この画像を大きなサイズで見るレバノンの首都ベイルートにある海岸通りのレストランには、ユニークな常連客がいる。オヴィ(Ovi)という名の白いペリカンは、去年2月に外洋で死にかけていたところを、レストランの店主と息子に助けてもらい保護された。
もとは野生のペリカンだったのだが、店主らにとても良く懐いており、毎日店に通っては、顧客たちを喜ばせているという。『N World』などが伝えている。
Meet “Ovi” the pelican, the picky patron of a Beirut fish restaurant
死にかけのペリカンを海で救助
ベイルートのコーニッシュと呼ばれる海岸通りにあるレストラン「アブ・ムニール」に、1日3回欠かさずやって来るユニークな常連客がいる。
ペリカンのオヴィだ。オヴィは、今年2月に同レストランの経営者アリさん(54歳)と息子オマールさん(17歳)が釣りに出た際に発見された。
海に浮かんでいたオヴィは、怪我した足から出血し、翼の一部は剥ぎ取られて折れ曲がり、泥だらけで酷い状態だったという。後でわかったことだが、熱もあったそうだ。
動物好きなオマールさんは、すぐにオヴィを救助し、地元の野生生物リハビリ救助団体『Lebanese Wildlife』へ連絡。同団体の助けを借りて、オヴィが元気になるまでしばらく父と一緒にケアすることにした。
この画像を大きなサイズで見るレストランでマスコット的存在に
オヴィという名は、「鳥の古い祖先は恐竜のオヴィラプトルだから」という理由で、オマールさんがつけた。
オヴィはこの半年間、アリさんのレストランで新鮮な魚をもらって徐々に回復。今では、気に入らない魚を貰うと、食べずに床に放り投げるちょっぴりわがまま癖もついたようだが、オマールさんたちにとても良くなついている。
普段はレストランから数メートル離れた漁師湾に住んでいるオヴィだが、恩返しのつもりなのだろうか?餌目的なのだろうか?
店の商売繁盛に一役買ってくれているようで、オヴィのかわいい姿を見たさに、大勢の顧客が訪れる、にぎやかな店となった。
ある日、地元のジャーナリストが食事をしていると現れたオヴィ。彼はそんなオヴィの姿を撮影し、Twitterでシェアした。
アリさんから餌を貰うオヴィを見たジャーナリストは、「数分間、世界が美しくなった」とツイート。
オヴィの存在は、地元メディアでも注目を浴びた。去年、最悪の経済危機に見舞われたレバノンは、未だ終わりが見えない苦境の真っただ中だ。それに加え、今年8月にはベイルート港での爆発事故により多くの人が命を落とした。
コロナのパンデミックも重なり、ベイルートでは経済的困難と社会不安が渦巻いている。そんな中、オヴィのニュースが人々の心を温かくし、小さな希望をもたらしたのだ。
しかし、アリさんとオマールさんは喜ぶ半面、複雑な心境を明かしている。
オヴィのことが注目されていますが、オヴィは今回復中ですし、ストレスを感じさせたくありません。
オヴィは、私や息子には背中や胸を撫でてもらいたがりますが、私らは他の人にはオヴィに触れないようにと伝えているんです。以前、オヴィのくちばしを無理やり開けて魚を入れようとした客がいましたから。また、過去には子供らに棒で攻撃されたりして、オヴィは子供が怖いんです。
犬や猫のようなペットではなく、オヴィは野生のペリカンですから、大抵の客は触れないように言うと理解してくれます。漁師や私たちはオヴィを可愛がって餌をいつも与えています。みんなでオヴィをケアしてます。
うまくいけば、飼いならされ過ぎることなく、野生として生きていける日が来てほしいとも思っています。
この画像を大きなサイズで見る悪意ある人間に捕えられた可能性も
できればこの先、オヴィが野生に戻ることを願う一方で、それはかなり困難だと話すのは、Lebanese Wildlifeのアレクサンドラ・ユーセフさんだ。ユーセフさんは、救助されたオヴィの様子にいち早く気付いた。
オヴィは救助された時、人為的に虐待を受けたとわかる酷い状態でした。おそらく誰かに捕らえられ、ペットもしくは剥製として闇市で取引される目的だったのでしょう。
オヴィを檻に入れずに、自由にさせてやることが理想的な状況ですが、ペリカンの羽は再成長するまで半年~1年はかかります。その間、餌を人間に貰い続ければ人に慣れきってしまい、もう野生には戻れなくなるでしょう。それに再び、悪意ある人間に捕まる可能性もあります。
ユーセフさんによると、レバノンは世界で2番目に重要な鳥の渡りのルートなのだそうだ。
同時に、レバノンはイタリア、エジプト、シリアと並んで、最悪といえる狩猟国だという。
多くの人が、レバノンでは動物を残酷に扱う傾向にあります。これは、1975~1990年の15年にわたる内戦の影響で、そうした文化が構築されてしまったといえるでしょう。
レバノンでは、未だ過去の戦争を引きずっている人も少なくありません。ですが政府は市民に何も前向きな解決法を教えませんでした。
とはいえ、アリやオマールのように動物や、自然、環境を愛する良い人は存在します。鳥や魚、木、海などの自然や動物は、生命そのものです。私たちはそれを理解して生きていく必要があります。
一方、オマールさんはこのように話す。
もし、悪い人間の手にかかっていなければ、オヴィは今頃野生として仲間と一緒にいられたはず。本当なら、店で餌を貰い続けるペリカンなどあるべきではないのです。
この画像を大きなサイズで見るオヴィにとっては、野生に戻ることが一番だが、果たしてそれは難しそうだ。
それでも、オヴィは今のところ毎日新鮮な餌を貰える暮らしを気に入っているようだ。
助けてくれたアリさんやオマールさんのことを慕っているようで、コミュニケーションを図るような仕草も見せる。
そんなオヴィの存在が、少なくとも苦境の人々の支えになり、笑顔をもたらしていることは事実だといえよう。
written by Scarlet / edited by parumo
















本人ならぬ本鳥が自発的に来てるならこのままでいいな
自然には戻れなくなるかもしれないが、状況が状況だからしょうがない。
もっとも動物って一時的に人間に慣れても普通に狩りはできると思うが。
できることなら
いつまでも幸せに
なおベイルート大爆発で現在は・・・・・・
※5
わああ(汗)、まじで今どうなってるの!?
アリさんもオマールさんも素晴らしい人だね。
オヴィはこの人たちに保護されて幸運だ。
虐めるのも人間
助けるのも人間
無条件で動物を保護する人って動物からしても特別な何かがあるのか普段懐かないような動物でもすんなり懐くよね
昔じっちゃの家で怪我したカラスを保護したら人ともワンコとも仲良しになってたけど完治したらいつのまにか野生に帰ってったらしい
向こうも保護されてる意図を理解してると思うよ
ゴーンを思い出す顔だが、日本人や韓国人や中国人の顔が西洋人から見て同じような顔に見えるようなものかな。
いや、しかし、ペリカンもデカいな←小並感
人に懐くと言ったらカッタくん思い出すなぁ・・・
人に介抱されなければ野生で死ぬが介抱されれば野生に戻れないという二択なら人と仲良く暮らしていく選択は正しいと思う
鳩に襲いかかってガバっと丸呑みする動画を見てからペリカンは怖いという意識から逃れられない
>今では、気に入らない魚を貰うと、食べずに床に放り投げるちょっぴりわがまま癖もついたようだが、
おい!www
足音ペタペタでスリッパ感ある
オレは 弁当食べてる飼育係の後ろからガバッと襲いかかって頭にフニュ~っとアゴ袋をかぶせる動画を見てからペリカンはオモロいという意識をガッツリ刷り込まれた
※16 ヅラを作る時の型取りみたいだよね、アレ。
ペッタペッタペッタペッタ(恐怖)
今どうなっているのか気になりますね。また続報が見れればうれしいです。
どうかお店の経営も順調でアリさんもオマールさんもオヴィも変わらず元気でいますように。
んー完全に野生に帰れなくなっても
ごはん食べに来て
放し飼いの鳥になれれば
そこそこ幸せなんじゃないかな
茨城のメヒコ思い出す
人間から食事を提供され、気に入らない魚は投げ出すなどわがままにふるまうオヴィこそが食物連鎖の頂点に君臨していると言えないだろうか。
ただ餌のために来ているだけ
ほんわかにしようとしても意味なし
ペリカンて何でも食べるし、餌を横取りするしで食にがめついイメージしかないな……
人間が一番残酷ですね。優しい人に助けてもらってよかったです。
ペリカンは結構自己主張が強い、、(笑)
>本当なら、店で餌を貰い続けるペリカンなどあるべきではないのです。
ここのコメントも「可愛いから良いじゃん!」って深く考えてない人多いけど。
このお店が閉店したら?客がまた怪我をさせたら?道路を渡る時に事故にあったら?
人に慣れすぎた野生動物は、危機察知能力が落ちるんだよ。
完全に野生に戻すか、完全に保護された動物園で管理されるか、でないとあって欲しくない結果になる。
動物保護団体の支援を受けながら個人で保護できるのは良いな
マジレスすると「オヴィ」の本当の意味は「卵」
オヴィラプトルのオヴィも卵のオヴィ