この画像を大きなサイズで見る見ためおもちゃで中はガチ。32万個以上ものレゴブロックを使い再現した、実物大のハイパーカーが、時速111kmで丘を駆け、レゴの歴代走行可能車の速度記録を大幅に塗り替える最速記録を樹立した。
このハイパーカーは、レゴの新製品発売に先立ち、スウェーデンの超高性能車メーカー、ケーニグセグとコラボ製作したもの。
モデルとなった車の名前は「サデイアズ スピア」。ケーニグセグが2025年に発表した世界30台限定の最新モデルだ。
外装はすべてレゴブロック。車体内部には金属製シャーシと電気モーターが組み込まれた、走行可能な本物の乗り物だ。
参考文献:
- A toy car that you can actually sit in, switch on and drive at speed
327,906個のブロックで作った実物大の走るハイパーカー
レゴが製作した実物大の「ケーニグセグ サデイアズ スピア(Koenigsegg Sadair’s Spear)」は、327,906個のレゴパーツが使われている。
この画像を大きなサイズで見る総重量約1,800kg のうち、ボディを覆うレゴパーツの重さは約400kg。
この画像を大きなサイズで見る残りは、安全走行に必要な金属製シャシーや乗員を守るロールケージ、ケーニグセグ製カーボンホイール、ピレリ製タイヤといったレゴ以外の部品が占めている。
この画像を大きなサイズで見るこのように外装はレゴブロックだが、走行用の構造はすべて本物の素材であり走行可能だ。
動力は後輪を駆動する小型電気モーターとのこと。スピード自体はそこそこだが、この外観がまさかレゴでできているとは。
車にさほど詳しくなければ、凝ったデザインのスポーツカーにしか見えないレベルの完成度だ。
この画像を大きなサイズで見るレゴチームによると設計から完成まで費やした時間は、9,400時間以上にのぼる。
ブロックをつなぐコネクターが最大50%を占める組み立てシリーズ、「レゴテクニック」を使用し、一つひとつ手作業で組み上げたパーツでボディを完成させた。
この画像を大きなサイズで見る設計リーダーのルボール ゼリンカ氏は、歴代のレゴ テクニックカーの中で、最も短期間かつ最も複雑な作業だったと語っている。
この画像を大きなサイズで見る黒で統一したサデイアズ スピアの再現のため、黒いブロックに黒いコネクターを組み合わせる作業が延々と続くなど、紛らわしくて困難な工程も多かったという。
世界30台限定のケーニグセグ・サデイアズ スピア
ケーニグセグ(Koenigsegg)は、1994年に創業者のクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏がスウェーデンに設立した高級スポーツカーメーカーだ。
「スーパーカー」の代名詞、フェラーリやランボルギーニを超える究極の高性能車「ハイパーカー」を、ごく少ない生産台数で世界に送り出してきた。
そのうちの一つ、今回のモデル、サデイアズ スピアは、2025年に発表された世界30台限定の新型ハイパーカーだ。5.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。最大1,603馬力を発揮する。
この画像を大きなサイズで見るこのモデルはボタン一つでドア、ボンネット、リアエンジンカバーが同時に開き、ミラーが自動で格納される「ゴーストモード(Ghost Mode)」機能を搭載。
この画像を大きなサイズで見るお値段も当然高く、1台あたり約380万ポンド(約8億1,000万円)ほど。にもかかわらず、正式発表時点で完売という驚異の人気ぶりでも話題を呼んだ。
そんな超高級カーメーカーとレゴのコラボは、常識の枠にとらわれず、「誰もやらないことに挑む」姿勢を貫くケーニグセグの社風にマッチしていたもよう。
グッドウッドで樹立した時速111kmの記録
時速111kmの記録更新の舞台は、坂を駆け上がるヒルクライム競技の開催地で有名な、イギリス南部のウェスト・サセックス州グッドウッドだ。
この画像を大きなサイズで見る世界中の自動車ファンが結集するグッドウッドは、大型モータースポーツイベントの聖地とも呼ばれている。
レゴ社が持ち込んだ実物大レゴカーのハンドルを握り、コースを駆けたのはケーニグセグ公式テストドライバー、マルクス・ルンド氏だった。
この画像を大きなサイズで見る実はルンド氏は、2025年にもここグッドウッドを訪れ、本物のサデイアズ スピアに乗りコースを走り、公道走行可能な市販車のヒルクライム記録を樹立した人物でもある。
この画像を大きなサイズで見るつまり今回は、同じドライバーが同じ舞台でレゴカーに乗り換えたことになる。
この挑戦でルンド氏は、これまでの走行可能なレゴカーの最速記録、時速50kmの2倍を超える時速111kmを叩き出した。
この画像を大きなサイズで見るレース後のルンド氏は、実物大のレゴカーの走りについて「まるで本物のケーニグセグを操っている感覚で、2025年の記録のことを思い出したよ」と語っていた。
今回の舞台裏はこちら。2026年6月19日の動画にメイキングの様子も公開されている。
ケーニグセグ創業者が出した2つの条件
このプロジェクトを始めるにあたり、創業者クリスチャン フォン ケーニグセグ氏はレゴチームに2つの条件をつきつけた。
「これまでレゴが作ったすべての実物大走行車の中で最速にすること」と「ケーニグセグ独自のゴーストモードを搭載すること」だ。
構想は2025年夏から練り始め、同年10月から本格的な製作に着手。完成まで7ヶ月半もかかった。
速度は当初時速100kmを目指していたが、実際には111kmに達し、2つの条件を無事クリアできた。
ケーニグセグ氏はのちに「レゴとのコラボレーションを通じ、エンジニアリングへの情熱を共有したことで、世界記録という非凡な成果が生まれた」と評している。
レゴファンのお楽しみ。車体に忍ばせた遊び心
実物大レゴカーの最大の見どころは、ゴーストモードの完全再現だ。
この再現は、複数の可動式ボディパネルを持つ実物大レゴカーとしては史上初の試みだった。
本物のサデイアズ スピアと並べたところは、2026年6月21日公開のこちらの動画でも紹介されている。
同時作動のシーンがこちら。奥がレゴの実物大カー、手前が実車サデイアズ スピアだ。
この画像を大きなサイズで見る展開がややスローなものの、本物のサデイアズ スピアと全く同じ動きに仕上がったのは、ゼリンカ氏率いるチームの努力のたまものだろう。
この車の各所には、レゴの工夫を兼ねた遊び心も随所にみられる。
たとえば、ヘッドライト部分は「レゴ スターウォーズ」の宇宙船のキャノピーパーツ、テールライトは住宅や列車セットの窓パーツを利用。
この画像を大きなサイズで見るブレーキランプは警察車両セットの緊急灯パーツ、サスペンションのダンパー(車の振動を吸収する部品)には、人気シリーズ「ニンジャゴー(Ninjago)」のホイールリムを使った。
外から見れば、ケーニグセグの超高性能車そのもの。だが、パーツをよく見ると、思いがけないセットのピースが顔を出すなど、レゴファンを喜ばせる工夫が散りばめられている。
1/8スケールレゴ版「サデイアズ スピア」は7月4日から一般販売
今回の実物大カーはプライスレスな非売品だが、同時発表されたミニチュアキットは誰でも購入できる。
この画像を大きなサイズで見るレゴブロックからまもなく販売される「レゴテクニック ケーニグセグ サデイアズ スピア メガカー(セット番号42232)」は、ポルシェ、ブガッティ、ランボルギーニ、フェラーリ、マクラーレンに続くシリーズ第6作目にあたる。
対象年齢18歳以上、4,104ピースで構成されるこのキットは、1/8スケールの精密モデル。
完成すると高さ15 cm、長さ59 cm、幅28 cm と、シリーズ史上最大のビッグなサイズで存在感もマックスだ。色はブラック、 ゴールドでオレンジがアクセントだ。
この画像を大きなサイズで見るV型8気筒エンジン、9速トランスミッション、前後のトリプレックス・サスペンション(ケーニグセグ独自のサスペンション機構)はもちろん、手動ながらも実車と同じ動きを再現する「ゴーストモード」もちゃんと備えている。
この画像を大きなサイズで見る気になる価格は78,980円。一般発売は2026年7月4日から。「LEGOインサイダー」会員なら7月1日から先行購入できる。
この画像を大きなサイズで見るブロックパーツでここまでできる。おもちゃの域にとどまらない本格高級ハイパーカーを自宅で組んで愛でたい人はレゴブロック公式サイトをチェックだ。
References: Autonext / Odditycentral / Topgear
















走行中にバラけたりしないのだろうかw
(´・ω・`)内装もレゴなのかでも安全だと言われても走行中にバラバラになりそうで怖いわ
アクセル踏んだらアクセルペダルまでレゴブロッ𠂊だった件
レゴ宜しく
かっけぇ…!
踏んだら痛いでお馴染みのアイツじゃなかったか
少なくとも「踏まれたら」痛いだろうな
風通し良くてエンジンの冷却効果は高そうだな
つまりただのプラ製ボディの車ってことでいい?
これまでも実物大のキャラクターとか家なんてものまで再現してきたレゴだけどここまできたか
一週間後にはタイヤ一個無くなってるパターンだから無くさないように
この車で事故ったら大惨事になりそう
なんだか知っているレゴと違ってパーツがでっかいな
お金持ンちの子はこんなレゴで遊んでるのか