この画像を大きなサイズで見るイカやタコの足にいっぱいついている吸盤。あれがもし顔に張りついて取れなくなったら…息ができなくなってしまうんじゃないだろうか。
誰もが一度はちらっと考えたことがあるかもしれない疑問を、そのまま動画にしてくれたような映像がネットで話題になっている。
フィリピンで漁師をしている男性の顔に、タコがピッタリと張りついてしまい、引きはがそうとしても一筋縄じゃ行かないのだ。
その姿は映画『エイリアン』シリーズに登場する「フェイスハガー」そのものだ。
この男性、無事にタコの強力な吸盤から、生還することができるのだろうか。
フィリピンの漁師タコに襲われる?
2026年7月10日、フィリピン西部、パラワン島のプエルト・プリンセサ周辺の海で、地元の漁師で、釣り関連の動画をSNSに投稿しているジェッサー・セルバンテスさんが投稿した動画が話題となっている。
まずは話題の動画がどんなものか、自分の目で確かめてほしい。
タコはセルバンテスさんの顔面に強力な吸盤でくっついていて、引っ張っても何をしても引きはがすことができない。
そのうちに鼻や口の部分を覆ってしまい、このままでは窒息してしまうのでは?と、見ているこっちまで恐怖に駆られてくる。
この画像を大きなサイズで見る絶体絶命のセルバンテスさんは、木の棒らしきものを取り出して、タコの足の付け根あたりを繰り返し殴り始めるのだ。
するとタコはようやく少し力を抜いたようで、セルバンテスさんは顔を覆っていた足を引っぺがすことに成功したのである。
セルバンテスさんは、後にこの時の状況を、次のように語っている。
私が捕まえたタコは扱いがとても大変でした。危うくタコに顔を剥ぎ取られるかと思いました
まさに窒息寸前で「九死に一生を得た漁師」ということで、この映像はさまざまなメディアに取り上げられ、SNSでも広く拡散されることになった。
その多くには、次のような説明がついていた。セルバンテスさんは一躍、タコの吸盤との命がけの戦いから生還した漁師として、世界中で有名になったのだ。
フィリピン人漁師が予想外の事態に見舞われた。タコが彼の顔に張りついてしまい、彼は触手を持つ厄介者から逃れようと格闘する羽目になった
本当に運が良かった。顔面を吸盤で覆われてしまったら、下手したら本当に息ができなくなって、命にもかかわる非常に危ない事態だった…のだが。
そもそもセルバンテスさんは、いったいぜんたいどういうシチュエーションで、タコを顔に張りつかせるような事態になったのだろうか。
この画像を大きなサイズで見る実は「いつものこと」だった?
実はこれ、セルバンテスさんにとっては初めてのことではなかった。というか、彼のTikTokチャンネルを見ると、どの動画もこんな感じなのである。
この画像を大きなサイズで見る例えばタコを捕まえて口元へ持っていったり、今回のように、タコの腕や吸盤で顔を覆われて死に物狂いではぎ取ったり。
つまりセルバンテスさんは、これをパフォーマンスか何かとしてやっているのだろうか。窒息するかもしれないのに、命がけで?
いやいや、そんなことはないと思う。多分。実はセルバンテスさんは、別の投稿で「タコの力を弱めるために噛もうとすると、こうなるんです」と説明している。
下の動画を見てもらおう。彼がタコの頭のあたりに口を当てると、それまで赤っぽかったタコが急に白っぽくなり、足も力が抜けたように垂れ下がる。
タコは皮膚にある「色素胞」と呼ばれる小さな色の袋広げたり縮めたりすることで、一瞬で身体の色を変えることができる。
普段は自分の身を守ったり、獲物を狙ったりするためにこの機能を使っているのだが、意識を失ったり死んだりすると、急速に体色が薄くなることがある。
タコを釣った後で、目の間付近にある中枢神経系を破壊して「締める」方法は、日本でもよく行われているものだ。
日本ではハサミやナイフなど刃物が使われることが多いが、海外では自分の口で噛んで締めることもよくあるらしい。
要するにセルバンテスさんは、捕まえたタコを締めようとして、いつもこんな事態になってしまっているようなんだ。
ひと味違う、タコの高性能な吸盤
それにしても、なぜタコの吸盤はあれほど強力なのだろう。ゴムでできた吸盤は、つるつるした平らな面ならよくくっつくが、デコボコした場所は苦手である。
表面に凹凸があると吸盤の縁に隙間が生じ、そこから空気が入り込んで吸着力を保てなくなってしまうからだ。
ところが、海底の岩場を動き回り、さまざまな獲物を捕らえるタコの吸盤は、ゴム製のものとはひと味違う。
吸盤の表面には微細な毛がびっしりと並んでおり、その毛の先にはさらに小さな突起が存在している。
この微細な構造が、対象物の凹凸に合わせて変形しながら密着することで、ゴツゴツした岩や獲物の体にもしっかりと張りつことができるのだ。
なお、タコの吸盤とイカの吸盤は似て非なるものである。食べた時にその違いに気づいた人もいるかもしれない。
タコの吸盤が柔らかく、対象物に密着して吸いつくのに対し、イカの多くは吸盤の縁にキチン質でできた硬いリング状の構造を備えている。
大ざっぱに言えば、柔らかな吸盤を相手の表面に密着させて強力に吸い付くのがタコで、吸盤と硬いリングを使って獲物をがっちり保持するのがイカなのだ。
今回のセルバンテスさんの場合、その高性能な吸盤が8本の腕にずらりと並んだ状態で顔面をロックオンされたのだから、そう簡単に剥がれないのも納得だ。
なお、タコに顔面を占拠される人は、セルバンテスさん以外にいる。この人も無事に引きはがすことに成功したみたい。
映画「エイリアンシリーズ」に登場するフェイスハガーは「顔に貼り付くもの」を意味するが、まさにタコのフェイスハガーだ。
本当に命にかかわることも
では、タコに鼻や口をふさがれてしまった場合、本当に窒息して死に至ったりするのだろうか。
タコが人間の顔に張りついて鼻と口を塞いだことが、医学的に直接の死因と確認された例は、実はほとんどないようだ。
西洋では19世紀の文献に、潜水中に大きなタコに鼻と口を覆われ、窒息しかけた男性や、同様の状況で死亡したとされる人物の記録が残されている。
また、お隣の韓国では、生きたタコを食べた際に喉へ詰まり、窒息死する事故が実際に起きている。
2018年の韓国の法医学者らによる剖検では、58歳と55歳の男性が食べたタコが喉を塞いでいた例が、実際に報告されているのだ。
もちろん、今回のセルバンテスさんの場合は、口の外側から張りつかれたケースなので韓国の例とは同列にはできない。
動画を見ると、タコの吸盤の吸着力がどれほど強力なのかわかる。いつかどこかで生きたタコと格闘する機会があっても、素人は決して顔には近づけない方がいいと思うな。
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鋭い歯で噛んできたりしないの?
かじられたりしないのかな?
くっつかれること自体も怖いけどそっちの恐怖が強い
けっこうやべーお口してるよね彼ら
いつもの事って…お腹からタコの赤ちゃん出したいんですかセルバンテスさん
本人は大変なんだろうけどめっちゃおもろいw
1周するのがまた何ともおもろい
下の方の見て〆るためって分かったけど他の方法使えばええのに
でもウケも期待してんのかねえ?w
定番、寅さんと社長のケンカ