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肌の色が違う男性からの両手移植手術を受けた女性、手の色が自身の色に変化(インド)

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(著) (編集)

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image credit: youtube
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 交通事故で両手を失ってしまったインドの女性が、両手移植手術を受けたのは今から3年前のこと。男性から女性への手の移植としては、世界で初のケースだと言われている。

 その後、リハビリを経て徐々に回復した女性に、顕著な変化が現れた。移植した両手の色は暗い肌のトーンでがっしりとしていたが、日を追うごとに女性の肌の色にだんだん近づき、指がしなやかになり、ほっそりした手になってきたのだ。

 最近、この希少なケースを報告した専門医は、「原因についてははっきりとしたことは不明だが、おそらく女性ホルモンが変化に繋がったのでは」と述べている。

Asia’s first upper arm double hand transplant performed at Kochi hospital

2016年の交通事故で両手を失った女性

 シュリヤ・シッダナゴウダーさん(21歳)は、2016年にプネーからカルナータカ州にあるマ二パル工科大学に行く途中で交通事故に遭い、両手を失った。

 激しい損傷だったことから、医師はシュリヤさんの手と前腕両方を切断する以外に選択肢がなかったという。

 怪我からの回復に1年ほどかかったシュリヤさんは、その後アムリタ研究所を訪れ、両手移植に登録した。

 同研究所の待機リストには、アフガニスタンやバングラデシュなど他国の患者を含め、約200人が登録していたが、奇跡的にもシュリヤさんが登録した同日である2017年8月19日に、ドナーが見つかったと医師から連絡を受けた。

事故で他界した男子学生の両腕を移植

 インドでは多くの人が義肢をつけているが、多くの家族が愛する身内の外観を損なうことに恐れを抱いており、移植のために四肢を病院で提供する人はほとんどいないそうだ。

 しかし、あるカレッジに通っていた当時20歳の男子学生の両親は、オートバイ事故で息子が脳死と宣告された時に、「臓器を提供することで他の人達により良い、幸せな生活を送ってほしい」と望み、臓器提供に同意。

 その男子学生の両手との適合性が完全にマッチしたシュリヤさんに、医師はすぐ移植手術を行った。

 患者が若いということと、男性から女性への手の移植は前例がなかったことから、医師らには多少の躊躇があったものの、若いシュリヤさんが新たな両手を得て、元通りの人生を歩めるようになることが何より重要だと思ったようだ。

 13時間に及んだ手術では、20人の外科医と16人の麻酔チームが参加。最初に、シュリヤさんとドナーの手の骨、次に動脈、静脈、筋肉の腱を結び、最後にドナーの手の皮膚をシュリヤさんの腕の皮膚に縫い付けた。

 手術後は、ケララ州コチにて半年間、集中的に理学療法を受け、体を新しい手に慣れさせた。

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 末梢神経の発達には時間がかかり、手の感覚は毎日少しずつしか改善せず、移植直後はかなり重いと感じながらも懸命にリハビリをこなしながら、新しい両手に徐々に慣れていったシュリヤさん。

 そんな中、本人や家族がある変化に気付いた。

移植した手の色や指の形、長さが変化

 毎日、娘のリハビリをサポートし、新しい手を見続けて来たシュリヤさんの母は、過去4か月間で、移植された両手が娘の細い腕に合わせるかのように、脂肪がゆっくりと溶け、重みが失われていること、指が女性のそれのようにしなやかになり、手首もずいぶん細くなっていることに気付いた。

 更に、最も顕著な変化はその色だった。移植直後の手はシュリヤさんの肌の色よりも暗いトーンだったが、日を追うごとにシュリヤさん自身の肌の色のように明るくなってきたのだ。

 その原因については、手術を行ったアムリタ研究所の医師は次のように述べている。

インドでは手の移植自体が非常に稀であり、特にこのケースはインドで男性から女性への手の移植手術に成功した初の症例とされています。

今の段階では、正確な調査をしていないのではっきりとした理由はわかりません。おそらく、女性ホルモンが変化に繋がったのではという推測のみです。

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新しい手で再び社会性を取り戻したシュリヤさん

 最も大切なのは、シュリヤさんが移植された手によって、事故前のような普通の生活を再び取り戻せることだ。

 事実、現在プネーのファーガソン大学に通っているシュリヤさんは、前学期には新しい手を使って試験用紙に文字を書くことができたそうだ。

 事故直後は、心身ともに激しく落ち込んだというシュリヤさんだが、今は新しい手と社会性と笑顔を取り戻している。

 3つの神経のうちの1つと指の筋肉は、まだ完全には機能していないが、これまでの回復が劇的な進歩を遂げているように、今後もリハビリを続けていくことで、自分の手としてより一層しっくりと快適に感じる日が来ることをシュリヤさんは願っている。

References:The Indian Expressなど / written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 49件

コメントを書く

  1. 完全に適合したからこそ彼女に合わせた色や姿になってたんだろうなあ
    人体と命の神秘ってすごい

    • +63
  2. つまりヒュームの腕を貰ったリンダもあのまま何年かすればリンダの手のサイズと色になったのか

    • +9
    1. ※2
      ネタにマジレスもなんだが、色は同じになって来たが大きさと形は近づいて無いっぽい。今でも大きく男の指と手だった。骨格の変化は難しいのかもしれない。もしくは数十年かかるか。

      • +6
      1. ※15
        骨の細胞の入れ替えは年単位だからそうだろうねぇ

        • +6
  3. ブラックジャックの寿司職人の話みたい。

    • +60
    1. >>3
      虚構が現実になった感
      あと、現実だとタカシの皮膚はブラックジャック先生の皮膚と同じ色になるんだなーと思った

      • +26
    1. >>4
      同じこと思った
      アムリタパワー凄すぎ

      • +4
  4. 俺が移植してもらった腕はアダマンチウムの
    爪が出てきて空中にSNIKTっていう字が
    浮かぶんだけど…。

    • -7
  5. メラニンの発生場所や量を決めるのはどこなのか

    • +35
  6. え、てことはフランケンシュタインの怪物の継ぎ接ぎボディは実際には・・・と思ったけどあれは全身が死体だからまた違うか。

    • +8
  7. 腕を繋げば移植先の形になる
    じゃあ例えば脳を他人の体に移植したらだんだん脳の持ち主に似てくるんだろうか
    脳の持ち主は右利きで、身体の持ち主は左利きだったらどっち利きになるんだろう

    • +12
    1. >>10
      女性ホルモンで女性の形になってきただけでこの人の形というわけではないだろう
      脳が女性のもので男性に移植したのに女性ホルモンを出し始めたってパターンが近い発想なのかな?

      • +10
    2. ※10
      ジョナサンの体を乗っ取ったDIOを思い出した
      あれはジョナサンの肉体そのままだったけど、しばらくしたらジョナサンの要素なくなって、昔のディオの頃の体に似てくるのだろうか

      • +14
      1. ※13
        かもしれんね。
        DIOの子供も、最初と思われるジョルノはジョナサン似で、後の奴らは(少なくとも性格は)DIO似だったし。

        • +3
  8. すごいなぁ。素晴らしいなぁ人体の神秘って。
    体の秘められた力とか医療の発達もすごいんだけど、
    移植された腕が彼女に寄り添っていくような、
    「あなたの力になりましょう」という感じが、
    とてもエモーショナルであたたかく感じる。

    • +19
  9. 事実は小説より奇なり だな
    これが可能なんだから烈から克巳への腕の移植も無理筋じゃなかったな

    • +2
  10. 3つの神経のうちの1つと指の筋肉は、まだ完全には機能していないが・・・?
    不完全ながらも他の神経と筋肉が機能してるのがもう凄い!!!
    医学の進歩って凄いなぁ。

    • +11
  11. 移植は適合性がとても大事で、上手く合わない人から移植すると、免疫抑制剤を一生飲み続ける必要があるので、ちょっとした細菌やウイルスが生命を脅かす事がある。
    免疫抑制剤でも抑えきれないほどの拒絶反応があると、再移植なども必要になる。
     
    移植手術の登録した当日に、完全に適合するドナーが現れたのは奇跡のような出来事。

    • +20
  12. 心臓移植したら食べ物の好みがかわったりする話も聞くよね
    元の持ち主が好きだった食べ物だったりするらしい

    • +9
  13. そうか、私の指がこんなに短くて太いのは、女性ホルモンが足りないのか……。

    • +7
  14. なんで移植待ちの人がたくさんいたのに人種(?)も性別も違う彼女が選ばれたんだろう

    • +5
    1. ※27
      骨髄移植のドナーをした経験からの想像だけど……
      おそらく、移植で問題になるのは免疫系の話なので、免疫問題が最も発生しにくくマッチする体質だったのではないかと思います。
      骨髄移植だと白血球の型が何種類かあってそれらが全部マッチすることは非常に少なく、マッチしないのが少ないほど免疫問題が起こりにくいらしいです。よって、順番を飛び越えるくらいマッチしたのではないかと。

      • +26
  15. 某無免許医のアイデンティティ消失の危機

    • +5
    1. ※28
      いや、下手だが寿司を握れるレベルまで行けたから、やっぱりモグリの医者は最高だよ。この娘はまだペンを握るので精一杯(それでも素晴らしい事だが)。迅速な手術と勘が無いと無理。と言うか数百の神経を全て完全に繋げるのは人力では無理だから、強引に繋げてからリハビリで修正していくらしい。配線を逆に繋げてても逆配線で動かす習性を付ければ問題無いって凄いよね。

      • +4
      1. >>31
        習慣付けてもいざって時にバグりそう

        • 評価
    2. >>28
      某御大が生きていたらそのへんの情報をアップデートした作品が見られたろうな

      • +6
  16. 肌の色に関しては男性が日焼けしていただけで元の色は女性と近かったんだと思う

    • +6
  17. 腕を提供してくれた方とその家族に一生感謝だね。

    • +10
    1. ※34
      ドナーの家族のほうもこの人に感謝してるだろうね。移植された腕を使って幸せに向かって努力している姿は何よりの慰めになるよ。

      • +11
  18. 脳の記憶がマイクロRNAで、体の細胞の生体活動も血液を流れるマイクロRNAで、細胞の核にあるDNAは記憶の完全版で、完全な記憶が宿る細胞が本人自身に本人の体たらしめていて、DNAとRNAが出会い記憶のやり取りをするなら…

    なら…

    • 評価
  19. しかし、日々、生体変化は微小ながらも起きているし、記憶も更新され続けていくなら何が個人を個人たらしめているんだ
    身体的特徴、記憶、共生的関係にある体内微生物群やそれに寄生するウイルス群、トランスポゾン、遺伝子の水平移動による遺伝的変化等と常に流動して存在するのが森羅万象なのか
    プラナリアのごとく半身の片割れも厳密には違うし、「私って何?」

    • +4
  20. 手の部分の遺伝子は一生男性のままなのかな?それとも時間が経てば女性のものに置き換わっていくのかな?

    • 評価
  21. なんだっけ事故で手の指を失って、今後の生活のために自分の足の親指を手に移植したら何年もかかって細長くなって、手の指に近い形になったって話しもあったな。残った方の足の親指と手に移植した方の指を比べた写真を見たけど、確かにもう足の指とはいえない形状になってて、生き物ってすごいって思ったことある。

    • +6
  22. 移植して神経を繋いでも、すぐに思い通りに動かせるわけじゃない。
    ろくに動かせなければ筋肉は痩せて細くなって当たり前。
    筋肉質だった男性の手よりも女性的に見えるってだけ。

    肌の色については写真のライティングが全然違うのもあるし、そもそも移植直後は血色が悪いよ。
    直前まで「死んで」たんだから。

    • -4
  23. 首から上を移植するって実験計画、どうなったの?

    • +3
  24. 田村玲子はボディからの影響(母性)を受けたんだろうか?

    • +3
  25. ヒトの身体を構成する細胞は数年で全て入れ替わるんだから、色や質感くらいは変化しそうだわな。指というか骨の長さや形状の変化はなかなか簡単ではなさそうだが、そこも入れ替わるのは確かではある。本人のDNAを持った細胞によって入れ替わっていくというのは科学的に説明できていなさそうなのかな?

    • +2
  26. ホルモンの影響は想像以上だよね
    更にタンパク質と違い耐熱耐酸、壊れにくい
    ならば定期的にホルモン含食品を摂取するとどうなるのか
    LGBT急増の現在の状況の謎も
    これなら良く判るよね、こんなにスゴいんだ・・・スイッチ1つで管理するのも考え物だね!

    • 評価
  27. 爪の形も違うね。
    徐々に細胞が入れ替わるとdnaも変わるのかな。

    • 評価

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