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地球史上最大のサメ「メガロドン」は母親の胎内で熾烈な生存競争を繰り広げていた可能性

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(著) (編集)

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メガロドンの秘密に迫る/iStock
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 今から2300万年~360万年前に海を支配していた「メガロドン」は、全長15メートルの巨大な体に、3.4メートルという大口を持っていた地球史上最大のサメだ。

 しかし海の王者として生まれついたとしても、世界に君臨するためにはまず兄妹との熾烈な生存競争に勝たねばならなかったようだ。

 『Historical Biology』(1月11日付)に掲載された研究によれば、メガロドンの稚魚は母親の体内でまだ孵化していない卵を食い、もしかしたらすでに生まれた兄妹すらも殺めて、ようやくこの世界に誕生できたと考えられるのだそうだ。

メガロドンの脊椎から大きさを推測

 サメの歯は、一生を通して抜けては生え変わるというサイクルを繰り返しており、生涯の総数は4万本にもなる。

 それはメガロドンも同様であったらしく、海底で彼らの化石がたくさん発見されているのはそのおかげだ。

 ところが骨格は骨ではなく軟骨でできているために、ほとんどが残らない。そのために今、メガロドンについて知られていることは、あくまで歯から推測されてきたことだ。

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メガロドンの歯の化石/iStock

 ただし数少ないながらも、歯以外の部分も見つかっている。それは脊椎だ。

 アメリカ・デポール大学をはじめとする研究グループは今回、その脊椎に注目して太古の海の王者の実像に迫った。

 サメが成長するとき、脊椎にちょうど木の年輪のような層のような痕跡が残る。そこで島田賢舟教授らは、同一の個体のものだと考えられている15個の脊椎を、X線マイクロCTで解析してみた。

 その結果とこれまでの研究の知見に基づくなら、そのメガロドンが死んだときの体長は9.2メートルで、年齢は46歳だったと推定できるという。

 さらにメガロドンが生まれたときの大きさも推定された。出生時の大きさは2メートルと、メガロドンの稚魚はこの世に誕生したそのときから、ほとんどの人間よりも大きかったということになる。

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image by: DePaul University/Kenshu Shimada

母親の胎内で兄妹と生き残りをかけた熾烈な共食いバトル

 この巨大な稚魚は、メガロドンについてもう1つ重要なことを指し示しているという。それは彼らが胎生であるという可能性だ。

 ネズミザメ(あのホホジロザメもここに属す)など、現代のサメの中にも母親の体内で子供が育つ仲間がいる。

 そうした仲間の卵は子宮の孵化し、生まれた稚魚は母親の体内で未受精卵を食べて育つ(卵食性)。またシロワニ(同じくネズミザメの仲間)の稚魚などは、未受精卵だけでなく、どうにか孵化することができた兄妹まで食べてしまう(卵食・共食い型)。

 そして、どうやらメガロドンもこうしたタイプの生殖を行うようだ。

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iStock

過酷な自然を生き抜くための戦略

 お腹の中で兄妹を食らって生き延びねばこの世に誕生することができないのだから、生まれてくる子供の数は少なくなる。

 しかし、その代わり熾烈な生存競争を生き残った稚魚は、母親の体内から外に出た時点ですでに体が大きいという利点がある。過酷な自然を生き抜くための生存戦略だ。

 また今回の研究からは、メガロドンの寿命は少なくとも88~100歳はあっただろうと結論づけられている。理論上、500年生きたとしてもおかしくはないそうだ。

 こうした知見は、サメというグループにおけるメガロドンの位置付けを明らかにする上で役に立つとのこと。それだけでなく、現存する大型捕食者が海洋生態系に与える影響といったことを理解するヒントにもなるそうだ。

References:inverse / written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 28件

コメントを書く

  1. 現在の卵胎生のサメが同様にして生まれてくるって事はその時代から引き継がれているってことか

    • +4
    1. ※1
      今の鮫と全く変わらないか、あるいは生息環境で巨大化したり小型化してるのでは?と僕は考えてる。
      氷河期の現代は小さい固体しかいない(大型にならない)だけなのでは。

      • -1
      1. >>16
        えええ!!Σ(Д゚;/)/今、氷河期だったの?
        知らなかった💧

        • 評価
        1. ※18
          わかりやすいところを
           www.nihonkaigaku.org/kids/secret/iceage.html

          • 評価
  2. 新作慣用句
    「まるで生まれたてのメガロドンのような○○」

    • +2
  3. メガロドンはヤークトティーガーみたいなもんだね「強力ではあるが最良ではない」って言う意味で。

    • +2
  4. 生まれる前から世紀末とか草も生えない…

    • +8
  5. 個体としては生まれたときから生存をかけた戦いを生き抜き自然界で優位に立つ、という戦略だったとしても、結局は滅亡したというところに自然界の無情さを感じる

    • +12
  6. 興味深い話しだった。カラパイアの記事は勉強になるなぁ。どや顔で人に話すネタを色々仕入れる事が出来る。

    • +4
  7. わが子を千尋の谷に突き落とすライオンが生易しく見えてしまうほどの過酷な生き様。いや、生まれ様というべきか。

    • +5
  8. メガロドンの歯の化石、ミネラルショーで1万だった。満足です。
    30年位前に千葉の鋸山で5メートル位のサメの化石でてたな、、
    脊椎も残ってるやつ。多分今は千葉の中央博物館、、

    • 評価
    1. >>10
      モササウルスの歯は数千円だからな

      • 評価
  9. 漁師などの目撃報告が多数あって、実在している(生き残っている)可能性が高いUMAの一つだそうですね

    • 評価
  10. まさに他種に食われるより血の繋がった兄弟の血肉となれを地で行く

    • +3
  11. メガロドンを筆頭にサメの生活環境は深海から空中、果ては宇宙空間迄広大な領域に住み
    恐竜から人工衛星迄何でも食い火炎を吐き攻撃したりもする。ソースはシャークネード

    • -2
  12. 一匹を体内で育てる用に新しく栄養源つくるのも大変だから数匹生んで先に成長したのに食わせてしまえってやり方だと聞いた

    • 評価
  13. 熾烈な生存競争を生き抜いたメガロドンもステイサム兄貴には勝てなかった。

    • +1
  14. 自然は、どんな創作よりも壮絶だね
    というか明らかにやり杉で滅んでるよね

    • 評価
  15. 小型のサメに同じタイプいるけど、大変よなぁ
    同種でまず殺し合わないといけないなんて

    • 評価
  16. サメ類のクレトクシリナはティロサウルスを日常的に捕食していた模様

    • 評価
  17. レヴィアタン>メガロドン>モササウルス 

    • 評価
    1. >>25
      名前変えたりしても意味ねえぞ鉄格子
      自演しても現実は変わらない

      モササウルスはクレトキシリナ喰い殺して絶滅
      モササウルスはメガロドン喰い殺せるが逆はありえない
      モササウルスはティラノサウルス喰い殺していた

      • -3
  18. モササウルスはメガロドン瞬殺するわ
    ティロサウルスはクレトキシリナ絶滅させたしな

    • -3
  19. モササウルスはメガロドンに瞬殺されるわ
    ティロサウルスはクレトキシリナに餌にされてたしな

    • -2

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