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Googleストリートビューが、行方不明になった女性の最後の姿をとらえていた

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(著) (編集)

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 数年前、当時83歳のポーレット・ランドリューさんは突然自宅から姿を消した。警察も捜索したが、手がかりすらつかめなかった。

 2年後、警察が未解決事件として処理しようとした矢先、まるで奇跡のように、衝撃的な「目撃者」が登場した。

 その目撃者とは、インターネットを利用している我々だ。なんとGoogleのストリートビューが、行方不明になった瞬間のポーレットさんの姿を記録していたのだ。

アルツハイマー病で徘徊癖もあった高齢女性の失踪

 ポーレットさんが住んでいたのは、ベルギーの首都ブリュッセルから南東に約60km、アンダンヌ郊外にあるのどかな田園地帯だった。

 2020年11月2日の昼下がり、ポーレットさんの家族は彼女の姿が見えないことに気づいて警察に通報した。早速大規模な捜索が始まったが、彼女の行方はようとして知れなかった。

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 実はポーレットさんはアルツハイマー病を患っており、既に夫や子供たちも認識できなくなっていたという。

 頻繁に徘徊も繰り返しており、昼夜を問わず家を出ては、近所の家のドアをノックして回ることもあったそうだ。

 徘徊と言っても、これまでは家からそう離れることはなかったようで、いつも夫が彼女を見つけては連れ戻していたのだが、今回はどこを探しても見つからず、その姿は忽然と消えてしまったのだった。

 50人もの捜査員と警察犬、そして赤外線カメラやドローン、ヘリコプターも投入されたが、ポーレットさんに繋がる手がかりすら発見することはできなかった。

 数週間後、捜索は打ち切られ、家族は近くを流れるマース川に転落したのだろうと考えて自分たちを納得させるしかなかった。

迷宮入り寸前に捜査官が見つけた奇跡の画面

 2年後の2022年10月、この事件がいよいよ迷宮入りになろうとしたとき、1人の捜査官が彼女の家のあたりをGoogleのストリートビューで見てみようと思いついた。

 彼はそこで、衝撃的な光景を目にすることになった。なんと行方不明になった瞬間のポーレットさんその人が、ストリートビューに写っていたのだ!

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 奇跡とも言える偶然だが、まさにその瞬間、Googleマップの撮影車がその場所を走って撮影していたのである。

 ポーレットさんが写っている画像は全部で7枚。自宅から出た彼女は真っすぐ道路を横切って、向かいの家の庭に続く階段を下りていく。

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 画像を見ると、ちょうど家の反対側で、夫が洗濯物を干している様子が確認できる。これでは気づきようがなかっただろう。

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 この発見を受けて、捜査が直ちに再開された。そして彼女は向かいの家の庭を通った先にある丘の下で、遺体となって発見されたのだ。

 検視の結果、ポーレットさんは丘の上から転落し、まもなく死亡したものと推定された。ストリートビューにとらえられていたのは、死に向かって歩んでいく彼女の最期の姿だったのだ。

今もストリートビューにはポーレットさんの姿が

 現場を示すGoogleマップへのリンクはこちら。現在は昨年の夏に撮影された新しいものが表示されるが、「他の日付を見る」で2020年11月を選択すると、今でもポーレットさんの姿を見ることができる。

 マップ上で確認すると、ポーレットさんの姿が最後にとらえられたのは★の地点であり、彼女はその後、向かいの家の敷地を通り抜けて、森の中へと分け入って行ったようだ。

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image credit:Googleマップ

 ポーレットさんの遺体が発見された正確な位置は不明だ。だが、おそらく同じ日に撮影されたと思われるストリートビューの画像で、彼女の自宅のある方角を◆地点から見てみるとこんな感じ。

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image credit:Googleマップ

 もしかするとこの画像が撮影されたとき、ポーレットさんはこの茂みに続く森の向こうに倒れていたかもしれないのだ。

 なお、彼女の遺体が見つかった後、「なぜ自宅からほんの少ししか離れていない場所にいたのに、誰も気づかなかったのか」と、不審がる声や、捜索隊の怠慢を責める声もかなり上がったらしい。

 この事件はChilling ScaresというYouTubeチャンネルが、今年の1月に投稿した「Google マップで解決した最も不穏な6つの謎」という動画で紹介されたことで話題になった。

 この動画にはほかにも奇妙な事件が紹介されているので、興味のある人は字幕の自動翻訳をオンにするなどして視聴してみてはどうだろうか。

6 Most Disturbing Mysteries Solved with Google Maps

References:Google Maps solved ‘creepy’ case of missing woman after capturing chilling last moments / written by ruichan/ edited by parumo

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この記事へのコメント 33件

コメントを書く

    1. >>4
      藪の中の遺体なんて、見つけるのは大変だぞ。
      夏見つからなかった遺体が、葉の落ちた冬に見つかることもあるけど、
      秋は遺体の上に落ち葉が落ちて、まだ藪もあるし発見不可能。という場合もある。
      一冬開けたら、落ち葉が積み重なって見つからず。というのもあるしね。

      丘から滑落なら、藪の中に横たわってるから、まず見つからない。

      • +8
    2. それにつきるな
      最も捜索すべき場所でしょ
      徘徊し続けてたのなら誰かしら目撃してるだろうにそれも無いのだから必然的何処かに落ちるなど物理的見えなくなりそうな場所にいることになる

      • -1
  1. 見つかって良かったけど、悲しいなぁ。
    ご冥福をお祈り申し上げます。

    • +27
  2. 徘徊老人は何処に行くかなんて想像もつかないよ、自転車を空き家の納屋に隠して、本人はさらに休業中の廃工場の倉庫の中に隠れていたことがあった。もちろん無くなっていた。

    • +28
    1. >>6
      個人的には街中に住んでるなら外出時に必ず持つ癖のあるものにエアタグみたいなのを仕込んでおくといいかもと思ったことがあります。イナカなら本来の用途とは違うけどココヘリ(という山岳用のサービスがあります)なんかも可能性があるかなと思いますが、提案できるものでもないのでここに思い付きを初めて書きます。

      • -1
      1. >>21
        認知症の老人用のGPSってあるよ
        レンタルも出来るけど子供用に比べると異常に高くて機能はショボいけどね

        • +2
  3. 認知症の薬早く開発されて欲しいね
    認知機能低下してても無駄に足腰が強いと遠くに勝手に行っちゃうし
    家族も毎日の介護で疲弊しててうっかり外出を見逃すとかあり得るし

    • +23
    1. >>9 まちがって+を押してしまった(汗)、けど難しいと思うよ。
      それとどうかご家族やご近所、見かけた人などは自分を責めないでほしい。どうしようもないって事、この世にはある。批判はなおさら。

      • +8
  4. 認知症の捜索、簡単に言うけど難しいんやぞ
    杖ついてても一駅跨いで発見とかザラだからまず行動範囲が広い
    「道を歩いている」って感覚も鈍ってるから獣道すらない場所に行くこともある
    結局家の前の側溝とか車の下で息絶えてるケースも多いから責められんわ

    • +27
    1. >>10
      >>20
      難しいと分かっているからからこそ、ちゃんと見るんじゃないんか?
      難しいから~でなーんも言わなけりゃ手を抜かれるだけ
      バッシングされて「ちゃんと規定通りやりました」と公言してで初めて評価されるんだよ
      あと、警察犬うんぬんは数十キロ離れているならともかく、この距離じゃおばちゃん自体の匂いをかぎ分けられるはずだしその点から見てもちゃんと捜索していたら発見できたはずだよ
      ちなみに滑落しても空中を飛んで行ったとかでない限り元をたどれるよ
      海外あるあるだけど日本みたいに警察犬がどこにでもいるようなことはないからな
      逆にこの距離を規定通りちゃんと捜索してて見つけられないなら警察犬としては失格よ

      • -12
      1. >>24
        えー、警察犬についてあまり詳しくないようなので、他の場面で無知をさらさないようにアドバイスさせてもらうとね、
        警察犬が探知できるのは失踪からある程度の時間以内、風がそれほど強くなく、付近に犬の臭気捜索を妨げるものがない、などの条件がある
        雨はもちろん、ぬかるみなどでも臭気は途絶えるし、藪をかき分けてまで捜索することを犬たちは嫌がる
        崖から転落したならそこで臭気は途切れるが、それは転落によるものか犬の能力の限界かは判別がつかない

        警察批判は自由だけど、安易に半端な知識を振りかざして、懸命に職務を果たす警察や人間の都合に合わせてくれる健気な犬たちを悪し様に罵るのはあまりいいことてわはないよ

        • +3
        1. >>35
          簡潔に説明すると
          時間が経つと匂いが消えてしまうので
          無理って事ね

          • 評価
  5. 意識があって返事をするか呻くか動くかするか、亡くなって時間が経ち腐敗臭がするかなら気が付きようはあるが、完全に意識が無いか亡くなってすぐで音も臭いもしないなら小さな茂みの向こう側でも意外と見つけられないものだよ。

    • +20
  6. たまたま認知症の高齢者に道すがら声かけられて
    様子がおかしかったから通報した事あるよ
    ほんの一瞬のかけ違いで結末が違うと思うとやるせない

    • +20
  7. 行方不明の人って案外こんな感じで身近なところで発見されるのを待ってるパターンは多いんじゃないかなあって思う
    近所の川の暗渠部分とか、茂みの中とか裏山のちょっとした窪みとか、

    • +17
  8. 警察犬使って探したら10分で見つかったんでは?

    • +4
    1. >>15
      警察犬がたどる臭いは、本人が履いていた靴(臭いが染みついている)が地面と擦れて、
      地面に残ったもの。時間経過とともに薄れる。

      警察犬を出すまでに時間がかかる(手続きなど)
      雨が降ったら痕跡は流れる。
      初期捜索で、臭いが散らされることもある。
       (地表に残った臭いが踏み荒らされることで消える)
      滑落や転落で、地面から臭いが途絶えることもある。
      他の強烈なにおい(イタチ・狸・スカンク等の臭い、香水等)で、犬の鼻が効かなくなる。

      警察犬は魔法使いじゃないから、100%臭いを辿れる。というわけじゃない。

      • +7
  9. ピンポイントで撮影してる日時に映ってるって凄い偶然な出来事よねぇ

    • +8
  10. 2年という歳月を考えても
    これはハッピーエンドにはならんだろうと思いつつ記事を読んでたが
    まあ、こうなるよな

    • 評価
  11. 家と家の間の間所に挟まってなくなってた認知症のお年寄りもいたし、意外と近くにいるのよ

    • +1
  12. 大雪の降った後に認知症の方が居なくなって、「屋根雪の下にでも埋まってたりして」などと冗談を言ってたら、雪が解けて本当に庭から出てきたらしい

    • 評価
  13. 悲しいけど、見つけてもらえてよかった。批判してる人は介護の経験あるかな? これは誰も責められないよ。

    • +6
    1. >>31
      人間はごく短い時間の衝撃には結構強いけど、毎日少しずつ欠かさず加えられていく負荷には弱いものね

      • +2
    2. >>31
      生存の可能性がほぼゼロで時間が経過したら
      ご遺体でもいいから見つかって欲しいよね
      そりゃ生きて見つかった方がいいけど
      失踪や行方不明って状態が
      ずっと ずっと ずーっと続いてしまうんだもの
      毎日絶望感しかないだろうな…

      • +1
      1. これは見つからないのも仕方ない
        というかGoogleカーほんと何処にでもいるな…道理でGooglemapで経路検索すると「会社の駐車場(普通の歩行者は進入禁止)を横切る」みたいな謎ルートが提示されたりするんだな

        >>37
        遺体が発見されれば弔えるからな…

        • 評価
  14. 「操作能力が低い」って言おうとした人、反映されないからって何回書き込んでるのよw
    どうしてそこまでして伝えたかったのか

    • +1

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