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この世から不平等がなくならない理由。人は本質的に平等を望んでいないという研究結果

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 理想とは裏腹に、人は不平等を減らすことをあまり好まないという研究結果が報告された。例えそうじゃなくても、誰かが得をすると、自分が損をすると感じてしまうことが原因だという。

 社会的に不利な立場にある人々の平等性を高めることを目的とした政策は、依然として誰かの反発を引き起こしているが、こういった本質が根底にあるという。

 『Science Advances』(2022年5月6日付)に掲載された研究によると、多くの人は無意識のうちに、「ゼロサム」思考で考えているという。

誰かの得は自分の損と考える「ゼロサム」思考

 「ゼロサム」思考とは、一方が利益を得たならば、もう一方は同じだけの損をし、全体としてはプラマイ”ゼロ”になるという考え方だ。

 ゼロサムの考え方だと、他人や他グループがチャンスを手にすると、たとえそれが自分にとっても得な状況であったとしても、自らのチャンスが失われると誤って認識してしまう。

 それゆえに格差を是正しようという動きは、必ず誰かから反対されるという。

 カリフォルニア大学バークレー校博士課程の学生デレク・ブラウン氏らの過去の研究では、米国の高等教育で多数派(マジョリティ)を占める白人とアジア人は、少数派(マイノリティ)の大学院進学率を上げる政策について、自分たちの進学率の低下につながると考えているこたことが判明している。

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多数派のゼロサム思考をさらに調査

 そこでブラウン氏の最新の研究では、大学院の進学率だけでなく、より幅広い社会的状況における格差是正に対して、多数派がどのように反応するのかを調べた。

 重要なことは、今回の研究で扱っているのはゼロサム的状況ではない。つまりどちらかが得をすればどちらかが損をするわけではない。

 少数派の状況を改善しても、多数派の現状は維持(あるいは改善される)ような状況に対して、多数派がどう反応するのかを調べたのだ。

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多数派は「誰かの得は自分の損」と考えている

 その結果、ある実験では、白人(米国では多数派)の参加者に、「2018年、白人の住宅購入者は銀行から3863億ドルの住宅ローンを受けた。一方、ラテン系は126億ドルだった」と説明した。

 その上で、人種間の格差を縮小するため、「白人への融資枠を”維持”しつつ、銀行はラテン系への住宅ローンを増やすべきだろうか?」と質問した。

 すると、白人への融資枠は維持されると明言されているにもかかわらず、「ラテン系への融資枠が増えれば自分たちの枠は減る」と白人の参加者は考える傾向にあった。

 それどころか「ラテン系への枠を減らせば、自分たちの枠は更に増えるはずだ」と考えた者もいた。

 このような誤解は、多数派と少数派双方にとって有利な状況でも当てはまるようだ。

 例えば、ラテン系の人々への住宅ローン枠を増やすために、融資枠全体を広げてはどうか? と質問に対して、白人の参加者はそれでも「自分たちへの融資条件は厳しくなるだろう」と考えるのだ。

 一方、ローン枠全体を縮小したとしても(白人もラテン系も融資枠が減る)、白人は自分たちに実害はないと考える傾向にあった。

 さらに奇妙なことがある。住宅ローンに制限がなく、借りたい人なら全員が借りられるような状況はどうだろうか? と質問すると、白人の参加者は、「いずれにせよラテン系へのローン枠を増やすなら、白人は借りにくくなるだろう」と感じるという。

 ちなみに、自分たちが損をすると誤解されないのは、自分が属するグループ内の格差が是正されるときだけだった。

 例えば、男性間の給与格差を縮小すると伝えれば、そう信じてもらえるが、男女間の給与格差を縮小すると伝えてもダメなのだ。

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実際に、平等性を高める政策が反対されている

 こうした傾向は、現実世界ですでに起きており、研究グループは、そのことをカリフォルニア州の「法案16」への投票で確認している。

 同州では、雇用・教育・契約において、公的機関が人種・性別・肌の色・民族・出身国を考慮することを禁じていた。

 法案16は、弱者救済のために、状況によっては人種や性別をもとに優遇措置を与えられるようにするためのものだった。

 ご想像通り、白人とアジア人の大半は、法案によって自分たちの教育や就職の機会が失われると考えており、そう考えている人ほど法案16に反対していた。

 この調査では、反対している人と政治思想・支持政党などとの関係も分析されたが、一番関係していたのは、この法案が通過すれば自分たちの機会が失われると考えているかどうかだった。

 なお、調査から2週間後に行われた追跡調査では、反対票を入れた人の機会が失われると言う認識は、さらに強まっていたという。

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架空の所属グループであってもゼロサム思考に陥る

 ブラウン氏らの最後の実験では、所属グループが完全に架空のものであっても、格差是正を拒むかどうか確かめられた。

 この実験では、多数派の白人だけでなく、多種多様な人種・民族が参加した。

 彼らには、性格テストの結果に基づきガラガラヘビチームに配属されたので、ワシチームと競ってほしいと説明した(実際のところ、性格テストとチーム分けは無関係で、ワシチームは存在しなかった)。

 その上で、これまでガラガラヘビチームはワシチームより多く金銭ボーナスを与えられてきたので、もっと均等にボーナスを配分する方法を考えるよう指示した。

 すると即席のグループであるというのに、ゼロサム思想の傾向が現れたのだ。

 ガラガラヘビチームは、自チームのボーナスを5ポイント増やし、相手チームは50ポイント増やす提案(つまり両チームとも得だし、依然としてガラガラヘビチームの方がボーナスが多い)を拒否。

 あろうことか、自チームのボーナスを5ポイント減らし、相手チームは50ポイント減らす提案を選んだ。つまり両チームとも損し、しかも格差が広がる方を好んだのである。

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人間は相対的な優位性の低下を嫌う

 こうした結果は、外より内をひいきする、社会心理学でいうところの「社会的アイデンティティ理論」を裏付けている。

 同理論によれば、自分が所属するグループと他所のグループとの資源の配分を考える際、人は”相対的”に有利な配分を好む。

 その一方で、たとえ自分が得していたとしても、相対的な優位性が低下するなら損失とみなすのである。

 格差は世界にとって社会的・経済的コストであることを考えると、こうした傾向は非常に厄介であると、ブラウン氏は語る。

 この世はすべてゼロサムで動いているわけではない。例えば、今ある市場を奪い合えばゼロサムになるが、市場を成長させれば、双方が恩恵を被ることができるし、社会全体が成長していく。にもかかわらず、どうしても自分の優位性にこだわってい舞うのだ。

 人種の不平等によって失われるGDPは16兆ドル(約2000兆円)で、男女の給与格差は世界経済を160兆ドル(2京円)押し下げているとの試算すらある。

 ブラウン氏らは、不平等が社会全体にとってどれほど重荷なのか、人は誤解しているのではないかと指摘する。

 こうしたゼロサム思考は、格差是正をする上で大きな障害になるだろう。
 何しろ、この研究が示しているのは、全員が賛成することなどなく、「必ず反対者がいる」ということだからだ。

References:Despite ideals, people don’t really like redu | EurekAlert! / written by hiroching / edited by / parumo

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この記事へのコメント 62件

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  1. 記事本文にもあるけど平和を望んでないというより平等より自分の利益を尊重するか否かかなあと思う
    誰だって本音はより多く儲けたいものねえ

    • +7
  2. ゲームやってるとわかるなー
    あえてゲームバランスを非対称にすることで、手に入れたいという欲求を煽ったりしている。

    あんまりやりすぎると批判が殺到するのも現実と同じ

    • +7
  3. 損得は相対的なものだからゼロサムで間違いないよ

    • -1
    1. ※4
      そうだよね、自分が良い暮らしが出来てるって言うことは、どこかで誰かが冷や飯食ってるって言う認識(恐れ、って言っても良いかな)でいないと「エネルギー保存の法則」っていう、究極の平等が失われちゃうもんね。

      • +6
  4. おかしな記事。「人は本質的に平等を望んでいないという研究結果」という見出しから

    格差社会の上位層は現状のアドバンテージを手離したくないのは当然のこととして、底辺の者も「是正によって生じる義務を嫌う」「対等な条件で競争するすると弱者として支援や保護を要求できなくなる」「とにかく上位者への不満を言い続けていたい」というのが明らかで。
    その一方、中間に属する各層も「少しは上がりたいが、一気に上流階級となることは望まない。気楽な庶民として自由度が下がり、収入が増えるのは良いがその格式ある生活の代償として今までは不要だった出費が増えることには抵抗がある」みたいなわけで。

    という話かと思ったら、「人間は相対的な優位性の低下を嫌う」という、現在優遇されている者は現在優遇されていない者に対して格差是正されることを好まない(現在の好条件が維持されるのであっても、好条件が減じるような不安を感じる)。
    だから「人間は本質的に」って主語はアホかいな? な見出しと内容の記事。

    • -29
  5. 何をもって平等と言うのか。
    工作精度の高い工業製品と違って
    人間は何一つとして等しい部分は無い。
    その差を埋めようと不平等な待遇を与えれば不平等だと受け取れる層はいるし
    その差も埋めようとせず均一の待遇を与えても不平等に感じる層もいる。
    そんなものより他に格差を埋めるべき部分があると考える層も不平等を訴える。
    スタート地点がそれぞれ違うから当たり前だが。

    • +2
  6. 何億年もの間自然界で競争し続けてきたわけだから
    本能的に難しいところがあるんだろうな

    • +22
  7. 誰もが平等を望んでいたら研究も実験も一切しなくなる、結果的に便利な世の中は作られない
    人間に人より優れた物を作りたい、誰も成しえなかったことがしたいという欲があったからこそ現代があるわけで、もちろんそれによる争いも絶えないが、平等を望まない心理て個人的には決して悪いことばかりではないと思う

    • +10
  8. >実際に、平等性を高める政策が反対されている

    例えば、能力関係なしの男女管理者の人員の同一化なんて、平等という大義名分に惑わされ平等の意味を湾曲し平等でない政策が出ているから、反対されることがあるのは当然

    差別を武器にしたり、平等を武器にする輩こそ排除するべき

    • -10
  9. 馬鹿馬鹿しい研究
    よほど頭が悪くないと融資の件については全体を考えるとそりゃ不利だと思うだろうよ
    つまり融資を無限に出来るなどと思い込みが出来るかどうかで結果が変わる
    普通は出来ないからいくら不利にはならないと言い張ったところで信じられないでしょ
    ポイントにしたってそう経験則から相対的に差が埋まれば結局のところ別のところで損が発生するのを理解しているだけだろう
    あと格差は世界にとって社会的・経済的コストは意味不明
    それが事実なら格差がない社会が優位にたっただろうよ現実は敗北しかしていないがな
    現実より妄想を優先させるのが研究なのか?
    だいたい資源に限りがあるんだから格差ゼロにすると破綻するだろうに

    • -23
  10. 公平と平等のバランスって難しいよね
    100の成果を出せる人と1の成果しか出せない人を同一労働同一賃金に基づいて平等にしようとしたら両方に1のノルマを課して同じ賃金払うしか無いからね
    昨日まで2人で101の成果出せてたのが今日から2の成果しか出なくなるのに賃金はそこまで大きく下げられないからかつての東側国家群みたいな破綻は避けられないわけで
    かといって出せる成果に対して完全に公平にしちゃうと格差による不平不満が爆発しちゃうし
    上手いこと公平と平等のバランスとるのが政府の腕の見せ所だね

    • +7
  11. 国によって調査結果もある程度変わりそう

    • +2
  12. 出生国ガチャの要素は大きいが自らの意思でノイジーマイノリティのイバラ道を選びでもしない限りは普通に過ごせるはず

    • 評価
    1. >>13
      技術大好きな人が営業にも満遍なく就くのが平等にはなるんやろうけど、やりたい仕事・適した仕事に就きたいから平等よりも適所を望む傾向はありますね。

      • +4
  13. 企業でも国でもどこでもリソースは有限だから、実質的には全てゼロサムゲームでは?

    • +2
    1. >>14
      ほとんどの物事がゼロサムだから で終わりだわな

      >米国の高等教育で多数派(マジョリティ)を占める白人とアジア人は、少数派(マイノリティ)の大学院進学率を上げる政策について、自分たちの進学率の低下につながると考えている

      こんなこと書いてるが、実際に公式的にアジア系ってだけで入試の得点を減点してアフリカ系ってだけで加点したりしてるんだからそりゃそうだろと

      • 評価
  14. そら当然。じゃなきゃ努力や競争、マウンティングや争い起こってない。
    生命の本質は無限の選択肢の淘汰。平等なんて元より存在してないし、平等求めるなら生命作らずに石だけの世界が続いてる。

    • +9
  15. 平等こそ争いの火種になりそうやけどな。

    頑張っても、楽してサボっても、得れる物が一緒やったら 不満もたまるでしょうよ。

    何にしても結果によってそれ相応の対価が必要よ。やっぱ。じゃないと頑張ってるやつらのモチベ下がるで。

    実力社会にしていけばいいと思うけどな。 

    ちゃんと記事よんでないから頓珍漢な回答してるかもやけど。

    • +2
  16. 記事内の「白人」「ラテン」というカテゴリ分けが成り立ってないのが気になる
    この世にはラテンの白人たくさんいるんだけど
    「WASPとゲルマン系」と「その他の白人」じゃないの?

    アメリカの教育制度って得意分野さえできればOKだからなのか
    専門以外の分野について非科学的な分類を平気でするよね

    • 評価
  17. 人間がというより生物の本能でしょ
    自分の子孫を優先する、食料を取り合う、等々
    生物が完全なコピーでもない限り比較による争いは無くなり様がない

    • +10
  18. 日本の場合、自分の属するグループを勘違いしてる人が更に状況を悪化させてそうね
    本当はマイノリティ側に属してるのにマジョリティと思い込みたくてマジョリティに有利な方を支持してしまう人達

    • +7
  19. 10ある幸せを10人で公平に分けれる世界にするために必要なのは対等性
    猿山と同じ構図が人間社会

    • 評価
  20. そうやって上澄みの資産家が欲を掻いて開き直ってるだけの様にも思える
    「人」なんて大きな括りで正当化するのは一寸な
    大半の人は争いなんて望んでないのに直面せざるを得なくさせられてるんじゃないかな

    • +1
  21. まさに不平等は人間の本能ですね
    アイドルやインフルエンサーを崇拝するのも同じ心情です

    「差」は押し付けられているモノではなく
    実はわれわれが密かに望んでいるモノ・・・という事です

    • +6
  22. どうかなあ。

    例えば伝統的な共同体では、構成員の間の格差が極力均等になるように調整されるケースがある。きびしい環境下だと土地が集約されて格差がついていったりするんだけど、民俗学や人類学ではそうでない例も報告されてる。
    それはなんでかっていうと、そういうやり方のほうが共同体全体がうまく回るからよね。

    要するに、状況次第なんじゃない? ってこと。

    「人間は」ってでかい主語で語るのは、ちょっと解像度が粗くはないかね。

    • +6
  23. よく言われることだけど知識階層か否かの境目に知能が一定以上ある人は理解(論理)したことが自分で納得(感情)できるが一定以下だと納得(感情)できることしか理解できないって
    これが顕著にあらわれる実験だとおもう

    特にアメリカって一般層でも分数が理解できない人がめちゃくちゃ多い
    実際にあったことでテレビのCMで当社の洗濯機は他社の洗濯機と比べて2/3の電気代ですってCMバンバンながしていているのに売り上げがどんどん減っていくってのを専門家よんで調べた結果宣伝している商品の性能が他社より劣っていると誤認していることが初めてわかったってのがある

    • +1
  24. お金は有限リソースなんだから比べてるものがおかしくない??
    大学の枠も有限でしょ
    全員東大に入れてもらえるの?え?じゃあ入るわ
    ハーバードでもいいよw
    って言うのが無理な時点で「何を言ってるんだ?」状態なんだけど…
    間違ってるなら今からハーバード入れて欲しいんだけど

    • -2
  25. 能力が平等じゃないからね
    無能と超有能で差が出るのは当たり前
    カクサガーとか文句言ってる方がおかしい

    • -4
  26. 無能でも学校は通えて食うくらいは困らない日本はマシな方

    • +7
  27. 平等にしたら、アフリカとか中国の貧民よりの生活にしかならんぞ。

    • 評価
  28. 女性専用車両は法律上も契約上も全ての男性が乗れるよ
    国土交通省がそう言ってたわ

    • -6
    1. ※35
      勤務先について内部告発して名前の秘匿を希望していたにもかかわらず名前をばらされても、ばらした人はお咎め無なんだよ。

      法律万歳だね

      • 評価
  29. この実験だと
    「アメリカ人の認知の歪みは深刻ですよ」
    っていう話までしかできないと思うんだけど

    • +2
  30. 人権運動なんて「特権をよこせ」運動と化してるしね

    • +1
  31. 市場が成長すれば皆得、とかいう経済論が疑わしい。
    お金という数値を増やしても生産能力が向上していなければ実際に豊かになるわけじゃない。
    実世界のリソースをお金以外の方法で可視化する方法が必要なんじゃないかな。

    • +2
  32. ビョードーガーもね。
    俺にも特権よこせって言ってるだけ。

    • 評価
  33. 変な研究だと思ったら学生の卒論みたいなものなんだ?
    前提条件間違ってるよね
    有限のリソースを無限と仮定してるのが現実にローンとか組んだことない学生らしくて微笑ましい
    日本で一時期流行った全員受験なしで大学へ論争と同じだよね
    だったら全員東大京大に行くけどそんなに入れるの?で終わった論争

    さすが学生さんだけど1番怖いのは卒論レベルが全世界に公開される現代w

    • -10
  34. 藤子F先生がSF短編で宇宙人の目線から見た
    地球人の分析結果として描いていたな。
    時代を先取りしまくってるなあ。

    • +1
  35. 日本の行政は完全にこの思考に捉われてしまっている。
    データとして、日本のバブル経済期、公務員の給与中央値は民間のサラリーマンより100万円程度高かった。
    しかしごく一部の羽振りの良い業種を見た行政サイド(特に官僚)の人間は
    「相対的に自分達の立場が蔑ろにされている」と錯誤を起こしてしまった。

    そしてバブルが崩壊し、日本経済が低迷した後も
    「日本全体のパイを大きくする」のではなく
    「日本経済全体が沈下しても、相対的に公務員の方が優位な状況を維持したい」と言う発想から
    増税(民間市場の資金配分を減らし、行政側に資金を流入させる)と
    公共投資の大幅な削減(民間への歳出を減らし、行政側のプール金を増やす)を30年間継続して来た。
    このルサンチマンの極致とも言える政策の失敗の根底に、このゼロサム思考が横たわっている。

    • +1
  36. おかしいよなあこれ。
    > ある実験では、白人(米国では多数派)の参加者に、「2018年、白人の住宅購入者は銀行から3863億ドルの住宅ローンを受けた。一方、ラテン系は126億ドルだった」と説明した。

    多数派なんだから融資額も多いのは当たり前では?
    割合をきちんと示して、それでも少ないと説明するなら理解できるが。

    • 評価
  37. 一番を取ったり周りを蹴落としたりってのが楽しいからゲームが成立するんだよ。報酬系に繋がってる。ただ、それをゲームや仮想空間ではなく社会制度や現実空間でやってしまうから、ああ人類よ……ってなってしまうわけで。

    • +6
  38. 『カリフォルニア大学バークレー校博士課程の学生デレク・ブラウン氏らの過去の研究では、米国の高等教育で多数派(マジョリティ)を占める白人とアジア人は、少数派(マイノリティ)の大学院進学率を上げる政策について、自分たちの進学率の低下につながると考えているこたことが判明している。』
    これゼロサム?自分たちの進学率の低下につながると考えるとそうなん、当たり前の不安じゃないか、おかしな枠が前例になってるからだよ
    マイノリティの進学率が上がることは平等? 誰もが進学を考えるわけではし、進学することで金が稼げると思ってるわけでもないのに。

    ぜんぜんわからないよ。

    • 評価
  39. 平等といっても求めてるのは(自分の優位性を絶対に損なわない上での)平等だからなまぁ、そうなるな
    そんなものは絵に描いた餅でしかないのにそれでも平等を求めるから滑稽なわけで

    • +4
  40. この考え方を無くしたくないための論文としか思えない調査だな。

    人は平等性を求める生き物だよ。
    格差、じゃなくて差分を求める、が正しいだろ?
    そりゃ個体個体で差が有るのだから、当たり前。

    • -2
  41. これ系の論文って宗教とか思想とか生活バイアスが掛かるから読んでもあまり…って信憑性が、ね?

    あと
    実績を金で買う悪徳研究者による「ゴミ論文」が大量に生産されているという指摘
    ttps://gigazine.net/news/20220501-faked-paper-authorships/
    こう言う問題も起きているからちょっと簡単には信じないや。

    • 評価
  42. でも、「相対的貧困」とかの考え方って、これじゃないの?

    家があって 服があって 3食食べれて、
    蛇口をひねればお湯が出て、コンロを押せば火が点いて、
    冷蔵庫や冷凍庫で食べ物を保管しておけて
    お風呂に入って 布団で眠れて、
    200~300年前なら王侯貴族でもなかなか無理な生活していても、
    経済的理由で大学進学を諦めて高卒就職したり
    ほとんどの友達が持ってるゲームが買えずに仲間に入れなかったりしたら、“相対基準では”貧困になるんだろ?

    つまり、「最底辺」の基準が底上げされたら、
    今までの中間層は自分の絶対的裕福度が変わらなくても
    貧困になってしまうし、上位層の充足感も低下してしまう。

    • +1
  43. あーわかる、こういう話にぶーぶーぶーぶーうるさい奴らのことやろ?

    • -1
  44. そらそうだよね。
    みんな自分が上位になりたいしトクしたい。
    自分が平均以下だと思えば「平等にしろ=自分たちを今より上にしろ」と思うけど
    上だと思っていれば「みんな平等にされる=自分たちが上ではなくなる」から反対する。
    そしてだいたい金も権力も上位層の方が持っている。よって覆らない。

    • +4
  45. そもそも、最初から不平等の中に生まれる者に、平等を求める事自体がナンセンスなのでは?

    • 評価
  46. 例えば、途上国が豊かになったら各国で食料の取り合いがおき、食料品が値上りして贅沢に回せる金が減る。
    ならば自分の収入を多少減らしてでももっと格差を!
    という人は世間にありふれてるだろう。

    他にもゼロサムな事柄なんていくつもあるよね。
    記事の中だと例え話だけど、良い学校の枠は、中流層増えたら実際倍率上がるだろうし。

    • +2
  47. 人は本能的に敵を必要とするのか、という疑問にもつながる話だ。
    敵を必要とするならいつまでたっても冷戦も(熱い)戦争もなくならない。

    そして敵との縄張り争いの究極が核による威嚇。
    ソ連崩壊で冷戦がなくなり、NATOは自らの存在のためロシアを仮想敵にし続ける必要があったかもしれない。それが新しい冷戦であっても実際の戦争はしないのが暗黙のルールのはず。
    プーチンがそれを破り(熱い)戦争になったわけだが、核が(熱い)戦争に使われたら文明あるいは人類は終わるかもしれない。人類の築いた文明とは結局その程度のものだったということになる。
    プーチンがそこまでも突き進みそうで怖い。

    • +1
  48. 会社でアルバイトさん達に指示を出す立場にあるんだけどさ、
    社の方針で全員同じ時給なのよ。
    (昇給する時も一律同じ金額)
    でも能力がある人は沢山仕事してくれて、効率のいいやり方を考えてくれる。
    一方で仕事が遅くミスを繰り返し、何度言っても覚えない人もいる。
    でも賃金に差をつけることは「不平等になるから」禁止されてるわけ。
    これって本当に平等なのかね?

    • -1
    1. ※65
      無能有能言い始める奴は往々にしていじめ気質
      襟を正して気を付けた方がいいぞ

      • +4
  49. 金融政策についてならマクロ経済の金の流れなんて見えないし複雑だし、政治的な背景もあろうしゼロサムはないと言われても…
    ガラガラヘビの話はハ?ていう

    全く不条理なゼロサム思考なら、身近な人に偶然良いことが起きるのまで嫉妬する人とか 自分に何も影響ないだろうに…でもこれも一般的とは思わない
    あとは、学生時代家族に小遣いを貰っておきながら 「家族間でお金が回ってもな…」 と思ったことならあるw 
    これは内輪びいき?のゼロサム思考だよね?

    • -1
  50. 社会全体が豊かになったほうが個々の利益も増えるに決まってるじゃないスカ…

    • 評価
  51. 資本主義だと絶対に平等は実現できないしそういう価値観になる事もないしな
    例えばフードロスなんかは現代先進国なら現象だけならクリアできる問題
    しかし例えばそれが蔓延すれば「食事はタダで貰えばいいもの」という認識になり
    既存の食品流通業界は崩壊してしまう故に実現できない
    本当の意味での社会主義や全体主義は上手くいけば良いのだが
    「真に平等なあらゆる力の配分」が人間が介入する以上不可能なため
    一定の権力を持った政府や組織が腐敗して独裁状態になって
    結果的に全員が頑張る事を強いる資本主義よりも酷い事になる

    • +2
  52. 競争者を増やしたくないって心理が働くんスかね
    それなら全然理解できるな
    つまりすべての人間の所属を一つにまとめて競争相手という概念を破壊すれば平等が訪れると
    世界政府の樹立だッッッッッッ

    • 評価
  53. なんか断言してる内容の論拠が希薄な駄文に見える(笑)
    立ち位置や視点もブレブレで安定してない。

    人間の価値や能力なんてプラマイゼロだろう。
    能力を偏らせて特定の事の専門家になるか、何でもできる人間に成ろうとして中途半端に
    なるか、そんなもの。
    有限だから価値がある。無限にあるモノなんて価値は見出しにくい。

    • -2
  54. そもそも何でもかんでも平等になろうと思ったことがない。格差があって、不平等だからって、悪とは限らない。オレより頭のいい奴、金がたくさんある奴がいるように、オレも実は平等でなくていいと思っているよ。

    • 評価

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