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カナダの湖に忽然と現れた浮島の謎、30km漂流した先で発見されるも正体は依然不明

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(著)

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Image credit:Rocky Avery/Facebook
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 カナダの広大なウィリストン湖で2026年7月21日、サッカー場約1.4面分もの木々が生い茂る巨大な浮島が突如出現した。

 木々を帆のようにして湖を漂流していた島は一度は衛星画像から姿を消したが、当初の場所から約30km離れた岸に漂着しているのが確認された。

 ただし、これほどの森の塊がどうやってできたのかは依然不明だ。 

参考文献:

巨大湖に出現したサッカー場1.4面分の浮島

 カナダ、ブリティッシュコロンビア州にあるカナディアン・ロッキー山脈の北端には、ウィリストン湖(という巨大な人工の貯水池が存在する。

 この湖は容積で世界第7位を誇り、州営電力会社「BCハイドロ(B.C. Hydro)」社が管理を行っている。

 2026年7月21日、欧州宇宙機関(ESA)の地球観測衛星「センチネル2」の画像データに、木々が生い茂る奇妙な浮島が写り込んだ。

 浮島はダムがある場所から西へ約100km離れたフィンレイ湾を漂っていた。

 大きさはおよそ9,800平方mあり、日本サッカー場に換算すると約1.4面分という巨大なものだった。

 しかも前日までの画像に浮島は写っていない。何もなかった湖面に、翌日いきなり緑生い茂る浮島が現れたことになる。

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一度は消えるも、30km先に再び現れる

 突如出現した巨大な浮島だったが、8月上旬には衛星データからは姿を消してしまった。

 ところが、2026年8月13日、地元住民のロッキー・エイブリーさんが、湖に浮かぶこの謎の島を撮影し、SNSで一気に拡散された。

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Image credit:Rocky Avery/Facebook

 この知らせを受けたBCハイドロ社は、当初AIで作った偽物ではないかと疑っていた。

 だが、センチネル2の衛星画像を確認したところ、浮島は当初の場所から北西へ約30km漂流し、8月15日、オスピカ川が流れ込む北側の岸沿いにあることが確認された。

 生い茂る木々のてっぺんが帆の役割を果たし、風の吹くままに湖を横切ったとみられている。

 ではなぜ途中で衛星画像データから姿が消えていたのだろう?

 岸沿いの風波が当たらない入り江に入り込み、上空から陸地と見分けがつかなくなった可能性があるが正確にはわかっていない。 

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2026年7月21日と2026年8月15日における浮島の位置を示したセンチネル2衛星画像を合成したもの Image credit:B.C. Hydro

地質学者も首をかしげる、森の塊の成り立ち

 更に謎なのは、この巨大な浮島がどこから来て、どのように形成されたのかだ。

 BCハイドロ社の報担当者、ボブ・ガマー氏は一つの見解を示している。

過去の冬の豊富な積雪と夏の絶え間ない雨により、ウィリストン湖は今年、14年ぶりに満水状態となった。

長い年月をかけて岸辺に集まった流木が土台となり、そこに植物や木の根が絡み合って巨大な塊を作り上げた。

水位が記録的な高さに達したことでその塊が岸から持ち上げられ、湖を移動するようになったと考えられる(カマー氏)

 ところが、この見解に真っ向から異を唱える専門家が現れた。

 カナダのサイモンフレーザー大学で地球科学を教え、カナダ地質調査所の名誉研究員でもあるジョン・クレイグ教授である。

 クレイグ教授もまた、最初に話を聞いたときはAIの悪ふざけだと切り捨てた一人だった。

 今は浮島が実在すると認めているが、ガマー氏の説明には納得していない。

 ウィリストン湖の周辺で働いた経験から、湖岸が削れて木が倒れ込むところは何度も見てきたが、規模がまるで違うというのだ。

侵食は起きているし、木も湖に倒れ込む。けれども、こんなに大きな森の塊にはならない。これは異常だ。こんなものは聞いたことがない(クレイグ教授)

 もう一つ、クレイグ教授が不可解だとするのは、30kmも移動しながら浮島が崩れなかった点である。

多くの人は、とても分厚いものだと考えていると思う。しかし、あの速さで湖を動き回っているなら、分厚いはずがない(クレイグ教授)

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Image credit:Rocky Avery/Facebook

水深60mの湖を移動した謎の浮島

 ガマー氏も、浮島に土や岩があるとは考えていない。

 動画の中で木々が波に合わせて速く上下していることから、丸太が層になって浮いているだけだとみている。

 丸太どうしは縛られておらず、植物の根を通じてゆるくつながっているにすぎず、下には何もないという見方だ。

 浮島の下の湖の水深は約60mある。

 BCハイドロ社は、強い風が吹けば波が塊を引き裂く恐れがあるとして、浮島に上陸したりボートを乗り上げたりしないよう呼びかけている。

 浮島がどのような構造で浮力を保っているのか、その謎はまだ解明されていない。

 エイブリーさんと友人たちは、次にこの島の下にカメラを入れ、水中の様子を撮影する計画を立てているという。

 未知の浮島の底面がどのようになっているのか、今後の新たな報告が待たれるところだ。

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この記事へのコメント 1件

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  1. なにこれ!!
    めっちゃ気になる。しかし、個人が探検するだけなの?行政は動かないの?

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