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過去に行っても歴史は大きく変わらない? バタフライ効果は存在しないことが量子タイムトラベルのシミュレーションで判明

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タイムトラベルのシミュレーション実験でバタフライ効果は起きないことが判明 / Pixabay
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 あなたはついに過去へとタイムトラベルする技術を完成させた。期待に胸を膨らませ、過去の世界へ。最初なのでほんの1分ほど過ごして、また現在に戻ってきた。ところがだ。どういうわけかあなたが目にした現在は、それまでのものとはまったく違うものになっていた。

 この歴史のバタフライ効果は本当に起こるのか?

 ある物理学者が量子コンピューターでタイムトラベルをシミュレーションしてみたところ、バタフライ効果は発生しないらしいことが判明したそうだ。

バタフライ効果とは?

 ブラジルの熱帯雨林にいる1匹の蝶が羽ばたいた。それによって生み出されたわずかな空気の揺らぎは、連鎖的な変化を引き起こして、やがてはテキサスで竜巻を作り出した――。

 実際に蝶が遠く離れたところに竜巻を作り出すかどうかは分からないが、この話はカオス運動の予測の難しさと初期値鋭敏性を表す寓話として気象学者エドワード・ローレンツが述べたものだ。

 こうした力学系のわずかな変化が、その後の状態を大きく変化させる現象のことを「バタフライ効果」という。

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量子コンピューターでタイムトラベルを再現

 バタフライ効果は、タイムトラベルものの映画やドラマにもよく登場する。過去に与えたわずかな影響が現在を大きく変えてしまうなんてことが本当にあるのかどうか、今のところ過去に行くことができない私たちには確かめられない。

 そこで、ロスアラモス国立研究所(アメリカ)の理論物理学者ニコライ・シニツィン氏らは、それを量子コンピューターのシミュレーションで試してみることにした。「量子コンピューターなら問題なく、時間の進化を逆にシミュレーションできます」と、シニツィン氏は話す。

 もちろん私たち人間やその歴史ほど複雑なものではない。それでも相関した量子状態でなる連続したシーケンスは、小さな変化がその後の未来に及ぼす影響を再現する上でかなり有効だ。

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量子シミュレーションでタイムトラベル実験 / Pixabay

過去の量子ビットを確定すると現在はどうなるか?

 シニツィン氏らが知りたかったのは、不確定な量子(ここでは重ね合わせ状態にある「量子ビット」)にもつれを作り出す相互作用を逆転させ、そこにバタフライ効果のタネを組み込んだら一体どうなるのかということだ。”その後”の未来は”元々”の未来と変わってしまうのだろうか?

 具体期にはIBMが開発した量子コンピューター「Q」を使い、論理ゲートにいくつものもつれた量子ビットを通過させ、その現在の結果を確定する。

  次いでそれを逆にシミュレーションして過去にさかのぼり、どこかの時点で一部だけを観測。こうすることで過去の量子ビットを部分的に確定してしまう。

 もし量子の世界にバタフライ効果があるのならば、再び現在へ向かってシミュレーションしたときに、部分的な変更はさらなら変化を生み、最初の状態には戻らないはずだ。

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iStock

量子ビットは未来を保存している

 ところが、このシミュレーションの結果、量子の世界ではバタフライ効果などないことが判明したという。

 研究グループの推測によれば、量子ビットのもつれた歴史は、すぐに撹乱されてしまうデリケートな変数の集まりなどではなく、正確に未来を保存している。過去への旅が複雑なものになるほど、量子ビットはすでに起きた未来の情報はそのままに、断固として元々の現在へと戻ろうとするのだそうだ。

 もちろん、現在の科学では過去に行くことなどできないが、少なくとも未来の人間がタイムスリップし、図らずも歴史を大きく変えてしまう――そんな心配はどうやらいらないようだ。

この研究は『Physical Review Letters』(7月24日付)に掲載された。

Phys. Rev. Lett. 125, 040605 (2020) – Recovery of Damaged Information and the Out-of-Time-Ordered Correlators
https://journals.aps.org/prl/abstract/10.1103/PhysRevLett.125.040605

References:sciencedaily /lanl.gov/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 104件

コメントを書く

  1. つまり歴史の修正力のようなものが働くということか

    • +28
  2. 日本人が命名は見つけたら風が吹けば桶屋が儲かる理論だな

    • +12
    1. >>4名古屋市だったらエビフライ効果かもしれない。

      • +5
      1. ※27
        正確にはエビフリャー効果だな。(タモリがいいともで名古屋弁を茶化しただけで誰も言わない)
        エビフライは名古屋発祥でもなんでもない。

        • 評価
    2. >>4
      小さな風がやがて大きな風になるという事で、風と桶屋は別問題でしょ。

      • 評価
  3. 過去へのタイムトラベルすらも織り込み済みだからな

    • +23
  4. 我々が従来考えていたようなタイムパラドクスは宇宙全体、あるいは地球単体にしても個別認識されるような物ではなく、池に石を投げ込むくらいではその石の素性やその後の池の状態には寄与しない、というくらいの事なのかもしれない。

    • +10
  5. 未来も確定しているのかそれとも現在のみが確定しているのか

    • +11
    1. ※7
      学者がシュミレーションで量子の動きを観測するように、この世界を観測できる世界(次元)があれば、我々の日常もまた「学者」的立ち位置のなにかによって観測可能な運動なのかもしれないね。
      我々の「今」はその瞬間で切り取れば確かに「今」だけれど、時間という連続する流れの一部にピンポイントで意識を合わせているだけなのかもしれない。
      個人的に、我々がいる世界は3次元のはずなのに、3次元に属さないはずの「時間」を認識できるって、すごい事なんじゃないかと思うんだよね。
      (1次元の世界のものは2次元を認識できないし、2次元のものは3次元を認識できないとされている)
      我々は脳に記憶というデータを保持することで、今と昔を比較し、それによって未来をも考える=時間を認識することを可能にしているけれども、その比較をしているものこそが「意識」なんだよね。すなわち、意識はこの実験における学者のような「観測者」にあたるものであり、意識は別の次元に属する(ことができる)ものなのかもしれない

      • 評価
  6. 量子「シニツィンさんが予定通り実験してくれました」

    • +8
  7. 例えばアインシュタインを産まれたときに殺したりしても変わらないのか?

    • 評価
    1. >>9
      それなら他の誰かがアインシュタインになるんじゃない?

      • -1
      1. >>41
        どっちかつうと、アインシュタインが成し遂げて歴史的に与えられる影響は既に確定している、感じかしら。
        無名の誰かや他の科学者が相対性理論やらを作るんだろうな。

        …本当かねえ?

        • +1
        1. ※61
          実際問題、歴史上の偉大な発明・発見でも
          その人がいなければ無いままだったかというと、
          その発見者だけが無からいきなり生み出した訳ではなく
          先人の先行研究を基に発展させた形だから、
          大半は、その人がいなくても、多少 年数は後になったところで
          同時代の別の学者が同様の発見をしていただろうと云われるし。

          例外は、ろくな高等教育を受けてないはずなのに
          「夢で見た」とか言って謎の公式を連発していった
          インドの魔術師ことラマヌジャンあたり?

          • +6
          1. ※75
            ラマヌジャンとかの謎に技術を発見した人こそが歴史の修正力によって得た知識を拡散したっていうファンタジーな考え方もできるな
            もしかしたらラマヌジャンの前に技術を発見するべき天才が何らかの原因で死んでいるのかもしれない…

            • +1
      2. >>41
        仮に全人類●したら代わりいなくね?
        可能かどうかは置いといて
        歴史の修正力にも限界ある気がする

        • +1
    2. ※9
      当然変わるよ、それはバタフライ効果ではないからね。

      • +2
    3. ※9
      蝶の羽ばたきくらいなら影響ないけどアインシュタイン殺害は蝶の羽ばたき程度では済まない重大案件だから歴史は変わると思う。

      • 評価
  8. つまり、いくつかの映画は話が成立しないと。

    • +1
  9. それが本当なら人生は運命論的なものになってしまうな。

    • +4
  10. 記事内容が正しい場合、ホーキング博士の遺言である多元宇宙論が当てはまる
    過去に行って異なる行動をしたら新たに別の世界線が生まれ進み、
    タイムトラベルする前に居た世界線はそのまま進み続ける

    • +8
    1. ※13

      のび太は地球の歴史上の最重要人物で、
      タイムパトロール法を曲げて保護している説が……。

      • +4
  11. 歴史の修正力ってこと?
    オカリン・・・

    • +2
  12. 世界線(誤用の方)が正しかったって事?

    • +6
  13. つまり、未来からやって来たと自称する未来人が、この先にどんな事件事故が起きるかを正確に言い当てられないはずが無いって事かな?
    うーん、未来人も生きにくい世の中になったもんだww

    • +4
  14. 通常の物理学とかけ離れた量子力学の世界の結果をそのまま当てはめることは出来ないと思うけどなあ

    • +5
  15. 要するに、

    バックトゥザフューチャー・・・負け
    ファイナル・デスティネーション・・・勝ち

    • +10
  16. 過去へ行けるって考えがおかしいと思わないのか

    • -10
  17. つまり、未来は最早決まっているということ…?

    • +2
    1. ※20
      正しくは「現在は確定していて、過去に戻っても修正や変更は出来ない」
      一度きまったことは覆せないんだな

      • -3
  18. いわゆる世界線の収束ですか?
    気になるのは量子の世界では何が些細なことで何が重要なのか…

    • +8
  19. シミュレーション上では文字通りに蝶が羽ばたいた程度の変化だと未来は変えられなかったって話かな
    あくまで例え話なんだからそりゃそうだろうよ

    • +6
  20. バタフライ効果そのものを否定している訳だな。
    つまりは誤差の範囲と。

    タイムトラベルした影響がバタフライで済めばの話だけど。

    • +2
  21. 結果が変わったのすら認識できない可能性

    • +10
  22. >具体期にはIBMが開発した量子コンピューター「Q」を使い、論理ゲートにいくつものもつれた量子ビットを通過させ、その現在の結果を確定する。
    >次いでそれを逆にシミュレーションして過去にさかのぼり、どこかの時点で一部だけを観測。こうすることで過去の量子ビットを部分的に確定してしまう。

    いうなれば、枝分かれした道を何度も適当に移動させ、目的地を決定
    その後特定の道の通行先を指定して同じことをすれば、これまでの理論上全く別の場所にたどり着く筈が、ついた目的地は同じでした
    って感じかな

    >過去への旅が複雑なものになるほど、量子ビットはすでに起きた未来の情報はそのままに、断固として元々の現在へと戻ろうとするのだそうだ。

    逆に言えば単純な結果であれば変わる可能性はあるという事か?
    ある日の気温を5度上げた結果、買い物に行く途中でジュースを買い、結果として買うはずだったテッシュのランクが少し下がるレベルの変化は起きうる筈。しかしテッシュのランクの低下が将来的な歴史に影響を及ぼすレベルでは無い

    複雑な場合はどうなるんだろう?
    ヒトラーを暗殺した所で、参戦国家と陣営に違いはあれど第二次世界大戦を阻止する事は不可能なのか?それとも参戦国家すら変える事は叶わないのか?
    それとも人類史からみれば第二次世界大戦の有無は戦勝国家・陣営の違いはテッシュのランクに等しい物であって、2500年人類滅亡(仮)と言う目的地への、変える事が可能なちょっとした道の枝分かれでしか無いのだろうか?

    • +4
    1. ※25
      この量子の世界の話がそのまま我々にも当てはまる場合、その日の気温を5度上げようが5度下げようが、すでに確定している未来に沿って最終的に手に入るティッシュのグレードは絶対に変わらないはず。

      ヒトラーの暗殺などは、全ての企みは自動的に失敗し戦争は確定している現在に沿って推移する。

      我々が不意に遭遇する不可解な失敗や不運、あるいは幸運や成功は、あるべき将来を実現させる強制力によってなされている。
      もしくは幸運や不運などなく、最初からそうなる様に決まっている。

      という救いの無い話が、この記事の内容なのかなと思った。

      • +4
  23. テッドチャン作の「あなたの人生の物語」で書かれていますけど、
    すべての物理の法則は、変分法で記載することができる。
    そこから得られる示唆としては、すべてのことはそれが起きる前に、結果が決まっていることになります。

    • +4
  24. タイムパラドックスとバタフライ効果は別物でしょ?

    • +21
  25. たとえば孫悟空さんはオレが未来からもってきた心臓病の薬で命をとりとめました……
    ですがオレのいた未来の世界ではやっぱり孫悟空さんは過去に心臓病で死んだ人なんです
    つまり助かった悟空さんがいる未来もあれば死んでしまった未来もあるんです

    • +7
  26. 過去とか未来とか時間の概念に縛られすぎなのかもしれない

    • +3
  27. 世界の歴史の荒筋は決まっていてそれに沿って配役されて荒筋通りに振る舞ってるってこと?

    偉業で歴史を作った様な偉人が歴史を作る前に暗殺されたとしても別の人が同じ偉業を行うってこと?偉人ってたまたまその人が先にやっただけで以外に同じ能力を持つ人はたくさんいるって事?

    • +1
  28. パラドゲーでいうとこの世はEU4ではなくEU2なのか

    • 評価
  29. タイムパラドックスと、バタフライ効果は、全く別次元のお話しです
    今回の実験で否定的見地がもたらされたのはタイムパラドックスであって、バタフライ効果ではありません

    そもそもバタフライ効果とは、『力学系のわずかな変化が、その後の状態を大きく変化させる現象のこと』ではありません
    初期値の差違が非常にごく僅かでも、拡大していく過程でずれ込んで極大的には”全く違う状態になる”というのを端的に表したもので、初期値そのものが変化を誘発させているわけではありません

    • +5
  30. 信長に光秀の謀反を知らせたとしても、歴史は変わらないということ?タイムマシンが発明されて、それに搭乗できたとして、真っ先にやりたいことはそれなんだけど。

    • 評価
  31. > 正確に未来を保存している。

    それはつまり、この研究者がシミュレートしたのは、
    過去に戻るのではなくて
    『「過去に戻った」という新規の事象(=未来)に進む』ということか。

    タイムスリップをパラレルワールドで説明するSFに似てるな。

    • 評価
  32. > 正確に未来を保存している。

    つまり、この研究者がシミュレートしたのは、
    過去に戻る行為のではなくて
    『「過去に戻る」という新規の事象(=未来)に進む』ということか。

    タイムスリップをパラレルワールド分岐で説明するSFに似てるな。

    • 評価
  33. 過去に行けない以上、全ては想像に過ぎない不毛な議論

    • -3
  34. よか分からんが、過去は撮影OKってこと!?

    • +1
  35. これは過去に行ってもバタフライ効果レベルの小さなことでは未来は大きく変わらないってことかな?
    逆に明確に歴史を変える意志を持って大きな介入をすれば改変は可能かもね。もしそれで変わるとすればパラレルワールドというか例の世界線の移動というやつが起きるのかな。

    この話は最新の超弦理論から予想されるパラレルワールド(世界線)の数、10^500(1の後に0が500個つく数)個の世界という膨大な数だけど無限ではなく有限な数と整合的に見える。バタフライ効果程度でいちいち世界線が枝分かれしていたら10^500個の世界でも足りないだろうから。
    また大きな介入をして歴史を改変しようとする場合で見ても、無限の可能性があるわけではなく、10^500通りの世界のどれかに収斂していくということかな?

    • +1
  36. 量子ビットという言葉がすでに分からない

    • +6
  37. 「未来を保存している」
    「すでに起きた未来」
    SF者としては、理屈抜きで
    これらの言葉にうっとりする。

    • +5
  38. 過去は行くだけで
    未来は戻るんだな

    • 評価
  39. うーん?
    この実験だと、「明確な変更の意思を持って逆の行動をした場合」のことには
    何も言えないんじゃないのかな。
    要するに、この実験だとひとつの水流の部分部分の流れを特定の動きに固定して、
    他を放置した場合は全体として変わらないように見えるってことに思えるんだが。
    過去にさかのぼって根本原因を変えるor無くしてしまうのなら(水流なら水源を絶つ等)
    バタフライエフェクトじゃ解説できない動きになるでしょ。

    • +1
  40. 未来が決まっているならそれは単なる数式だ
    もしそうなら人はそれを解き明かしてみせるだろう

    • +2
  41. もし過去に戻るという事ができたとしたらそれは自分が過去に移動したではなく
    自分は動かず過去を自分の位置に持ってきたと考える方が自然だと思う
    それならばその時点で過去ではなく現在となり、これから別の未来が切り開かれる
    100年前に移動した後、90年前に移動したとしたらそれは90年前なのではなく、
    現在を起点とした10年後に他ならない 親を殺したとしても自分は消えない
    なぜならそれは過去ではなく新しく生まれた現在だからである
    時間というものを絶対的な軸に置くという視点が前提にあるのが間違いだと思う
    各物体、各生物によって時間の流れ(化学変化や細胞分裂、感覚)の速度は違うのだから

    • +2
  42. 使ったモデルによると思うんだけどな
    コロナ感染者を2000年前に一人送り込むだけで十万人単位で亡くなるでしょ
    戦争中の国なら勝敗が逆になるかもしれない

    社会生活を送る一般的な人はかなり多くのウィルスや細菌を持ち歩いてると思う、その人がタイムスリップして、ただ街を歩くだけで万単位の死者が出る可能性なんてモデルに入ってないと思うんだよな

    • +1
  43. 結局つまるところ、
    しょせん量子論量子力学ってのは証明も検証も出来ない机上の空論でしかないのよ、どこまで行っても

    • -9
    1. >>52
      今あなたが使っている文明の利器も、それが作られるのに必要だった理論が発見・成立した頃は、その理論や法則は机上の空論だと言われていたんじゃないかな。
      証明や検証が出来ない頃から仮説が建てられて、後の時代にその正しさが証明された例だって少なくない。
      量子論や量子力学が机上の空論でしかないのかを決めるのは、
      今のあなたではなく未来の誰かだと思います。

      • +1
    2. ※52 ※79
      おいおい、量子力学の原理を応用した技術は、例えばレーザーや半導体やGPSを始めとして今やこの現代の情報化社会を支えるのに必須なんだぞ!?未来を待つまでもなく現代の我々が既に使いまくってるのにそれを机上の空論とか言っちゃうのってさぁ……鉄の塊である飛行機が空を飛ぶのは有り得ない!机上の空論だ!とか言うのと同じだぞ!?

      • +1
      1. ※95
        量子力学の原理を応用した技術を現在使っているからと言って必ず応用されるとは限らないからそれとこれとは関係ない
        確かに量子力学の全てを机上の空論と決めつけるのは間違っているけど、単なるシミュレーションであるこの件に関しては机上の空論でしかない事もまた事実

        科学というものは後から証明された時点からしか確かな事は言えない
        推測はあくまでも推測であってまだわからないという事実を受け入れるだけ
        ミネルヴァのフクロウは夕暮れに飛び立つ

        • +1
  44. この論文の著者たちは
    『”量子系では”バタフライ効果は存在しない』と主張してるだけだと思うんだけどな。

    この記事のタイトルだと『この世にバタフライ効果は存在しない』という、なんだかとてつもない誤解を読者に与えてしまっていると思うよ。リンクされてる元記事のタイトルもそうだけど、こと量子論に関わる発表にはそういう誤解を与えるような書き方が散見されてちょっとズルい気もする。誤解を与えているのに敢えて説明せず放っておくのは、まどか☆マギカというアニメに出てくるキュウべえというエイリアンみたいなやり方でズルいと感じるんだ。

    でも『それじゃあ量子系と古典的な力学系との違いは何なのさ』と聞かれても、おそらくほとんどの科学者にとっては未だに答えられなくて、だからズルく感じる現状も仕方がないのかもしれない。

    そんなもの明確だと答える研究者もたまにいる気がするけど、今のところたいていは間違いや思い込みでせいぜい特定の条件下でしか成立しない答だったりすることが多い気がする。

    この記事の研究が論文誌に採択されているのも、量子系と古典系の境界を決めるひとつの候補としてバタフライ効果の有無を挙げている点が長年の議論に一石を投じているからだと思う。

    そもそも量子力学を特徴づけている数式はシュレディンガー方程式にせよ行列表示にせよ線形なもので、そのままではバタフライ効果のようなカオスを生み出す非線形な現象を表現しようがない。

    非線形な力学系に対応原理で強引に量子論を持ち込めばめでたくカオスらしきものも生まれるけれど、世界線同士の隙間がプランク定数より小さくなると互いに干渉しあってしまい有限個の状態に収束してしまう。

    量子論でいかにカオスを議論するかというのは現代の大きなテーマのひとつでもあると思うのだけど…

    • +1
  45. 記憶とか認識の話だよな。両方(もしくは多数)の世界を同時に認識できないのなら、結局片方は絵空事という事だ。証明できないのに「俺は別の世界で人類を救った」などとほざく空想家になるだけの話で、たとえ本人が明確に体験したとしても、当の世界には何の意味ももたらさないんだ。つまり世界には影響しない。未来人がこの現世に来て先の出来事を言うだろ、で、当たれば「当たった」外れれば「外れた」ってだけの話で、外れたのを「そうなる未来を回避した」と言えるのは「そうなる未来」を過去の出来事として知ってる人だけだわな。過去に戻って子どものヒトラーを亡き者にしてたら第二次大戦は云々というのは、第二次世界大戦を過去のものとして経ている我々の世界の感想であって、大戦が起きてない過去とそれに続く別の現代の者の感想じゃないんだよ。そっちの現代の人たちからすれば「大戦ってなんぞ?」だから、歴史が変わったとかいう話じゃないのな。また、別の現代で過去の大戦が回避されたぞ!ってのを我々は認識できないので、こちらも歴史が変わったって事にはならない。こういうのは我々が創造主(または観測者)の目線である「物語」の世界では有効であるけれども、世界に内包されて結果を認知する事しかできない自我では証明できないのな。量子論ぐらいの微細な世界になった時だけ「観測者」として違う未来・・・というよりも予測値のブレが認識できるって話だと思うが、なんというか、崖から落ちてる人を停止させた(時間を止めた)ときに、その人が落ちているのか上がっているのかという判断は、通常の物理と過去の状況(崖から落ちた)を加味したら「落ちてる」と判断できるけど、止まった時間一点だけで見れば落ちてるとも上がってるとも言えず、止まっている状況で、その次の運動方向は未定なんだわな。でも、実際には落ちるんだ。とまあ、そんな感じだろうと。

    • -3
  46. 無知の考えなんだが、過去は既に決定しているので現在から影響を受けないのかなと。過去に行っても存在すら認知されないとか、または何か行動出来ても全て失敗するとか。
    未来は未定なので変える事は出来そうだけど。
    (自分自身は未来も決まっているとも思ってます。未来を選択したつもりでも既に決定している通りになっているだけと。)

    • +1
  47. その変化を認識するにはリーディングシュタイナー能力持ちの人員かそれともダイバージェンスメーターが要るのでは

    • +1
  48. >このシミュレーションの結果、量子の世界ではバタフライ効果などないことが判明したという
    つまり、現実の世界でのバタフライ効果について否定も肯定もされていない。
    仮に現実世界を量子コンピューターでシミュレートできたとしても、所詮は人間が作った計算機。観測方法も計算方法も人間が知りうる範囲でしかない。
    量子コンピュータにだってアキレスがいつ亀を追い抜いたかは答えが出せない。

    • +5
  49. 要するに隣町へ行く道が一度違っててもさして変わらんという事かね。けど、最初は小さくとも地球の裏側に行く頃は・・・一緒か(笑い
    だけどだよ、そこまでに通る町は明らかに違うわけで、やっぱり結果は変わってるんじゃないかと思うんだよ。

    • +1
    1. ※60
      だって道の話が町の話に変わってるからな

      • 評価
  50. 親殺しのパラドックスで再度やってみ?

    • 評価
  51. ここでドヤ顔で世界線って言ってる人はレールガンのことも超電磁砲って書きそう

    • -3
    1. >>66
      ※54で世界線て言ったヤツだが、確かにとあるシリーズも嫌いではないけどドヤ顔したつもりはないんだ気に触ったなら許してくれ。

      世界線て言葉はランダウリフシッツみたいな古典的な力学の教科書にも出てくる別にトンデモ科学やオカルトでもないちゃんと定義された言葉だと思うんだ。多体の力学系で言えば、変数の張る多様体の中で解の時間発展が描く軌跡、を一般的にそう呼ぶこともあると思う。

      バタフライ効果の出るような力学系は、初期条件の変化に対してその後の解の辿る軌跡が極めて敏感で、2つの異なる”世界線”に対して初期条件の差をどれだけゼロ近づけてもそれよりも速いスピードで後の軌跡の差異は発散してしまう。ところがここに不確定性関係を導入すると、初期条件の誤差をゼロに近づけていく段階でプランク定数が邪魔をして、2つの異なる解の軌跡同士が干渉しあい、離散的な有限個の解以外は存在確率がほぼ消えてしまう。

      この記事の論文の筆者たちも元記事の中で言っているけどこれは別にこの世にバタフライ効果が存在しないと言ってるのではなく、バタフライ効果の現れない力学系は量子性を保っているとみなしてよい、というひとつの目安に使える可能性がある、ということだと思うんだ。

      • +1
  52. ということは、ミライザーバンは、永遠に不滅ということか。

    • 評価
  53. 量子の世界のふるまいは現実世界とは分けて考えましょう
    この研究はあくまで量子の世界において、どうもバタフライ効果が無いかもしれない、という可能性を示したに過ぎない
    量子の世界では粒子と波動の二重性があるが、現実世界においてこれが無いことはご存じの通り

    • +1
  54. みくるちゃん「えぇ~!(≧0≦)」

    • 評価
  55. これ元記事のタイトルのせいだろうけど時間移動におけるバタフライ効果の話であって、廃人バタフライ効果そのものの否定じゃないのが紛らわしい

    • +1
  56. バタフライ効果は起きない可能が高いってだけで
    意図的に未来を変えることは出来るってことか

    • +2
  57. ふむふむ。
    記事読んで、コメント欄読んでわかったこと。
    興味はあるのに、
    自分にはなんのこっちゃかさっぱりわからんw
    誰かもっとシンプルに説明してくれまいか。
    おばかちゃんにもわかる言葉で・・・

    • +3
    1. ※76
      自分もよく分からんけど、何となく

      ・山に降った雨水が、斜面を流れ
       麓を下って河を成しながら海に達する道筋がある
         ↓
      ・上流の一箇所を堰き止めて、川の流れを変えてみる
         ↓
      ・変えた先の一部で途中ちょっと経路のブレはあったけど
       結局、大局的に見ると大きな変化は無く、
       麓の村や町では ほぼ同じ流路を通って海に出た

      …って感じのことなのかなと想像した。

      • 評価
  58. ここにコインが10枚あります。
    現在ではすべて表を向いていることを観測しました。
    そして過去に遡り、一枚だけ裏側にひっくり返し、もう一度観測してみます。
    すると、その一枚を除いてすべて表を向いたままでした。

    というような実験?
    バタフライエフェクトとかそういうのじゃなくて、もっと根本的な量子理論の話じゃないのか。量子一つ一つそのものは連続性と不安定な因果律を持たないというだけ。
    別段、不思議なことでもない気がするし、実験そのものの解釈が間違ってる気がするが…。

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  59. ただの丸の形をした人工知能を放置すると人と同じような選択肢を選ぶようになるという研究があったね

    • 評価
  60. バタフライ効果どころか過去に行ったとしたら別の現実が出来るだけだよ、多世界だから。親殺しのパラドックスも存在しない。別人だから。カク・ミチオはそう言ってるしそう思う。

    • 評価
  61. 決定論的世界観を否定するのが量子論だった
    その量子論を導入しても決定論なのは変わらなかったって話
    分かった?

    • -2
  62. 量子コンピュータってもうできてたんだ

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  63. 未来の人がタイムトラベルできるようになってるんなら、もう、とっくにあちこちに未来人が来てると思う……。
    まして、その辺のショボい一般人相手に特別なミッションとか、しないだろう。

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  64. 記者さん
    記事の根幹足る部分の文章が意味不明になってます

    >>不確定な量子(ここでは重ね合わせ状態にある「量子ビット」)にもつれを作り出す相互作用を逆転させ、そこにバタフライ効果のタネを組み込んだら

    ここ意味不明です
    相互作用は逆転しません。
    あるのは解消です。
    相互作用するか解消するか、です。

    量子を理解するのに最重要な部分で、
    記事の信憑性を決定づける致命的な部分と思われます。

    どうかご再稿を

    • 評価
  65. そもそもタイムスリップやらタイムトラベル自体が不可能なのに何を今さらって感じだけどな
    時間って物質の変化の経過に基準を設けましたってだけのもんでそれ以上でも以下でもねぇし
    タイムなんちゃらとか言っちゃってる時点で時間の捉え方がズレてるんだよ

    バタフライエフェクトもそう
    あらゆることに影響出来る臨界点があるっていうか例外もあるし細かくいうとめんどいんだけどな
    全ての事柄がドミノ倒しの如く後の大きな事象を招くんなら地球なんて当たり前のように毎日爆発落ちしてるわ

    • -4
  66. 粒子で構成されたものを“世界”と呼び、その粒子の移動を“時間”と呼んでいるだけなので、そもそも過去とか未来という考えが・・・
    覆水が盆に返ったとして、過去に戻ったわけではない。過去に似た未来に行っただけ
    とかいうのは野暮ですかね

    • +2
  67. ヒトラーが美大受かってても、大戦争は回避できんかっただろうな。
    英仏が弱腰なのは確かだし、協商国が恨み骨髄だったし、ロシアは革命でソ連になり軍はボロボロ。
    ユダヤ虐殺はごく小規模になったかもしれないが。

    • 評価
  68. いい加減根本的な所から誤解してる解説やめろ
    元の方は何も変えてねーんだよ

    • +1
  69. 蛇口から水が流れる、不規則なうねりを伴って。
    でも確実に水は上から下に向かって流れてる。

    • +2
  70. みんな勘違いしている、重要なのはバタフライ効果が無い事じゃなく、量子ビットは過去未来の情報を変質させないって事だ。

    • +1
  71. オレがタイムトラベルで過去に戻って○○をできたとしても、オレの戻る未来では過去に〇〇はなされてない、って可能性があるって事よな
    まさにドラゴンボールのトランクス

    • 評価
  72. こういう話は面白いね興味深いわ
    つまり過去へ飛んで偉人Aを抹殺して帰ってきたとしても、偉人Aが亡くなった過去は確かに作られるが、修正力によって偉人Aが成すべきはずだった事は偉人BやCといった他の誰かが成すことになるから、結局どう頑張っても未来は変えられないってことよね

    • 評価
  73. 量子コンピュータっていつ完成してたの

    • 評価
  74. タイムトラベルは主観的なもの
    行えば二度とこの世界には戻っては来れず、残された者の視点だとただ消えただけ

    • 評価
  75. そもそも時間とは人類が作り出した概念に過ぎず時の流れすら存在しないという考えすらあるくらいだし

    • 評価
  76. 過去も未来も実態は存在しない”可能性がある”からだろ。
    この世が50%の仮想空間の方ならいくらでも書き換えられるしなんなら全存在に気づかせずに書き換えることも可能だ。
    仮想空間の住人がそれを知れるかどうかはプレイヤーや製作者達の様子次第。
    現時点の科学なんてもんも所詮ゲームの中のキャラクターがあれこれ言って解釈してるかプログラム通りに動いてるだけ。
    (そもそもこの世界の科学というものもクリエイターの作った世界とその物理法則に住人が反応しているだけの現象に過ぎない。
    それが”意図通り”なのか”面白いもの”なのかは”あちら側の真の世界”に居るプレイヤー達に実際に会わせて貰って確認するしか方法はない)
    しかし仮想空間でないのであれば残念ながら過去には戻れないし未来にも行けない。天国も無ければ地獄も輪廻も神もプレイヤーもクリエイターもいない、
    死後にあるのは悲しい無の世界だけ。自力かあるいは他力(他の宇宙人と連携する)で科学技術を短期間に高度に発展させて、
    過去に戻れたらいいなとか未来に行きたいなとかどうでもよくなるレベルの発展水準に行けばしばらくはそんな事を考えなくてもよくなる。
    当分の寿命(最低でも1000年以上は欲しい)と外宇宙からの脅威の心配が無くなり仮想世界を作り楽しむ側になれば少なくともこの世界の未熟で野蛮な問題の99.99%は解決する。
    しかしさっき言った通り、もし白の方なら”イベント”も十分あり得る。よってそれを信じることも必ずしも悪い事ではない。ありもしないような出来事が現実になり科学も奇跡も結局は同じものだと気づく。
    強大な科学の力が必要になるのは残念な黒の方の世界。しかし結局維持しているのはやはり仮想空間だろうがそうでなかろうが科学だ。科学に不可能はないよ。人間の想像の付く事なら大概は再現できる。

    • +1
  77. ちょっと話が良く分からない。
    さらりと「過去にさかのぼり」と書いてあるが、その方法はなんだろう?

    • 評価

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