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レゴで作った宇宙船が高度35kmの成層圏を飛行し、ギネス世界記録を樹立

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(著)

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Image credit: Sony Pictures Releasing UK / Youtube
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 NASAが制作に協力したSF映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の宇宙船を再現したレゴセットが気球に持ち上げられ、高度約35kmの成層圏まで飛んでギネス世界記録を樹立した。

 2026年3月に日米同時公開され、現在も上映中のこの映画は、すでに世界興行収入が5億7000万ドル(約845億円)を突破する大ヒットを記録している。

参考文献:

映画の宇宙船がレゴになって空へ

 2026年3月20日に日米同時公開されたSF映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、NASAが制作に協力した本格SF大作だ。

 原作はアメリカのSF作家アンディ・ウィアー氏が2021年に発表したベストセラー小説で、日本でもハヤカワ文庫から翻訳出版されている。

 物語の舞台は、太陽エネルギーが謎の生命体に奪われ、地球の気温が下がり続けるという絶望的な状況だ。

 人類存亡を懸けたミッションに選ばれたのは、ライアン・ゴズリング氏演じる中学校の科学教師グレース。

 宇宙の果てで出会ったのは、同じく母星を救うために一人で奮闘する異星人ロッキー。

 姿も言葉も文化もまったく異なる二人が、科学を共通言語として絆を深めながら宇宙最大の難題に挑む。

 日本語吹替版では、人気声優の花江夏樹氏が異星人ロッキーの声を担当している。

 この映画の公開プロモーションとして、劇中に登場する宇宙船「ヘイル・メアリー号」を再現した830ピースのレゴセットが気球に搭載されて打ち上げられた。

 搭乗したのはグレースとロッキーのミニフィギュアだ。

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Image credit: Sony Pictures Releasing UK / Youtube

高度約35kmでギネス世界記録を達成

 2026年3月20日、イギリス・ウェールズ北西部のグウィネズ郡で実施された。

 成層圏気球とは、ヘリウムなどのガスで膨らませた特殊な気球で、一般的な航空機が飛ぶ高度のさらに上、高度約12〜50kmの成層圏まで到達できる。 

 レゴセットを載せたこの気球は高度約35km(34988m)まで上昇し、組み立て済みのレゴキットとして打ち上げと回収を行った最高高度のギネス世界記録を樹立した。

 映画の共同監督フィル・ロード氏とクリストファー・ミラー氏は、4月13日にラスベガスで公式のギネス世界記録認定証を受け取った。

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 この企画は、成層圏を活用した広告・宣伝サービスを提供するイギリス企業「セント・イン・スペース(Sent Into Space)」が手掛けた。

 同社のプロジェクト責任者クリス・ローズ氏は、宇宙機の開発プロセスにレゴのブロック作品を組み込む機会を得たことで、チーム全員にとって格別に楽しいプロジェクトになったと語っている。

 なお今回のフライトは成層圏には達したが、宇宙空間には到達していない。

 成層圏は、地表から高度約10〜50kmに広がる大気の層で、一般的な旅客機が飛ぶ高度(約10km)のすぐ上にあたる。

 宇宙と大気圏の境界として国際的に認められている「カーマン・ライン」は高度100kmに位置しており、今回の到達高度はその約3分の1にとどまる。

 なおレゴの成層圏到達に関しては、2023年、スロバキアとチェコのチームが、1000体ものレゴの宇宙飛行士ミニフィギュアを専用シャトルに乗せて3回に分けて打ち上げ、全員が無事帰還したというニュースを以前カラパイアでお伝えした

 到達高度は約34kmで、今回とほぼ同じ高さだった。

 2023年はフィギュア単体の飛行だったのに対し、今回は830ピースで組み上げられた大型の組み立て済みのレゴキットとして飛行した違いがある。

 大きく重いものを気球で運ぶほど技術的な難易度は上がるため、今回の記録は新たな挑戦だったといえる。

 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のレゴキットは公式サイトにて購入可能だ。現在入荷待ちの状態で、2026年6月1日頃に販売されるという。

LEGO:プロジェクト・ヘイル・メアリー

NASAの宇宙飛行士も映画鑑賞

 NASAは映画プロジェクト・ヘイル・メアリーの制作に積極的に関与した。

 宇宙生物学や天体物理学の専門家が科学的な助言を行い、NASA宇宙飛行士のシェル・リンドグレン氏が撮影現場で主演のライアン・ゴズリングと直接面談する機会も設けられた。

 国際宇宙ステーションに滞在中のクルーも軌道上で映画を鑑賞し、アルテミス2のクルーも隔離期間中に映画を鑑賞する予定が組まれていた。

 劇中の名セリフ「アメイズ、アメイズ、アメイズ」がミッション中の交信で飛び出す一幕もあったという。

編集長パルモのコメント

パルモの表情、普通

SF映画が大好きでライアン・ゴズリングが好きなので絶対見たい映画の1つなのだが、映画館では声出せないし、感情をさく裂させながら見たいので、ネット配信を待つことにしようかどうか考え中。でもIMAXでも観たいからやっぱ両方見るしかないな。

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この記事へのコメント 13件

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  1. レゴで高度35キロの成層圏⁉︎ギネスおめでとう🎊㊗️

    • +4
  2. 宇宙では無いけど、感覚的には宇宙のイメージ

    • +7
  3. 15kmって東京から新宿くらいの距離?まだちょっとあるね 宇宙は遠いなぁ

    • +5
    1. ISSでさえ高度400km前後。東京-大阪ぐらいの距離
      地球のサイズから考えると大気層の薄さよ

      • +1
  4. ♪世界に広がる夢玩具~
    作れぬモノなど無いという~

    何かを作らにゃならぬ時
    誰かが作らにゃならぬ時

    子どもの憧れこわしちゃいけない
    家族の笑顔をこわしちゃいけない

    父の瞳が輝いて
    ブロックは~レゴ
    レゴ レゴ レゴ レゴ レゴ
    作れ レゴ 作れよ~

    • -2
  5. 偶然にもこの小説を読んだばかり!
    面白くて、あっという間に読んじゃった。ロッキーがイメージ通りなのも嬉しい。

    ギネス記録達成おめでとう!

    • +3
  6. 実際に宇宙に到達したら、紫外線から放射線から温度変化までさらされるけどレゴはどのくらい劣化に耐えられるんだろ。
    そのうち100km/365日とか35km/10日とか、レゴ半減期が判明するのかも。

    • 評価
  7. ロッキーに会いにレゴまで宇宙に向かったのか。ゴズリングは一途だな。

    • 評価
  8. いつも楽しい記事をありがとうございます!細かくて申し訳ないですが、ハヤカワ文庫ではなくハワカワ文庫になっています🙏

    • 評価
  9. レゴは理想的なパーツ規格だよね
    火星や月にレゴ工場を作ろう

    • -1
  10. 真っ暗な宇宙の静けさはご自宅では味わえない!絶対に劇場で楽しむべき作品です
    エンディングの背景として使われているのは実際に撮影された宇宙画像(を大スクリーンで鑑賞!)ってだけでもこのブログ読者的に美味しいっす
    内容も、あの原作を映画というフォーマットに落とし込むにあたって最良を突き詰めた結果というのがよくわかります

    • 評価
  11. グッズ情報ありがとうございます。マジでグッズが無いから作ろうかと思ってたところでした!(3Dプリンタ+3Dデータ+やる気が必須です。)
    あの映像美と包まれるサウンドはぜひ映画館で!!一か八か、ヘイルメアリーです。

    • +1

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