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事故で大怪我をした愛犬に寄り添いながら、午前4時から病院が開くのを待ち続ける男性

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(著)・ (編集)

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image credit: Instagram @angelsofassisi
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 アメリカ・バージニア州にある動物保護団体が運営するペットクリニックの入り口に設置された防犯カメラの映像が公開された。

 時刻は朝の4時。男性が車にはねられて重傷を負った愛犬に寄り添い、病院の開始時間を待ち続けていたのである。

 毛布を敷き、そこに愛犬を横たわらせると、もう1枚の毛布を上にかけ、自分も一緒に横たわりながら、励まし続けていた。

 彼は最近ホームレスになったばかりで、救急動物病院の高額な治療費を払う余裕がなかったのだ。

 朝になってスタッフが到着すると、すぐに診察を受けることができた。犬は現在もここで治療を受けながら、順調に回復を続けているそうだ。

クリニックの入り口で、重傷を負った愛犬に寄り添うホームレス

 この映像が撮影されたのは、バージニア州ロアノークにある保護団体「Angels of Assisi(アッシジの天使)」が運営するペットクリニックである。

 2026年6月5日に公開されたSNS投稿によると、5月のある日の午前4時ごろ、まだ開いていない病院の入り口に、1匹の犬を抱えた男性がやってきた。

 そしてドアの前に犬を横たえると、自分もその傍らに横になった。そして診察開始の時間まで、ずっと寄り添い続けていたのである。

 公開された映像には、毛布の上に寝かせた愛犬の隣に、男性がいっしょに横たわる様子が写されてる。

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施設前のコンクリートの地面に愛犬と横たわる飼い主 image credit: Instagram @angelsofassisi

 この男性はカーティスさんといい、愛犬の「プリンセス」が交通事故に遭ったため、この病院に連れて来たのだ。

 Angels of Assisiは、その時の様子をSNSで次のように説明している。

動物を愛する人たちが見せる献身に、私たちはいつも心を打たれます。

この思いやりある男性は、大切な家族であるプリンセスを助けてもらおうと、午前4時に私たちのコミュニティ・ペットクリニックの入り口にやって来て、外で待っていました。

彼はプリンセスが車にはねられるのを目撃しており、大切な親友を救うためなら何でもする覚悟でした。

 カーティスさんは、自分にとってはそれが当然の行動だったという。

それが自分の義務だと思いました。プリンセスのそばにいて、安心させてやる必要があったんです。

プリンセスは私にとって、かけがえのない大切な存在です。私たちは切っても切れない家族なんです

治療のおかげで犬は目覚ましい回復を見せる

 朝になってスタッフが到着すると、プリンセスはすぐに院内へ運ばれ、獣医師による診察を受けた。

 その結果、プリンセスは事故によって肘を脱臼し、脊椎にも外傷を負っていることが判明した。

肘を元の位置に戻した後、プリンセスはしばらくの間、副木をつけていました。副木が外れると、その足で完璧に歩けるようになっていました。

しかし、脊椎の外傷により、後ろ足ではまだ歩くことができませんでした。炎症を抑えるために数週間にわたって投薬を続け、散歩の際はスリングを使って体を支えていました

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プリンセスにご飯を与える飼い主のカーティスさん image credit: Instagram @angelsofassisi

 根気よく治療を続けるうちに、プリンセスは少しずつ後ろ足も動かせるようになっていった。

今ではボール遊びをしたり、屋上の運動スペースで走り回ったりしています。

小さなウサギのように、後ろ足をそろえてぴょんぴょん飛び跳ねていますが、痛みや不快感を示す様子はありません。

ほかの犬や初対面の人にも、自分からあいさつするようになりました

 プリンセスには事故で折れた歯も複数残っており、今後抜歯する予定とのことだ。また、回復状況を確認しながら不妊手術も行われることになっている。

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後ろ足でぴょんぴょん飛び回れるほどに回復したプリンセス image credit: Instagram @angelsofassisi

無償で治療

 Angels of Assisiは、低料金の動物医療や保護動物の譲渡などに取り組む非営利団体で、地域住民向けのコミュニティ・ペットクリニックを運営している。

 プリンセスの治療費が心配になるところだが、実は同団体では、カーティスさんには一切治療費を請求していないそうだ。

 Angels of Assisiのエグゼクティブディレクター、リサ・オニールさんは、同団体の診療方針についてこのように説明している。

私たちは人々を助けるためにここにいます。経済状況に関わらず、最高のケアを受けられるように努めています。

動物たちはそれを受けるに値すると私たちは信じています。そして、収入や状況に関わらず、すべての家族が動物の愛情を受ける権利があるのです

 実はこの施設は、最初から総合的なペットクリニックとして機能していたわけではない。当初は無料の避妊・去勢手術専門クリニックとして始まったんだそうだ。

 だが活動を続けるうちに、「誰もが手の届く価格で利用できる動物医療」を切実に求める声が数多く寄せられた。

 その地域社会の実情をスタッフが目の当たりにしたことで、現在のような施設へと発展したのだという。

 実はカーティスさんはホームレスになったばかりで、一般の救急動物病院を利用できるほどの経済的余裕がなかった。

 それでも目の前で車にはねられたプリンセスに治療を受けさせるため、このクリニックを訪れたのだ。

飼い主は限られた経済的手段の中で、私たちに助けを求めてきました。私たちは、ふたりのために、できる限りのことをしようと決めたのです

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プリンセスのリハビリをするスタッフ image credit: Instagram @angelsofassisi

救急の動物医療施設での治療費は高額になるケースも

 幸いなことに、今回プリンセスはAngels of Assisiに保護され、飼い主との関係を維持したまま治療を続けることができた。

 だが、救急動物医療は高額になるケースもあり、治療を受けさせたくても費用を用意できない飼い主もいる。

 一連の投稿には、自らの体験を語るコメントがたくさん寄せられていた。

  • 救急動物病院にどれだけお金がかかるか、みんなわかっていないんだよね。診てもらうだけで予算が吹き飛ぶこともある。動物の医療費はもっと安くなるべきだと思う。彼は愛犬が一番最初に診てもらえるよう、外で待っていたんだね
  • この前、救急動物病院にかかった時は、最初に7000ドル(約115万円)払わなければならなかった。誰もがそんな金額を用意できるわけじゃない。みんなできる範囲で頑張っているんだよ
    • 私は高金利のローンを組んで、今も返済中だ。でもそのおかげで愛犬と1年多く一緒に過ごせたから感謝してる。だけど、治療費を払って適切な医療を受けられる人ばかりじゃないんだよね
  • お金に余裕がある人にとっても高額だけど、余裕がない人にとっては、そもそも選択肢にすらならないことも多いんだ。自分自身の医療費すら払えない人が大勢いるのに、ましてペットの医療費なんてなおさらだよね
  • デンマークでは、ホームレスの人がペットを飼っていることが少なくない。多くの獣医が無料か、とても安い料金で治療してくれるし、そのために動物保護施設や動物福祉団体へ寄付する人もたくさんいるからね
  • 最初は犬をここに置いて帰るのかと思っちゃったんだ。でも彼が犬の隣に横になったのを見て、胸が熱くなった。早とちりして申し訳ない
  • 飼い主さんはホームレスのコミュニティに属しているのかもしれないね。もしそうなら、彼らもできる限りのことをしているんだろうし、プリンセスが回復するまでここで過ごすのは良い選択だと思うよ
  • 動物への接し方を見れば、その人がどんな人かよくわかるよ
  • お金がないからと追い返さず、助けてくれて本当にありがとう!

いつかまた一緒に暮らせる日まで

 プリンセスはこの施設で治療を受けながら、カーティスさんと再び一緒に暮らせる日を待ちわびている。

飼い主さんは定期的に面会に来ており、療養と経過観察を続けるプリンセスのために、食べ物やおやつを持ってきてくれます。

プリンセスが日に日に元気を取り戻していく様子を見られることは、私たちにとって大きな励みになっています

 Angels of Assisiはプリンセスの治療を続けながら、彼女が飼い主であるカーティスさんのもとへ戻れるよう、支援していく方針とのこと。

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カーティスさんとプリンセス image credit: @Angels of Assisi via the dodo

彼女はカーティスさんを見ると、目を輝かせるんです。彼が愛犬のために全力を尽くしているのは明らかです。まさに人と犬の間の愛情ですね。

私たちは心から、プリンセスが彼のもとへ戻れるよう願っていますし、そうなればいいと思っています。

でも、もしそれが実現しなかったとしても、私たちがこの子を支えていきます。そしてカーティスさんも支え、彼の決断を支持するつもりです

 同団体ではプリンセスが必要な治療を受けられるよう、今後も引き続き医療費を負担していくそうだ。

References: https://www.thedodo.com/daily-dodo/devoted-dog-dad-sleeps-outside-vet-clinic-to-get-help-for-his-injured-pup

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この記事へのコメント 22件

コメントを書く

  1. 日本だと動物と一緒に病院の前で横たわるなんて奇異の目で見られそう
    実際それに近いことをしてヒソヒソされてたケースを知ってる
    でもわかるよ、カーティスさんの行動は愛情だよね

    • +38
  2. わんこたすかってよかったねえええおじさんスタッフのみなさんありがとうねえええ

    わんこ轢いた奴ストレートに祟られろ

    • +27
  3. サムネとスレタイで泣けちゃうほどせつない😭

    • +24
  4. 警察が車に乗せて来てくれた感じ?同行しているもうひとりは婦警さんだよね

    • +15
  5. 救急で115万!あっちは動物診てもらうのも桁違いだな…

    • +24
  6. (´;ω;`)ウッ…おねがいです この子を助けてやってください

    • +8
  7. 地域によっては夜間診療担当のEmergency serviceがあるけれど、遠いと行けないものね
    プリンセスさん、可愛い
    元気になれそうでよかった
    早くカーティスさんのもとに戻れます様に

    • +23
  8. いざとなれば同じことをするだろうな

    ホームレスの立場では難しいが、かかりつけ医って大事、動物でも人でも

    • +15
  9. 飼い主さんに仕事が見つかってホームレスを脱却できるといいね

    • +18
  10. カーティスさんがずっとそばで寄り添ってくれて、
    プリンセスさんはすごく心強かったと思う

    • +9
  11. もう目からも汗だらだらだよ・・・( ;∀;)

    • +5
  12. 名前から察するにイタリア系の動物病院かな?
    今回の記事はある意味、この動物病院を運営している団体の広報活動と寄附活動も兼ねていると思う。
    私達はこういう活動をしています、無料で治療しています、と説明した後に、他の動物病院では高額な治療費がかかったというコメント、他国では無料でペットが治療を受ける事ができるといったコメントを紹介して、無料で治療してくれてありがとうという感謝のコメントで終え、その後施設側のコメントを紹介した後に、記者の「今後も引き続き医療費を負担していくそうだ。」で記事を締めくくっている。このような構成にすると記事を読んだ人々は、寄附をしようという衝動に駆られ、懐が痛まない程度の寄附を行うようになるのではなかろうか。とてもいろいろと参考になる記事でいろいろ勉強になりました。

    • -11
    1. 「いいことをしたね」をよくもこんなクドくつまんなく言いかえられるものだな君は

      • +8
      1. 初見つまんねーコメントかなと思ったけど
        ちゃんと読んでみたら

        いい事したね、というコメントじゃなくて
        美談を寄付を募るための広告の記事にしてる。という内容のコメントじゃないか。

        確かにそう思うしヤジるようなコメントでは無いでしょ。

        やった事はいい事だけど慈善を宣伝して回るのは日本人の感性で品がないというか、そう捉えられるのもしょうがないんじゃない。

        活動のための寄付を募るのも大切だとおもうけども。
        日本の乱立してる(否)営利団体とちがうんじゃないの。しらんけど。

        • -3
        1. うわ3連続でキレてきた。そんな恥ずかしくなっちゃった?こんなコメ欄でイキるより国語のお勉強に時間使ったほうがいいぞ。

          • -1
          1. こんな小学生が書くようなコメントを投稿しちゃう輩かぁ

            • 評価
      2. 君は、文章を読むのが苦手なうえに文章を理解する事も苦手なようだね、日常的に周りに敵を作らないと気がすまないのかな

        • -4
      3. 広告や記事には必ず書いてあることの裏の意図あることを知った方がいいんじゃないかな君は

        • -5
      1. 人に教えてもらわなければ気付けない人には教える気にもなれないよね

        • -5
  13. 自他を守る為にリードちゃんとして…という気持ちもあるけど、ホームレスだとどこかに結んでおくにも安定せず難しいのかな。動物病院の前で待ってる姿は流石に来るものがあった。また一緒になれるといいね

    • +1

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