この画像を大きなサイズで見るそのサンタはパパ。しかもあのトールキンなのである。
『ホビットの冒険』や『指輪物語』の著者として知られているイギリスの作家、J・R・R・トールキンは、16歳の時に3歳年上の女性、エディスと出会い恋に落ちた。神父から21歳になるまで彼女と会うことも手紙をやり取りすることも禁じられたが、その想いを貫き、21歳の誕生日を迎えた日、彼女に手紙を書き結婚を申し込む。
すでに婚約していたエディスだったが、それを破棄し彼女はトールキンと結婚する道を選んだ。その後2人は4人の子どもをもうけた。
ジョン、マイケル、クリストファー、プリシラの4人である。
1920年12月20日、トールキンは、書斎にこもり手紙を書いていた。前日、3歳になった長男のジョンが、トールキンにサンタクロースについてたずねてきたのだ。
サンタになりすまし、息子に手紙とイラストを描いたトールキン
トールキンは、「北極サンタハウス」在住のサンタクロースになりすまし、赤いインクでぐにゃぐにゃと曲がりくねった、彼がイメージしたサンタの筆跡で、息子のジョンに宛てた手紙を書いた。
この画像を大きなサイズで見る1920年、トールキンが最初に送ったサンタクロースの手紙
image credit:The Tolkien Estate Ltd,
そこに添えられたイラストはトールキンらしい魅力溢れるものだ。白いひげを生やし、鼻をうっすらピンクに染めた赤いコートの人物が雪の中を歩いている。
雪山にはランプが立ち並ぶ階段が続いており、その先にあるお椀のような屋根をした家に明かりが灯っている。
その後23年間、4人の子供たちに毎年
サンタクロースの手紙を送り続けたトールキン
それから23年間、トールキンは毎年クリスマスになるたびに4人の子供たちへ宛ててサンタクロースの手紙を送った。
「今、おもちゃをたくさん持ってオックスフォードへ向かっているところじゃよ」ーー書き出しはこんな具合の簡単なものだったが、やがて北極での生活にまつわる物語が語られるようになる。
この画像を大きなサイズで見る1925年、サンタの出発
image credit:The Tolkien Estate Ltd,
1932年の手紙はこうだーー「やあ、たくさん話したいことがあるんじゃが、まずはメリークリスマス! お前さんたちが喜びそうな冒険をいっぱいしてね。発端は地面から聞こえてくるおかしな物音じゃった……」
この画像を大きなサイズで見る1932年、サンタクロースの手紙
image credit:The Tolkien Estate Ltd,
トールキンの世界観が広がる新たなるサンタ物語
ここから愛らしいシロクマとゴブリンだらけの洞窟と彼らと敵対する勇敢なレッドノームの物語が展開される。
この時期に執筆された『ホビットの冒険』と同じく、手紙の物語には独自の言葉と歴史を持つ完全な世界観があり、そこに精巧なイラストが添えられていた。
また手紙を届ける方法も可能な限り、本物っぽくする凝りようだった。封筒には北極の切手が貼られ、後になるとトールキンは手紙を自分宛の郵便物に混ぜるよう郵便配達員を説得した。
この画像を大きなサイズで見る1926年、サンタとオーロラ
image credit:The Tolkien Estate Ltd,
これらのすばらしい手紙がボドリアン図書館で展示される
来年、これらの手紙は英オックスフォードのボドリアン図書館で開催される「トールキン展(Tolkien: The Maker of Middle-Earth)」でトールキン所縁の品々とともに展示される。開催期間は2018年6月1日から10月28日までだ。
この画像を大きなサイズで見る1932年、サンタ、洞窟で冒険
image credit:The Tolkien Estate Ltd,
この画像を大きなサイズで見る1932年、洞窟の内部に住まうもの
image credit:The Tolkien Estate Ltd,
References:theconversation / bodleianなど/ written by hiroching / edited by parumo
















ゴブリンだ
メルヘン趣味な親を持つと子供は大変そうだな
こんな書体書けるようになりたい。
暁の時代、ディルガンドの息子エスロンドとミスレンディアの娘マクフィンの子孫である
コムデクスの嫡子スノグミの次男フィンバスケンは年の離れた弟サンタに悠久なるクロース家とその北極領の歴史を滔々と語り始めた…とか覚えきれない人名と壮大な物語が始まりそうやなw
※4
シルマリル物語の一部にサンタのお話が吸収されてそう。
絵が上手すぎる
素晴らしい!是非とも読んでみたいな。
うちもサンタから手紙が一度だけとどいたことがあるんだ、数行で完全に印刷されたやつだけどとってもうれしかったよ。
まあ今はどこにいったかわからないんだけど。
実子だけが読めた作品か
なんて素敵なサンタさんなんだろう!こんな思い出のある子供時代はとても豊かでいいね
この手紙を集めた絵本、毎年この時期に読むのが習慣。
素敵なお父さん てか凝り性だな!
さすが言語学者 おしゃれな文字描くなぁ
トールキン展日本でもやってくれ!
>From FATHER
って、思いっきりネタバラしした上で送ってる。
子供も承知の上でのプレイなんじゃないでしょうか。
※12
Father Christmas = サンタさん
※12
そこで区切るのでなくて
father christmas が「サンタのおいちゃん」なんです。
よっしゃ、本の中にサンタクロース登場させたろ
原書房から「トールキンによる『指輪物語』の図象世界(イメージ)」という本が出ている。中身はトールキンの絵が満載(300頁でイラストや図が200点以上)。評論社から出た文庫版の表紙絵が実は彼自身の作だったり、指輪関係でよく見る挿絵や地図なども彼自身か、彼のモノクロ画をベースにしたイラストレーターの作であることに気付かされる。多才な人だったんだなあと驚愕したよ。
>後になるとトールキンは手紙を自分宛の郵便物に混ぜるよう郵便配達員を説得した。
郵便配達『ええ・・・』
すごくかわいい…リアルガンダルフじゃん!
うわあ、トールキンの子供に産まれたかったわ・・・
でも子ども達はお父さんが「あのトールキン」とか思ってなかっただろうけど
神父何様だよ・・・
なんというロマンチスト。素敵じゃないですか。
これはほんともうほんとにサンタ
お茶目だな。かわいい
ステキすぎる
何とも愛に溢れてるよ
お子さんも毎年楽しみだったんだろうなあ
これは嬉しいなぁ
うらやましい
オレが幼稚園児だった時の園長先生。サンタの扮装をするのに、園長室のカーテンを閉めてなかったから丸見えになって、園児の夢を壊してたな。
なんかもう胸がいっぱい
パルモさん素敵なクリスマスプレゼントをありがとう!
これほぼトム・ボンバディルだよね
達筆な筆文字で「今年は金が無い」とだけ手紙に書いて枕元に置いていた俺ん家のサンタクロースとは全く違うな
絵が上手すぎて驚愕している・・・
いいなぁ。自分は幼稚園のクリスマス会にサンタが来たんだけど
若い男の付け髭だったから、なんだ、サンタっていないんだ・・・って気づいた。
幼児でも変装はばれないようにしっかりして!!気づくよ!
他にもプレゼント置き場にわざわざ雪の足跡をつけてサンタが来た風を演出したりと、凝りに凝ってた
サンタの文字がフルフルなのは「老齢と寒さで書く手が震えるから」だったり、相棒のクマの筆跡は前足で書いたからぶっとかったり
こんなん信じるしかない
23年間も送ったのか。。。
途中から子供達もさすがに気づいていたかも知れないが、
こんなに手が込んだ壮大な物語なら、大人になっても読みたい!
書籍化求む!
サンタが主人公の冒険譚が完全に出来上がってるのが凄い。
サンタクロースからの手紙で書籍化されてるね
※37
早速Amazonでポチった。
ありがとう!
誰も彼もがお前のカネをよこせ!しか言わない冷たい世間と世相の中で
せめて子供には暖かい物語を語るのはマジで大事なことですよね
さすがトールキンだなあ
素敵すぎるわ