
2か月ぶりに飼い主と再会できてうれしいロバ image credit:baldomerayyo/Instagram
3月からコロナによるロックダウン(封鎖)状態だったスペインが、ようやく段階的緩和措置へと移行した。2か月以上も大切な家族の一員であるペットのロバに会うことができなかった男性は、ロバが放されていた農場へと駆け付け、やっと再会できた。
涙を流して喜ぶ男性に応えるように、ロバも鳴き声をあげた姿がSNSでシェアされると、多くの人の心を震わせた。『Metro』などが伝えている。
Man Reunited With Donkey After 2 Months
ロックダウン中離れ離れになっていた飼い主とロバ
スペイン南部のアンダルシア州マラガに住むイスマエル・フェルナンデスさん(38歳)は、ロバを飼うことをずっと夢見てきたため、2年前に父親のアントニオさんが退職した時に1頭のロバをプレゼントされ、大喜びした。家族所有の放牧場で飼い始めたバルドメラ(5歳)と名付けたそのロバを、イスマエルさんは家族の一員としてとても可愛がってきた。
ところが、新型コロナウイルスの影響でスペインがロックダウンに入り、イスマエルさんは自宅から出ることが叶わなくなり、放牧場にいるバルドメラとも会えなくなってしまった。
放牧場はイスマエルさんの自宅からは結構な距離にあり、イスマエルさんの代わりに兄が農村の村に滞在してバルドメラやその他の家畜の世話をし続けていた。
会えない間、兄がバルドメラの世話をしてくれていることを知っていたイスマエルさんだったが、バルドメラはどうしているだろうかととても気になり、会えない寂しさを募らせていた。
ロックダウン緩和後、2か月ぶりの再会叶う
3月から続いていたロックダウンがようやく緩和された5月18日、イスマエルさんは2か月以上も会っていなかったバルドメラに会いに放牧場へとやって来た。イスマエルさんは、バルドメラを飼うようになってからこんなに長い間会わなかったことがなかったため、バルドメラはもう自分のことを忘れてしまったのではと少し不安になっていた。
スマートフォンのカメラを回しながら放牧場に立ったイスマエルさんは、「バルド〜」と呼び掛けてみた。
すると、遠くにいたバルドメラが声を聞きつけ、ゆっくりと丘を上がってくる姿が見えた。

image credit:Ismael Fernandez/Facebook
バルドメラは、イスマエルさんをちゃんと覚えていたのだ。自分のもとへ一直線に来てくれたバルドメラを見て感激したイスマエルさんは、思わず涙声になりながら、バルドメラの頭を撫で、再会の喜びを言葉にした。

image credit:Ismael Fernandez/Facebook
バルドメラも、まるでそれに応えるかのように鳴き声をあげ、うれしそうにしている姿が動画に捉えられている。イスマエルさんがFacebookでその動画をシェアすると、たちまち拡散。多くのユーザーらの心を温めることとなった。
バルドメラのアカウントでインスタグラムも開設
SNSでの反響があまりにも大きかったことから、イスマエルさんはバルドメラのアカウントでインスタグラムを開設し、仲良しツーショットなどをシェア。ロックダウンが段階的に緩和されたことで、ようやくバルドメラの世話をすることが可能になったイスマエルさんは、インスタグラム内で「動画内では自分が泣いている声も入ってしまったが、恥ずかしいとは思っていない。だってそこには家族に対する無条件の愛が溢れていたから。再会できた瞬間は、今までで一番感動した」と綴っている。
written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
日本からしたら、こんなに広くて全然人がいない所にも行っちゃいけなかったんだね…
2. 匿名処理班
むせび鳴き、と言うか。ロバの普通の鳴き声はこんなのだよ。
飼い主と会えて甘えたしぐさをして喜んでるのには違いないけどね。
3. 匿名処理班
ロバも、だけど馬も牛も感情豊かな動物。
コロナウイルスで自粛を2ヶ月し、昨日久々に出勤したら馬と仔牛の甘え方が半端なかった。
彼もロバに早めにまた出会えて良かった。
4. 匿名処理班
良かったねぇ
しかしロックダウン中だと自分ちの牧場すら行けなくなるのか…
誰とも接触せず社会的距離的にも危険を感じないし解放空間なのに
何が何でも外出禁止なのがロックダウンなんだな
5. 匿名処理班
えいいああ観てるこちらもむせび泣き
6. 匿名処理班
なんでやろう、嬉しくてたまらなくて泣いてるように聞こえる、不思議。
7. 匿名処理班
泣かないんだぞバ〜ロ〜。(ロバの方が飼い主からもらい泣き)
8. 匿名処理班
ロバの目がかわいすぎる
9. 匿名処理班
言葉わからなくても伝わる
10. 匿名処理班
涙でた
11. 匿名処理班
ええなぁ、種族の違いなんて全く関係ないね
12. 匿名処理班
※2
YouTubeで「ロバ 鳴き声」でググったら、他のロバも本当にまったく同じ鳴き声だったわ…
デフォルトでむせび泣き声なんだな
13. 匿名処理班
なんていうか……濃いな!イスマエルさん!
あと、基本的にはイスマエルさんの父ちゃんが正式な飼い主ってことでいいんだよな?
14. 匿名処理班
チューバッカみたいw
15. 匿名処理班
結婚したい。
16. 匿名処理班
駄馬・マイロード
17. 匿名処理班
想像以上に泣いてて、もらい泣きしたわ。飼い主さんまで泣いてるし、ずるいわ。
18. 匿名処理班
※16
今、愛、胸に抱いて
19. 匿名処理班
たしかにロバってこんな鳴き方だけど、もっと声でっかい気もする。思わず指で耳栓するくらい。あと、たぶんバルドメレラなんだな。
20. 匿名処理班
ロバかわいいなぁ・・・
21. 匿名処理班
ロバ飼いたい
22. 匿名処理班
クロちゃんに似ているような
23. 匿名処理班
ロバは「おひさ!」ってぐらいのノリっぽい
24. ワニさん
ワニさんも広大な大地独り占めして
パリカ〜ル飼ってまたがり自由に闊歩するのが夢ワニね
25. 匿名処理班
こういうのによわいからやめろ!!!!
26. 匿名処理班
愛されてますね
27. 匿名処理班
よかったねぇ(´ω`)
28. 匿名処理班
ケ・パサ
元気だったか? なにしてたんだ?
みたいな感じ
29. 匿名処理班
>>23
なんか笑った
30. 匿名処理班
>>26
確かに
愛情の深さ感じる映像です。
この方たちがこのまま幸せであればと祈るばかりです。
31. 匿名処理班
>>3
ホントに良かった!!
32. 匿名処理班
>>10
俺も…
33. 匿名処理班
※1※4 2ヵ月間、自分の牧場だけで行動が完結できればいい
けど、実際は食糧やガソリンなど買いにいけば接触があるよね。
日本でも他県ナンバーというだけで張り紙されたり、
石なげられたり、針のムシロ。里帰り出産すらできない。
34. 匿名処理班
※2
「ロバとしては普通の鳴き方」・・・いいじゃないか。
私は動物園や牧場ではただおとなしくひと声も発しないロバしか見たことなかったから嬉しいと本来はこんなに鳴くんだな、と驚いたよ。というかむせび泣いてるのは飼い主の男性だよね(笑)姿が見えた瞬間からボロボロと男泣き。もらい泣きしたわ。
35. 匿名処理班
素晴らしいな、気持ちが通じ合ってる姿がはっきりわかる。
互いの事が大好きなんだね。
36. 匿名処理班
※2
こういう無粋な追加情報好き
37. 匿名処理班
※36
上げてんのか下げてんのかw
38. 匿名処理班
※33です。ソースはしんぶん。
39. 匿名処理班
※38
仮に結構な距離ってのが車で片道2時間だったとして、一人きりお弁当持ってロバにだけ会うのなら問題ないはずなのにって話と、東京の妊婦さんが感染者ゼロの県で里帰り出産ってのは別物だからここで引き合いに出すことじゃな気がする
日本は自分の山でソロキャンプみたいなことは許されてるでしょ
40. 匿名処理班
写真がめっちゃ仲良し感あるw
41. 匿名処理班
33歳の時でも夢がロバを飼うことって言うのがこの方の純粋さが表れているなぁ。
33歳の時の自分はもっと現実的な夢(経済的だったり、金銭面だったり)だったと思う。今でも、、、。心が汚れてるなぁと自分が嫌になった(涙)
42. 匿名処理班
よかったねぇよかったねぇ泣
お互い大事に想ってるのが伝わったー
43. 匿名処理班
飼い主もロバもかわいい
44. 匿名処理班
泣かないジャンと思ったら急激に鳴いて感動した
45. 匿名処理班
※39 ???みなパンデミックで困ってる、という点では同じでは?
46. 匿名処理班
動物からしたらウイルスが〜とか事情わからないからね。捨てられたとか殺されてしまうかもとか不安だったのかもしれない。飼い主見て駆け寄って来るのが可愛いね。早くまた一緒に暮らせるようになればいいなぁ。
47. 匿名処理班
ま、「普通に」喜んでくれてるってことだべさ。そったら難しいことオラにはわがんねえ。
48. 匿名処理班
何だろう。目から滝汗だよ。
言葉は分からないのにね。
泣いている意味は理解できる。
49. 匿名処理班
というか、人がほとんどいない山間の田舎で外出禁止とかおかしくね??
しかもこれ、敷地内(日本でいう自分の農地)だろ?
屋外に一切出ちゃダメってこと??
だとしたら、スペインのロックダウンは信じられないほどファンタジーだったようだ。
50. 匿名処理班
※3
素敵
何の仕事なんですか?
51. 匿名処理班
飼い主に似るというが
そっくりの潤んだ瞳と長い睫毛にワロタ
52. 匿名処理班
※45
貴方は文章を読むのが得意ではないようだ
53.