動物たちの保護にかかわる人たちは、滅多なことでは泣いたりしない。一つひとつのケースに感情移入して泣いていては、仕事にならないからだという。だが、そんな彼ら・彼女らですら涙を禁じ得ないような、ひどい状態で保護される動物たちもいる。
今日は前の飼い主にネグレクトされ、温かい家の中を知らずに育った1匹のヨークシャーテリアをご紹介しよう。
Dog Who Had Never Lived Inside Didn't Know What A Bed Was | The Dodo
アメリカのカリフォルニア亜州で活動する動物保護団体、Precious Pals Pet Rescueの代表ミンディさんは、初めてソニックを抱いたとき、涙を禁じ得なかった。
「私はひどい状態の動物たちをたくさん保護してきました。だから滅多なことでは泣いたりしません。でもソニックは、本当にとても苦しんでいたんです」と語るミンディさん。
ソニックは飼い主にネグレクトされ、家の中のも入れてもらえず、文字通りボロボロの状態で保護されたんだよ。
最初の4日間は、鳴き声どころか唸り声さえ上げなかったソニック。ベッドも毛布も知らず、温かくて柔らかい布団の上で、どうしたらいいかも知らなかった。
6日目に初めて吠え声をあげた時、ミンディさんは感動を禁じ得なかったそうだ。
ソニックはどうやら、1匹だけで暮らしていたのではなさそうだ。他の犬たちを見ても、おびえたり警戒したりする様子は最初からなかった。
そしてドッグパークでは、自分より身体の大きな犬たちに対しても、全く臆する様子もなく近づいていくようになったんだよ。
ある時、ペットのヨークシャーテリアを亡くしたという女性から、ミンディさんもとへ連絡があった。今女性はもう1匹のヨーキーを飼っているのだけれど、できればあと2匹同じ種類の犬が欲しいのだという。
その時、ミンディさんの手元には、ソニックともう1匹、ジャジーというヨーキーがいた。これはまさに神様が用意してくれた運命だったのかもしれない。
2匹は一緒にその女性のもとへ引き取られ、幸せな終の棲家を手に入れることになったんだよ。
ソニックと女性は、お互いに一目ぼれだったそう。「まさに完璧な組み合わせでした」と、うれしそうに語るミンディさん。現在ソニックは最高の環境で、優しい飼い主さんや仲間たちとハッピーな毎日を送っているとのことだ。
written by ruichan
※この記事はカラパイアの姉妹サイト「
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コメント
1. 匿名処理班
この手の話って普通の人のでよくない?
2. 匿名処理班
一般家庭のネグレクトよりも悪質ブリーダー・パピーミルからレスキューされたこの方がもっと酷い状態だよ。YouTubeの日本のチャンネルとかでもたまにあがってる。
3. 匿名処理班
幸せになるんだよ。
4. 匿名処理班
ヨーキーって物凄い繊細だから
自分は飼えない
5. 匿名処理班
こんな弱い小型犬を外に放り出してただなんて信じられん事するな…
6. 匿名処理班
最初目がどんよりしてたのが、だんだん元気になってゆくのが嬉しい。
7. 匿名処理班
自分は亡くなったペットと外見が似てる子は
飼いたくない派
8. 匿名処理班
イタグレのチョッパーくんも救ってあげて!
ネグレクトや暴力を受けてます
チョッパーを救いたい団体で検索しみてください!