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獣医学校の敷地を1匹だけでさ迷っていた唯一無二の特別な猫。獣医学生が救い、永遠の家族にめぐり合うまでの記録(アメリカ)

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 アメリカのフロリダ州にある獣医学校の敷地で、たった1匹でうずくまるメスの子猫が見つかった獣医学生が発見し、保護した。

 スマッシュと名付けられたその子猫は、すでに先天性の疾患や感染症などにより命を落としかけていた。自力で食事をとることすらできない。

 だが、獣医学生らによる献身的な看護と治療のおかげで、スマッシュは死の淵から救われた。学生らの連携プレーで見事健康を取り戻し、その後永遠の家族にめぐり合うことができたのだ。

 この物語はその時の記録である。

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先天性の病を抱え、命の炎が消えかかっていた孤児の子猫

 たった1匹で獣医学校の敷地にうずくまっていたスマッシュは、少し変わった顔立ちをしていた。彼女は口蓋裂で生まれ、上気道感染症とひどい白癬まで患ってたのだ。そのため自力で食べることもできない状況にあった。

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image credit:Shannon Jackson

 獣医学校という立地にいたのは偶然なのか、必然なのか?獣医学生たちにより発見されたスマッシュはそのまま保護された。

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image credit:Shannon Jackson

1人の学生が「私が子猫の看病をしたい」と名乗り出る。

 もう手遅れかもしれない。でも放っておけない。では誰が面倒を見る?

 その時、リンジーという学生がスマッシュの看病を名乗り出た。彼女は地元の動物保護団体でも働いており、どうしてもこの子を救いたかったのだ。

 リンジーは自宅にスマッシュを連れていき、夜中に起きて注射器で栄養を与えるなど4時間置きの看護を始めた。

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image credit:Shannon Jackson

 白癬も患っていたスマッシュ。頻繁に体も洗わなければならなかった。学生のリンジーはスマッシュから片時も目を離すことなく、一緒に通学しながらそのお世話を懸命に続けた。

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image credit:Shannon Jackson

 そして1か月後、リンジーの看護の甲斐あって、スマッシュはやっと自力で食事ができるようになったのだ。

次なる獣医学生が子猫のリハビリを開始

 すると今度はリンジーに代わってローラという学生がリハビリ役をかって出た。スマッシュが猫として普通に生活できるよう、育てることにしたのだ。

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image credit:Shannon Jackson

 ローラのお世話によってスマッシュは健康になっていった。元気いっぱい遊びまわるスマッシュには強い意思を感じさせる魅力的な性格が表れ始めた。

 それから数か月、スマッシュは失われていた時間を取り戻すかのようにすくすく育っていった。

元気を取り戻したスマッシュ、やさしい飼い主の元へ

 そうこうするうちにスマッシュは運命的出会いを果たす。写真家で動物救助や動物福祉のボランティアをするシャノン・ジャクソンが、仕事を通じてスマッシュを知り一目ぼれしたのだ。

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image credit:Shannon Jackson

 すっかりスマッシュを気に入った彼は、彼女を家に引き取った。スマッシュはちょっと変わった風貌だったが、シャノンにとっては最高に特別な猫だったのだ。

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image credit:Shannon Jackson

 彼はスマッシュの猫らしい好戦的な性格も気に入っている。もし彼女が人間の言葉を話せたら、口喧嘩で自分に戦いを挑んでくるかもしれないなぁ。などと空想を巡らせは楽しんでいる。

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image credit:Shannon Jackson

 次から次へと優しい人々の連携プレーにより助けられ、綱渡りのように生きのびたスマッシュなら、動物を保護し助ける活動を行っている人々の素晴らしさについても語ってくれそうだ、と話している。

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image credit:Shannon Jackson

家だけじゃなく仲間も増えた!

 なお、スマッシュが住むシャノンの家には、なんと3匹の犬と3匹の猫に1匹のハリネズミがいる。こちらはその後のスマッシュの様子だ。

 人の優しさに触れながら九死に一生を得た幸運なスマッシュ。彼女は今、にぎやかな仲間たちに囲まれて楽しい猫生を送っている。

via:lovemeow / instagram / facebookなど / written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 60件

コメントを書く

  1. 関わった人たちにとってまさに運命的な出会いだったんだろうなあ
    良い人達に出会えて本当に良かった
    お幸せに

    • +21
  2. 永遠の家族ってそういう事かぁ。てっきり天国の兄弟に会いに行ったのかと。

    • +2
  3. もう記憶にもない自分が小さい頃に、いろいろヤバいケガとかしてたのを伝え聞いてるから、今自分がこうして生きているのも当たり前じゃなく誰かに助けられた特別な命なんだって、改めて思った。

    • +37
  4. 少し両目が離れているのもそれが原因なの?

    • +9
  5. なんか顔つきが変な気もするが、これはそう言う種だからなのか病気の結果なのかどっちだろ?

    • +1
  6. NNNは世界を救う!(T ^ T)
    世界のお猫様、他の動物たちに幸あれ…

    • +13
  7. 公式アプリ端末が対応してなかったぁ~
    ショッキング…

    • +1
  8. 子供の落書きみたいな崩れ具合がおとぼけな感じでかわいい(* ´ ▽ ` *)

    • +20
  9. ぶさ可愛いというのはこう言う物を言うのか・・・
    病気とか何らかの問題でじゃないなら、なんとも可愛らしいおっさん顔だ

    • +8
  10. 母猫はからだの弱いこねこをめんどうみなかったりどっかに置いてくってのはほんとなんだね。
    元々長生きしない個体だったろうけど獣医学生にひほわれたおかげだね。
    顔は病気のせいだとおもう。でも個性的でかわいいじゃない!

    • +31
  11. 顔が個性的なのは口蓋裂があるからみたいだね
    マスコットキャラクターみたいで可愛いと思ったよ

    • +24
  12. 口蓋裂とダウンかな?
    ともかく元気になって良かった

    • +9
  13. 助けた学生達はきっと良い獣医さんになると思うよ、 生き物を助けたいって強い心があれば知識や経験の不足はどうにでもなるような気がする、

    • -4
    1. ※18
      昂った気持ちに水を差すようだけどその発言はさすがにすべての専門職を舐めすぎ
      知識や経験が不足していたら気持ちなんかなんの足しにもならないからこそ専門職がいる
      まして医者なんて一番残酷な世の理と真正面からぶん殴りあうんだぞ、どうして大事な武器である知識や経験が足りなくてもどうにでもなるなんて言えるんだ

      • +27
  14. なんか見た事あると思ったら
    自縛霊のねこにそっくり

    • +1
    1. ※22
      健康な猫でもよく見ると違う顔してるよ!

      • +10
  15. 通常の猫の顔は皆同じで個性がないけど、これは人間のバリエーション並みに個性的だな。

    • -13
  16. 野良だったら確実に生きていられなかっただろう
    いい人達に恵まれたな

    • +10
  17. おかずクラブのオカリナみたい
    ゴム手袋で掴まれてる画像特に可愛い

    • 評価
  18. 蛇口との対比が本当にこの子猫の小ささと、それに伴う世話の大変さを物語ってるよね

    • +1
  19. 何となくジバニャンに似てて可愛い。自分も以前にダウン症気味の仔猫を保護した事が有りますが、その子は心臓に先天性の病が有り、虹の橋を渡ってしまいました…
    ハンデに負けず頑張って生きる姿に感動すら覚えます。携わった全ての方に「有難う」と言いたいです。

    • +13
  20. 私もダウン症のネコさんだと思った。
    普通の子猫となんか違う。

    • +9
  21. 助かって良かった!これからは幸せになってほしい

    • +3
  22. 獣医さんが良くしてくれるんじゃねえ?!

    • 評価
  23. すごくタイプ!ウチに来てくれないかなー。
    確か、口蓋裂だと口から入ったミルクが
    鼻に抜けてしまうのでは。。。?
    カテーテルで胃に直接ミルクを入れないと
    いけないのかと思ったら、注射器でいけるんだね。
    諦めることはないのかな?

    • +2
  24. もしこの子を見つけてしまったら自分だったらどうするか
    考えてしまう…こんなに酷い状態だと治療費いくらかかるだろう?
    獣医学生と出会えてよかった。強運の猫だ。

    • +16
  25. 顔半分ずつ見るとわかるけど、左側がちょっと下斜めに傾いてずれちゃってるだけで右側は普通の猫の顔してるんだな

    • +2
  26. やさしい世界。不細工?とてもキュート。
    素敵は話をありがとう…ありがとう…。

    • +1
  27. ダウン症の猫、って言ってる人がいるからちょっといっておくけど、
    猫にダウン症はないよ。
    ダウン症は人間の障害だ。

    人間の21番染色体が3倍体(トリソミー)になるのがダウン症。
    染色体の数が一本多いのね。
    3倍体になる染色体の種類が違うと病名も変わる。
    もちろん症状も変わる。
    18番染色体ならエドワーズ症候群、13番ならパトー症候群。

    猫はそもそも人間と染色体の数が違うから、染色体のトリソミーが原因だったとしてもダウン症とは呼ばれないし、人間のダウン症とは症状もちがう。
    大事なのはこの症状が違うって点。
    似てるんだから同じ障害ってことでいいじゃないかって話にはならない。

    この子はまるで人間のダウン症を想像させるような変わった顔だが、その原因が染色体のトリソミーかどうかは私たちにはわからないし、そうだったとしてもダウン症とは異なった症状を持つ別の障害だよ。

    • +24
  28. いつの事になるか分からないが、全てのねこたちが幸せに暮らせる日が来る事を願う。

    • +6
  29. 看病不可避な可愛い個性的な超ラッキーキャット。

    • 評価
  30. 重医学生っていうフレーズ(誤植)に心ときめくのは自分だけだろうか
    弐瓶勉っぽくてなんともステキだ

    • +2
  31. 殺すのも人間生かすのも人間。
    でも生きようとする命がそこにある。
    人と動物が共生する社会の実現と、
    ”全ての動物”が幸せに暮らせる社会を強く願います。

    • +2
  32. 最近、誤字多くないですか。
    「重医師」とか「片時も話す」とか。

    • -1
  33. 関わった全ての人の努力とナイスな連携で一つの命が救われて良かった
    今はそれでいいかな

    • 評価
  34. なるほど、病気なのね
    自然だと見捨てられちゃうんだろうけど人の手に移ってるのだから
    末永く寿命まで長生きして可愛がられるといいな

    しっかしブサ可愛いなあ

    • +3
  35. ダウン症なの?という疑問があったけど、ダウン症ではないという説明は上の人が説明してるので
    これは、口蓋裂に加えて、鼻の鼻骨が育たない病気なんだろうね。

    カラパイアのほかの記事で鼻骨が育たないねこさんいた気がする。

    • +2
  36. 鼻骨がないネコさんは「ちょいと風変わりで愛嬌のある顔をした猫のモンティー。」だったよ。呼吸はしずらいと思うけど、鼻骨がないねこさんもかわいいと思うよ。

    • 評価
  37. 顔つきは目と鼻の位置がずれてるのと、アゴの発達が未熟なせいだね。
    口蓋裂のせいもあるけど、鼻が曲がってるしそれだけじゃないかも。形成不良な感じ。
    ま、どうでもいいさ。ねこはねこだもの。

    • +1
  38. なんだよオイ
    登場人物全員いい人達じゃねーか
    ニャンコも含め、未来に幸多かれ!

    • +2
  39. 動物の口蓋裂はイマイチよくわかんないね(見た目的に)

    • 評価

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