
母親を看病中に父親の霊を見たという娘 image credit: youtube
末期の肺がんを患っている母親を自宅に呼び寄せ、看病をしている娘がいた。自分の家族のお世話をしながら、母親を看病する日々は辛いこともある。心折れそうなとき、娘は、既に亡くなっている父親を思い描き、語り掛けることで安らぎを見出していたという。
母の様態が悪化し、命が幾ばくも無いことを覚悟したその日、娘は不思議な体験をした。打ちひしがれ、いつものように亡き父に語り掛けていたところ、それは起きたのだ。
Dad's Ghost Returns to Say Bye to Mum || Dogtooth Media
末期がんを宣告された母親
アメリカのテキサス州に住む3児の母ノーマ・ヴィラさん(55歳)は、10年前に愛する父レアンドロさんを失い、去年9月には母親のテレサさんが末期の肺がんと診断され、余命半年あるかないかと宣告された。それからは、ノーマさんは母親を自宅へ呼んで一緒に暮らし看病を続けていたが、診断から2か月経つ頃にはテレサさんの容態はかなり悪化し、歩行も困難なほどになってしまった。
余命いくばくもない母親の看病をしながら、自身の家族も支えなければならない。ノーマさんは心身の疲弊に襲われ、どうにも行き詰った時には、亡き父へ語りかけることで安らぎを見出していたという。
そんな時、彼女は奇妙な体験をした。
自宅ポーチのスイングベンチに現れた白い影
その日の夜、どうにも具合が悪く、死期を悟ったテレサさんがホスピスケア(終末ケア)について話し始めた時、堪えがたい悲しみに襲われた。
Counselling/pixabay
もうすぐ、母は逝ってしまう…大きな悲しみが母親の前で溢れ出しそうになる気持ちをグッと堪えたノーマさんは、気持ちを落ち着かせようと一旦話を止めて自室へと戻った。そして、いつものように亡き父へ語りかけていたところ、スマホに監視カメラから通知が届いた。動体感知機能により、何かがいることを検知したのだ。
映像を確認してみると、自宅のポーチエリアにあるスイングベンチに、白っぽい影のようなものが映り込んでいるのが見えた。

image credit: youtube
その時の様子を、ノーマさんはこのように語っている。
一瞬、猫か何かの動物が映り込んだのかと思いました。でもすぐに「もしかして亡き父では?」と思い、何度も繰り返し映像を見ました。その後、ノーマさんは映像を夫にも見せたそうだ。すると、夫は「これはきっとお父さんだよ。お父さんは、君が大変な時に励ましに来てくれたんだよ」と微笑んだという。
母にも見せたら、母は「きっとお迎えに来てくれたのよ」と言いました。その時、母の意識ははっきりとしていて、映像にある白い影を恐れている様子もありませんでした。
私は、母の言葉が何を意味するのかを尋ねられず、「そんなこと言わないで」とだけ言うのが精いっぱいでしたが、母は静かに微笑んでいました。

422694/pixabay
「母と自分を見守ってくれている父が会いに来てくれた」
ノーマさんによると、10年前に他界した父レアンドロさんは、生前スイングベンチに腰掛けて、外の景色を見ながら煙草を楽しんだり、ベンチに横になったりして寛ぐことが大好きだったそうだ。スイングベンチは、父のお気に入りの場所でした。夫が言うように、きっと父が私を励ましに来てくれたのだろうと、今は強く信じています。苦しい闘病の末、テレサさんはその3か月後に息を引き取ったという。
父だと思ってこの映像を見ると、安心した気持ちになります。父は、母と私を見守ってくれているのだなと思えました。
今は、亡き母も父と一緒に空の上から自分を見守ってくれているとノーラさんは話している。
Grieving daughter has revealed the eerie moment her 'dad's ghostly figure' returned as her mom lay dying of lung cancer / written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
個人的には心霊現象は無いんだろうなと思ってても、こうやって心が落ち着くなら有りだと思うし、自分の家族が会いに来てくれるならとても嬉しいのでこういうエピソード聞くとちょっと泣いてしまう...。お母様も最後に娘さんに看病してもらえた上に、先に逝ってしまった旦那さんが近くで待っていてくれると思えたのならとても幸せだったのではないかな。
2. 匿名処理班
スゴくほっこりした
きっと優しいお父様だったんでしょう
ノーマさんが他界される時にはご両親揃ってお迎えにきて下さるんでしょうね
ノーマさんの旦那さんも含めて温かなご家族で、羨ましい…
3. 匿名処理班
めっちゃ椅子しなってるが…時空が歪むほどの霊力なのだろうか((
4. 匿名処理班
そのへんにいたおっさんの地縛霊じゃないことを願う。
5.
6. 匿名処理班
>その3か月後に息を引き取ったという。
お迎えのわりに大分持ったな
7. 匿名処理班
私も幽霊でもいいから父に会いたい
8. 匿名処理班
カトリックの本山であるバチカン
ひいてはイタリアではほとんど悪霊払いなんぞ
やらないのにアメリカじゃ増え続けるらしいし
アメリカの人は迷信深いというか
悪く言うと思考が幼稚と言うか漫画っぽいね
日常にファンタジーがある感じだ
9. 匿名処理班
他人でもいいから眠ってる間にでも迎えにきて連れて行ってくんないかな
10. 匿名処理班
>スイングベンチは、父のお気に入りの場所でした。夫が言うように、きっと父が私を励ましに来てくれたのだろうと、今は強く信じています。
当人以外には知ったこっちゃない事象について「強く信じています」と言われたところで、「そうですね」以外にどんな言葉をかけてあげればいいのか、
僕にはわからないよ。
11. 匿名処理班
※3
ブランコだろう。
吊り下げている紐が見える。
というか、これだけ風が吹いていると
飛ばされてきたチラシか何かっぽい四角い紙にも見える。
12. 匿名処理班
母の生き霊かもしれんぞ。
13. 匿名処理班
>>1
私の親父が死んだ時は、2日間にわたって凄まじいほどの心霊現象があったわ。
死んだら無になるものだと思っていた。
母は大人しい人間だったから、死んでも何一つ起こらなかったけど。
14. 匿名処理班
レントゲンの話かと思ったら監視カメラのいい話だった
15. 匿名処理班
こういうのは遺される人亡くなる人が幸せなら放置で良いと思う
きっかけで宗教のATMになるとかだと止めるけど
16. 匿名処理班
母と交代で数か月間危篤状態だった父の付き添いをしていた。
夜間にせん妄から別人のようになってしまう父を宥めるのに疲れ果てた母が、亡き祖父に「もうダメです。どうか苦しまないように連れて行ってください」と涙を流しながらお願いしたら、父の枕元の壁が凄い音でバキッと鳴ったそうだ。
その音の後、一瞬正常に戻った父が「今親父が来ていた」と言い、直ぐにスヤスヤと静かに眠った。
穏やかに眠る顔を見て、母はとんでもない事を願ってしまった・病気のせいで別人になるのだからもう少し頑張ってみようと気持ちを入れ替えたそうだ。
死後の世界やお迎えについては真偽の程は判らないが、信じる事で心を回復させてくれるなら批判や否定はせずに、黙って話を聞く人間でありたい。
17. 匿名処理班
>>13
どんな心霊現象あったの?
気になるわ
18. 匿名処理班
左から来た羽虫がカメラのすぐそばでUターンしたように見える
19. 匿名処理班
霊能力者が写真を見たら、介護者の父親とは似ても似つかぬ化け物で、母親の魂が連れ去られて貪り食われてたらウケる。
20. 匿名処理班
>>6
お迎え見える人とかは大体そのくらいで逝くよ。たまにまだ行かねぇからあっちで待ってて?ってお迎え蹴って1年以上生きる人もいるけど笑
21. 匿名処理班
椅子に腰掛けているとしたら、もの凄い速度でサッ!と座って、凄く機敏な父ちゃんだったね
22. 匿名処理班
重病の父の病室に現れる霊のようなのを先に亡くなった母と思って涙ぐんでたら、父が亡くなる間際に「あれは母さんじゃない…」ってつぶやいたって怪談話をどこかで聞いた
23. 匿名処理班
光が半円みたいに縁どられてる。水滴か何かがレンズについていてそこに光が反射したのかな。はい、夢のないこと言ってすみません。
24. 匿名処理班
直ぐに、白内障の治療を受けなさい直ぐに