メインコンテンツにスキップ

中国警察が球形パトロールロボットを導入、AI搭載で犯罪を検知・阻止

記事の本文にスキップ

24件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

中国警察が導入した球体のAI搭載ロボットは犯罪を検知し、容疑者を取り押さえることも可能この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 SFの世界は現実になりがちだ。中国でついにロボコップが導入された。中国の警察が導入したAI搭載の球形パトロールロボット「RT-G」は、街中で犯罪を検知し、容疑者を追い詰めるという。

 RT-Gは、危険な現場で人間の代わりに活動するよう設計された自律型ロボットで、水陸両用で耐火性能もあり、ロボット犬を押しつぶすことさえやってのける。

 最高時速35km、4tの衝撃にも耐える、かなり手ごわいまん丸ロボコップなのだ。

中国のAI搭載球形パトロールロボット「RT-G」

 中国のロボティクス企業、Logon Technologyと浙江大学が共同開発した「RT-G」は、AIを駆使して犯罪を検知し、犯罪そのものを阻止する能力をもつロボットだ。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:odditycentral

 プロモーションらしき動画では、水中やごつごつした地形、泥の中での動作も紹介されてるが、とりわけ注目を集めているのが、都市部でのパトロール能力だ。

 顔認識ソフトウェア搭載のRT-Gは、既知の犯罪者を容易に検出・追跡できる。

この画像を大きなサイズで見る

 また頑丈なので気づかれた相手にバットなどで叩かれてもへっちゃららしい。

 そして追い詰めたところで内蔵のネットガンで容疑者を捕らえることも可能だという。

この画像を大きなサイズで見る

 ほかにも火の上を転がる様子や

この画像を大きなサイズで見る

 ロボット犬を踏み潰すシーンもあったり。いかにも最強のロボットらしい絵面だ。

この画像を大きなサイズで見る

容疑者を追跡しネットガンで確保

 海外メディアの情報によると、RT-Gのスペックはこんな感じ。

直径: 1m前後
重量: 125 kg

動作環境: 陸上および水中で動作可能
最高速度: 時速35 km
耐衝撃性: 最大4t
耐久性: 荒地や泥の中でも動作可能

AI機能
・ 顔認識ソフトウェアで既知の犯罪者を検出
・ AI搭載カメラで周囲の異常や騒動を検知

自律行動
・ 容疑者を追跡・内蔵のネットガンで確保
・ 他のロボットや人間の警察官の呼び出し

オプション機能
・催涙ガスや拡声器の装備が可能

「映画に出てた」「ネタであって欲しい」の声も

 RT-Gが初めて公開されたのは2024年10月のことだが、当時のRedditの反応は様々だった。

この画像を大きなサイズで見る

・ 映画「オブビリオン」に出てたな

・ サッカーボールぐらい軽すぎるか、坂道が登れないほど重いかのどっちか

・ 素晴らしいがロボットだが誤りがある。階段どうすんだよ?

・ 俺らにはまだドロイデカがある(映画「スターウォーズ」の架空のロボット。デストロイヤー・ドロイド)

・ あー横から蹴ったら止まるやつでしょ?

・ よく見たら転がってる時もなんかグラついてるし、スピードもたいした出なそう。周りの人間が気をつかってわざと遅く走ってるようにしか見えないんだが

・ 投網みたいなネット軽すぎる。あれで犯人捕獲とかありえんわ。木製バットじゃ強度の証明にならんし。ショットガンで横から撃ったらどうなるかまでやってくれ

・ 走行中なら車で壁に押し付けてやれば簡単につぶれて壊れるだろうな。結局売り込み用の映像ってこと

・ お前らいろいろ言ってるがわからんぞ。ボストン・ダイナミクスのロボット犬も10年で警察に採用されるようになっただろ。このロボットも10年も経てばガスボンベや強力な網を搭載して鎮圧とかに出てくるようになるかもしれん

・本物ならすげえ!ってなるが、ネタなら笑うとこだよな。どっちかっていうとネタであって欲しい…

 他にも当時はおよそ10年前に米国のメーカーが発表した球形の「ラウンドボット」プロトタイプを真似たという声もあったそうだ。

 こちらはその頃に公開されたRT-G(おそらく試作品)の解説動画。技術的な特徴、課題などが詳しく述べられている。

China’s Knockoff of US Military Tech: A Spherical Robot That’s a Joke, Revealing Serious Weaknesses

RT-Gの技術的な弱点

 このように否定的な意見が多かったが、実際、RT-Gには弱点がある。上のコメントの指摘のとおり、階段や急な斜面などの障害物は対応しづらく、長期にわたる使用での耐久性にも不安がある。

この画像を大きなサイズで見る

 また自律性も完全とは言えず、人の手を借りるシーンも想定されている。

 しかし高い技術を搭載しているため、製造コストもメンテナンス費用もそれなりに高い。つまりトータルで見るとただ無駄に高い、使い物にならない、といった批評にさらされた。

警察官とパトロールするRT-Gが目撃される

 ところが、その2カ月後の12月。RT-Gが中国の街中で、人間の警察官と共にパトロールする姿が目撃された。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:@di.q60/tiktok

 これがテスト運用中のものなのか、それとも本格導入なのかは不明だが、中国がこのロボットに大きな期待を寄せていることは明らかだ。

CHINA – RT-G el robot policía capaz de perseguir delincuentes en tiempo real

 SNS上では、再び球形のRT-Gパトロールロボットが次々シェアされ、中国の新たな技術革新とも噂されている。

 確かにこういう形のロボットて、SFでもわりとよくあるもんね。とはいえ現実世界で転がって治安を守るRT-G球形パトロールロボットの実力が、いかほどなのかもかなり気になる。

 ガチの導入となれば、人目に留まる機会も増えるだろうし、詳しいこともわかるはず。とりあえず今後の展開を待つことにしよう。

References: Chinese Police Introduces Autonomous Spherical Patrol Robot

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 24件

コメントを書く

  1. 俺も真っ先にオブリビオン思い出したわ
    階段で困りそうやけどね

    • +3
  2. ハロやんけ!
    先越されてんじゃねえよバンダイ!!

    • +5
  3. 犠牲が出たり、問題起きるかもしれないって不安なんか実際起きてから考えりゃいいから、とにかく始める。って行動早いのがアメリカとか中国の強いところだな。良くも悪くもなんだけど。

    • +14
    1. 日本は作っても叩かれればやめちゃうからね
      バルミューダとか改善して頑張って欲しかったわ

      • +2
  4. 人と犬でチームで動くように、人とロボでチーム組んだら
    強いな。

    • +2
  5. さすがに監視社会
    人民の監視は中国政府の重要案件だからな

    • +8
  6. コミックス版「AKIRA」に出てきた、タドン兵みたい

    • +3
  7. 市街地だと舗装してない地面は苦手だし
    都市部では建物内に逃げられれば終わりだろう
    塀や木の上、階段、スカレーター、エレベーターなんかにも対処できないだろうし
    空中ドローンと連携して追跡出来るようにしろよ

    • 評価
  8. 「武器ヲ捨テナサイ!! 20秒ダケ猶予ヲ与エル」

    • 評価
  9. ソニーの音楽に合わせて踊るヤツ(製品)を思い出した。
    音楽流しながら犯人逮捕とか面白いかもw

    • 評価
  10. かつては栄華を誇った日本の電機メーカーが、ボンクラ政治家と経営陣の無策で疲弊・迷走してる間に
    中国の方がよっぽどSFぽい世界目指して邁進してるよな
    ディストピア感も含めてだけど…

    • +12
  11. 日本もアメリカに遠慮せずいろいろ開発せえよ

    • 評価
  12. 中国が堂々とこういう動画上げるときは基本フェイクやからなw

    • 評価
  13. 想像だけれど塀のようなものを越えて逃げられたらお手上げ。
    犯人から破壊攻撃をする場合両サイドを狙うことは難しくほぼ中央を狙うだろうから防御力は高そう。
    慣れるまではこんなのに追いかけられたら対処に困るだろうとは思う。

    • +1
  14. 随分脆いバットだなw
    日本製なら岩を殴っても折れないぜ

    • +3
  15. 弱点もアインラッドみたいな空飛ぶタイヤタイプに改修すれば解決できそう
    もちろんビシージのパンジャンみたいな挙動なら尚良し

    • 評価
  16. クーゲルパンツァーは中国で実用化されてたのかあ

    • 評価
  17. メタルギアにもいたよな
    コレに腕が生えたやつ

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。