて食べられてたしね

  5. 食用にされていたということは、それなりにけっこうな数が生息していたんだろうと思うけど、それが今まで発見されなかったものなのかねぇ

    1. 魚なんかでは割とあるあるだったりする。
      学者は漁師のような規模で魚を捕ることはないし
      漁師は学術的な目で魚を見ることがあまり無いので。

      シーラカンスの現生種も学界に知られる前から
      地元では漁獲されてたし(不味いので捨てられたようだけど)、
      日本でもクニマスは「黒っぽいヒメマス」くらいの認識で
      地元で食用にされてたそう。

  6. 母親と祖母や母の兄姉が、幼い頃に亡き祖父が山の川でオオサンショウウオ捕まえてきて食べたと言うんだが どう考えても大正の頃に絶滅したとしか話出てこないんだよな 昭和の後半の話なんだけれど 案外地元民にはレア生物扱いで絶命したと言われている生き物もまだいるんだろうね

    1. 日本オオカミも現存説出てるし、数が少ない奴らはひっそり隠れて
      生きてほしいものです。数万匹になったら出てきても遅くないぜ

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