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この画像を大きなサイズで見る2024年12月のある日、大型のペットショップを訪れていたサマンサんさんは、熱帯魚のベタのコーナーで立ち止まった。
そこには、小さな持ち帰り用のプラスチック・カップに入れられ、息も絶え絶えの様子で、ほとんど動かずに横たわる1匹のベタの姿があった。
もう売り物にならないと思ったのか、そのベタには「無料」の値札が貼られていた。サマンサさんはその姿にから目を離せなくなってしまった。
彼女はそのベタを引き取り、家に連れ帰って献身的にお世話をした。
そして1か月が過ぎる頃、ベタは健康を取り戻し、本来の美しい姿をみせてくれるまでに回復したのだ。
ペットショップから瀕死のベタを引き取った結果
ベタ愛好家のサマンサさんは、大型のペットショップに行っても熱帯魚のベタのコーナーには近寄らないようにしていたという。
なぜなら、多くの大型店やホームセンターでのベタの扱いは、愛好家にとっては耐えられないほどひどいことが多いからだ。
小さなプラスチックのカップに入れられ、自由に泳ぐこともできない狭い環境の中で、ベタは売れるまで、あるいは死ぬまで放っておかれることもあるという。
だが2024年12月11日、彼女は普段は避けているベタコーナーに、なぜかどうしても行きたい衝動にかられた。
そこには、ほとんど動かなくなっているベタたちが、たくさんカップに入って置かれていた。中にはどう見ても死んでいるものもいたという。
そして彼女は1匹のベタを見るとそこから動けなくなってしまった。
カップには2024年6月18日と日付が付いていて、値段は無料。「連れて行って!」とだけ書かれていた。
このベタはなんと半年近くもの間、この小さなカップの中で、動き回ることもできずに生き続けてきたのだ。
この画像を大きなサイズで見る私はこんな劣悪な環境で魚を飼育しているショップを、金銭的にサポートしたくありません
サマンサさんはこの無料のベタを、家へ連れて帰ることにした。
帰宅すると、すぐにベタを新しいきれいな水の中に移し、もとのカップの中の水を検査してみた。
案の定、アンモニアのレベルはひどいものだった。フィルターもない環境で、適切な水換えもされていなければ当然である。
彼女は十分なサイズの水槽を用意すると、ゆっくりと慣らしながらベタを新しい家に移してやった。
この画像を大きなサイズで見るベタは数日で元気を取り戻した!
半年もの間カップの中で過ごしてきたベタは、最初のうちは広い空間に戸惑い、自由に泳ぎ回れるということを理解できなかったようだ。
ベタは身体をまっすぐに保つのも苦労していたが、サマンサさんは焦らず、水位を下げてしばらく様子を見ることに。
問題は餌やりだった。
ペレットや赤虫には興味を示さなかったので、試しにアルテミア(ブラインシュリンプ)という小型の甲殻類を与えてみると、なんとパクリと食べたのだ!
この画像を大きなサイズで見るこの時は一口だけだったが、とりあえず食べようとする意志があることを知ってほっとしたサマンサさんは、食べ残しを掃除すると、投薬治療を開始した。
治療に使ったのは「KanaPlex」という抗生物質の一種で、バクテリアや真菌による感染症に効果があるものだ。
日本で使われているものの中では、グリーンFゴールドなんかが効果としては近いかもしれない。
そして数時間後、再び様子を見に行くと、ベタはぎこちなくではあるが、水槽の中を泳ぎ回っていたという。
さらに4日が過ぎる頃になると、白っぽくなっていたベタが本来の色を取り戻し始めた。どうやら地色は黒だったらしい。
家に連れ帰ってから一週間もたつ頃には、ベタは体色も戻り、食欲も出て元気に泳ぎ回るように。
サマンサさんは水草や洞窟をセッティングした快適な水槽を立ち上げてベタを移し、映画「ヒックとドラゴン」からとった「トゥースレス」という名前をつけてあげた。
この画像を大きなサイズで見る勢い余って水槽の外にジャンプするも無事生還
だがここで悲劇が起こった。元気になったトゥースレスは、勢い余ってなんと水槽の外に飛び出してしまったのだ。
サマンサさんが事態に気づいたのは、かなり時間が経ってからだったという。幸いなことにトゥースレスはまだ息があり、水に戻すとすぐに回復したそうだ。
完全に私の責任です。私はベタという生き物をよく知っていたはずなのに、そのジャンプ力を甘く見ていました。
皆さんもどうかベタを飼う時は、水槽に蓋をするか、水面を浮草でびっしり覆うなどの対策を取ってください
トゥースレスはヒレに少しダメージを負ったが、それもすぐに再生し、ベタの特徴である「フレアリング」も見せてくれるように。
フレアリングとは、主にオスのベタが威嚇のために、ヒレを大きく広げて見せることだ。縄張りの主張や求愛の行動と言われていて、美しい色や形を披露してくれることから、愛好家も多いのだ。
下はすっかり元気になって、美しい姿を見せてくれるトゥースレス。
サマンサさんはトゥースレスと暮らすうちに、ベタにも個性や好みがあることに気づいたという。
彼は人間との交流にもとても興味を持っているんです。部屋の中で起こることすべてが気になるみたい。ベタは本当に個性的で、賢い魚なんですよ
ベタは小さな容器でも飼えるけれど…
日本でもペットショップやホームセンター、雑貨店なんかに行くと、ベタの入った容器がたくさん並んでいることがある。
以前は場所によっては、ほとんどのベタが息も絶え絶えと言う状況を見かけることもあって、その度に胸が痛むし後ろ髪を引かれる思いで前を通り過ぎていたから、サマンサさんの気持ちはよく理解できる。
サマンサさんも怒り露わにしているが、下の動画のような状況が本当にあったんだ。最近周りではここまでひどいのは見ないけど、改善されたのか、見えなくなっただけなのか。
ベタは適切な環境で適切に世話をしてあげれば、決して飼いにくい魚ではないし、美しく存在感もあるので人気がある観賞魚だ。
縄張り意識が強いので単独飼育が基本だし、水流が苦手なのでエアレーションがなくてもOK。小さな容器で飼うのなら、水換えをきちんとすることを大前提として、フィルターがなくても大丈夫。
実はベタには「ラビリンス器官」という呼吸器官があって、空気中から直接酸素を得ることができる。つまり水面に口を出して酸素を補給できるのだ。
なのでガラス瓶やカップで飼育……なんてことになるのだが、今回のトゥースレスのように水草をレイアウトした水槽で飼う場合は、多少のエアレーションはした方がいいと思う。
いくらエアレーションもフィルターも不要だからといって、小さなカップに入れたまま放置するのはいただけない。
トゥースレスはギリギリのタイミングで、サマンサさんと出会えて本当にラッキーだったと思う。これからもどうか幸せに暮らしてほしい。
追記(2025/08/29)1か所だけペタになっていた部分をベタに変更して再送します。
















魚類って軽視されがちかもな
祭りの金魚とかあの後どうなるのか考えたくないもの
瀕死の状態から元気モリモリになるまで回復させた愛情に乾杯
ペットショップなのに根本的な部分で魚の飼い方を分かっていないのでは
犬猫に比べて鳥魚爬虫類は軽視されがちよな…
動物ではないけど、植物もその傾向があります。ホームセンターなどで、枯死しかけている観葉植物とか見かけます。
もしかしたら、ヒトは哺乳類以外にシンパシーを感じにくいのかもしれない。
本当に小さいケースに閉じ込められてるよね
あれは心が痛む
いまだに近所のペットショップこんなカップで売ってる・・・
エキゾチックアニマルも多く取り扱てるし、マジ腹が立つ
ペットショップで売っているのに、世話をされないでほぼ放置って…
売る気がないのかな?
売る気がないなら仕入れなければいいのに。こんなショップじゃ、飼い方のアドバイスとか聞けないね。
一箇所だけ「ペタ」になっているのは単なるミス?
最初のサマンサんさん
なおコイツらの出荷前や生育中みりゃ驚くぞ
ほぼ工業製品と変わらんから
売っている側の人間です。
カップや小型ケース販売はベタの性格と人気の高さからしゃーない。
ベタ専門店でもないと一匹ずつ水槽セットして水換え掃除とか人時かかり過ぎて無理。
人気高くて色や形のバリエーションも豊富で選択肢として在庫量が求められる魚種なんで、
有限な売場と掃除水換えの手間の関係からどうしても小型ケースかカップ販売とかになる。
まともな店ならちゃんと毎日掃除水換えしてるんで許して。
あと、買う側もド派手な色や大きなヒレの個体ばっかり買わないでね。
地味な単色の個体や、ヒレの小さい子もちゃんと買って下さいね。
どんなに丁寧に世話をしても注目されるのは派手な子ばかりで、地味な子は売れ残り続けて小さなケースで一生を終えますので。
つまり、ほとんどは買い手の責任だということですか?
売り手、買い手うんぬんではなく、ベタや生き物の立場になって考えたときに憤りや残酷さを感じるって話だと思います。
(*^^*)ベタ、可愛いですよね。ご飯くれくれダンスします。
職場がホームセンターみたいな感じで,熱帯魚を販売してました。元気がない子を、可哀想だから、度々買って連れ帰ってました。
店長が販売を始めたんだけど、他の業務で忙しいので、お世話がおろそかになり、水槽も汚れて来て、店長休みの日は、閉店後に1時間かけて綺麗にしたりしてました。ボランティアで汗
家族にはお金にもならないのに、やめとけ、店長が楽できるだけだと言われたけど、熱帯魚が可哀想で。
最近、利益にならない部門をカットで生体販売をやめたので、ほっとしました。ちゃんと面倒みれないし、そういう状態を見たお客さんも気分良くないだろうし。
しかも店長、邪魔になった熱帯魚をトイレに流す。忘れもしないのが、大きなシクリッドを邪魔だからって、取り出して指で思いっきりひねりころしたのには唖然とした。よく熱帯魚飼ってる人の目の前で…
そりゃ動物倫理が盛んになるわけだ。
無論買う側も大きな責任を担っている問題だよね。
植物を趣味にしてますけど
園芸店で売れ残りの枯れかけを引き取って来て「救う」ってやってる人が結構います
魚の方でも同じような事やってるひといるんですねえ〜
昔ショーベタを飼いたくて色々調べたけど
やっぱり販売する側と買う(飼う)側がこの問題をきちんと考えない限りこういうのはなくならないなと思ったし
ショーベタ自体品種改良でヒレを大きくしてさらに水流に弱くなってて
こういうのを買う(飼う)ことに罪の意識が勝って結局水草水槽だけ楽しもうみたいになってしまった
買った(飼った)ショーベタをすごく大切に飼育してかわいがってる方も多いので売るな買うな(飼うな)とまでは言わないけど
生物を売り買いすることに対する倫理観、道徳観はもう少しなんとかした方がいいかなとは思う
うちのベタは寄生虫だらけの状態でショップから引き取りました。
家には他にも魚が居たのでバケツなどから寄生虫を感染させないようにしながら2週間介護しました。水替えと消毒に2時間かかりました。とても大変でした。
今は病気が治って元気にしてます。人懐っこい性格です。
ベタ自体が水を汚すからね
ベタは闘魚なので、オスをこういう透明な入れ物に入れて容器同士を近付けると威嚇のために体を広げます。それが綺麗なので隣同士並べられるようにこういうケースに入れる飼い方をする観賞魚とされたみたいですね。(分けないと喧嘩します)
小さい容器で飼えるは毎日水替えするショップか売りたいだけの売り文句。餌付けで懐きやすいのもあって人気だが飼うなら思い切って大きい水槽のがお勧め、混泳させれるし何より一番良いのが水槽大きいから水量があって水質変化し難い事。小さい水槽だと色々な変化がいきなり来るから割と危険、朝晩ストック水で水全換えぐらいは徹底しないと危うい。闘魚ではあるが水槽のサイズと隠れ家レイアウト次第で割とオス同士入れても混泳は出来るし、メス同士はオスと違い混泳させ易い、大きい水槽に限るがペアで入れてれば割と繁殖したりもする。飼うなら大きい水槽で余裕持って育てた方が楽しいし長生きしてくれますよ。個人的に飼ってて一番楽しかった思い入れある熱帯魚。